プリシラのレビュー・感想・評価
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クィーンから見たキング
ソフィア・コッポラの映画でしたね。
鑑賞中ずっと、ソフィア・コッポラを、シーンもBGMも、観てました。
鑑賞翌日、彼女のお母さんの訃報を知り、びっくりしました。
お母さんの作品も凄かったです。
プリシラの視点で描いた作品は評価するが?
シンデレラストーリーだが、もし恋の相手がエルヴィス・プレスリーだったら?
プリシラの視点で描いた作品。憧れの男性を恋してもエルヴィスのような手の届かない
人物に恋することは大変な事だと改めて痛感。また、劇中曲も洋楽でなかなかいい。
ただ、作品全体を見ると単調。両親がなぜエルヴィスとの恋愛を認めたかなど突っ込みも
入れたくなる場面もあり物足りなさもあった。
今の推しブームは全否定をしない。しかし、推しのスターにのめり込みすぎると大変な事になることをこの作品から見てとれた。
この作品から見てとれた。
あっけなく終わる!
処女作「ヴァージン・スーサイズ」からして、コッポラって
少女の心の機微を描くのは上手いなあと思うけれど、
それに比べると大人になってからのプリシラの心情は適当(ありきたり)に感じた。
まだ生きてる人だから、ここで終わるしかなかったのか。
エンダーイヤーイヤー
以前に見た「エルヴィス」でプリシラが描かれていた記憶がほとんどなかったので、
帰宅後に見直してみたら。。。。出会い→結婚→出産まで、まるでダイジェスト版みたいに数分で終わってたから、そりゃ記憶に残ってないわ、と。
今回のエルヴィスの方が本物に似てる気がした(まつげ)。
そして今回のプリシラは本当に小柄で、あんな頭頂部を肥大化したデカい髪型したら、
余計に体の小ささが目立って、エルヴィスとのアンバランスさが際立っていた。
本人に気を遣ったのか、とりあえずアッサリした印象。
ガーリー全開を期待したコッポラファンは、そんなに満足しないかも?
(自分ら含めお客さん10人くらいしか入ってなかったです…快適でよかったけど)
山場がないまま、終わってしまう退屈な映画だ。
久しぶりに観たしょうもない映画だった。この映画に高得点を与えている人の気持ちがわからない。
エルビス・プレスリーに愛され、籠の鳥となった悲劇(ちょっと大げさか)を描きたかっただろうけど、監督の突っ込み不足で退屈きわまりなかった。なぜプレスリーは十四才の美しい少女に入れあげたのか。そこが描かれていない。普通に考えれば、母の面影を見たと想像する。そうでもなければ、結婚式を終えるまで性行為を控えている理由がわからない。近親相姦を密かに恐れていたのかな。映画ではそんな解釈も出てこない。
これもまた、女性の自立の物語り
現時点の評価は
IMDb:6.5
Metascore:79
個人的には一般人評価の「IMDb」より
評論家筋の「Metascore」を偏重の方針。
とは言え「IMDb」も7.0以上は善し
(「Metascore」は70以上)の基準としているので
本作はそれなりに事前期待を持っていた。
観終われば、
幼少期から一人の女性を演じきった『ケイリー・スピーニー』は
素晴らしいの一言に尽きはする。
『プリシラ』の著作〔私のエルヴィス〕を底本とした、
『ソフィア・コッポラ』による脚本を含めた監督作。
彼女の作品ではなにがしかの「喪失」が描かれることが多いが、
それは今回とて例外ではなし。
『プリシラ(ケイリー・スピーニー)』14歳、
