アメリカ映画は生きていた
奇抜なプロットも特殊効果もないが3時間35分飽きることなくドラマを楽しめた。
殆どのカメラポジションは一定ではなくフレームは常に不安定だったが見辛さを感じさせない巧みなカメラワークだった。
フェリシティ・ジョーンズの演技を見ていると女の愛情の恐ろしさを思い知らされた。男が女のために怒るのとは別種の恐怖を感じた。
女の強さに対して建築家の男はとても弱々しい。ガイ・ピアース演じる金持ちも言ってい... 続きを見る
こんな感じの人だったのかな〜
中原中也を断定して表現する事はとても難しいと思う。ラジオの「絶望名言」での知識しかないが、太宰治とはよく口喧嘩をしていたみたいだし、小林からは「初対面の時から魅力と嫌悪を同時に感じた」と後に掲載しているように人に敬遠されながら少しの人に愛されて生きていたように思える。ある程度事実に基づいていたと思うが、小林と別れた泰子に誰かとの子供が産まれて、その子の名を付け可愛がっていたみたいですね。長男... 続きを見る
フォークのメロディがいっぱいの幸せな人物伝
ボブ・ディランが若い頃から耳に残るメロディで人を惹きつけ、女性たちにも愛され、時代の波を転がりながらサーフしていく。フォークソングの枠に収まることを嫌ったディランは、そうしてジャンルを超えたメロディメーカーとして選ばれた人生を流れるように突き進んでいく。
そんなディランの若き日を監督のジェームズ・マンゴールドはマニアック過ぎず、奇をてらわず、過剰なドラマ演出を排し、時代を彩ったフォークソン... 続きを見る
好きなタイプの脚本ではない
出てる人、みんな悪い奴。
そういう脚本はどんなに面白い映画でも
やっぱり好きになれない。
犯罪者でもいい奴とか。
頭悪いけど純粋な奴とか。
そういうやつらが出る物語なら
キャラクターがノッってくるのになぁ。
途中から「IQ高めの犯罪者による騙しあい」
として楽しもうと思ったけど、
そうでもないんだなぁ。
俳優さんたちの演技自体は悪くないんだけど、
”人間らしい”人が1人もいないんだよね。... 続きを見る
車内で繰り広げられるドライバーと乗客の会話の応酬。
ただのドライバーと乗客であった2人は車内で私的なことを吐露し合う。
互いにもうこの先会うことがないという関係性があるからか、2人の会話はなんて事のない会話からよりディープで私的なことを次第に話し始める。
この映画、ストーリー自体のオチというよりも車内で2人が束の間に共有し合った車内での時間にこそ意味があるのだと思った。
それはきっとAIにはできない仕事だとも思った。
会話の内容は、男... 続きを見る
役者達の熱量に圧倒された!特に、広瀬すずは圧巻!
広瀬すず、岡田将生、木戸大聖のほぼ3人芝居
だと言っていいと思う
3人の、エネルギー全開、丁々発止の
セリフのやりとりに、釘付けになった
1人の女を愛した2人の男
男同士は恋敵であり、
お互いの唯一の理解者であるとわかっている
2人の男たちの間をさまよう女
女の気持ちに嘘はない…
若者たちはそれぞれに
燃えるように相手を愛していて
そして、ガラスのように繊細で
ピンと張り詰めた細い線で繋が... 続きを見る
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