劇場公開日 2025年2月14日

「すごい時代であった。」愛を耕すひと iccoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5すごい時代であった。

2025年2月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

壮大であった。
荒れ狂う大自然と闘い、常軌を逸した極悪貴族と戦い、納得いかない国の対応にも負けず、とにかく痩せた広大な土地を開拓することに心血を注ぐ彼。
でもそこまでして彼が本当に欲しかったものは、名誉なのかお金なのかそれとも。。?

彼に足りないものは、彼自身は身分だと思ったのかもしれないけど、彼が心から満たされたのは多分愛だよなぁ。
彼の仕事ぶりを見るうちに、みんな彼が好きになって彼の周りに大事な人が増えていき、優しい愛が育っていくのがとてもよかった。

気が狂ってるとしか思えないサド貴族の暴虐の限りに、始終気分が悪くて、人間をまるで子どもが人形に乱暴するように弄ぶ様に反吐が出たわ。

その悪魔(もはやあいつは悪魔)が住んでる豪奢な邸宅も、メイドさんたちのお洋服も、姫の衣装も、とても美しくて眼福なのに何一つ心が踊らずずっと胸が苦しかった。
美しいものが大好きな私のトキメキを返せ!!と思ったよ!!

とりあえず、悩み耐え忍ぶマッツ氏を存分に堪能できました。
マッツ氏のファンの方におすすめです。
アフタートークでも出てたけど、すごくモテモテなので、彼じゃないと無理だったと思う。
かっこいいもんな、マッツ氏。

icco