劇場公開日 2025年2月14日

愛を耕すひとのレビュー・感想・評価

全142件中、41~60件目を表示

4.0愛だの人生だの色々なものが凝縮されているような感情が残りました。

2025年2月26日
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愛だの人生だの色々なものが凝縮されているような感情が残りました。

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とよ

4.0横暴な領主は、なぜ、ただの退役軍人を苛め抜いたのだろう?

2025年2月26日
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鑑賞方法:映画館

18世紀の中頃、退役軍人のための救護院で食いつめていたルドヴィ・ケーレン元大尉は、耕作不能であるとされていた荒地(ヒース)の開墾をデンマーク王室の行政官に願い出る。開墾ができた暁には、貴族に叙せられることを条件として。荒地の開墾が王の望みでもあったことから、異例なことに許可が下りる。

開墾を志した王の土地に対して、近くの荘園領主フレデリック・デ・シンケルは領有権を主張し、ケーレンの邪魔をし抜く。なぜあれほどまでに、虐めたのだろうか?

ケーレンが、横暴な貴族の落としだねであったことが大きかったのではなかろうか?この映画のデンマーク語の原題は、「出自のはっきりしない者」。シンケルは、顔を見ただけで、それが判ったと言っていた。しかし、シンケルが、食料の足りない開墾者たちに、クリスマスのごちそうの残りを持ち込んだり(ケーレンは、むろん拒んだが)、彼としては異例この上ないことに、取引を申し出たりしたのには(入植が成功した時には、彼に有利になる条件をつけてだが)、他にも、二つの理由があった。

一つは、ケーレンがジャガイモの栽培をしようとしたことだろう。ジャガイモは欧州の救いの神だった。最初に、スペインに入った年代こそ、はっきりしないが、その後は戦争のたびに拡がっていった。フランスには16世紀末に、ドイツでは18世紀初頭に重要な作物になり、デンマークの隣国スウェーデンには18世紀の中盤には持ち込まれている。痩せた土壌と厳しい気候でも収穫が可能なジャガイモは、このヒースにこそ格好の作物であり、偏ってはいるが、ある種の感性を持つシンケルには、それがわかっただろう。

二つめは、やはり女性のことか。一人は、シンケルの従姉妹で、ノルウェーから連れてこられたエレル、もう一人は、かつてシンケルの使用人であったアン・バーバラ。あとは、見てのお楽しみ。

一つ不思議だったこと、タタール人、とりわけアンマイ・ムスと呼ばれる少女が大きな役割を果たすが、タタール人は普通トルコあたりから流れてきた人を指す。アンマイ・ムスは、南から来たと言われ、肌の色も浅黒く、どう見ても(インドから流れてきた)ロマだった。

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詠み人知らず

4.0確かに愛を耕した

2025年2月26日
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重い物語だったので大人向き
この時代の人生を感じられる映画でした。

マッツは観る人を呑み込んでいくような演技ですね。

マッツのカッコ良さを感じつつ
未亡人になった女性の行動力にも惚れました。

これが愛なんだ

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なる

4.5彼は幸せだったのか

2025年2月25日
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悲しい

知的

難しい

自分としては、最後に牢獄からあの女の人が戻って来て欲しかった、でもあの展開だからこそこの作品の質の高さに繋がるんでしょうね。
浅い作品なら、あの女の子も、彼と一緒に残って畑を耕し、女の人も罪を免罪されて戻って、ハッピーエンドなんでしょうけど。
主人公、最後はあんなでしたが、幸せだったのでしょうか、考えさせられました。
でも、良い作品に間違いない。

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頑張れ福浦

4.0女性陣が印象的

2025年2月25日
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悲しい

怖い

とにかくマッツが渋く目の演技がいい 覚悟を決めた後の女性陣の行動力が印象的

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しんしん

4.0男は去って、女は去らず

2025年2月25日
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泣ける

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m

4.5約束する。ずっと一緒だ。

2025年2月25日
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泣ける

悲しい

怖い

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カズユキ

4.0でも僕が欲しかったのは君だけなんだ

2025年2月24日
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マッツ・ミケルセン主演「愛を耕すひと」17世紀のデンマークが舞台で退役軍人が貴族の称号を得るための荒野の開拓の苦闘の物語。孤独で自己中心的な主人公が出逢いによって、本当に欲しかったものに気づいてゆく過程が残酷にそして愛おしく描かれていく。全マッツ・ミケルセンクラスタ必見の秀作。

突然のキスにドギマギするかわいいマッツ・ミケルセン、襲撃者たちを躊躇なく暗殺するクールなマッツ・ミケルセンとマッツ・ミケルセンの魅力が満載の一作です。

あと、登場人物で最も魅力的なのはアントン牧師だよね。たぶん無理だけど、人としてこうありたいと思う。

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ピンボール

4.5いつもはあの女優さんが

2025年2月24日
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良いとか悪いとか、そういう見方をするのですが、これはどっぷりと浸ってしまいました。当に映画!って云う感じです。1本目がマーベルだから尚更でした。
一応いつもの通りだとエレル役のクリスティンさんは綺麗ですね。

