奈月セナさんに翻弄され続けた
これまでも何度か映像化されてきた谷崎潤一郎の「痴人の愛」をモチーフに井土紀州監督が映画化した。思えば井土監督の前作「卍」も谷崎の原作で、脚本も今作と同じ小谷香織さんだった。
内容は原作から大きく離れた現代版。
潔いと思う。
「赤目四十八瀧心中未遂」「キャタピラー」の名優・大西信満さんが演じたのは歳をとり過ぎた脚本家志望の男・譲治。バツイチもやむを得ないダメダメな譲治にシンパシーを感じた。... 続きを見る
キャラクターにしても、ストーリーにしても、アクションにしても、何かと「勿体なさ」を感じてしまう
圧政に苦しむ民衆のために立ち上がる兵衛の姿は格好いいのだが、命を捨ててまで権力に歯向かおうとする理由なり、過去の経緯なりが説明されないので、今一つ感情移入がしにくかった。
兵衛の弟子になる才蔵も、出自や経歴が不明だし、どうして人並み外れた身体能力を持ち、現実離れした修行を1年でクリアできたのかがよく分からない。
敵同士になっても友情で結ばれている兵衛と道賢の関係性は面白いものの、兵衛が一揆を... 続きを見る
ミュージカル映画音楽部門最高傑作
ミュージカル映画というのは退屈で面白くないものというイメージをひっくり返す。圧倒的音楽のクォリティ。是非劇場で音響設備の良い環境で観てほしい。
この映画を見る前まではミュージカル映画というのは一曲いい曲があればいいかなという認識で見ていた。ミュージカル映画に含めていいのかは分からないが、例えばディズニーのアナと雪の女王はLet it go、ララランドはsome one in the g... 続きを見る
地に足着いたアクション
良いところ
肉体同士で近距離戦がリアルさを生んでいる
どこにでもある道具を使って多彩な手法で飽きがない
?なところ
敵のレベルが高いのか低いのか
続篇作れるようにしてるんだろうけど、正直いらんな。安穏とした生活させてやれ
肉弾戦が多く、いい意味で泥臭い。セットも比較的安く済みそうで無駄に派手な爆発やスタントもなく、地に足着いた感じ。なんか小さいミニシアターみたいなスタッフとキャストが詰ま... 続きを見る
Japanese Western
砂埃が舞う長屋、ボロボロの衣類、所々欠けた器、薄汚れた顔、細かな所まで創り込まれていた。それはまるでマカロニウェスタンのようであった。。嫌いでは無いむしろ大好物だ!(だって綺麗な時代劇が嫌いだから…)
しかし…何かが足りない。その何かがなにか分からない…。なんだろう⁈話しも分かり易く小難しく無い。でも足りない。圧倒的に足りていないのだ。そうそれは共感性だ!個々の人物像の描き方が雑(いやと言... 続きを見る
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