オッペンハイマーのレビュー・感想・評価
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オッピーの気持ちを理解したいか?
長崎広島が描かれてないとかいう意見もあるが 私的に一番気になったのは オッペンハイマー1人の苦悩より 長崎広島で何十万人も亡くなった人や家族の苦悩と比較していないことへの怒りもある オッペンハイマーがどういう苦しみを抱えたかは長崎生まれの私には知る必要がない映画に思えた この描き方で3時間は長尺すぎる 徹底してオッペンハイマーの側に立って、というのがノーラン監督の意図だとはわかるが その心の揺れ動き方があまりにも脆くて見ているととてもツラい インターステラーを見た時もそう思えた いちばん近くにいる家族を思い 引いては地球のことを思う、この壮大な思想はノーラン監督は得意としていない、と。 キューブリックのようにもっと答えを委ねる映画にすべきだと思っている もちろんアカデミーは獲った、 しかしアメリカの賞である 敗戦し原爆を落とされていまだに米軍基地が乱立する日本がこの映画を評価すべきではないのではないか いろいろと物議を醸したこの映画が「観ること自体」この映画の存在意義だとしたら観ない方が良かったのかもしれないし アメリカという国のとても上手なプロパガンダなのかもしれない ・キリアンマーフィーの佇まいは素晴らしい ・マットデイモンはなぜここに出たのか? ・常に「音」が気持ちを誘導している俳優の演技や気持ちを見せたいという思いはあるだろうがその音の存在に頼ったノーラン監督の演出意図が納得できなかった ・アインシュタインは自分でアメリカに提言したのになぜあんなことを言うのか、その答えを自分で見つけようとマンハッタン計画に参加しなかったか。
予備知識なく視聴したらしばらくついていけませんでした
原爆がどのような経緯で開発が進んだのか、漠然とした興味があり、この作品は話題作でもあったので観てみようと思い映画館に足を運んだのですが、作品についてのあらすじなどほとんど下調べなく観たものだから、委員会による聴取から入り、3つのストーリーがころころ変わりながら進んでいく話についていけませんでした。 内容については原爆開発の経緯やその決定について、長年誤解していたことが改められてよかったです。 ただし、3時間の尺もあるのに、その戦果の代償として広島長崎の被爆直後の悲惨な状況についてはほとんど触れられていないことが日本人としては不満と言えば不満ですが、製作者サイドとしては不要だったんでしょうかねえ? 3時間の長編でしたが、冒頭の展開になじめなかったのですが、どうにかこうにか退屈することもなく観終えることはできましたので4点としました。
観てられん!
【これから観る方へ】 ・予備知識あっても理解は難しいです。 ・IMAXで無くて良いです。 ・コーヒー飲んでても眠くなります。 ・音楽で誤魔化してます ・3時間殆どが裁判的な会話 ・エンタメ性無くしんどいです。 ・映画館のような環境でもない限り観てられないです 色々すっ飛ばし過ぎに思います。 気持ちの話をすると、自分はやっぱり、 オッペンハイマーが後々後悔してようが 広島、長崎の22万人を◯したのは事実で アメリカ人の反応全部ムカつくわ。 オッペンハイマー、テメェもだ。 ノーラン、あんたも広島、長崎の惨状をちゃんと描けよ。原爆資料館に行ってリアルに伝える勇気を持ってほしい。 「戦争を止めるためだ」 「戦争を止めるためだ」 何回言うねん。 アメリカ人のお前らがやったことは 「罪のない人達を大虐殺した」ってことだ。 正当化すんなクソ野郎ども。
一番恐ろしいのは、人間
アカデミー作品賞を取った作品 皆さんのレビューを見ると、難解で、何度も見なくては理解出来ないので、興業収入にも繋がったとか?? なので、予習、予備知識が必要とかで、レビュー動画を見るも、確かに難解で理解しがたく、今回はパスしようと思ったが… IMAX 上映されてるとかで、映像と音響が凄いらしく、そちらに興味を持ち、他の映画館なら割引で見れる所、その割引料金の倍の料金で観賞。 いやぁ~、IMAXの迫力にビックリ❗ が、原爆の爆発シーンは、どんだけ凄い爆音と迫力なんだろう?と、歯を食い縛り身構えるが、爆音どころかとても静かで、呼吸の音だけ。 1番の見所なのに?と疑問に思ったが… 以後、多くの方がレビューで説明されてるが… 知って欲しいのは、水爆は原爆の数千倍の威力があり、今でも9ヵ国が所有している事を。 