言えない秘密のレビュー・感想・評価
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分かりやすくなった日本版リメイク。物足りないならぜひ台湾版オリジナルを
男性アイドルグループのメンバーが主演する映画ということで、比較的若い観客層をメインターゲットにした企画であることは明らか。2007年のオリジナルの台湾映画に比べて、ストーリーの鍵となる“仕掛け”を分かりやすくし、より共感しやすい要素を追加して、感動的な青春恋愛映画に仕上げた。
このレビューは少なくともどちらか一本を鑑賞済みの方を対象に想定していて、以降で“仕掛け”についてある程度触れるので、まだどちらも未見ならこの先は読まず、できれば鑑賞後に再訪してくださるとありがたい。
まず類似ジャンルの映画としては、「ある日どこかで」(1980年米国)、「きみがぼくを見つけた日」(2009年米国)が挙がる。変化球ではあるものの、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(2016年日本)も含めていいだろう。「言えない秘密」との共通点は、異なる時代を生きる男女が時を超えて恋に落ちること。登場人物が意図的にタイムリープを行うという点では、「ある日どこかで」が最も近いだろうか。
さらっと書いてしまったが、タイムリープこそが本作の鍵となる仕掛けだ。そしてもう1つ、他の時間旅行ものにはないユニークな設定が、タイムリーパーが最初に見た人にだけ自分の姿が見える点。本編中盤まで伏線はちりばめられているが明示されず、終盤で秘密が明らかになり「実はあの場面では……」と回想シーンで答え合わせが続く。
冒頭で、リメイク版では仕掛けを分かりやすくした、と書いた。元の台湾版をこれから観る方々のためにぼかして紹介すると、オリジナル版では、ヒロイン(グイ・ルンメイが演じるシャオユー)が未来で体験してもたらされた感情が、時代を戻ってからの人生に影響し、それがさらに未来にフィードバックされていくという、やや複雑な構成になっている(これだけだと曖昧かもしれないが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で過去の改変により存在消滅の危機にある人物の現在の姿が消えかかるのと近い、と補足すれば多少は伝わるだろうか)。ちなみに主人公の男子学生を演じたジェイ・チョウは2000年から活躍する音楽アーティストで、ピアノを含め数多くの楽器を演奏し、作曲も手がける。2005年から俳優としても活動し、「言えない秘密」では監督デビューを果たし共同脚本まで担った才人だ。
日本版では、現在と過去の出来事のフィードバックをよりシンプルにして、SFジャンルにそれほど詳しくない観客でも理解しやすいように改変されている。そのぶん、たとえばトイピアノにまつわるエピソードなど、台湾版にはない感動要素を追加して、想定観客層を満足させる狙いだろう。
日本版リメイクの劇場公開にタイミングを合わせて、台湾版「言えない秘密」のDVD/BD(日本語字幕付き)がこの6月に再発売されたようだ(BDは初かも?)。アマゾンのprime videoでもレンタル・購入ができる。より複雑なストーリーが気になる方は、ぜひ台湾版もご覧いただきたい。
なお、韓国版リメイク(英題はSecret: Untold Melody)も2022年に撮影終了し、今年6月13日にリリースが決まったとの発表があったが、続報が見当たらないので何らかの事情で公開が延期されたのかもしれない。
音楽の持つ力の凄さ。元々台湾版ファンだが日本版が好み。
どうしても映画館に観に行きたくて仕方なかったけれど、予定が合わず悔しくてたまらなかった。
やっと観ることができました。
結論から述べると、近年鑑賞した純愛ラブストーリーの中で一番号泣しました。
台湾版は随分前に鑑賞して大好きな作品です。
他の方の意見を拝見していないため分かりませんが、元の作品がある場合、リメイクは受け入れられないという方や、最初の作品を超えられないだろうという方が多いのかな、と思いました。
自分も台湾版がとてもいい作品なのは重々承知で、「超える」ということはないだろうと思った一人です。
大事なのは、台湾版と日本版で大まかな設定は同じですが、結末が違うことです。
そのため、台湾版の結末が好きか、日本版の結末が好きか。その違いだと思っています。
個人的に日本版の結末のほうが好みでした。
どちらにも良さがあって、あとは極論どちらが好みかなんですよね。
そんなに俳優さんに詳しいわけではありませんが、配役がとても素敵だと思いました。
京本大我さん、古川琴音さん、お二人のお芝居をもっと観たいと思いました。
あと、シンプルに音楽で泣けます。
年齢と共に(まだ若いですが)涙腺ゆるゆるになってきているのはありますが、やっぱり音楽の持つ力って偉大だなと気付かされます。
切なくて美しい世界観を是非皆さんにも堪能していただきたい。
ピアノがうまい!
