「グイグイと作品世界に引き込まれる」DOGMAN ドッグマン sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
グイグイと作品世界に引き込まれる
「こう展開していくんだ」と驚きながら観ていたが、終わってみれば、とてもしっかりと構成され、よく練られた脚本になっていることがわかる。
主人公ダグラスの救われない境遇は、観ていて辛くなるが、その分、わずかに希望を感じられるいくつかのシーン(といっても、あとでひっくり返されてしまうのだが…)の美しさがとても心に残った。
犬にもキリスト教にも特別な思いがない自分にとっては、今もよくわからない部分があるが、そんな自分をも、鑑賞している間は、視覚、聴覚のみならず、味覚、嗅覚、触覚も刺激して、グイグイと映画の世界の中に引きこんでいく力を持った作品。
それにしても、犬たちとどうやってあそこまでコミュニケーションをとることができたのかと思うくらい、犬たちがめっちゃ賢いことにも感動した。
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トミーさんのコメント
2024年8月19日
共感ありがとうございます。
キリスト教で“犬の世界”と言うとなんか独特の感じが有りますね、DOG≠GODにも触れられてましたし。良く解らないものに殉じた主人公みたいにも感じられました。