パールの心の声を聞いてはいけない
パールの告白がめちゃくちゃ面白いし、怖〜い。告白を聞かされる義理の妹(ミッツィー)の気持ちを考えると、ゾーッとするよね。
最初のうちは、パールから漏れてくる言葉も普通の愚痴だったから、この際、パールにスッキリしてもらおうとミッツィーが思ったのも無理はない。これが仇になってしまう。段階的にパールの心の闇が開陳されて、耳を塞ぎたくなる言葉がどんどんパールの口から聞こえてくる。
このシーンで... 続きを見る
怖いのは人間の愚かさ
チャッキーは邪悪な存在だったけどミーガンは少しも悪くない。
悪いのは、利便性を求めて機械・コンピュータに任せきりにしてしまう人間の愚かさ。
アレクサ、電気点けて。
アレクサ、音楽かけて。 の CM見て、何がいいのか分からなかった。何が便利なの、自分ですればいいのにと思ってた。それよりもこの映画みたいなことにならないか心配になって怖かった。
恐れていたことが起こりつつある世界になってきた。
... 続きを見る
ビジュアルとダンスのインパクトがスゴい
ロボットやAIが、自我が芽生え暴走するという映画はけっこうありますが、このミーガンはその中でもかわいいビジュアルなのでインパクトがあります。予告でも使われていますがダンスのインパクトもスゴい。
いくらAIが成長しても、コミュニケーション能力は人間を越えられないのではないだろうか。 続きを見る
恐れる自分と認めたくない自分
子役2人の演技力が尋常じゃない。
日本映画界の狂犬4人(安藤サクラ・永山瑛太・田中裕子・中村獅童)が勢ぞろいしながらも、彼らを押しつぶすほどの演技力。正直、母親(安藤)パート、先生(瑛太)パートを忘れちゃうくらいすごい。黒川想矢と柊木陽太ね、覚えた。
今までの是枝裕和監督の作品だと、「さあ、あなたはどう思う?」的な投げかけ強めだったんだけど、本作は坂元裕二が脚本を書いていることもあって、テ... 続きを見る
サイコサスペンスの傑作と思う
「怪物」の基本情報が他者からの伝聞に限られ、そしてシーンの切り取りかたや演出が実に巧妙で、鑑賞者の頭の中でそれぞれ個人的に「最も怖い怪物」を想起させるという手法が実に効果的でした。
私は最初に出現した分かり易い「怪物」が、ノッシノッシと学校という密閉型の世界で治外法権的に暴れ回る単純な話、立ち向かう科学特捜隊の肝っ玉母さん(笑)の奮闘ぶりくらいで終始すんのかな・・・と前半の盛り上がりを見て... 続きを見る
全879886件中、5991~6000件目を表示