劇場公開日 2024年3月29日

オッペンハイマーのレビュー・感想・評価

全677件中、141~160件目を表示

4.5すごいけど腹立つ

2024年4月28日
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鑑賞方法:映画館

ゴジラ-1.0山崎監督のコメントに全力同意。 2回見たら自分のなかに入ってきたけど、やっぱり腹立つなぁ。 拙い映画ならもっとボロクソに批判できたのに。。 日本人としての感情とは別に ロバートダウニージュニアとの対峙は見応えあった。

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ひかりすぎ

4.0素晴らしい発明なのに使い方を間違えた

2024年4月28日
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鑑賞方法:映画館

議論のシーンが半分以上を占め正直疲れた。やらなければよかった、やるしかなかったの永遠に続くテニスのラリーの応酬の様。アメリカとしてはやるしかなかったで議論を終えたいだろうが、永遠にこの応酬を続けたらいいんじゃないかな。日本、京都、広島、長崎という言葉が発せられる度に胸が痛んだが、日本も戦争を反省し永遠に戦争に反対する国でいるしかないんじゃないかな。

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Sheeta

4.0消化不良で再見したいけど、プログラムと本読んでます

2024年4月28日
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鑑賞方法:映画館

映画の肝の一つ、「誰主観」のストーリであるか、の軸を意識して鑑賞するべきと思った。 ここには蟻の眼としての広島・長崎の惨状を映像化する必要性はむしろ「ない」かと。 お互い連合国でありながら、すでに共産国ソ連を脅威と見做し、戦後の冷戦を想定したアメリカの戦略性と闇を見た。 白眉であったアインシュタインとのシーンをちゃんと見ておきたかった。最近は動画配信での鑑賞に身体が慣れすぎ、「いつでも(戻って)もう一回見直せる意識」が抜けない。劇場内でも、ここぞというシーンで「緊張感に欠ける鑑賞態度」の自分が情けない。 キリアン・マーフィーの役づくりはもちろんのこと、強い妻役のエミリー・ブラントの深い瞳の演技が好き。マット・デイモンは、何だかレオナルド・デカプリオに似ていた。

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Kumiko21

3.0予備知識無しに鑑賞したら、ストーリーが追えずにアタフタ。 軽くでも...

2024年4月28日
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予備知識無しに鑑賞したら、ストーリーが追えずにアタフタ。 軽くでも、下調べした方が何倍も楽しめると思います。 こんな平凡な男たちが、神と対峙する運命になるなんて。その事が一番恐ろしかったですね。 ルイス·ストローズの執念深さと思い込みの激しさが、負の連鎖の象徴なんでしょうが、取るに足らない人間ほど、重要人物になりたがり、醜悪なレイシストとなるのでしょうね。ロバートさんは授賞式でも役から抜けずにいらしたようで。 キリアン・マーフィー、ロバート・ダウニー・Jr、マット・デイモン、ジョシュ・ハートネット、マシュー・モディーンのキュートボーイ時代に思いを馳せてしんみり。平凡な男たちも、かつては太陽のように輝いていました。

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こうた

2.5予備知識とトイレ対策は入念に

2024年4月27日
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ロバート・オッペンハイマーが主役の珍しい原爆関連作品なので是非とも思ってましたが、3時間超えの長編作品 しかも近現代史がベースなので史実と関係人物の名前とある程度の経歴を知っておいた方が作品への気持ちの移入感を味わえません。 知らないで社会派ドラマと思ってゆくとちんぷんかんです。 私は、マンハッタン計画、A・アインシュタイン、 そしてオッペンハイマーは知ってましたが、戦後のエピソードは知りませんでした。 やはり歴史物は予備知識あっての作品鑑賞ですなぁ。 隣席のデカブツよ!、ポップコーンを人の膝の上にこぼすでねぇ!