実際全部を弾いてるかはわかりませんがらちゃんと音大生に見えるくらいピアノがうまく見えました。
もうちょっと早く秘密を教えてくれてたら、助かる未来もあったかもしれないけど、まあそれが出来ない方が映画としては良いのかも。時間を越えたあとの戻り方が、いまいちわからなかった。
ぴあのや、あの娘が計ってたあの歩数にそんな深い意味あったとは、気づけませんでした。
最初から、ただの幽霊かなってずっと思ってた(笑)
端折りすぎだと思う。
なんで好きになったのかわからないし
なんでタイムスリップ?してるのかわからないよ
重要な要素が意味不明で理解できないので
どうしようもない。
その割には中途半端に隠すべき謎みたいな設定がバレバレで
もう見てられないけど最後までみないと評価もなにもできないから見た。
たぶん原作とかでは納得いく形で描かれているんでしょう。
役者さんがかわいそうだと思った。
そういう作品は評価は残念だけど低くなる。
高校生くらいの子がデートで見るにはまぁいいんじゃない?知らんけど
って感じです。
二人を繋ぐピアノの楽しさ愛おしさ 本当に何でもない時間の幸福感 さすが古川琴音のちょっと古風な雰囲気がいい
全編ノスタルジックな作風のラブストーリーで不思議なファンタジー。
時間を越えた恋、二人を結ぶピアノの調べ、両親役が尾身としのり・西田尚美、主人公の三角関係、騒がしい二人の友人と教師役猿時。
これで、舞台が尾道だったら完璧に「大林映画」だ。
さすが、売れっ子の古川琴音!ちょっと古風な雰囲気が作品を包んでいる。
主演二人が本当にピアノがある程度弾けるのも、とてもっ大事な要素になっていて、演技が自然に見えていい。
自転車二人乗りや、海辺で水掛け合い、UFOキャッチャー、ベンチで寄り添って寝てしまうとか、本当に何でもないような二人で過ごす、何とも言えない幸福な時間が良く伝わってくる。
キーとなるピアノ曲が、その曲本来の、ピアノ本来の楽しさ、愛おしさまで感じて素晴らしい。
また、特に、トイピアノ。
彼のピアノが素晴らしいから、生まれたときのお祝いに贈ったトイピアノ。
その影響でピアノの楽しさを知って、成長するに知ったがって、今度は彼を苦しめて、でもそれがきっかけで将来、彼女と出会うことになる。
トイピアノがあったから二人が出会った、出会ったからトイピアノを贈った、というアイテムによる凝った形を変えた”タイム・パラドックス”のようなことを引き起こしているかもしれないというループ。
不思議な感覚がとっても面白い。
全体的にSixTONESと京本大我さんのファンのために作られた映画...
