「想定外の作品」DOGMAN ドッグマン ジャーニーさんの映画レビュー(感想・評価)
想定外の作品
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というか、何も想定せずに観に行ったのだけど。
犬がたくさん出てくる映画はどちらかというと犬がメイン。
忠実な犬と善人対悪人。
勝手にそんな内容を想像してしまうのだけど、これは違った。
メインはあくまでも人、ダグラス。
真夜中の検問に引っかかるバン。
運転席には金髪女装で傷だらけのおじさん。
後部にはたくさんの犬。
どうした?何があった?
呼ばれた精神科医(医師が夜中に呼ばれるんだね)エヴリンとダグラスの会話からダグラスの謎が紐解かれる。
どん底だった幼少期。
なんとか抜け出せたのも犬達のおかげ。
施設を経て不自由ながらドッグシェルターで働くダグラス。
またしてもどん底に突き落とされる。
ドラァグクイーン達だけが偏見を持たす、ダグラスに光を当ててくれた。
普段は太々しいくらい動じないダグラスだが、犬達のために一変する。
「エヴリンでいいわよ」「エヴリン」と呼ぶダグラスの笑顔が最高だった。
終始引き込まれ飽きずに(寝落ちせず)楽しめた。
しかし、なんであそこまで虐待する?と思ったが、実際起きた事件らしいから、それは愚問か。
それとエヴリンの闇?をもう少し掘り下げて欲しかったな。
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