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鹿野安兵衛

3.5あだ名(略称)が可愛いオッピーの話

2024年4月27日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

天才物理学者J・ロバート・オッペンハイマーは『原爆の父』である。 内容は難しいですが、オッペンハイマーが原爆を”創るまで”から、”創った後”のことも知れる伝記映画です。 伝記映画ですので、実際の話を元に丁寧に作られていまして、原作本もあったりします。 『オッペンハイマー 上 異才』 『オッペンハイマー 中 原爆』 『オッペンハイマー 下 贖罪』 の三部構成の原作で自分は読めていませんが、映画が難解な話ですので、これから観る人は予習として見るのも良いかもしれません……。 (本を読了してから映画観るの……意識高くて凄いです……。) この映画を観て自分は、 オッペンハイマーは実在する人なんだ──と思いました。 映画内容は非常に複雑で自分は内容を理解することが出来ませんでした……が、スクリーンの中にいたオッペンハイマーは正しく人間でした。 何を言っているのか分からないかもしれませんが、自分も何を言っているのか分かりません。 オッペンハイマーは皆さんも知ってるように、人の名前です、ですのでもちろん人間です……。 でも原爆を創ったやつです……。 観る前は、どんな冷徹でサイコパスなやつが出てくるのかと思いました。 血も涙もない、マッドサイエンティストを妄想しました。 ですが、観たあとのオッピー(オッペンハイマーのこと)への印象は変わりました。 彼は作中で最も共感出来る人物です。 性欲はまあまあ強くよく女性とHするし、友達を庇うためにたまに嘘もついちゃったり、破壊兵器を創って病んだり……。 劇中の一言。 「手が血で汚れているように感じます」 原爆を創った罪の意識から、水爆の開発に反対し続ける人生をオッピーは送ります。 彼は戦争を終わらせた英雄ではありません、進歩を止めなかった1人の科学者であり、人間です。 オッピーは自分達と同じく人間味溢れる1人の個人でした。 ですが、オッペンハイマーという映画は前述した、オッピーの人間味だけでは楽しみきれない難しい映画だと個人的には思います……。 バトル漫画のように主人公の成長を楽しむものではないんです……多分。 歴史漫画のように、オッピーの周囲の環境の移り変わり(歴史)も考えた上で、観ることで楽しめるようになると思います。 (映画なのに例えが漫画ばかりすみません……。) ですので、作中に登場する時系列について触れようと思います……。 重いので触れるのは少々はばかられますが……劇中のラストに繋がる大切なところなので少しですが触れていこうかと思います。 理解して観て頂けた方がより映画を楽しめると思います。 (ネタバレにならないように……気をつけていきます。) 劇中には主に3つの時系列があり、場面ごとにそれぞれの時系列へ移り代わっていく形でストーリーが展開されていきます。 1つ目:1954年オッペンハイマーへの聴聞会 2つ目:1959年ストローズ長官任命の公聴会 3つ目:オッペンハイマーの学生時代から原爆を創るまで の3つの時系列が劇中にはあります。 (聴聞会→意見を話す機会) (公聴会→色々な人から話を聞いて何かを決定する) 他にも移り変わったりするのですが基本的にはこの3つの時系列です。 時系列が3つも用意されていて難しくなっているのです。 自分は、突然変わって頭が混乱しました……。 で、時系列と一緒に重要になってくる人物がいます。 もう1人の主人公? ストローズです。 突然時系列が変わったかと思ったら、モノクロ映像になったりします。 この映画は基本的にはカラー映像の映画なのですが、たまにモノクロ映像になるのです。 これは演出の1つとしてなっているもので、モノクロ映像のときはストローズの目線の時だそうです。 一人称的(心情が分かるよう)なのが貰えているためストローズの気持ちが劇中で伝わってきて、ストローズを主人公のように思えます。 劇中のストローズはオッピーの邪魔をするやつですが、彼にも彼なりの動機があるので、そこも注目して頂けると良いかもしれません。 これ以上話すとネタバレになってしまうかもしれませんので……まだ観れていない方は劇場またはご自宅等で是非ご覧ください! 面白い映画ですので、是非是非‪(っ ॑꒳ ॑c) (三時間もあるので、時間のゆとりのある時に……)

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ブレス

4.5広島、長崎へ向う原爆に涙

2024年4月26日
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オッペンハイマーの苦労と苦悩が詰め込まれた3時間、どっぷりくたくたになる映像体験。 相変わらずノーラン監督スゴい。 どうしても日本人目線になるが、彼が原爆をようやく完成させ、予想を超える惨状となった広島長崎を知ってからの心境はよく描かれていたのではないでしょうか。そして彼を陥れて名声を勝ち取ろうとするもの。そういった人間や軍の上層部、大統領が恐ろしい。 彼が原爆を作らなくても、誰かが作っていた。 広島長崎に落ちなくても、他の国に落ちていた。 そんなifも容易に想像出来る。 ずっと冷静に客観的に見るよう努めていたが、完成した原爆がトラックに載せられ基地から出ていくところを見たら自然と涙が頬を伝っていた。 アカデミー賞に値するかどうかは分からないけれど、この映画で原爆に、そして広島長崎に興味を持ってくれる人が増えるならこの映画の意味合いはとても大きなものじゃないかと思います。 そういう意味でとても良い、観るべき映画でした。