全体的にSixTONESと京本大我さんのファンのために作られた映画なんだなーって感じた。素直な感想を箇条書きでまとめると
・最後の物足りなさがある。せめて最後湊人が前を向いて歩いて行くシーンなどがあれば良かったけどそれらもなくただ雪乃の母からの手紙を見て泣いて終了。あまりにも最後が物足りない。
・京本大我くんが悪いわけではないけどなぜ天才ピアニスト役に京本大我くん?天才ピアニストという役柄なのに本人はピアノが弾けないのか手元を映さないシーンが多い。古川琴音ちゃんがある程度弾けてただけに違和感がある。
・そもそもあの楽譜はなんだったのかという1番の疑問点が明かされずモヤモヤする。なぜあの楽譜は時を超えることができるのか。そもそもなぜあそこに楽譜があったのか。雪乃が見つけたのは偶然だったのか、必然だったのか。それらのエピソードも書いて欲しかった。
・雪乃は時を超えた時に最初に目のあった人にしか見えないのは分かるが触ることは可能なのか。湊人に思いっきり抱きつくシーンや一緒に踊るシーンがあるため触ることは出来るのかもしれないが触られた感触はあるのか。
上にも書いた通り京本大我くんのファンのための映画と感じる。途中泣けるシーンもあるし京本大我くんや古川琴音ちゃんを初めとした役者さんの演技は良かった。最後に流れるSixTONESの主題歌も良かった。個人的には映画としてはあまりオススメしないが京本大我くんやSixTONESのファンにはオススメする。
美しい映画でした
何の下調べもなく観てしまったので
最初は雪乃に何か秘密があるのかな?と思いつつ湊人と過ごす時間がとても可愛くて楽しくて映像も美しかったので最後に見終わった時の衝撃で席を立てませんでした。
ここに帰ってきての歌も映画のエンディングにぴったりでこれはこの映画にはなくてはならない曲なんだろうなと思いました。
2回目を観に行って
旧講義棟が取り壊されることを知った雪乃の憂の表情や目を閉じて108歩 歩くことは湊人以外の人に目が合わないようにしていたこと 赤いトイピアノの意味 色々わかってきて3回目は雪乃が現れただけで涙が出てくるくらいでした。愛する人の胸の中で亡くなっていった雪乃はある意味幸せだったのかも知れませんが
残された湊人はこれからどうやって生きていくのか心配になりました。そんな中 エンディング曲のここに帰ってきての歌詞を見て
ちゃんと前を向いて生きてるんだと少し安心できました。
トラウマを抱えた音大生の湊人の美しい苦悶の表情
ミステリアスでチャーミングな魅力の雪乃
そして湊人を優しく見守るお父さん 雪乃のお母さん 見終わったあと何日も心に残って頭の中にも美しいピアノの音色が響いてました。
2人の連弾も素晴らしく実際にピアノを弾く友達や職場の人たちにも大絶賛 素敵な映画だったと
声を揃えて言ってくれました。
もっとたくさんの人に見てもらえたらいいなと
言えない秘密は何年か先にもまた見てみたいと思える胸が震えるくらいの感動の名作映画だと思いました。
期待以上によかった!
知り合いに勧められて鑑賞!
過去の出来事からトラウマを抱えた大学生・湊人は、どこか謎めいた雰囲気のある大学生・雪乃が奏でるピアノの音色に導かれ、運命的な出逢いを果たす
自然と惹かれ合い、雪乃の明るく純粋なピアノの演奏は、湊人が抱えるトラウマを癒し、やがて2人で過ごす日々は愛おしくかけがえのないものへとなっていく
しかし、ある日突然雪乃は湊人の前から姿を消してしまう――
というのがあらすじ!
予告観る感じ雪乃は幽霊かなと思ってたら全然違ってましたね!
まさか過去から来てたとは…
しかも最初に目を合わせた人にしか見えない
1人で踊ってるシーンちょっと不気味でしたね笑
途中ホラーかな?って思うよな演出でした…笑
雪乃視点からはいろいろせつなかったですね
喫茶店に行っていて赤いおもちゃのピアノをプレゼントしていたのはびっくり😳
あとピアノが上手かどうかはわかりませんか2人で弾いてるシーンは楽しさが伝わってきてとてもよかったです!
みてるこちらまで楽しい気持ちになりました☺️
それと一つ疑問だったのはどうやって元の時代に戻ったんだろう🤔
その場面あったかな?
この作品は台湾映画が原作だそうで…
台湾映画はこういう恋愛映画がとても素晴らしい映画ばかりな気がします!
