「英雄か、悪魔か、それを凌駕する悪妻ジョセフィーヌとは実は勝利の女神?」ナポレオン あさやんさんの映画レビュー(感想・評価)
英雄か、悪魔か、それを凌駕する悪妻ジョセフィーヌとは実は勝利の女神?
ナポレオンの生涯、伝記モノかな、と思い、鑑賞。
ところが・・・先週、「首」を観たばかりなのに、
この映画も冒頭はマリーアントワネットの首が落とされるところから。
ギロチンもなかなかの恐怖映像。
この時代の西洋の映画は初めて観るかも。
ナポレオンの台頭、そして皇帝へ上り詰めるはあっという間に描かれる。
戦争シーンも初戦はともかく、その後はあまり描かれず。
むしろ、妻ジョセフィーヌとの関係の方が多く描かれていた。
このジョセフィーヌ、悪妻やら浪費家やら、おまけに旦那の居ぬ間に
浮気するわ。とんでもない女性なのに、ナポレオンはぞっこん。
どれだけ魅力的な女性だったのか。
そして、ナポレオンにあれだけ責められても、いつの間にやら立場逆転。
ナポレオンがマザコンすぎたのか、と思うほど。
戴冠式のあともしばらく勝ちは続くも、徐々に後継者ができない問題に
いらつくナポレオン。そして、ついには離婚したが、
その後のナポレオンの戦歴は・・・
失脚そして流罪・・・
彼女はある意味、勝利の女神だったのか?
有名なアウステルリッツやモスクワ遠征など、戦いのシーンは壮大。
特に最後のワーテルローの戦いは、すごかった。
3時間弱の長尺でしたが、あっという間でした。
ナポレオンを演じた、ホアキン・フェニックスはたぶん初めて見た。
ジョーカーとか見てないからなぁ。。。
ジョセフィーヌを演じた、バネッサ・カービーはすぐにわかった。
MIシリーズのホワイト・ウィドウ!!!
ナポレオン伝記というより、ナポレオンと妻ジョセフィーヌの愛憎劇でした。
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