「クライマックスのBGM「エディット・ピアフのNon, Je Ne ...」DOGMAN ドッグマン ホンマサさんの映画レビュー(感想・評価)
クライマックスのBGM「エディット・ピアフのNon, Je Ne ...
クライマックスのBGM「エディット・ピアフのNon, Je Ne Regrette Rien」と教会へ行くシーンが良かった。
もう一度、ゆっくり観ようと思った作品。
そして2025年11月、再び鑑賞。
時間を置くことで、この物語の“核”がより鮮明に見えてきた。
幼少期、犬用の檻で閉じ込められ虐待され、ライフルで指を撃ち抜かれるという想像を絶する体験。
そして、必死の思いで 犬たちに警察を呼ばせる。
この瞬間こそが、主人公の人生をすべて物語っている。
彼にとって犬は「ペット」ではなく、唯一の救いであり、家族であり、世界そのものだった。
社会から拒絶された人間と、捨てられた犬たちが支え合い、互いの傷を埋め合って生きる姿は残酷で、痛々しく、
それでもどこか神聖ですらある。
リュック・ベッソンらしい“痛みを抱えた者への愛”が貫かれた作品で、ラストの音楽と祈りのようなシーンは何度観ても胸を打つ。
好きな作品の一つ!
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