素晴らしい映画をありがとうございました😊
ストーリーは…うーん
評価が4.2でかなり高かったので、なるべく予備知識を入れずに鑑賞。
ストーリーは少し微妙でした。ピアノが好きなので、ショパンを多く聴けるのを期待していたけど、一部だけだった。
単純に彼女が音楽室に出る幽霊でそれを最後に主人公が知る…というだけの方が感動したかも。非現実的なタイムリープは不要な気がした。
水曜だから安く観られたから良かったけど、もう少しストーリーが良ければと思った。
♪ここに帰ってきて
タイムリープと難病もの。
泣かないわけがない。
泣いて終わっちゃった。
最近の流れだと、秘密を知って、大切な人を失って、大切な人が残してくれたものに気づいて、一歩前へ進んでいく。というのがお約束みたいになってるけど、これは泣いて終わっちゃった。あ、やめようと思ってたピアノやめなかったのか。
音声さん、廊下の足音と扉の閉まる音拾いすぎ。
主題歌がとてもいい。サビの部分がずっと耳に残っています。
21時40分の回
2024年映画館鑑賞64作品目
7月12日(金)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円
監督は『映画 鈴木先生』『俺物語!!』『ニセコイ』『総理の夫』『身代わり忠臣蔵』の河合勇人
脚本は『総理の夫』『法廷遊戯』の松田沙也
台湾映画のリメイク
あっちの方は大ヒットしたらしい
粗筋
イギリス留学から帰国した音大生樋口湊人は得意だったピアノ演奏に自身を失い挫折した
そんな折に大学で髪の毛が短めの若い女性と出会い2人は急速に親しくなる
2度目の出会いで彼女は内藤雪乃と名乗った
雪乃には秘密があった
雪乃の自宅に行くと雪乃の母は怒り「ふざけるな」とばかり追い返された
雪乃に会わせてもらえなかった
雪乃は心臓に先天性の疾患があったようだ
21年前(2003年3月)に亡くなっている
古い校舎でシークレットという楽譜でピアノを弾くとなぜかタイムスリップできる設定
タイムスリップして初めて見た一名にしか姿は見えないという仕掛け
でも写真にはしっかり映っている
予告編からしてほぼネタバレになっている
その点でいうと『屍人荘の殺人』の予告編を作った人は有能すぎて実際に本編を観たら立腹したことを思い出した
他人には姿が見えない女性とデートしてる男って気持ち悪いな確かに
久米田康治作品『行け!南国アイスホッケー部』にそんな回あったような
設定としては単純な域を脱していない
時間帯が時間帯だけに眠くなるかなと心配したがそうでもなかった
京本大我ファンもしくは古川琴音ファンじゃないとちょっと鑑賞はきついかもしれない
特に古川琴音をヒロインとして受け入れることができない人は鑑賞をおすすめできない
最近では彼女とか趣里とか岸井ゆきのとか所謂ファニーフェイスの女性俳優が流行ってる気がするが面とか向かってファニーだねって自分は言えない
皆川猿時が音大の教授役を務めたが全く似合っていなかった
ミスキャストもいいところ
ショパンをルパン三世のモノマネする人みたいに「ショパーン」と言っているし
西田尚美で秘密といえば矢口史靖監督作品『ひみつの花園』の方が断然面白い
配役
ピアノが弾けなくなった音大生の樋口湊人に京本大我
秘密を抱える音大生の内藤雪乃に古川琴音
湊人の幼馴染で同じ大学の学生の浅野ひかりに横田真悠
湊人の友人で音大の3年生の棚橋順也三浦獠太
湊人の友人で音大の3年生の広瀬慎之介坂口涼太郎
湊人とピアノ対決する天才の門倉に實成悠介
渡英先の音楽教授にイアン・ムーア
音大の教授の山本修治に皆川猿時
雪乃の母の内藤敦子に西田尚美
湊人の父の樋口透に尾美としのり
私的感じた、この映画を優れた作品にしている点とは
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
この作品は、ピアノの海外留学から日本の音楽大学に編入した主人公・樋口湊人(京本大我さん)と、大学内で内藤雪乃(古川琴音さん)とが出会う作品です。
私的に優れていると思ったのは、前半の主人公・樋口湊人と内藤雪乃の、それぞれの裏側背景を知らないままでも、2人のシンクロした部分が、ピアノの連弾演奏などと共にきらめいていた所だと思われました。
ともすれば気恥ずかしくなりかねない2人のシンクロした時間は、京本大我さん古川琴音さん2人の清麗でリズミカルに共鳴した演技によって、リアリティ説得力ある場面として表現されていたと思われます。
これだけで優れた作品になっていると思われたのですが、後半でこの作品の「秘密」つまり内藤雪乃の背景が明らかになっても、作品の根幹は保たれていた所に素晴らしさがあると思われました。
このような後半で真相が明らかになる作品の多くは、前後の整合性が取れていなかったり、どちらかに重きを置いてしまって前後のどちらかで良さが失われてしまいがちだと思われます。
しかしこの映画『言えない秘密』は、前半後半で、シンクロのきらめき、その説得力納得感ある背景構造、それぞれの良さが際立つ秀作になっていたと思われます。
私的に振り返っても、前半に違和感を感じないまま観れた上で、後半の説明でも前半の世界が整合したまま後半の深い感情を表現している作品だったと思われています。
惜しむらくは、設定が(作品の良し悪しは別に)やや既視感があるのと、海外の優れた作品のリメイクであるのと、ラストが少しだけ余韻が長いかなと思われ、個人的には今回の点数となりました。
しかし、そんな意地悪な見方をしなければ、十分、素晴らしい作品として他の人達の高い評価も納得の出来だったと思われます。
主人公の父親役の尾美としのりさんの演技も含めて、どこか大林宣彦 監督の初期の作品を思わせる素敵な作品で、個人的にも僭越ながら面白く観ました。
なぜそんな哀しい設定にする必要が?