『エルヴィス・プレスリー(ジェイコブ・エロルディ)』24歳の出会いののち
二年後に始まる同居生活(結婚は八年後)は
傍目からはオママゴトのよう。
『プレスリー』はそれなりの年齢も
世間知らずなのは〔エルヴィス(2017年)〕でも描かれた通り。
一方の『プリシラ』も憧れが昂じてそのまま夫婦になったのが透けて見え。
象徴的なのが、彼が彼女にドレスを誂える場面。
「メンフィスマフィア」を引き連れ店に繰り出し、
とっかえひっかえ試着させるのは「バービー人形」への着せ替えを楽しむのと近似。
服の色にとどまらず、髪の毛の色、アイメイクにまで細かく指示を出す。
にもかかわらず、男女が一つのベッドに同衾しながら
就寝時には睡眠薬を服用。
「時が来るまで」と一切手を出すこともなく数年が過ぎるとの異様な日常。
そうした二人の日々を、監督は醒めた眼で見つめ、
起伏の無い平板な語り口で描写。
子まで成した結婚生活は、結局は六年弱で破綻も、
そのときの涙ですら、どこか他人事の悲しさのように感じさせてしまう。
離別の要因は余人にはうかがい知れぬが、
こと音楽には革新的だった『プレスリー』も
家族関係については古風な
(男は外で女は家。日常生活で女は男に従うべし、との)考え方から、
『プリシラ』が長ずる連れ自我も芽生え
外の世界にも自身の居場所を求めるようになったこともあるのでは。
断ち切られたような映画の終焉の後では、
繰り返される薬の常用と、仕事のストレス、親族やマネージャーへの依存が
世紀のスーパースターを早世させたのは周知の通り。
対して『プリシラ』は、抑圧から解き放たれたように、
その後は女優としてもビジネス面でも成功を収める。
離婚は初恋の終わりともに、彼女の自立の始まりでもあったのだ。
少女漫画のような初恋
14歳の普通の少女プリシラが、世界的スーパースターと恋に落ちるところから物語が始まります。
もちろんエルヴィスプレスリーは知ってたし、曲も何度か聞いてましたが、私の認識していたビジュアルと全然違ってました。トレードマークのもみあげがない時、こんなにカッコよかったんですね?
主人公のプリシラもとにかくキュートなので、見目麗しい美男美女カップルのラブストーリーです。
古き良きアメリカを感じながら2人の恋を見守るに徹します。
最初、疑ってしまったけど2人は間違いなく愛し合っていました。プリシラは彼好みの女性になるよう努力をしていたし、エルヴィスは彼なりの愛情表現をしながら(下手くそだけど)癒しを求めていました。
まぁ内容は少し物足りない気もしますが、全体的に好きなジャンルでした。
下世話な話ですが、このカップルの娘リサって確かマイケルジャクソンと結婚しましたよね?母子揃ってスーパースターと結婚!?凄すぎます。。
映画館からの帰り道、音楽アプリでエルヴィス聴きながら余韻に浸ってました。しばらく続く余韻になりそうです。
普通の物語 だが 事実以上の身長差に違和感MAX 2世監督には試練か❓の低予算作品。
エルヴィス バズ・ラーマン だかオースティン・バトラー パーカー大佐自称役のトム・ハンクス
はスッカリ忘れちゃったよ。2022夏❓
でもオレ ビートルマニアだったし 、亡くなったの オレが小学生の時 でニュースで流れたから
不動の存在感
ただ この人ほど 肥満で晩節汚した人も珍しい 元々ぽっちゃりならいいけど
スーパースターだからネェ
エルヴィス1935〜1977 妻となる プリシラ1945 〜 はわかった 低予算は有料🈶パンフ記述 コッポラさんも大変だ❗️