で、見た感想は、一番恐ろしいのは、原爆でも水爆でもなく、人間。 あのオッペンハイマーが追い詰められるシーンは、原爆実験より迫力あるサウンドだった。。 ならば…一番罪深いのは、人間を造った神なのかもしれない。。。 人間が居る以上、争いはいつの時代も起こりうる。 憎しみ、怒り、競争心がある以上、争いは続くのだろう。 そして、また、もっともっとと、大気が引火するような物が出来るかもしれない。。 世を滅ぼすのは兵器じゃなくて、醜い人間なのだ。 そして、この作品が公開される前に、本当に起こってしまったのは、それこそこの作品の言いたい所ではなかろうか? つか、勇気のフレディマーキュリー(笑) 納得の作品賞でした。
映画としては圧巻、でもモヤモヤはする
原爆の被害を描いていないことへの批判も勿論わかるけど、映画としてこれはこれで完結しているとも感じる。見応えあったし、決して結果を軽んじたものではない。 一瞬だったが顔の皮膚が吹き飛ぶ様子や黒焦げの遺体の脳内映像が出ただけでも、日本人としては最低限表現してくれたのではとは思う。 オッペンハイマーはただ天才科学者なだけだった。 そして科学者としてドイツに核実験の先を越されたことをきっかけに、研究魂が爆発して、抑止力を言い訳として開発に携わることになってしまう。作っただけ、まさか本当に使うとは思わなかったと言えば良い。でも反対署名はしなかった。 そしていざ自分の手で作り上げたものが20万人を殺したとなり、これ以上は、と反対をし始める。 しかしそれを口実に今度は私怨で彼がロシアのスパイであったと嫌疑をかけられ、また胸糞悪い公聴会にかけられる。 トルーマンも落としたのは自分だ、日本人が恨むのは自分だ。とまるで手柄のように言い放つ。腹立つ。 原爆が無事、大気の連鎖爆発を起こさず、世界を焼き払わなかった、狭い都市だけ焼き払えた、成功だ!と大喜びするロスアラモス勢。気分悪い。 トリニティ実験。音と光はすざましかったけど、あんな近くで見ててサングラスひとつで防げたような表現。後から放射能で被害を受けた人たちは本当にいなかったのか。 人を大量虐殺したことを考えずに無邪気に喜ぶ人たちを皮肉に描いていることはわかる。戦争を終わらせて、米国軍人を攻撃する日本から、彼らの命を救った英雄なのだ。ただ、今でも一部アメリカ人の考えは変わっていないと思う。実際接していても、アジア人はいつまで経っても格下扱い。戦争起こしたのも日本のせいだし、トランプ派の過激派とかみてると本当に今でも同じことしそう。オッピーがきっとまた二度目の人生でも同じことする、と言われていたように。でもあの時代、立場が逆なら日本軍だって同じことをしたように思うし、成功したら日本国民も手を叩いて喜んだのだろう。誰が悪いという話ではない。未だに続けている国のことは理解し難いけど。 アインシュタインとの会話の真髄がよくわからなかったり、とにかく登場人物像多くて後半証人に呼ばれる人が誰だっけ状態だったけど、いずれもう一度は見た方が良い映画だなと思う。見てよかった。
難しい映画でした
コメントで難しいと散々見ていたので 覚悟はしてましたが難しかった なんか勉強してからみたらみたいなコメントありましたが見終わってから何を勉強したらわかるようになるのか更に分からなくなりました(単に私が理解が悪いだけなんですが) あとモテ過ぎですね🤣 浮気からの離婚、略奪愛、セフレ、不倫 オンパレードでしたね
原子爆弾の父は…
映画に求めるものが違うので、評価基準は低いです。 オッペンハイマーの史実に基づいて原子爆弾を作り、その後英雄からの転落なんて別に日本人は観たくないって配給会社はアカデミー賞取るまでは考えていた。私もその一人。 とにかく原子力委員会の聴聞会でナチスのスパイ疑惑と愛人との密会の下りは辟易させられた。長い。もっと映画にはアクションやスペクタクルや素敵な恋愛なんかが絡んで欲しい。 ストローズ委員長のちょっとくらい公聴会の聴衆の前で笑いのネタにされたことへのねちねち仕返しともいえる聴聞会でのやりとりは観ていて苦痛。 エブエブもそうだが、アカデミー賞取るまで?で取ったら拍手は辟易。エブエブはアクションあってもそれ必然?マルチバース?流行り? オッペンハイマーは原爆を落とされた国としては観ていて感動することがある?苦悩しても大量殺人兵器開発研究をしたからって同情しないし(愛人作っているやん。)どこまで脚色した話にしたか知らないけど、知りたくない。