リメイク元の作品は観ていません
古川琴音さんと横田真悠さん見たさに
作品としては満足していますし
この作品のターゲット層の方の高評価も分かります
(超簡潔あらすじ)⇦事実誤認ご容赦を
・2023年を生きる湊人はピアノ留学で傷つき帰国し音大に復学
・ひかりは湊人が好き
・2002年を生きる同じ音大生雪乃は喘息で入院し退院するが将来に不安
・2002年古い校舎で秘密のピアノの楽譜を見つけた雪乃はその曲を弾いて2023年に「時間旅行」(楽曲は原田真二じゃないけど🙇♂️)
・雪乃は最初に目が合った人(ほぼ毎回湊人1回だけひかり)にしか見えない
・雪乃は2023年の自宅を訪ねて自分が2003年3月9日に死んだことを知る
・2人は仲良くなるが哀しい恋、そのことを湊人は知らない
・雪乃は自分が死ぬ日に湊人のピアノ演奏が聴きたくて最後の時間旅行、雪乃が帰ったあとに雪乃の母と話をして真相を知る
・雪乃の母も湊人と話をして21年前の雪乃の話(手帳には時間旅行が記載)が真実だと知る
・雪乃は最後の時間旅行から帰った2003年の校舎のピアノの側で亡くなった
・湊人は雪乃を追いかけて時間旅行、倒れた雪乃に会うが、気がつけば2024年の校舎に戻っていた
(個人的な疑問というか不満🙇♂️)⇦ご容赦を
・時間旅行の目的が分からないというか彼女がなぜ選ばれた?のか?
・結果的に未来に彼氏(愛する人)を見つけたけど、自分が死ぬことを死ぬ日を含めて知る
・時間旅行で体が衰弱したこともあきらか
・最後の日だから会いに行ったのか、会いに行ったから死んでしまったのか
以上の設定を冷静に考えてみると、これは何とかならなかったのかと思わずにはいられないのです
まあ深く考えずに楽しめばいいのです🙇♂️
ピアノの調べと物語がジャストフィット
2007年に台湾で制作された「不能説的・秘密(邦題は「言えない秘密」)をリメイクした作品でしたが、古川琴音の良さが全面的に出ていて満足しました。
音大に通う湊人(京本大我)は、ピアノの留学先で挫折して予定より早く帰国。そんな傷心の湊人は、古川琴音演ずる雪乃に出会う。そして互いに惹かれ合う2人。何処か”秘密”めいたところがある雪乃の魅力に、ピアノを諦めかけた湊人の心も持ち直して行く流れが、観ている方にも染み渡って来て、私も雪乃の魅力にどんどん魅了されて行きました。でもどこか謎めいた彼女の”秘密”は、彼女が引いていたピアノ曲”秘密”にあったという展開もグッド👍
最終的にはその”秘密”がタイムリープだったことが分かり、下手をするとお話全体が台無しになりかねない荒業というか禁じ手と言えなくもない展開になる訳ですが、全く色褪せることなく美しいエンディングを迎えられたのは、話の筋立てがとてもしっかりしていたこと、そして主演のお二人が非常に良い演技をされていたことなんだろうと感じたところでした。
また、”Secret"という題名のオリジナルのピアノ曲をはじめ、劇中で使われたピアノ曲の柔らかい調べがとても心に染みました。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
もっと広まっていい作品
個人的な感想はもっと広まってもいい作品だと感じた。
二人の繊細な演技に私は惹かれたし音楽に一生懸命になってサボり方もわからない二人が青春していく姿がすごく微笑ましかった。
映画の中でも確かに涙腺弱まる瞬間はあった。それでも泣かなかった。
それはファンタジー要素も含まれていたし結末はもしかしたらファンタジーな奇跡が起こるのか?というソワソワ気持ちもあったから。
だけど最後エンドロールで主題歌が流れたときに、