1959の出会いは 現行の日本の 法律条例道徳的にはヤバい😅けども
綺麗な 紳士的エルヴィスの描写で切り抜けている 【本作はプリシラの回顧録と本人と監督との対談経てるから
嘘とは言えない ただ ひねくれジジイ的には❓あっ間違えた。ワシは ひねくれスケベ😍ジジイですから
多分❗️事実に相違ないのだ エルヴィス は紳士 ベッド🛏️に二人で入っても じゃれ合うだけ というのが事実なのだ❗️
俺も真実を知って 自分のスケベレベルに愕然🫨としたよ
ワシなら・・・以下割愛】
でも 2022のエルヴィス本人の映画 と 本作 プリシラ目線 表裏としても イマイチ不思議作品
有料パンフ🈶の記述は 「結婚式の後 初めてふたりは結ばれた」って STORYのページの最後の方に明白に記述あり。
婚姻関係は ウイキペディアによると 1967〜1973 って 愛と誠 天城山 坂田山 上回る 純愛やねん
素晴らしい👍としか言いようが無い❗️
基本 現代につながる 女性の自立 男の好みに染まる少女から 男から立派に成長する
エルヴィスの妻 プリシラ目線の作品。
売りは当時の ファッション と 部屋の作り 調度品
CHANEL とVALENTINO って言われても ワシにはわからんがな
あっ 髪型は時代考証バッチリ👌 あと アメ車 アメリカの道路事情の理屈は理解してるが
当時のアメ車 デカすぎ コレ 運転席から見たら 多分死角だらけ
「スクール☆ウォーズ」の バイクで学校の廊下疾走 より難易度高いがな 神経質に運転するワシには理解不能の世界
エルヴィスの家大邸宅自体は今残ってるのは 1977時点のらしく ある程度はスタッフの構想でセット創作の模様
最後は ボディガード ホイットニー・ヒューストンかと思ったら 原曲は1974の模様
でも プリシラ目線 だけども エルヴィスの全盛期は 明らかに ビートルズが事実上 浮上した1963以前だから
つまり日本で言えば 若大将 青大将 というより 裕次郎の時代 だから
プリシラ婚姻関係時点で 相当 無理があった 描写もあり リアル
何気に カブトムシは嫌いだよ 気持ち悪りぃ 的な 若い芽は摘まないと 的なセリフもリアル
リアルな 女性の自立 物語 スーパースターエルヴィスの素顔の物語と言ってももよい コッポラの娘さん力作
だが 実は 内容が入ってこなかった 実際の エルヴィス、プリシラは 身長182、163の模様だが
本作演じた役者さんは 196、155 身長差ありすぎて もう話が入って来ない 頑固ジジイであった。
結構 土日でも閑散としてる 観客のオレですら 危機感MAX感じる シネコン
コナン日和で 結構混んでて ホットした😮💨😮💨😮💨
しかし 本作の観客は 土曜夕方 明らかに夕食前 なのに 俺入れて 8人だった 観客が ハジの方に偏ったから
事実上 最後列の 俺の前に観客無し 封切り直後なのに
独占した支配感よりも 誰もオレを阻むものがいない寂しさ 虚無間に とらわれた 予告入れほぼ2時間であった。
結構デカい器なのにぃ・・コナン一強 イヤ現実的に言えば コナン と 変な家 だけ 盛況ってどうやねん
ってマジ思った。
それとここ3年くらい 新作メジャー作品映画館で観まくって
最近の 高校生は マジ アニメか 変な家的な わかりやすい娯楽作品 しか観ないねぇ
あっ 大学生クラスも同様 という傾向を 無責任に嘆く😢ジジイでもあった。
あっ❗️長くなりすぎました。お時間あれば是非
エルヴィス・プレスリーと光源氏の共通項とは?
