劇場公開日 2024年3月8日

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「素晴らしかったの一言。」DOGMAN ドッグマン Sign3121さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0素晴らしかったの一言。

2024年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

前々から気になっていたので鑑賞。
自分も幼少期に受けた深い傷を抱える者として
とてもとてもカタルシスを感じて、魅了されました。
主人公のダグラスが、過去について語る形式であるにも関わらず
なんとかうまくいくようにと、祈りながら見ました。
そして、自分の大好きなタバコもたくさん出てきて
ダグラスが煙草に火をつけるたび、一緒にタバコに火をつけて見ました。
リュック・ベッソンの、気品があり知性の高いヴィランを描くセンスはピカ一。
神とシェイクスピアと聖書、どれも、人によって捉え方や取り入れ方が違う。
そこに持ってきての、あの主人公のキャラクター設定。たまりません。
真の悪とは何か?反吐がでそうになるほどの悪は、2人だけ。

そして、ダグラスを演じるケイレブ・ランドリー・ジョーンズの凄み。かっこよかった!
でも、これを好まない人もいるんだろうなあとも思いました。
しかし、自分にとっては、何度でも見返したい作品。何もかもが完璧だと思いました。

本当に、本当にかっこよかった!ラストも完璧。久々にいい映画を見ました。

Sign3121