ボブ・マーリー ONE LOVEのレビュー・感想・評価
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ジャー! は象印やタイガーのことではない
公開して1か月経ったがまだやってくれていてありがたかった。このレゲエの乗りの良さはなんなんだろう暗闇でボブ・マーリーのヒットパレードを大音量で聞きながら終始足が動き、レコード音源の口パクで全く問題ない幸せで純粋な音楽映画なのだ。私はこれまで彼の伝記はあまり知らなくて父が英国人で幼くして母と一緒に捨てられたこと内乱が続くジャマイカの政争に巻き込まれてコンサート2日前に銃撃されながら負傷を押してそのコンサートに出演したこと1981年に脳腫瘍で36歳の若さで亡くなったことも今回の映画で初めて知った。ジョン・レノンが撃たれた半年後なのにボブ・マーリーの死については全く無頓着で80年代は彼の音楽をずっと聴きながら生きているものとばかり思っていたのだ!なんてことだろう。ありがたいのは全曲字幕が付くこと「俺は保安官を撃った、でも代理人は撃ってない」ってどゆこと?多くはスペインによってサトウキビ畑で働く奴隷として西アフリカから連れてこられた人々の末裔、スラムで育ち大麻をくゆらすラスタファリアンの歌は基本的に反体制で素直に力強く響く。「GetUp,StandUp!」なのだよ。
抜粋したもの
ボブ・マーリーの断片をみた感じ。
もっと彼自身の人生を語って欲しかったし、そんな彼が国、家族、いろいろなものに対してどう向き合いどう生きたかを掘り下げたものを観たかった。
なんだか箇条書きにした年表をなぞってる様に思えた。
神は愛
ボブマーリーのツアーがそのままイエスキリストの物語とリンクしているようです。
宗教的な背景が理解できて彼の声がなぜ優しいのかわかる気がしました。
音楽映画としては、もっとライブやレコーディングの場面が見たかったなあ、と物足りない気持ちもありました。
思ってたのと違ってた
ボブ・マーリーもレゲエも好きだが、この映画はちょっと、、、
立身出世伝だと思って観たら、すでに国民的アーティストになった後だった。人生の転機だったのだろう。だとしても観たいのは音楽と向き合うボブマーリーの姿。
他にも書きたいことは色々あるのだが、なんかもういいか〜ってくらいの感じでした。
ジャマイカとホブ・マーリーを知るきっかけになる作品
ジャマイカはレゲエでご機嫌な国、ボブスレーの映画も面白かった、ぐらいな認識だったが、最初からDon’t worry be happyな国ではなかった、そりゃそうだ。そして何故、ボブ・マーリーが英雄として伝説になっているのか、正確じゃないかもしれないが、ざっくり知ることが出来た。ラスタファリズムのベースに聖書があり、クリスチャンではないのだが、その教えが根本にあるところが面白い。アフリカで伝道された教えがアフリカンの解放思想のベースとなり、それがジャマイカに持ち込まれ、新たな思想的な形になった。独自のメッセージ性が強い音楽にも拘わらず、イギリスでレコーディングされ、世界中で評価されたその音楽は、やはり魂が宿っているからこそ、普遍的で力強い物だったと、スクリーンが語っているようだ。
私の心にもラスタファリの種が
冒頭の「すべての政府は法律違反をしている」という台詞に、世界の抱える問題の全てが集約されていると思った。彼の口から発せられる何気ない一言は、真理を的確についているし、深い。
ボブ・マーリーは10代のときに生き様としてのロックの一つとして聴いていて、そのときも年相応の感じ入り方をしていたけれど、自分が未熟すぎて歌詞の深い意味まで汲み取ることができていなかったように思う。
救済の歌(リデンプション・ソング)を聴いたとき、静かに静かに哀しみやら苦しみやらこみ上げるものがあって、改めてなんだこの名曲は、と胸が震えた。
劇中の心理描写から察するに、彼は救済や友愛を歌ってはいるが、その裏で、幼い頃自分を捨てた白人の父親を許せないでいたのだろうと思う。最後の場面は、彼がようやっと父親に対して折り合いをつけられたということなのかもしれない。救済の歌は自分自身に向けた歌でもあったのだと思う。
ジョン・レノンなど、平和に必要な人物は、なぜ早世する運命なのだろう。