エルヴィス・プレスリーの妻となったプリシラの物語でした。プレスリーが徴兵で赴任した西ドイツで出会った2人でしたが、出会った当時プリシラはまだ14歳の中学生(映画の中では”9年生”と言っていたけど、小中の区別がないのかな?)。そんなプリシラをプレスリーが見染て2人の関係は始まるものの、今なら完全に犯罪ですわな。まあ2人が男女の関係になるのはずっと後なのだけれども、高校生になったプリシラを自分の家に引き取って育てるプレスリーのやり口には、10歳だった紫の上を見染て後に妻とした光源氏を想起させられました。
勿論プリシラの両親はプレスリーの元に行くことに反対する訳ですが、良い高校に通わせて卒業させることなどを条件にそれを許します。でも徴兵が終わって帰国し、芸能界に復帰したプレスリーは、しょっちゅうツアーで家を空けるし、いろんな女優と浮名を流すしで、プリシラの心に平安は訪れない。しかもプレスリーの言う通りにしなかったり、意見を言ったりするとブチ切れて暴力を振るうし、働きたいと言っても許してくれないしと、DV、モラハラのオンパレード。この辺は光源氏と紫の上というより、高橋ジョージさんと三船美佳さんの元夫妻を思い出したのは週刊誌の読み過ぎか。
いずれにしても、観ている方としては「だから止めとけって言ったのに」という話であり、残念ながら1ミリもプリシラに同情も共感も出来ないお話でした。また大金持ちのプレスリーだけに、精神的な安寧を得られずとも物質的な生活そのものは贅沢なもので、その辺りもプリシラに同情出来ない要因だったように思います。
それでもプリシラが21歳になってようやく2人は結婚し、1人娘を設けた辺りは良かったねと言って上げたい気持ちになったものの、2人の気持ちはしっくりいかない状態で推移しました。
結局2人は結婚から5年後に離婚し、1人娘はプリシラが引き取ってシングルマザーになったところで映画は幕。映画的には1人の女性の自立を描いたって雰囲気を醸し出した感はあったものの、前述の通り誰しもが止めた道を歩んだ結果だけに、イマイチもイマニもスッキリしない展開でした。まあ概ね事実に基づいたお話のようなので、文句を言っても始まりませんが。
因みに離婚後のプリシラは女優業もおやりになり、かつまた本作の原案となった「私のエルヴィス」などを執筆するなど、まさに自立した女性として活躍され、現在もご健在のようで、その辺りにも触れていれば、もう少し評価が変わったような気もしないでもありませんでした。
最後にプレスリーが準主役として登場する映画なので、さぞやプレスリーの音楽が目白押しかと思いきや、意外にもそうしたことはなく、最後はドリー・パートンの”I will always love you”で締めくくりでした。実際離婚後も2人は友人関係だったようで、非常にマッチした選曲だったと思います。
そんな訳で、本作の評価は★3とします。
切なくも共感を覚える恋の始まりと終わりに、成長の記録
誰もが羨む存在として、世界のスター=エルヴィスと過ごした歳月(激動の十代)の中で少女は大人になり、自ら去ることを決断する…運命的な出逢いから別れまで。相手のことが好きだからこそ、このまま一緒にいても相手をダメにしてしまって幸せになれないと。"大佐"に飼われているわけだから、彼女が"E"のもとを去ってしまえば、彼は余計に孤立してしまう気はしたけど、それは結果論というか仕方のないことなのだろうか。何が正しかったのかなんて誰にもわからない。最後はすっごく切ないんだけど共感性の高い、人生に付きものの感情に満たされる…。
"その時"は俺が決める。君は先に上の階へ行って、俺は後から行く。薬を飲むんだ。柄物は却下。命令口調の昔ながらの男性像に、信仰心や哲学的な思考。取り巻き友達"仲間"たちと過ごす様子が、ギャング映画みたいだった。世間・周囲の雑音や喧騒に妨げられず・踊らされず、自分を見失わないこと。タイトルロールを熱演するケイリー・スピーニーの素晴らしさと、エルヴィス役として今日の中でルックス含めバチボコに完璧なキャスティングなジェイコブ・エロルディ。
時間経過・モンタージュに差異を伴う反復。ベガス・モンタージュで遊びを知って、一気に大人になった感じがした。からの、エルヴィス好みの黒髪&濃いアイメイクをするシーンでは、『マリー・アントワネット』でThe Strokesストロークスで流れたように、彼女だからこそできる時代設定を無視した選曲もあって、大事なシーンなのだと印象に残る。メディアが書き立てる噂にヤキモキ待たされて、けど自分に対しては同じように接してくれなくて、つらく苦しい思いをしてばかりの月日に葛藤。そして、作品全体の象徴カットかは分からないけど作品後半、家の窓から外を眺めている彼女のカットが、作品のテーマを表しているようでもあった。
ソフィア・コッポラと彼女の作品によく出てくる寝起きなどのひとりのベッド(『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』)=無防備な時間、そしてお金に不自由しない人たちの流れゆく悠久の時、暇・自由な時間に、何よりいつだって根幹を漂う孤独。それでも、これだけ彼女(の作品)がこれだけ支持されるのは、そこにしっかりと感情がある、描かれているから。本作でもそうした繊細なタッチで、彼女がそのフィルモグラフィーで一貫して描いてきたものは確かにあって、まさしく成長の記録であり、別れを選ぶこと。
Don't you worry.
