「犬の窃盗団」DOGMAN ドッグマン 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
犬の窃盗団
DCなんかのヴィランを主役に添えたような印象からホアキンの『ジョーカー』を想起させられながらティム・バートン監督作『バットマン リターンズ』でのペンギンやらキャットウーマンのようで、本作の主人公に思い入れやキャラに愛着も無い分、描かれる彼の生い立ちに興味が湧かない、ドラァグクイーンになったのもつい最近の出来事のようで女装に説得力も無くなってしまう存在感、正義の世直し的な場面も一回限りのトラブルに過ぎない?勝手に期待したドンパチも控え目に消化不良。
サフディ兄弟の『神様なんかくそくらえ』から注目していたケイレブは様になる役柄を演じていた反面、リュック・ベッソンの何を描きたいのかイマイチ分からない感じがいつまでも『レオン』から抜け出せない為体、トニー・スコットが監督した『ドミノ』でのキーラ・ナイトレイとルーシー・リューの対峙する似通った場面すら越えられていない!?
コメントする