がんの治療を拒んだボブ。劇中ではその理由をはっきり明言しない。自然に起きることをそのまま受け入れることも広くラスタファリズムの精神なのだろうけど、きっとそれだけじゃない。
お金のある者だけが最先端の治療を受けて延命できる世界への、アンチテーゼ
なのではないだろうか。
「ラスタファリ」「ザイオン」などの言葉をこちらが知っている前提で話は進む。
バックグラウンドを知らない人が観たら多少の疑問符を抱えたまま時間を過ごすことになるだろう。でもそんなことは彼の思想を知ることの妨げにはならない。観ていれば言わんとしていることや彼(ら)が訴えようとしているメッセージは伝わる。
今、改めてこの映画でボブ・マーリーを感じることができて本当によかった。今度こそ自分の中にもラスタファリの種をしっかり根づかせることができるだろうか。
ラスタマン・スタンディング
音楽は最高なんだけど、ドキュメンタリーじゃなく劇映画なんだから、そこは何とも残念な出来としか言いようがない。物語を紡ぐ手腕が根本的に欠けているような。
レゲエは昔よく聴いていた時期があったけど(劇中アイ・スリーズの一員として登場するジュディ・モワットのソロ・アルバムとかも持っていた)、最近はすっかり遠ざかっていた。そんな折に、不意にボブ・マーリーの伝記映画が来ると聞いて、どんなものかと。
そりゃ、実際のコンサートフィルムの方が単刀直入に盛り上がるんだろうけど、役者が歌い演奏する再現度にも期待半分で。そのへんを割り引いても、脚本がダメダメだった。
ボブ・マーリーさん、ありがとう!
大学時代から大好きで、卒業旅行もジャマイカで、ボブ・マーリーミュージアム等にも行きました。
ファンとしては、映画化自体が素直に嬉しかったです。ひとつひとつのシーンやマーリーさんの気持ち等が丁寧に描写されており、楽しく鑑賞しました。
友人にも勧めて、「面白かった」と言ってくれました。
最後に改めて、ボブ・マーリーさんありがとう!
別の作品を鑑賞しに行ったときにポスターで見かけて・・・。
おっとおもい鑑賞。
彼の名前は音楽に詳しくない私でももちろん知っているし、若くしてこの世を去ったことや伝説的なレゲエアーティストだということも知ってはいる。
いつもの如く知識としてはそのレベル
本編が始まる前に謎の男性が「この映画楽しんでね」的なコメントを言う。どうやら息子のようだ。
彼曰く本作について忠実に父親の姿を再現してもらうよう監修した的なこと言っていた。
伝記映画というのは個人的にあまりヒットした記憶がなく、結論としてはこの作品も例外ではなくとくに感動したり心を打つようなことはなかった。
確かに凄いことをした人のようだし、レゲエのレの字もしらないような私でも「あっこのフレーズやメロディーどこかで聴いたことあるかも」みたいなのは流れていた。
また、彼が「僕はスーパースターなんかじゃないよ」とか「お金なんていいよ」だとか「子供たちには苦労させたくない」といった万人が感情移入できそうな“わかりやすい善良な一人の父親”という人物像であるというのも良かったとおもう。
ただ、闇の部分とか本当になかったのだろうか?と。ちょっと良いところばかりを中心に切り抜いて貼り合わせていないか?というおもいも。
奥さんと喧嘩するシーンこそあったものの、例えば大金を手にして一旦ダメになってそこからまた這い上がるみたいな、よくある流れみたいなのもなかった。
あったところといえば前半で夜中に家に侵入してきた2人組に銃撃されて〇んでいなかったどころか、割とピンピンして復活していた。
もう一人同じ部屋にいたバンドメンバーみたいな人は6発も撃たれてたようで、これは流石に〇んだだろ・・・とおもいきやこちらもピンピンしていた。ウソだろ。
ただ、撃たれるときにボブ・マーリーが悲しそうな表情をするところは良かった。
ちなみにここで銃撃した一人の男は、しばらく国外行き後に帰国したボブ・マーリーに直接謝罪しに来ていた。直接謝罪する勇気凄い。
そしてそこで普通に許すあたりが彼の人としての器の大きさなのだろうか。
そういえば、前半でボブ・マーリーが銃撃される際に一番最初に外で車に乗って帰ろうとしていた奥さんが撃たれたんだけど、こちらも普通に生きていた。この人たち超人なの!?
