火の鳥 エデンの花

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火の鳥 エデンの花

解説

手塚治虫の名作漫画「火の鳥」全12編のうち、地球と宇宙の未来を描いた「望郷編」をアニメ映画化。

訳あって地球から逃亡し、辺境惑星エデン17に降り立ったロミと恋人ジョージ。しかし未開の惑星での生活は厳しく、ジョージは事故で命を落としてしまう。ロミは1人息子のために自分の命を引き延ばそうとコールドスリープに入るが、機械の故障で1300年間も眠り続けてしまう。ようやく目覚めたロミは、新人類が築いた巨大な町・エデン17の女王となる。ある日、ロミの望郷の思いを知った心優しい少年コムは、ロミとともに地球を目指すべく広大な宇宙へと旅に出る。

宮沢りえが主人公ロミ役、窪塚洋介が恋人ジョージ役、吉田帆乃華が少年コム役、イッセー尾形がよろず屋ズダーバン役で声の出演。「海獣の子供」などのSTUDIO4℃がアニメーション制作を手がけ、「ムタフカズ」の西見祥示郎が監督を務めた。本作とはエンディングの異なる配信版「火の鳥 エデンの宙」が、Disney+で2023年9月13日から配信。

2023年製作/95分/G/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2023年11月3日

スタッフ・キャスト

監督
原作
手塚治虫
脚本
真野勝成
木ノ花咲
プロデューサー
田中栄子
演出
斉藤亜規子
キャラクターデザイン
西田達三
総作画監督
西田達三
美術監督
木村真二
CGI監督
斉藤亜規子
色彩設計
江上柚布子
編集
重村建吾
音響監督
笠松広司
音楽
村松崇継
エンディングテーマ
LIBERA
アニメーション制作
STUDIO4℃
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映画レビュー

5.0名作「鉄コン筋クリート」のSTUDIO4℃だからこそ実現できた、「火の鳥」の魅力を最大限に引き出せた作品。

2023年11月3日
PCから投稿

「火の鳥」は手塚治虫の代表作の1つですが、正直なところ良さがさっぱり分からずに、「名作」ではなく「迷作」なのでは、とずっと思っていたので、本作への期待感はそんなになかったです。 しかも、手塚治虫のキャラクターは昔のキャラクターなのでキャッチーではなく、作品の世界観に入りにくいんだろうなと想定もしていました。 ところが、どんどん面白くなっていき、エンドロールが流れる時には「いや~良い作品だった!」と感じている自分がいました。 「火の鳥」は、「迷作」ではなく、間違いなく「名作」でした。 では、どうして1954年から連載が始まり、(手塚治虫が亡くなる前年の)1988年まで続いていた「昔のマンガ」の良さが今さら分かるようになったのか。 これは、何といってもSTUDIO4℃が作り上げた作品だから、というしかないでしょう。 STUDIO4℃といえば、松本大洋の代表作の1つである「鉄コン筋クリート」を見事にアニメーション映画化したスタジオですが、まさに本作とメインスタッフが同じなのです。 「鉄コン筋クリート」と「火の鳥」の共通点は、キャラクターデザインでは、癖の強い原作通りのキャラクターをそのまま採用している点です。 そのため、原作の世界観を一切壊さないのです。 ただ、それでもキャラクターに「魂」を入れるべくクオリティーの高いアニメーション表現によって他とは圧倒的に違うレベルの作品に昇華させているのです! 例えば、手塚治虫作品では「典型的なキャラクター」の少年「コム」が出てきます。 これまでの映像表現では、魅力を感じなかったのですが、本作で初めて親近感を抱くことができました。 他にも「チヒロ」なども魅力的なキャラクターでした。 宮沢りえが主人公「ロミ」の声優を務めていましたが、これもとても良かったです。 これまでの映像表現では良さが分からなかった人も、本作で印象がガラッと変わるような、最新鋭のこだわりを貫いた名作アニメーション映画です。

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細野真宏

2.5見えなくともいかがわしいのである

2024年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

悲しい

難しい

幸せ

未来、地球外の人間が地球に行こうとする話? なのだろうか。哲学的な作品。 良い点 とくになし 悪い点 ・棒声優 ・絵が所々ゆるい

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猪古都

2.5ちょっともったいない出来

2024年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作未読。 非常に壮大な物語ながら、95分にまとめたためかキャラデザのシンプルさも相まってあっさりした味わい。 手塚絵をそのままキャラデザに落とし込めなくても、もうちょっと何とかならなかったんだろうか。 また、原作はもっと踏み込んでえぐい話もしているそうなので、そういうのを観たかったな。 人間の愚かさを描きながらも希望を持たせるラストには好感が持てた。 あとキャスト、窪塚の声の演技NG、宮沢りえは下手ではないが若い頃と年取ってからが同じ演技なのでやっぱりNG。その他は概ね良かった。

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イサヤ

4.5古くて新しい手塚治の世界

2023年12月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

知的

難しい

手塚治は今みても良い世界観ですね。 こんな世界を考えている何て頭の中は凄いですね。

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こえん