勝手に関連作品『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』『スペンサー』
プリンセスが描くメンフィス版「美女と野獣」
本当にアメリカ人はプリンセスが好きである。キャサリン妃や愛子様といった実在の人物に対してもそうだがディズニー映画のヒロイン達を愛している。
そう、この映画は「美女と野獣」にそっくりなのである。人智を超えた強大な魔力を持つ野獣=王と結ばれることで村娘のベルはプリンセスの立場を得るのだが、これは帝王エルヴィスと結ばれるプリシラと同じ。結婚に至るまで紆余曲折があるところもよく似ている。14歳での出会いから8年の歳月を経て二人は結婚しプリシラはエルヴィス王朝のプリンセスとなる。
ただこの映画ではエルヴィスと別れるところまで描いており「美女と野獣」とは異なる。通常、プリンセスの力は夫の庇護のもと夫の強大な影響力で裏付けられる。夫が地位を失ったり、死んだりすれば力を喪う。でも籠の鳥であることを嘆くプリンセスは多くいるが自ら地位を投げ出してしまうプリンセスはそう多くはないはずだ。
この映画が後半部分で急速に魅力度が下がるのはそのあたりの説得性がないところにある。ナンシー・シナトラやアン・マーガレットに嫉妬するプリシラは出てくるが、女優として自立することを決意する場面はなく彼女独自のスター性に触れている文脈もない。そのあたりが曖昧な印象は避けられない。映画で触れられていない後日談を語ればプリシラは女優になる。いくつかの主演作もある。でもパッとはしない。それでもプリシラばかりではなく娘のリサ・マリー、更にその娘のライリー・キーオとプリンセスの系譜が続く。彼女たちのスター性が高かったというよりはエルヴィスのカリスマ性がそれほど高く続いているということなのだろうけど。でもアメリカにはプリンセスの需要があるという説明が一番しっくりする。
やはり、この映画の素晴らしいところは前半30分くらいまでの西ドイツの出会いからエルヴィスが兵役を終え帰国するまでの部分だろう。
プリシラは初々しくエルヴィスもまだ新進スターの位置づけである(出会ってすぐエルヴィスがプリシラに人気のある歌手の名前を挙げさせる。彼女が第一に挙げたのはエルヴィスではなくボビー・ダーリンだった)若い二人の恋が瑞瑞しくガーリーに描かれる(スクリーントーンがピンク色である。初めて観た)
ソフィア・コッポラは自分自身がコッポラ帝国のプリンセスだった。だからこの作品はプリンセスがプリンセスを描いたものといえるのかもしれない。
最後に一つ、ラストに「I will always love you」か流れる(ホイットニー・ヒューストンの歌唱ではない)アメリカ人にとってはホイットニーも永遠のプリンセスである。
やはりこの作品はプリンセスの姿を追う「美女と野獣」に他ならない。
ソフィア世代
’71生まれの私アラフィフSはソフィア・コッポラとは同世代
「ゴッドファーザーPART III」ではマイケル・コルレオーネの娘役で出演したものの、作品の評価と相まって、本人も散々な言われっぷり⤵️
しかし、あの役はウィノナ・ライダーの代役であったので、少々可哀想な面も‥(ちなみにウィノナも同世代)
大好きな映画「マルコビッチの穴」監督のスパイク・ジョーンズとの結婚離婚がありましたが、個人的に今までソフィア作品を積極的には観てこなかった(唯一劇場鑑賞したのはブリングリング‥ナーゼナ~ゼ⁉)
オースティン・バトラー主演の「エルビス」で、プリシラ自身は登場するが、今回はプリシラ目線の「エルビス」
日本だと高橋ジョージと三船美佳⁉(スケールが違いますね スンマセン…)
主演二人の身長差がありすぎて、十代のプリシラはホント子供だったが、最後の方はすっかり大人の表情に!