いい意味でここで終わってしまうのか、どうにもならない現実なのかと思ったことと歌のフレーズが「ここに帰ってきて」と何度も繰り返されることで私自身もヒロインのことを願ってしまい、涙が溢れていました。
2週目に見たのにあまりにも早い上映規模の減り方をしていたので、
もっと広まっていい作品なのにな、私はとても好きだなと思ったのが感想です。
京本さんは音楽番組でサングラスかけてる美形の人というイメージでしたが、
とても好青年な姿と横顔が吸い込まれそうなくらい印象的でしたし
古川さんはどの瞬間を切り取っても脳裏に残るような、この人ともっと一緒にいたいと思わせるよう素敵な女性を演じきっていたと思います。
ある音大の旧い校舎を舞台に、音楽室で出会ってしまった二人の男女が恋に落ちるお話です。落ちた先に迎える結末が、美しく切ないです。
予告編を観て ” ミステリーっぽい " 作品のように思えて鑑賞の
予定をしていなかったのですが、久しぶりの古川琴音さんを目
当てに鑑賞してきました。(2年前に観た「今夜、世界からこの
恋が消えても」での演技は圧倒的でした ・_・)
で。
予告編の内容が、本編の内容を正しく伝えていない気がします。
” ある日突然、彼女が居なくなった ”
このコピーでミステリー要素があるのか とミスリードされたの
ですが、ミステリーと言うよりもファンタジックな雰囲気の漂う
男女二人の純愛作品 と言えるかなと思いました。
お話の内容は、言えないのでヒミツです。∠☆
うーん。 レビューが終わってしまう …
ので、当たり障りの無い所だけご紹介。 ・_・
・樋口湊人(京本大我)。音大生。イギリス留学から帰国。
・内藤雪乃(古川琴音)。音大の庭や教室で時折見かける。
・浅野ひかり(横田真悠)。湊人の幼なじみで、好意アリ。
・樋口透(尾美としのり)。湊人の父。珈琲店を経営。
他にも、湊人とひかりの幼なじみ(兼にぎやかし担当)とか
登場しますが、ストーリー上の重要性は低め。・_・;; カモ
年季の入った校舎の中から、聞こえてくるピアノの音。
留学が上手く行かずに傷心の帰国。
気持ちの整理がなかなかつかずにいる湊人が校舎の下を通ると
気になるピアノ曲の演奏が始まった。
思わず校舎へと入り、演奏しているであろう階・教室を探す。
と、音楽室に一人の女性。彼女も音大生のようだ。
誰だろう。
次の授業。教室に入ってくる彼女の姿を見かけた。
授業が終わり、すぐにその女性を追いかける。
女性の方も、湊人を意識しているかのようだ。
ある日、古い校舎の庭先にある椅子に座っている湊人。
そこに校舎の中から彼女が現れた。
話をする中で、彼女から名前を訊かれる。(★)
” 湊人 ” そう応える。
湊人が彼女の名前を訊いた。が、教えてくれない。
連絡先を知りたい湊人がスマホを取り出す。だが
” そういうの 持ってなくて ”
そんな嘘をついてでも教えたくないのか… と唇をかむ湊人
そうではない と哀しい顔で応える雪乃。(★)
何かかくしごとがありそう と薄々は感じながらも
湊人が雪乃と共に過ごす時間は増えていく。
海に行ったり、自転車の二人乗りで街を走ったり。
ある時、湊人の生まれ育った家(親が喫茶店を経営)に
やってきた二人。
店のピアノで二人で連弾を演奏する場面。楽しそうな雪乃の
表情がとても良いです。
また、湊人の子供の写真を見つけて微笑む姿も。(★)
と、まあ逢瀬を繰り返す二人なのですが。
ある日を境に、雪乃が古い校舎に現れなくなります。
何も知らずに焦燥する湊人…。 T_T
実は雪乃にはある秘密があったからなのですが
いったいその理由とは何か。は、言えないのでヒミツです。∠☆
この後どうなっていくのか。も、言えないのでヒミツです。∠☆
気になる方は、劇場でご確認ください。∠☆
私は満足しました。・_・☆