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ミッチ

4.0241 ドイツ降伏したけど余った原爆どうする?黄色いサルに落としとけ!ええ実験や。

2024年4月25日
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時間軸が出てこないので誰が誰と対比しているのか 出だしはさっぱりわからんかったよ。 またメメントとかテネットの類か?と焦る。 それと量子学と物理学がどう違うかも知っとかんと アイシュタインとボーアの関係もわからんし。 ようやく原爆実験のころから目が覚めてきた。 苦悩する科学者として物語は閉じられるのかと思いきや 比重としては陥れられたヒーローの方が大きいのか 原爆投下から(それもヒロシマナガサキは直接的な表現なし) さらに1時間ほどかけてアカ狩りの実態に迫る。 主役キリアンマーフィー いつもクリスチャンベールと見間違うけどアカン? エミリーブラント今回も強いです。 マットディモンこの人性格悪い役も淡々とこなすんや。 アイアンマン老けたなあ、これCG? 可愛い子フローレンスビューちゃんやん!ええのかこのシーン! 共演者もリアルでよかったです。 80点 イオンシネマ草津 20240425 パンフ購入 ¥1200高い!けど中身は充実 追伸 当然本作はアメ目線に描くがヒトラーに勝った!より 原爆投下日本撃沈に拍手を送る民衆にはゾッとした。他にも アカいとヒステリックに糾弾する当時のアメは 現代のLGBTに共感しないものを問答無用で攻撃するのと被る。 また日本は非公式に天皇陛下の身分保障さえあれば降伏することも 伝えていたが兵士の安全のためにという大義名分のもと アメは原爆投下という民間人大殺戮を行った。 (過去の汚点の)ジャニつぶしの奴らはこっちも追及しろよ。

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NWFchamp1973

3.5ストーリー 7 演技 6.5 芸術 6 エンタ 6.5 総合 7 ...

2024年4月25日
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ストーリー 7 演技 6.5 芸術 6 エンタ 6.5 総合 7 彼は、やりたい一心でできてしまって後悔するという、不倫もね、賢い研究者ってそんなもんなのかな。その意味で最後のアインシュタイン達観コメントが印象的。

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林秀吉

4.0米アカデミー賞7部門

2024年4月24日
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間違いなく映画史に残る作品かなと思います。唯一の被爆国に生まれた人間の一人として、原爆に関する記録や物語は数多くみたり読んだりしてきましたが、初めて原子爆弾を作った人のことは考えたことがなかったので、とても興味深く観ました。オッペンハイマーは、1960年に来日していて、そのときの講演で「世界中から核兵器をなくしたい」と語っているそうですが、その複雑な心境の断片を今作が描いた彼の半生からも読み解くことができるように感じました。冷戦が終わり、束の間の平和が幻想であったかのようにウクライナ紛争やイルラエルのガザ侵攻などの破壊行為が続発していて、その背景には核による威嚇もあるので、今作と地続きのような緊迫感やリアリティを感じました。個人的にクリストファー・ノーラン作品は苦手で、今作も少々判りにくかったのですが、強いインパクトがありました。

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赤ヒゲ

4.0描かれていたのは人間のひとつの実相

2024年4月24日
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おもしろかった。監督が描いたのは人間そのもの。原子爆弾がどうのこうのは一つの要素。オッペンハイマーという一人の人間を通して、人とその社会を皮肉った。