むしろあの至近距離で撃って失敗とかワザとなの?ってレベル。
医師曰く「ドレッドヘアーの厚みのおかげで奇跡的に助かったよ」的な説明をしていてギャグかよとおもってしまった。本当に奇跡だった。
最後の方では生前の彼の映像がチラホラと流れていた。
勝手に彼は銃撃されて亡くなったものとおもっていたので、前半の2人組に銃撃されたところで亡くなっていて、そこから遡って彼の軌跡を辿るみたいな流れなのかとおもっていたのだけど、実際は病気(ガン)で亡くなったのだと知った。
ボブ・マーリー役の俳優さんは、マッチョ&ドレッドヘアーという組み合わせも相まってイケメンだったし、歌声も素敵だった。
ラスタファリとはを知れば面白い。
ラスタファリズムの考え方を理解してないと、絶対分からない内容だったことにマイナス★1。
感動するところはないけど、黒人社会、ジャマイカの貧しい国の状態から起こる事柄が、日本人社会では少しショッキングだったかもしれない。考えさせられるものはあった。流れている曲の選曲はストーリーに沿って良かったと思う。バンドも生演奏、生歌、これが良かったね。最近、死んだビッグネームアーティストのヒストリームービーに乗っかった作品かもだけど、それとは同じに出来ないほどの土臭さがあって私的には最高。ちなみにリタが、実物より美人だなと思った。
<ラスタファリ>は、エチオピアの王様ハイレセラシエの王座就任前の名前で、映画で出てくるジャーは、ハイレ・セラシエの事。゜
ハイレ・セラシエは、ラスタファリ運動では神扱いだが、それにも深い理由がある。ハイレ・セラシエという名前はゲエズ語(エチオピア語)でPower of Trinity(三位一体の力)を意味する。その名前を付けられた時点で、生き神のようなものである。だから、ラスタファリ運動は宗教ぽいと言われるけど、実は黒人運動であると同時に、黒人の人生観であって、日本人と同じような文化を持っている。
※以下、一部抜粋
<ラスタファーライ>っていうのは、<1930年代にジャマイカの植民者が持ってきたキリスト教・聖書の教えに、宗教的な思想と実践の体系を総称したもの>になる。
これってラスタファリのRastafali の最後<i>を、<アイ>と読むことでファーライとなるのだと認識してる。なので、ボブたちが何かにつけてラスタファーライー!って言うのは〇だが、日本語字幕が多分間違ってはいないけど、意味が違ってくる。調べてくとレゲエは奥が深いし、リリックに色んな意味があり、深いものだと知ってれば見れるだろう。海外では知られていても、日本人文化では知られていないものなので、レゲエやジャマイカの本当の価値観や文化を知らない日本人が分かりにくいのも無理は無いかなと。
入門版としては良いのではないでしょうか?
ボブ・マーリーを知るための入門自伝映画って
感じですね。ちょっとでも彼や彼の音楽に興味が
ある方は、Wikiで読むのではなく、
この映画をご覧いただきたいです。
「パパ大好き!」な感じの息子さんが
プロデュースしてる作品・・・だからかな?
苦い味付けになっていない、とってもおいしい味
しかしないので、なんとなぁーーーく
「脚色感」が否めません。
まぁ、思い出はきれいになっていくということで。。。。
僕自身はもっともっと本人の内面を掘り下げて
ほしかった。まぁ難しいだろうけど。
宗教への傾倒やら、女性関係はじめ
良くも悪くも人間くさい生々しい姿見たかったな。
どうしてあんな音楽を作れたのか?
