劇場公開日 2024年3月8日

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「In the name of God」DOGMAN ドッグマン talismanさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0In the name of God

2024年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

想像していたのとまるで異なっていて(というより想像のしようがなかった)凄くよかった。美しくて痛くて辛くて激しい。虚構の世界に入ってたった数分間でも自分の場所に安心して居られる幸せ。メイクや音楽やライトと衣装が歌詞や台詞と一緒になって自分を守って自分を強くしてくれる。自分が何をしたっていうんだろう?

ダグラスとエヴリンの対話というか質疑応答から始まったダグラスの語り。これにも痺れた。人間だけが過去や記憶から物語を紡ぐことができる。ストーリー・テラーとしてのダグラス=ケイレブ良い!

サウンド・デザインと音楽、選曲が本当に素晴らしかった。ゴッド・ファーザーのあの曲が歌詞付きで歌われるとは!エディット・ピアフ、マレーネ・ディートリヒなどヨーロッパの音楽はダグラスのママが愛していた。ママが読んでいた雑誌がダグラスを救った。施設の演劇指導の美しく明るい前向きの女の先生がシェイクスピアとメイクを教えてくれた。

知的なダグラス、恋しても叶わないダグラス、ハンサムなダグラス、美しいダグラス、歌うダグラス、お料理するダグラス、微笑むダグラス、痛みを持つ人をわかるダグラス、叫び悶えるダグラス。ダグラス役を演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、完璧の演技で感動しました。

talisman
sow_miyaさんのコメント
2024年8月19日

コメントありがとうございました。まさに、美しくて痛くて辛くて激しい映画でした。それも、やはりtalismanさんご指摘のように、ダグラス役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズの圧倒的な存在感あってこそですね!
いい映画でした。

sow_miya
R41さんのコメント
2024年7月17日

コメントありがとうございます。
心温まるお言葉大変うれしく思います。
ありがとうございます。
リュック・ベッソン監督の視点は「神とは何か」だったのかなと思いました。
ただそれを描くのは難しく、視聴者に間違ったメッセージとなる危惧があったのでしょう。
だからおそらくこの作品は、見る人によって感想が異なってしまうように思います。
でも面白かったです。
今後ともよろしくお願いします。

R41
はるけっとさんのコメント
2024年6月10日

コメントありがとございます♪
レビュー、読ませていただいてとても助かっております

「これからも映画楽しみましょうね!」
温かいお言葉も
うれしかったです!

はるけっと