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satsuん

3.5反戦映画ではない

2024年4月24日
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知的

難しい

既に公開から3週間経過し、多くの方が講評をリリースしている中、敢えて自分なりの見解を申し上げます。 多くのコメントで明瞭な反戦映画と評していますが、私はそうは思えません。ごくごく普通の平凡で根は小心な一市民が、人より優れた知能を有して、そしてそのためにほんの少しの功名心と虚栄心を抱いたがゆえに、図らずも緊迫した時代環境に流されてスパイラルに狂気に陥っていった、一人の職人的科学者の壮絶な生き様を描いた伝記的作品だと思います。 オッペンハイマーの小心さは、二人だけの会話で顕著に現れます。彼は相手と目を合わしません。相手の目線を避けて会話していて、いつもおどおどとして喜怒哀楽を表に出さず落ち着きません。 そもそも本作には自然描写も、ラブロマンスも、アクションもなく、クライマックスの原爆の実験シーンを除いた殆どのシーンが室内の会話で進行します。その上、非常に多くの登場人物が現れ、各々が自己の意見や感情を言葉で表現していきますが、各人物のプロフィールや事情背景に一切説明はありません。 実に鬱々として延々3時間に亘って、短いカットを刻んで長回しは殆どなく、息つく間もなく速いテンポでドラマが展開していきますが、しかし迷子にもならず退屈することもなく、一気にラストまで観客を惹き付けたのは、さすがにアカデミー賞作品賞受賞に値します。 その一つの要因はBGMの見事さです。あまり感情を表情や言動に出さず、寡黙な主人公のその時々の心の内を如実に表していたのは都度奏でられる多種多様なBGMでした。アカデミー賞音楽賞受賞は当然の結果です。 もう一つの要因は編集の見事さです。クリストファー・ノーラン監督のあの独特の、頻繁に、そして小刻みに時制を行き来するカット割り、カラーとモノクロを織り交ぜて、何の注釈もなく組み合わせる映像構成は、観客を翻弄し大いに戸惑わせます。それでも迷路に陥ることなくスクリーンに注視させ続けたのは、偏に編集の技量によると思います。アカデミー賞編集賞を受賞したのも宜なるかなと思うしだいです。 狂気に陥った天才科学者を描いた点で、『ビューティフル・マインド』(2001年)に通じるようにも感じます。幸いにもオッペンハイマーは、天才性の人並外れ度合いがまだ常識的だったのでしょう。精神の異常と正常の境目で留まったのですが、ただそれゆえに一般市民としての苦しみに苛まれたのだと思います。 原爆開発は、彼にとっては一科学者としての研究目標達成の結果に過ぎなかったのであり、その成功によって普く称賛されたことは、彼には寧ろ意外で訳が分からない結末だったのではないでしょうか。 ただ原爆実験に成功し、どこか照れくさげに胸を張る彼の姿は、私には京都高尾の古刹・神護寺が蔵する「伝源頼朝像絵画」がオーバーラップして見えました。偉大な業績を成し遂げた自信と達成感、そして充足感を発散しつつも、結果への戦慄感とこれからの未来への漠然とした不安感が併存して見えた気がしました。 一方で、原爆が決して順当なプロセスを経て計画通りに完成したのではなく、奇跡と偶然の結果として描かれたのは非常に印象的でした。オッペンハイマーを含め、内心では確証が持てないままに試行錯誤を繰り返し、紆余曲折を経て漸く辿り着けたゴールであり、関わった人間たちの叡智と探求心、崇高で気高い使命感によって成し遂げられたのであって、それゆえにその時々に携わったスタッフの極度の緊張感と不安感がスクリーンに溢れていました。 将にオッペンハイマーという科学者を中心に据えた、原爆開発という科学的研究に集中し実現に導いた人間たちの集団ヒューマンドラマであり、その象徴としてリーダーのオッペンハイマーにフォーカスした作品だと思います。

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keithKH

3.5私のコンディション…

2024年4月23日
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2024 60本目 いやぁ〜…ここまで難しくする必要あったのか… でもその必要性を理解するにはこっちサイドのコンディションを整えてからでないと無理だ。 3時間常に会話が繰り広げられる。 もう一度観たいが、少し待って自宅で最鑑しよう。 自分の理解も低く大枠のみ観たって感じなので、この評価。 ただ、原爆を落としてアメリカ国民が手放しで喜んでいる様は異常だと感じた。 これは戦争を知らない世代であり、日本は戦争に関与しない国だからか。 戦争ってお互いの正義の為に殺し合いをする。 いつだって仕掛けた人間は戦場にいない。 このオッペンハイマーもその1人。

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M.T

4.5映画館で楽しまなければいけない素晴らしい映像と音

2024年4月22日
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怖い

知的

難しい

近年のトレンドである、映像や音響に拘ったスクリーンにピッタリの映画。ストーリーをスムーズに把握するには知識の有無が問われるが、日本人として見なければならない。原爆被害者が描かれていない点がよく言われているが、それもまたリアルとして捉えることもでき、ぼくはいいと思う。

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夕べレン夕

4.0原爆の責任とは、誰に帰するか?