演出も淡々としており、最後に掛かるあの曲も、エンダーー‼️じゃなくて、よかったデス オワリ!
「冷たくしないで」
意外にもエルヴィスの曲は、ほぼ使われてません。
まさかの、ラモーンズ「Baby, I Love You」(ロネッツのカバー)から始まりビックリした。
ちなみに、ロネッツ自体の曲も使われてます。
エルヴィスの曲オンパレードだと思ってたから、すごく驚いた。
エルヴィスは好きだけど、プリシラには全く詳しくなかったので勉強になりました。
プリシラ目線からのエルヴィスで、イヤな部分も少し描かれてます。
けっこう幻滅した(笑)
あなた「冷たくしないで」って歌ってたじゃん(笑)
このエルヴィス役の方が似てて、オースティン・バトラーよりもイイ。
プリシラ役の女優さんが、とても良かったです。
もっと彼女の活躍が観たい。
ソフィア・コッポラらしい、けっこう薄味な感じの映画です。
塩漬け
プリシラとエルヴィス・プレスリーが出会い、別れるまでをプリシラ視点でみせる話。
1959年14歳のプリシラが父親の転勤先の西ドイツで、兵役中で24歳のエルヴィスと出会い始まって行く。
もちろんエルヴィス・プレスリーはわかるし、プリシラが女優になったのもライリー・キーオのおばあちゃんなのも知っていたものの、プリシラですら自分の親より歳上であり、いわゆる“世代”ではないので2人の関係やプリシラの認知度とか世間からの見られ方は全然知らない状態で鑑賞したけれど…映画というより事実の部分でエルヴィスはなかなかぶっ飛んでますね(´・ω・`)
時代的に半世紀以上前だし、あくまでもプリシラ視点とはいえ、自己中だしDV気質はあるしな男と良く結婚したなとか、ある意味根っからのスターだったんだなとか、なかなか興味深く面白くはあったけれど映画としては物足りなかったかな。
少し薄い物語だった
強き良きアメリカを象徴する『エルヴィス・プレスリー』の隠された苦悩と闇を描いた2022年映画『ELVIS』、今回は歴史に残る世界のスーパースターの若き妻の観点から描いた物語。プレスリーの投影に拘ったオースティンバトラーに反して背が高く手脚も長く顔も小さいジェイコブ・エロルディは完成された美しい男性を魅るだけでも価値はあるかも。NHK大河の光源氏と偶然に被る物語
冒頭の20分の高揚した気持ちが
はぁー? 別れましょう? プレスリーじゃなくて、俺がビックリしたよ。
どうってことはないエピソードをさんざん見させられた後に、いきなり離婚だと。どんなペース配分でシナリオ作っているんだか。
葛藤らしい葛藤がなくて、別れを決意するって、ドラマとしておかしいでしょ。リサ・プレスリーは、いきなり大きくなってるし、気持ちが全くついていかない。
さんざん、文句を言いましたが、最初の20分くらいは、ケイリー・スピーニーのあどけなさと清楚な色気が同居する顔立ちにノックアウトされながら見ておりました。
プレスリーといえど、この美少女に一目惚れするのは無理もない。ここまでは、ほぼ満点の始まりだったんですが、物語は徐々に失速し、ぶつ切りで終幕でございます。
プリシラ プリシラ・プレスリーが原作制作に関わってる為限りなく事実...
