寛太と、じいちゃんの世直しチャンネルのレビュー・感想・評価
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ジジイ殴るのはNG
監督と脚本は『マニブスの種』の芦原健介 粗筋 一人暮らしで年間生活者の耕三はYouTuberとして動画をアップロードすることにハマっていた 『頑固ジジイの世直しチャンネル』と称して そんなある日に両親と離れて暮らす孫の寛太が夜分遅くにやって来た 駆け落ちと称して一緒に付いてきた寛太の彼女も仕方なく泊めることに 寛太の両親は離婚することに しかもダブル不倫 彼女の両親が迎えに来たので寛太の説得もあって彼女は彼女の自宅に帰ることに なんやかんやで寛太も自宅に戻ったが結局祖父と一緒に暮らすことを決意し引っ越すことになった YouTubeで動画をアップロードするため若い女の歩きスマホを注意する耕三だったが女の男が出てくるシーン 老人をボコボコにすることはないのではないか パトロール中のお巡りさんが出てきてあらぬ疑いで交番に連れていかれら展開の方が良かった 配役 田舎で一人暮らししている年金生活のYouTuberの桜井耕三に外波山文明 離婚する両親に腹を立て家出して祖父の耕三の自宅に同居し始めた寛太に番家一路 駆け落ちと称して着いて来た寛太の彼女の岩槻マナに中村怜愛 耕三行きつけのスナックのママでシングルマザーのリノに小原徳子 地元の少年3人組の1人のクリボンに黒田航平
【”世直しするじじいの時間だぞー!”老人と孫が、世の悪について考えるハートフルコメディ。】
■動画配信を通じて乱れた世の中を正すことが生きがいの桜井耕三(外波山文明)のもとに小学生の孫・寛太(番家一路)とその彼女がやってくる。 2人の話を聞くうちに、耕三は両親が二人とも浮気をしていて、近々離婚する寛太の境遇を知る。 ◆感想 ・耕三は、悪を正すために動画配信をしているというが、寛太が”悪って何?”と聞くと”ルールを護らない事と、嘘を付く事だ”という。 ・寛太はその言葉を聞きながら、自分の両親も悪ではないか、と思うのである。 そして、寛太は両親に”僕のことは好き?”と聞くのである。 ・更に、耕三は且つて騙されて土地を買った事で、寛太の父と上手く行かなくなった事を告げるのである。 <今作は、コメディ要素を絡めながら、世の中の正義とどうしようもない理由で悪になることも大人になったらあるという事を、ほのぼのと描く作品である。>
死体を探したのか?が通じないなんて
こういうじーさんいるなーと、自分の価値観をぶん回す非常にうざい爺ちゃんを外波山さんが好演。初め、寛太君の彼女役で出てきた中村怜愛ちゃんが演技うますぎて、寛太役の番家一路君はあらー演技大根?と思ったのですが、徐々に調子が上がりヘタレな感じといい、最後親と会うときの演技といい良かったです。寛太の何とも言えない気持ちが伝わってきました。 そして、この映画、私のベスト3に入る「スタンド・バイ・ミー」へのオマージュ一杯なのですが、クリス=リバー・フェニックスの立ち位置のクリボン=黒田航平君がカッコいい! 初登場シーンで寛太をガッと連れて走り出すところや、二回目の登場シーンで爺ちゃんに悪態つくとこなんか、リバー・航平・フェニックスです。まだ中2とのことで、これから期待! 最終上映回だったので、終演後、芦原監督、外波山さん、小原さん、内田さん、川田さんが舞台挨拶で出てきて、脚本の話などをして下さったのもとても参考になり、有意義でした!
寛太と、じいちゃんの名コンビ
なぜかYoutuberで世直しをしようとしている耕三じいちゃんと小学六年生の孫の寛太のやり取りが面白い。ジェネレーションギャップの次元を越えている感じ。ただ、じいちゃんの主張も寛太の気持ちも正義を貫きたいということだけは血の繋がりを感じる。 本作は、64分と長くなく楽しく見れるが、裏のテーマは離婚家族や平和なのだろう。 今回、小原徳子さんは、スナックのママで脇役かと思いきや、重要な役割を担っている。「正面から向き合っている?」という彼女の言葉がキーワードではないか。 舞台挨拶で、あまり作品で登場しなかったが、もとき君が実に堂々としていたのが印象的だった。
大人っておバカさん
日常のやな事とか辛い事とか、とりあえずぜんぶ忘れて置いといて、ひたすらスクリーン上で繰り広げられる寛太とじいちゃんの物語を笑って泣いてとことん楽しめました。 シンプルなストーリーはグイグイ前に進んで飽きさせないし、何より登場する子供達とおじいちゃんのやりとりの楽しい事ったら。久々に劇場で大笑いしました。コロナ禍を経た今、劇場で大笑いする気持ちよさを思い出させてくれる作品です。 そして子供から大人への疑問や、子供からみた大人の滑稽さがじいちゃんを通じて我々にも突きつけられ、その疑問にあなたならどう答えますか?っていう難問が後に残る、ちょっと大人にはほろ苦い作品でもあると思います。
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