2024年4月22日
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良いところ 史実かはさておき天才的な科学者が制限なしに最先端の科学発展を指揮する欲望を隠せない正直さと狂気を感じられる展開 それでいて予測できていた結果に対し、開き直ることなく良心を持ち続けることができたという事実 ん?なところ ネタバレ見てから本編みた方がいいくらい情報量が多すぎる。メモでもとらんと一度で理解するの無理やろ 原爆開発プロジェクト(マンハッタン計画)のリーダーとして、物理学者として熱意と高揚感にうなされるような前半と完成後の後半の対比が隠と陽のように格差があって、2本の映画を観ているよう。原爆完成時点であと1時間以上残っているというところで、これはあくまでオッペンハイマー博士の物語であって原爆開発の話ではないと見せつけられた。 一応、物理学科の出身としてはなんらかの線端理論に対し実現させる計画があったら、そりゃもう楽しいだろうというのは理解できる。それに原爆はここでやらなくてもいづれどこかの誰かが確実に完成させていることは明白でその意味では最初の名誉はあっても責任を全て負う必要はないのは理解できる。とは言え、その開発が楽しかった、と言うのは負い目になるだろう。使ったのは政治家だが開発を楽しんでたのは自分なのだから。 過去に追いつかれると言ったセリフも言ってしまえば取り返しのつかないことへの呵責であって一生消えない傷みたいなもの。これは原爆だからではなくいろんな事に当てはまる訳で被曝者にとか、日本に対してのみ感じる必要はないと考える。 とは言え、まあ政治家はある種の異常さも描いていたな、こいつらこそ真っ先にそして最大限呵責を味わうべきで、全く良心のかけらもない描かれ方してたのがまあ、納得。

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木花咲耶

4.0戦争モノは苦手、という先入観でずっと尻込みしていて、もうすぐ上映終...

2024年4月22日
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悲しい

知的

難しい

戦争モノは苦手、という先入観でずっと尻込みしていて、もうすぐ上映終了になるよというタイミングで飛び込み鑑賞。 ゆえに、またもやほぼ予備知識を仕入れてなくて大失敗。全然話についていけない笑 物理の知識はもちろん、アカ狩りがあったなんて歴史的背景も知らなかったので、とくに前半は 「???」 の連続でした。 物語は、3つの時系列が行ったり来たりして進みます。うち一番新しいエピソードがモノクロ調なんですが、最初はこれが逆に混乱しました。 「モノクロということは過去の古いエピソード?いや、どうも違うっぽいが・・・」 などと、物語を正しく掴むのに時間がかかりました。 が、それでも、後半以降、物語の幹の部分は理解できたと思います。 戦争とか、革命モノなんかもそうなんだけど、こういう作品で私は頭にいつも【洗濯機】が浮かんできます。 国民はみんな洗濯機に入れられて、スイッチオン。 巨大な渦に巻き込まれて、上層の扇動に乗せられるまま、善悪を見失って突き進む・・・。 洗濯機が止まるその日まで、中に入った人はなす術なく渦に身を任せるしかない・・・。 オッペンハイマーの原爆投下前後の心理の動きは興味深かったです。 しかし彼、想像力が欠けすぎではないですか? 史実に基づいた話なので本人の心の襞も事実に沿って描いてるんだろうけど、科学者ってこういうものなの?というクエスチョンが私の中に浮かびました。(「科学者って」って括りは偏見かもしれないが) 目の前の対象物を制覇する(たとえばトリニティ実験の成功)には全精力を傾けるけれど、その先(たとえば実際の原爆投下後)の自分の心の翻りは、やってみて初めて知るってのはちょっと頭弱すぎではないか。 卓越した頭脳の持ち主に「頭弱すぎ」というのも失礼だけど。 開発者本人なら、それがどういう影響を及ぼすかは分かっていたよね?原爆作っといて、実際落としてみたら被害の甚大さに呆然として「私の手は血塗られた気がする」とか、今頃になってそれ言う??? そのへんも、いったん陥ったら前後不覚になる【洗濯機】の怖さなのかもしれないけれど。 そういえば、今まさに、世界でも、自分の意志に関わらず洗濯機に放り込まれてしまった人たちにいますね。 ベンキョができるとか世紀の大発明をしたとか、そういうことと関係なく、人間って根っこの部分で流されやすい愚かな生き物なのかもしれない。悲しいけれど。