プリシラ
プリシラ・プレスリーが原作制作に関わってる為限りなく事実に近い作品なのだろう。鑑賞直後の感想としては少しエルヴィスのイメージが下がり悲しいシーンも多くて辛かった。もちろんそれ以上にプリシラ本人も当時の辛さも伝わる作品であった。
ただ女性として生きるそして大スターの妻として生きる辛い部分だけをネガティブに描いているわけではなく、ファッション音楽等が非常にキュートに描かれていてプリシラ役のケイリー・スピーニーが非常に魅力的に描かれていた作品で楽しかった。
エルヴィスの好みに合わせてどんどん派手な衣装メイクになっていくも、エルヴィスと出会う前そして離れた後の彼女自身の衣装メイクが彼女の良さが出ていたのが強く印象に残った。
個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 アイアンクロー 4.7
5 オッペンハイマー 4.7
6 アマグロリア(原題)Àma Gloria(横浜フランス映画祭2024) 4.7
7 コンセント 同意(横浜フランス映画祭2024) 4.7
8 ARGYLLE/アーガイル 4.7
9 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
10 バティモン5 望まれざる者(横浜フランス映画祭2024) 4.5
11 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
12 愛する時(横浜フランス映画祭2024) 4.5
13 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
14 アクアマン/失われた王国 4.5
15 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
16 異人たち 3.7
17 ミツバチと私 3.6
18 ブリックレイヤー 3.5
19 ネネスーパースター(原題) Neneh Superstar (横浜フランス映画祭2024) 3.4
20 オーメン:ザ・ファースト 3.4
21 RHEINGOLD ラインゴールド 3.3
22 12日の殺人 3.3
23 インフィニティ・プール 3.3
24 ゴーストバスターズ フローズン・サマー 3.2
25 プリシラ 3.2
26 コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話- 3.2
27 コヴェナント/約束の救出 3.0
28 僕らの世界が交わるまで3.0
29 ブルックリンでオペラを 3.0
30 ストリートダンサー 3.0
31 カラーパープル 2.9
32 弟は僕のヒーロー 2.8
33 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
34 画家ボナール ピエールとマルト(横浜フランス映画祭2024) 2.7
35 Vermines(横浜フランス映画祭2024) 2.6
36 関心領域 2.6
37 ジャンプ、ダーリン 2.5
38 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
39 けもの(仮題)La Bête(横浜フランス映画祭2024) 2.3
40 マダム・ウェブ 2.3
41 落下の解剖学 2.3
42 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
43 哀れなるものたち 2.3
44 ザ・エクスチェンジ 2.2
45 DOGMAN ドッグマン 2.2
46 パスト ライブス/再会 2.2
47 リトル・エッラ 2.2
48 パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ 2.2
49 ボーはおそれている 2.2
50 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
51 瞳をとじて 2.2
52 ゴースト・トロピック 2.2
53 葬送のカーネーション 2.2
54 Here ヒア 2.1
55 美しき仕事 4Kレストア版(横浜フランス映画祭2024) 2.0
56 ハンテッド 狩られる夜 2.0
57 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
58 ゴッドランド GODLAND 2.0
59 ザ・タワー 1.9
60 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
61 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
62 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
63 デストラップ 狼狩り 1.6
64 VESPER/ヴェスパー 1.5
65 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5
番外
ソウルフル・ワールド 5.0
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
あの夏のルカ 5.0
私ときどきレッサーパンダ 5.0
FLY! フライ! 5.0
犯罪都市 NO WAY OUT 4.5
DUNE デューン 砂の惑星 リバイバル 4.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0
ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター版 1.5
プレスリーは米国版光源氏⁉
中学二年の夢見る乙女が、スターに見初められてハッピーエンド!
昭和の少女マンガみたいなストーリー(実話)ながら、
現在の感覚でいうと、14歳と24歳で付き合っちゃうというのは、どうなの⁉
ロリコンにも程があると、ちょっともやもやしないでもない…
伝記によると結婚まで手を出さなかったらしいけれど、髪の色も黒く染めさせ、洋服も自分好みをぐいぐい押し付ける。
…ちょっと「源氏物語」の光源氏のよう。
光源氏と違うのは、生活に馴染むにつれて、徐々にモラハラ感が濃厚になってくるところ。
家を守れ、とグレイスランドの自宅に閉じ込めちゃう。
大スターだから、世間に晒したくないとか、そもそも一般常識とは違う感覚も何となく分かるけれど、一緒にいるといのは平凡ではいられない覚悟が必要なのね。
欲を言えば、もう少しプレスリーの楽曲と絡めてもらいたかったかな♪
それにしても、スターに見初められるっていうのも、考えものね
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