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michi

4.5一大叙事詩

2025年2月24日
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「007/カジノ・ロワイヤル」(06)で強敵ル・シッフルに扮したマッツ・ミケルセンを初めて観たとき、悪役なのにあまりの魅力的な存在感に心を鷲づかみにされた映画ファンの一人ですが、今作もまた、非常に重厚で見応えのある歴史ドラマのど真ん中にミケルセンが鎮座し、先の読めない怒濤の展開に固唾を呑んで魅入ってしまいました。舞台となる18世紀半ばのデンマーク、荒涼とした荒野(ヒース)の自然の厳しさと対比して、人間のちっぽけさがひしひしと伝わってきました。こんな痩せた地を鍬で開墾しようとするケーレン大尉(マッツ・ミケルセン)の無謀とも思える挑戦の前に立ちはだかる広大な自然、さらには歪んだ権力意識をもつ残忍な領主デ・シンケル(シモン・ベンネビヤーグ)との対立を軸に、様々な人間模様が絡み合い、ぐいぐい引き込まれました。予測不能の展開の先にある結末は、まさに驚きと感動があり、しばらく余韻にひたったまま現実世界に戻れないような充実した映画体験でした。

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赤ヒゲ

4.0

2025年2月24日
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貴族の称号、それなりの報酬を求め王の家を作り、苦を乗り越え偉業を成し遂げた男。
彼は優しく偉大なるも、時に人生の選択を間違えたり。
行動すべき所で踏みとどまったりする。
彼の人生は晩年まで描かれるが、その選択ミスは一生の効後悔、懺悔となったり。
いくら大きな事を成し遂げても人生に悔いは残るんだな。
王たる者も、人で有ればやっぱそうなんだな。
でも彼は最後あれほど欲しかった貴族の称号、お金、地位を、全てを投げ捨てその後悔を取り戻しに行動する。
そうだ、それで良いんだ!
キミの一番はもう持っていたじゃ無いか、ただ無自覚だっただけだろう、キミが得たモノは偉業や、農産資源じゃ無いよね。
彼が施設で娘抱きしめ、最愛の人を救い出し、何も無い野原に強引だろう、法に背いてもただ妻を助けたかった転げ捨てられた手錠に、切なさと正しさと、決意の行動が描かれてた。
正しい王でも選択を誤り、自分を恥じるんだな。
間違いは有るさ、でもソコを全力に、全てを捨て正しさに向かうのが本物で有って欲しい。
これが史実だって?やるやんカッコいいやん。

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永田製麺

3.5マッツ・ミケルセンの男っぷり

2025年2月24日
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かばこ

5.0予想より遥かにスペクタクルだった!!!

2025年2月24日
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もけけ

4.0デンマークデンマーク版・大草原の小さな家? ではなかった

2025年2月24日
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ノンタ

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年2月24日
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りゃんひさ

3.0欲しかったのは「愛」だった

2025年2月24日
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知的

貴族の称号と安定した収入を得るために荒野の開拓に挑んだが、結果としては「愛だけ」が残った話だった。
善と悪が明瞭なのでストーリーとしては非常にシンプル。

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ちゃ坊主

4.0荒野の果てに見つけた小さな春の芽

2025年2月23日
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18世紀のデンマーク。荒野を、たった1人の元退役軍人が貴族の嫌がらせや大自然の脅威と闘いながら開拓していく姿が描かれている。
そして悪質な貴族から逃げ出した使用人や家族から見捨てられた少女たちと家族のように過ごし、心通わせていく姿には心が温まる。

貴族の使用人に対する悪行や執拗な嫌がらせ、“南の人は悪夢をもたらす”などという人種差別などといった汚い部分も描かれながら、当時の時代背景やデンマークの歴史も感じられる一作に。
史実だというからさらに驚く。

ラスト30分の展開は見応えたっぷりだ。

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あさ

5.0執念の開拓

2025年2月23日
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コビトカバ

4.0敵の狂いっぷりがしんどかった

2025年2月23日
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主人公はマッツ・ミケルセンだけに、とにかくいい男として描かれていましたね。
敵の横取り汚職貴族・シンケルの気が狂っていて、嫌がらせの遣り口が陰湿なのがしんどかったわー
そのシンケルが、どうやってマッツに●されるのかを楽しみに待つこと、110分くらい。
邦題がネタバレみたいになっていました。

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コージィ日本犬

4.0理不尽に負けず自分を貫く

2025年2月23日
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デンマークの史実を元に書いた小説が原作とのこと。
過酷な自然環境だけでも挫けそうなのに(北海道の開拓よりも楽だとは思うが。)国の協力もなく、孤独の中で工夫と知恵で取り組んでいく。
さらに、執拗に妨害してくるものがいる中での開拓。妨害の仕方が残酷。人としての成長を促す人がいなかったんだなあと哀れにも感じた。

権力に負けず、真摯に開拓する姿に賛同する者もできる。ケーレンの危機を救った女性たちの連携が素晴らしい。復讐場面には思わず力が入った。

ムスが恋に落ち、泣き笑いで送り出すところでは涙。

ケーレンが自分に大事なのは何か答えを出すラストに、納得しました。

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しじみ