※とは言うものの、1回最後まで鑑賞しただけでは「?」な
箇所が多かった気がします。鑑賞後帰宅し、頭の中を整理
しながら振り返り、初めて納得がいった所もありました。
(★) を付けた箇所について
この辺りの会話や行動は、後の展開に大きな意味を持つの
ですがさり気なく散りばめられていて、後になって” ああ ”
と気付くことが多かった気がします。 ・_・ヨ
◇あれこれ(言えない秘密といえば…)
■王様の耳はロバの耳
誰かに言いたくて言いたくて。(気持ちは分かります)
ついには穴を掘ってその中に王様の秘密を吐き出す男。
有名な話かと思うのですが、穴の中にヒミツを吐き出した
事がバレた結果、この男は一体どうなったものやら…。
…。 死刑? きゃー
■デビルマン
主題歌(エンディング)の中で
” 誰も知らない 知られちゃいけない ” と
歌われているので、知ってしまっても知らんぷりしましょう。
正体が知られてしまうとどうなるのかというと
敵からは命を狙われ、人間からは恐怖の目で見られ…
うーん。嫌と言えば嫌ですが…。
あ、何よりも美樹に知られたくないか。
■パーマン(藤子F不二雄)
マスクを被ると力が6600倍に。
マントを羽織ると時速91㎞で飛べます。(数字細かい…・_・;)
マスクとマントを身につける以外、ほぼ普段着の格好なので、
一発で正体がバレそうなものなのですが、バレません。
けれど、正体が周りにバレた時のペナルティが…。
「頭をパーにされてしまう」という。 …@_@;
今思えば、少年マンガにしてはえげつない設定かも。
◇余談(素朴な疑問) ※秘密の内容に触れてます
未来の自分の家を訪ねた雪乃。
そこで母との遭遇は無かったのでしょうか。
最初に目を合わせた人以外に自分の姿は見えなくとも、
ドアは開ける事は出来るということか?
その際、雪乃が明けたドアは見えない人にとっては
「勝手にドアが開いた」
ということになるのだろうか。
…実際に目の前で起きたら怪談レベルの話かも ですね。
◇最後に
亡くなって21年後の雪乃の家での母親との会話や、日記を渡される
エピソードは最近観た「青春18-」と重なりました。
どちらの作品においても切ない場面ですが、この作品では直接手渡し
される訳ではなく、あっさりした印象です。
娘の口から聞かされていた「彼」の存在を、母親がどこまで信じて
いたのか。その違いなのかもしれませんね。
それはそうと…
「言える秘密」ってあるのか?…と突っ込みたくなるタイトルです。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
面白かったけど……
タイムトラベルな恋愛ものという、大好きなジャンルなのですが、それがオチなので映画としてアピールできていないのが残念。
映画自体は面白かったです。古川琴音さんの演技がとても良く、最後は、ほんとに死んじゃうんじゃないかと思いました
古川琴音さんも、京本大我さんもピアノ演奏シーンはとてもきれいでした。この映画のためにレッスンしたそうですが良かったと思います
最後にちょっとだけ不満をいうと、タイムトラベルものだとしたら、嘘でもいいからなぜタイムトラベルできるのか、とか、なぜ21年なのかとかそのあたりなにか理屈つけてくれるとよかったかなぁ。
二度めのバツクツーザフューチャー‼️❓
霊魂ものかと思いきやまさかのSF。
これでもネタバレ。
ああ、感動して涙した、時を超えるんだけど、愛は永遠だ❤️
無茶苦茶話は数あれど、こんなSFなら、大感動だ🥺🥲
ピアノが素敵💓、伝わる想いが二人から伝わる。
最後は涙が止まりませんでした、ああ素直に愛に感動しました🥹、ありがとうございました😊😭
全84件中、1~20件目を表示