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やあやあ

4.0プロメテウス

2024年4月22日
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人はどうしょうもない生き物だし、自覚してもう何百年も経ってるのに全く成長してない と改めて認識させられた。 恐怖によって止められない大衆迎合と暴走、 倫理観、道徳感の喪失… 戦争の大義は平和ではなく自国の安全… あの実験のタイミングで止められなかったのかと思う。 欲望と恐怖は歯止めが効かない。巨大な石を山に向かって登り坂を押して、頂上については行を転げ落ち、また登り坂を押す… そんなことを今の世も続けていると感じさせられた。 いつの世もあるなら反省し次起こさないこともわかっているはず。受容と利他の精神で過ごせるように

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けつお

3.5自身の感情の持ちようが難しい作品

2024年4月22日
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知的

難しい

寝不足で鑑賞したせいか前半は何度か寝落ちしましたが、内容的に引き込まれるものがなく進む前半。 後半は「トリニティ実験」「オッペンハイマー事件」等で眠気は飛び作品を楽しめました。 原爆投下ではオッペンハイマーに苛々、オッペンハイマー事件ではストロールに苛々と感情が右に左に大きく振れて鑑賞が難しい作品に感じました。

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wish

3.5面白くないわけではないが ノーランには過去作のようなSFを描いてほ...

2024年4月21日
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面白くないわけではないが ノーランには過去作のようなSFを描いてほしいというのが正直なところ。 歴史で知らないことも多く難しかった。 ただ日本で鑑賞できてよかった

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せーじ

3.0好みの分かれるノーラン映画。

2024年4月21日
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興奮

知的

難しい

人間、オッペンハイマーの罪と罰。 原爆を生み出すことになってしまった彼の半生を主観で描いた極めて個人的な映画。 人類史上最大の悲劇。原爆を産んだ悪魔のような科学者が、実はこんなにも弱々しく、己の行いを恥じていたとは…。 そして、原爆が元々はナチを一掃する為の正義の鉄槌であり。ドイツ降伏後、仮想敵を失ってまさか日本に落とされる事になろうとは。。 オッペンハイマーを軸に、3つの時代を行き来しながら原子爆弾投下とその後の苦悩を描く。 公開前に噂されたような原爆を軽視したり、原爆を肯定するような映画では全くなく。 むしろ、真逆の印象を映画から受けました。 スケールの大きさに対して、実は映画の進行は意外なほどミニマムで、人物同士の会話劇が殆どを占めています。 そしてその会話劇は化学用語が飛び交うような物も多いため、マンハッタン計画の基本的な知識や時代背景への理解が全く無いままで見ると楽しむのが難しいかもしれません。 とはいえ、トリニティ実験で実際に原子爆弾が初めて爆破される前の緊張感は尋常ではなく。 このシーンを見るだけでもスクリーンで鑑賞するだけの価値がありました。 音響も素晴らしく、緊張感の持続に一役買っています。 ただし、個人的にはいくらなんでも長尺過ぎた気がしますし。時代を前後シャッフルした構成は、スリリングさよりも、むしろ難解さを悪戯に増した印象が強く。自伝映画として如何なものかと首を傾げてしまいます。 これまでのノーラン作品のインセプションやダンケルクなどのエンタメ作品からいざ知らず、原爆を扱った自伝映画でこの手法を取り入れたのは悪手に感じました。 更に言うと、時間軸が3つある上に「最も現在に近い時間がモノクロ」というのは不親切この上ない。また、戦後のシーンも長い上に説明も少ないので退屈に感じてしまいました。 扱った題材の大きさと、これを個人目線での心情に乗せて描く点は非常に興味深かったですが。いつものノーラン節が鼻についてしまったというのが正直な感想です。 良い点と悪い点、どちらもはっきりある作品なので、星3.5とします。 とはいえ、日本人としてこの作品をスクリーンで見ない理由はないかと思います。 賛否はともあれ、まずは多くの人にスクリーンで見ていただきたいと思います。 因みに、弟のジョナサン・ノーランが同時期にフォールアウトで核戦争後の世界を描いてるあたりも興味深いあたり。個人的にはこちらの方が割り切ってエンタメしていてツボでした。

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ジョイ☮ JOY86式。