音楽を力に変えることができたのか?
そこをちょっとでも感じたかった。
One Loveの本質をくみ取れなかったなぁ。
成し遂げた事実の過去VTRを流して
偉人感を出していくのって。。。なんか嫌だったなぁ。
結果で説得するのではなく、成し遂げた理由をプロセスで
描いてほしかったな。
よかった
それほどファンではないけど、まあまあ聴いてきていて、なじみ深い曲が歌詞の字幕付きで見られるのがいい。しかし内容はラストとかジャーとか、ご本人の会話もそればっかでなんとなくしか意味が分からない。それより文化的に大麻がOKで熱心に大麻を吸っているなどもっと見たいことがある。それがあってこそのラブ&ピースなのではないだろうか。世の中がギスギスして嫌だから日本もさっさと解禁して欲しい。
最後の最後は歴史的なコンサートで大盛り上がりを期待したら一曲もやらないまま終わる。その後、本人の映像が出ると映画の役者さんとは違ってとても小柄だ。大柄の人に配役したのは大正解だ。
皮膚がんで足の指が真っ黒になっているのにサッカーをしている。痛みはないのだろうか。奥さんがケンケンしていて苦手だ。政治を動かすほどの人気とはすごい。暗殺犯が謝りに来るのに驚くが、それをあっさり許すのもすごい。強欲なマネージャーは許さない。
メッセンジャー
歴史的なONE LOVE コンサートのハイライトシーンの再現が最後に来なかったのは確かに物足りなさを感じた。でも作品中に登場する沢山の歌詞やボブの言葉は勿論、リタにナイヤビンギを主催する長老ラスタなど、彼等の発する言葉のフレーズ一つ一つが混迷を極める現代社会に刺さるパンチラインとして強烈なインパクトを放っている。「圧政者に災いを」というボブの呪詛対象には今現在の国際社会にも当て嵌まる人物が複数存在する事を思い当たる人は少なく無い筈。「WAR」の歌詞は改めて現実的で衝撃的であり、当時から現代にかけて不変な状況を突きつけて来るので余計切実に響いた。
ハイライトは「シマーダウン」や「ナチュラルミスティック」のスタジオシーンで何度観ても鳥肌。でも一番印象的なのは、キリストの再来であり王の中の王、ラスタファリズムの神人と崇められたハイレ セラシエ皇帝と、ボブの実父が重なった馬に乗って現れたイメージの存在に「ユーアー マイ サン」と言われ、ボブマーリーの魂が帰りたかっただろう場所に連れられて帰って行くシーン。ジギーマーリーさんはお父様の御霊を供養される意味合いも込めてこの映画に携わったのだろうかと察する。最後のONE LOVEコンサート以降を実際のアーカイブ映像と肉声で演出したのも心からのリスペクトだと思う。
それにしても映画館という最高のサウンドシステムで浴びるルールロックレゲエは素晴らしい音響体験だった。ライヴ再現も鳥肌で、バレット兄弟の重戦車の様なリズム隊やJMの鋭いギター、そして動くアイスリーズのカッコ良さと言ったらもう言葉が出て来ない。
一部の人生を再現した映画だけど、これは混乱を極めつつある現代社会に問いかけるメッセージでもあると受け止めた。ネスタはメッセンジャーだと劇中にも出てきた通り、まるでボブ マーリーの魂が現世の多くの人々を手足の如く使い、ラスタファリズムを通したヒューマニズムやバビロンシステムに抗う人生哲学や価値観を伝えに来た様だ。2024年の今、ラスタ思想と平和を訴える姿を観て君達はどの様に思いどう感じる?と改めて問いかけられた感覚を覚え大変心を動かされた。鑑賞後はルーツロックレゲエも今までよりもより切実に強く響く。
ジャー ラスタ ファーアイ!
ボブ・マーリー(& キングズリー・ベン=アディル)のカッコ良さを堪能。
家族総出でサポートしているだけあって、
ボブ・マーリーが、とにかくカッコ良かったです!