ある程度、事前知識が無いと難しい
明らかに反戦、反原爆がテーマ。日本公開が遅くなった理由がわからない。 原爆の父の栄光と苦悩がちゃんと現されていて、日本人こそ見るべき映画だと。寧ろ原爆投下を必然だと考える米国人は、ショックを受けると思う。 ドキュメンタリーではなく、どこまでフィクションか判らないけど、登場人物の裏表やしがらみが複雑で、凄いスピードで話が進むので、ある程度事前に調べていかないと置いてかれる。
パンドラの箱を作ってしまった科学者の心情
・エキスポIMAX鑑賞、IMAXカメラなので視界一杯の画面で迫力が凄い。 ・原爆を作るまでの優秀な科学者たちの熱いストーリーが素晴らしい。 ・原爆最終実験時の臨場感が凄い、期待、緊張、不安、そして達成感。(人を殺すものだが・・・) ・と同時に人類滅亡級である原爆というパンドラの箱を作ってしまったオッペンハイマーの苦悩が上手く描かれている。 ・被爆国の日本としては、自国の被害ばかりに焦点をあててしまうが、各国ごとにそれぞれ苦悩があり、もっと歴史を勉強したいと思いました。
黒い雨
密度の高い3時間だった。ノーラン監督特有の時間軸の交差はあったものの、3つの軸がカラー、モノクロなどで分かれており比較的わかりやすかった。下から突き上げるような振動と一定に刻まれるリズム、視覚を刺激する映像は劇場で体感すべき。 非常に優れた頭脳を持ちプライドが高く時に不遜とも取れる態度をとるオッペンハイマー。正直好感は持てなかったが、頭の中で構築した兵器の爆発を目の当たりにしてからの変化は人間らしいものだった。 被爆国日本の惨状が全く描かれないことに物足りなさを感じたし、オッペンハイマーの負った精神的ダメージの説得材料に欠ける。が、戦争に利用された一科学者の悲劇を知り、我々は今もまだ最悪の兵器と共存していることを改めて思い知らされた映画だった。 キャストはノーチェックだったので、すごい役者陣で驚いた。ゲイリー・オールドマン!
ノーランはオッペンハイマーに好意的だった
クリストファー・ノーランが描く「原爆の父」ロバート・オッペンハイマー。 今年のベストの一本であり、映画史にも深く刻まれる作品となった。 ドイツ🇩🇪より早く原爆を開発せんとマンハッタン計画の責任者になったオッペンハイマー。そこに迷いはなかった。強い使命感があった。 原爆実験が成功した1945年7月、ドイツ🇩🇪はすでに降伏しており、日本🇯🇵がターゲットとなった。実戦で使用され倫理観が揺らいだ。 共産党員との親交に加え水爆の開発に反対したことが冷戦、赤狩りの時代に立場を悪くした。 そう、ここにあるのは誠実な天才物理学者の半生。ノーランはオッペンハイマーに好意的だった。赤狩りを揶揄した。 迂闊だったのは自分が日本有数のチキンであることを忘れIMAXに臨んだこと。爆発音と振動で気分が悪くなり途中退場を決意したけど、戦後は展開が変わり何とか最後まで観ることができた。 まあ、尋常でない緊張感を持って観れたということで結果オーライとしたい。IMAXをお勧めする。 それにしてもフローレンス・ピュー💕ずんぐりむっちりボディと溢れ出る強い意志に萌える。200%好きだ。
鑑賞前にある程度予習は必要
緊迫感はまるでホラー、映画館での鑑賞がおすすめです。 歴史的背景や人物など、全く予習なしで鑑賞したので(時系列も巧みな映画ということもあいまり)理解でない部分も多い難しい映画ではあった。
日本視点が欠如した原爆を生み出した男の光と影
今年のアメリカアカデミー賞で作品賞を受賞した話題作。原爆の父と言われる主人公オッペンハイマーの光と影の軌跡を重厚に描いた人間ドラマ。ストーリー展開は難解ではあるが作品全体から熱気を感じる力作である。 舞台は第二次世界大戦中のアメリカ。戦争の大勢は決していたが、ドイツなどとの核開発競争に躍起になっていたアメリカは、マンハッタン計画の原爆開発プロジェクトリーダーに主人公を任命する。しかし、主人公は実験で原爆の凄まじい破壊力を目の当たりにし、広島、長崎での被害の大きさから、原爆を生み出した事に苦悩し、その後の水爆開発に異を唱えるようになり、赤狩りの対象となっていく・・・。 台詞、登場人物が多く、ストーリーを追うのが大変だったが、原爆開発達成までのプロセスはテンポ、歯切れが良く、迫力があり開発者達の想いが伝わってきた。 実験シーンも実験前の緊迫感はGoodだったが、肝心の爆発シーンは明かに迫力不足であり、原爆の恐ろしさが伝わってこない。