「傑作過ぎる(*゚∀゚)」DOGMAN ドッグマン 雨雲模様さんの映画レビュー(感想・評価)
傑作過ぎる(*゚∀゚)
エンディングのサティーンが歌う"Autumn Star"も映画の内容にぴったりなソングですが、監督のリュック・ベッソンが映画を製作するにあたり、先ず実際にあった監禁事件や、殺人事件が起きた背景等を緻密に調べ上げてからストーリー構築を行った背景から、ダグラスの壮絶な半生がフィクションであるがどこか本当にあったかのような錯覚すら覚えてしまいます。
ダグラスは、闘犬用に育てられた犬の凶暴性を強めるためにわざと餌を与えないことに同情し隠れて餌やりをしていたところが兄にバレて厳格で暴力を振るうことも惜しまない父親により犬小屋に罰として監禁されてしまいます。
ダグラスの母は身籠った身体でありながら、過酷な環境には耐えられずダグラスをおいて逃げてしまうのだが、それが後々のダグラスの心に深く決して癒えぬ傷が生じてしまいます。
犬小屋でダグラスが父親に銃口を向けられ切断した指をパトカーに見せるようにと理解した犬が警察を動かし家に突入したことでダグラスは保護されるわけだが、自由を手に入れたと同時にダグラスは下半身不随に、車椅子生活になります。
ここまでがダグラスの幼少期ですが、愛を知らずして人間を心底信用することが出来なくなったダグラスには、一方的な思い込みで恋い焦がれ失恋に明け暮れても、傷心のダグラスの傍らには犬たちがいました。
それが、ますます犬たちとの絆をより強固にしていくきっかけになるのですが、同時にダグラスのブリーダーとして行きていくには社会性も無ければ理解者がいないために、結果悪の道に墜ちていくのは予想出来る展開だったと同時に、ラストの教会の前で倒れるシーンは最期は大好きな犬たちに囲まれながら昇天していきます。
ダグラスの人間として駄目な部分もギャングを相手に怯まず立ち向かう強い一面も、犬たちはダグラスを心底信用し、犯罪の片棒をかつがされても忠誠を誓い、教会にもかけつける姿は偉すぎるとしか言いようがありません。
インフィニティ♾️毒娘👧へのイイねありがとうございます😊見つかりませんすみません🙇
本作は 逃げていくお母さんはいかがなものかと 缶詰🥫だけ投げられても・・と 頼りないお母さんにガッカリ😞😞しました。失礼します。