音楽界のレジェンドいうこととか、
ジャマイカの平和を願ってステージに立ったこととか、
曲も、有名なの1、2曲しか知らない者としては、
こうじゃなきゃ!という拘りもないので、
ボブ・マーリーの短い人生の一部分かも知れませんが、
存分に堪能できました。
また、ボブを演じたキングズリー・ベン=アディルさんが、
ものすごく魅力的で…本当に歌っているんですよね???
この方のライブを、普通に観たいです!
Only the good die young
ボブ・マーリーとはこれまで あのラスタカラーにボブ・マーリーのイラストと、曲も多分1、2曲聴いたことあるかな〜?ぐらいの認識でしたので、映画鑑賞前に、ボブ・マーリー ONE LOVEのサウンドトラックを購入して聴き、ボブ・マーリーについてもほんの少しだけ勉強して知りました。
サウンドトラックを聴いていったのはとても良かったと思います。劇中流れるミュージックが聞き慣れていたし、その曲をボブ・マーリーのメッセージを乗せて聴けたので、彼の歌の素晴らしさが際立ちとても良かったです。
ボブ・マーリーのレゲエミュージックのメロディやリズムがとても心地良いですが、強いメッセージ性があり、だからこそ世界に響き渡るのです。
そんな素晴らしい彼の人気が政治に利用され、国内紛争にまで至り、銃撃までされてしまいますが、彼の思いはいつだって政治には関わらず世界の平和を願っていたのです。
エンドロールが始まる時の、ボブ・マーリー本人の映像やインタビュー映像で、ボブ・マーリーの人となりを感じられ、2つの党に握手をさせていた映像で、彼の心がものすごい大きいこと、彼は素晴らしく偉大であることを感じ感涙しました。
鑑賞後のサウンドトラックがまたさらに深く素晴らしいものになりました。
凄い人でビックリした
ボブマーリーを全く知らずに鑑賞。
よくあるサクセスストーリーかと思ったら、いきなり銃撃されるなど波乱万丈な人生すぎてビックリした。
国内の政治闘争に巻き込まれ、のちに帰国して政情安定化に貢献するなど、さらっと描いているけどスケールが大きい。
メンバーや奥さんとの不和がうやむやに終わった感じがあるけど、伝記映画としてとても面白かった。
宗教観がちょっとわかりづらいかな。
音の良い映画館で観たい。
伝説のコンサートのシーンは鳥肌
レゲエの神様、ボブマーリーの史実に基づく映画だが、音楽ファンはもちろん、近代史、人種問題に興味がある人も必見だと思う。
先住民が絶滅させられ、アフリカから黒人奴隷が連れてこられて独自の文化を築いたジャマイカの歴史、
生まれた時から奴隷で、アイデンティティや貧困に苦しむ黒人が「救世主が現れてアフリカ大陸を統一し、奴隷として世界中に離散した黒人たちを約束の地であるアフリカへと導いてくれる」との予言を得てはじめて希望を持ち、それが聖書と結びついてラスタファリという信仰、生き方となったことは予習しておいた方がいいと思う。
ちなみに旧約聖書の「レビ記」の教えを守り、髪を切らないことから、ドレッドヘアが生まれたこともとても興味深い。
こうした背景の中見ると、ラスタファリの象徴となり、多大な影響力を持ったボブマーリーを与党側が利用しようとし、それに野党シンパが激怒するなどして巻き込まれていくところなど理解が深まると思う。
後半の後半は実際の映像を利用。タイトルに書いた伝説のコンサートのシーンは鳥肌。
自然体
音楽が!政治が!と大げさではなく、流れるように話が進んていきました。
曲の散りばめられ方も自然で心地よかったです。
ジャマイカの政治のことは良く分かりませんが、家族監修の映画ということで、ボブ・マーリーが生き生きと描かれていれば良いのだと思います。
主役の方は、笑顔が魅力的で、本人よりマイルドな感じでした。
個人的には、ジャマイカ居住経験者として、パトワの響きが懐かしかったです。
初めはエセに聞こえましたが、次第に慣れました。
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