「本人よりも二枚目過ぎるボブ・マーリー」ボブ・マーリー ONE LOVE shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
本人よりも二枚目過ぎるボブ・マーリー
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面白い作品だった。彼の一生をダラダラと綴るには時間が掛かり過ぎる。それをやめて、人生のピークの3年間にスポットを当てたのは大正解だ。マーリー一家総出で映画製作に携わっているのは、中々興味深いものがある。アルバム「エクソダス」の製作シーンを映像化したのが、白眉だと思う。実際に追体験をしている様な感じで「エクソダス」がボブのギターの爪弾きから始まったシーンに思わず鳥肌が立った。細かな周囲のキャラクターも中々上手いキャスティングでチラッと映るジョー・ヒッグス、リー・ペリー、コクソン・ドッド、マーシャ・グリフィス、ジョディ・モワット、ミック・ジャガーetcと割と似ている俳優をキャスティングしていたのには、思わずニヤついてしまった。しかし、ライブ演奏するクラッシュに関しては頂けない。全く似ていないのだ。ボブがパンクムーブメントを見ていたといった重要なシーンで似ていないキャスティングをしてしまったのは制作側の怠慢ではと勘繰ってしまう。後は字幕の「ラスタファリ!」は駄目だ。やはり、「ラスタファーライ!」で無ければ意味を為さないのだ。
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