強烈な光を放つ破壊力が増した爆弾程度にしか感じられない。アメリカ映画お得意のCGを存分に駆使して原爆の驚異的な破壊力を表現して欲しかった。 実験が成功し実際に広島に原爆が投下されて狂喜乱舞するアメリカ群衆の姿は、被爆国民である日本人として看過できなかった。戦争の残酷さを感じた。 本作は、アメリカが舞台なのでアメリカ視点寄りになるのは仕方ない。しかし、原爆の被爆国である日本の視点がないのは納得できない。原爆の加害国であるアメリカ視点と被害国である日本の視点双方から原爆に迫らなければ、原爆=核爆弾の狂気を捉えることはできない。 後半、主人公は水爆開発に反対したことから赤狩りの標的となる。聴聞会での激論は、正しく権力闘争であり、成功者の辿る典型的な影の展開だったが、法廷劇を彷彿とさせる演者達の熱い台詞の応酬で見応え十分だった。 作品賞に相応しい作品だが、被爆国日本の視点を加えて原爆の悲劇を描いて欲しかった。
原爆をテーマにするアメリカ
時代も変わった。タブーではなくなったのだろうか。反対したJFKの名前がでるなんて、ちょっと鳥肌だった。 でも3時間半は長すぎる。。。間延びした感があるかな。。。
ノーランの映像美と音楽。感動作ではありません
本映画は、「オッペンハイマー事件」と言われる、原爆製造、日本への投下後のオッペンハイマー博士へのスパイ容疑、赤狩りといったところがメインであるため、その辺りの知識がないと話について行けない。 当方も、その部分の知識がゼロだったのと、時代が行き来するので、大分混乱しました。 クリストファー・ノーラン監督の作品は、映像美と音楽は好きで、本作もオッペンハイマー博士の頭脳の中に広がる宇宙や、終始アップテンポで流れる不穏な音楽が追い詰められていく様を表していて、とても良かったです。 ただ、TENETでも思ったのですが、主人公の内心に深く切り込まないので、いつも人間ドラマが薄く、感情を動かされることがありません。 エブエブは嫌いではなかったけれど、アカデミー賞作品賞は、感動が約束されるものではなくなったかな。
これから観るあなたへ。予備知識を少々
原爆の父と呼ばれる男が米国で成し遂げたこと、そして世界に"してしまったこと"をノーラン流の映画術で描ききった大作 純粋なエンタメと違って予備知識があるほうが分かりやすく感じたので私なりに少し 物語の大きな軸は一人の物理学者がいかにして原爆に携わり、大戦後に公職追放されてしまったか そこに、 【追放に到るまでの密室での『聴聞会』】 【聴聞会を裏で主導したストローズ(ロバート・ダウニー・Jr)に関わる『公聴会』】 のエピソードがメインの流れに差し込まれる形で描かれる その他としては、 ・オッペンハイマーはユダヤ系、ゆえにナチスに核兵器開発で先んじられることをより恐れていた ・大戦後の米国ではソ連に対抗するべく反共産主義の強い流れがあった ・公聴会で議論されていたのはストローズが商務長官(日本でいう経済産業大臣)になれるか否か この辺りを知っていると分かりやすいだろう 間違いなく見て損は無い作品なので、不勉強ゆえ「何を議論してるんだ?」となってしまった私と違う映画体験を皆さんが送れますよう
濃密な3時間
ノーラン監督の作品としてはストーリー展開と構成が わかりやすく、オッペンハイマーの人物描写や核開発に 至るまでと、核爆弾が使用された後の苦悩が丁寧に 描かれていたと思います。 作品の中で「広島」「長崎」という言葉がセリフで 発せられた時はとても複雑で緊張した感覚になりました。 演説の途中で被爆者を思わせる女性と、黒くなった遺体が 映し出されますが、冷静な気持ちでは見られません。 被爆地の直接の映像はありませんが、 しっかり非核として描かれていると感じました。 映画の中では描かれていませんが、オッペンハイマーが 戦争終結後、数年して来日していることも興味深いです。
“臨場感”ではあらわせない恐怖「IMAX」
セリフ回しが小難しい上にそれが3時間続く。場面切り替えが早いから頭が追いつけない。ある程度の予備知識がないと時系列含めてわかりにくいと思った。 IMAXで鑑賞。地鳴りや爆発音が凄まじく、臨場感という一言では表せない恐怖を何度も感じ、手に汗を握った。 IMAXの良い点でもあるが、日本人として恐怖心が芽生えてしまうため、怖い人は念のため通常スクリーンで見ることを勧める。
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