戦慄怪奇ワールド コワすぎ!のレビュー・感想・評価
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ホラーは勢いとノリだけでここまで面白くなる
アマプラのおすすめに出てきた。
前知識ゼロ。何、これ? タイトルからして安っぽそう……と思いなから、つまらなかったら即観るのやめようと思いながら視聴。
赤い女が怖い! ……かと思いきや無害? なんだこれ……。
パリピたちが自業自得で怖い目に遭う韓国のアレより面白い。キャラがそれぞれ立っててすぐ覚えられる。展開がブッ飛んでてびっくりさせられまくる。
赤い女がなぜああなったのかとか、もう一人の工藤がなぜあんななのかとか、あの安っぽいCGの赤ちゃんは何なのかとか、最後どうなったのかとか、整合性とかは無視して突っ走る勢いとノリが凄かった。それだけで斬新。とはいえ奇をてらっただけでもなく、とにかく意外なほどに面白かった。
カメ止め!
廃墟でのPOV映像を見ると、まず「不法侵入」だろうと疑いの目で見てしまう。映画になっていれば、撮影許可は取ってあるだろうけど、安っぽい作品だと余計なことまで考えてしまう悪いクセ。しかし、既視感たっぷりのロケ地は『カメラを止めるな!』と同じだとすぐに気づくし、奇想天外な作品を多く残す白石監督ならば「カメ止め!」とどこか融合させるんじゃないかと、ヘンな期待までしてしまいます。
瞬間移動、昼夜逆転etc.時空を超えたホラーという展開は清水崇作品をも彷彿させるが、恐怖を感じるかといった点で白石作品はそうはならない。ヤンキー風味の霊能力者珠緒(桑名里瑛)が登場したおかげでSFホラーぽさも笑いに変えててしまう。パラレルワールドなのか単純なタイムスリップなのかどうなのか?といった疑問も吹き飛ばしてしまうのだ。
低予算であってもアイデアで一発逆転劇場公開!都市伝説「赤い女」のオリジナル秘話をも笑い蹴飛ばすような展開には恐れ入ったよ。
ヤンキー師匠は寺生まれだよきっと
Jホラーからの果敢な逸脱。怪作快作。
あの場所でもう一度・・・
残念ながら焼き直し感が否めない
なんでこんな続編作ったの((+_+))?
カオス映画
今、日本のホラーを動かしている監督の作品。
「ある映画のロケ地」
白石晃士監督
いつものやつ!
コワすぎファンむきの作品
個人的には大好きで、今日 観に行きました!
田舎で上映がいつもないので、嬉しくて~特典?の工藤氏のクールなハガキ?がもらえて、びっくり! コワすぎは全部視聴済で、ニコ動の皆さんのコメントで盛り上がるので、そちらのファンです。白石ワールドは貞子VS伽椰子ではなく、霊体ミミズやパラレルワールド、工藤氏の暴言だと思ってます。今回 工藤氏は、大人しめで弱体化?(全国放映だから?)笑
わからない方は コワすぎのはじめから是非 観てください(Amazonプライムで無料)
8年ぶりは本当に嬉しかったです! ファンの方は是非 観てください^^
やや微妙な点もあるものの、酷評されるJホラーよりは…
今年310本目(合計960本目/今月(2023年9月度)20本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
原作などは見ていないほうです。
したがって、一般的なホラー映画という解釈で見に行きました。
80分ほどと時間にやさしいのが良かったところです。もちろん日本のいわゆる「Jホラー」の中心となる監督さん(のグループ)からは外れるので、知名度などは落ちますが、妙なところで(ホラー映画と関係のないところで)変な描写やどうでもいい描写があるなどといったところが少ない点は明確によかったかな…というところです。
一方で、多くの方が書かれている通り、原作テレビ番組?があるようで、そちらの理解をある程度前提にしているフシはあります。といっても、結局80分ほどの準短編ものと言える映画ではありますしホラー映画に複雑なストーリーは一般的に求められないので(=映画を見る「マインドセット」の話)、そこは個々好みかな…とは思いますが、酷評されまくっている、半ば混乱しつつある「Jホラー」と違う観点で見に行く分には十分おすすめできる範囲です。
採点に関しては、どうしても法律系資格持ち上、下記が明確に気になったところです。
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(減点0.3/「住居侵入罪が成立する」が、一般的な知識ではとても言えない)
(刑法130条)
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは(途中略)に侵入し(途中略)…は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。
…で、条文だけを見るとそのようには見えないように思えます(刑法は民法と違って、勝手な類推解釈を認めると委縮を生むので、類推解釈や拡大解釈は原則認められません)。
ただ、実はここは最高裁の判例があり、「他人の看守する建造物等に管理権者の(管理状況などの)意思に反して立ち入ることをいう」というものがあるため(昭和58.4.8)、この判例により成立するわけです(映画内では扉を封鎖する南京錠を壊す行為が該当する)。
一方でこのことは条文上明確でなく、このことをはっきり言う(または、そのように解釈する)には一定の知識が必要なところ(行政書士の資格持ちでも、憲法論でこの判例には触れます。ビラ巻きなどの「表現の自由」との均衡論において刑法の中でもこれに関連する住居侵入罪は深く扱うため)、なぜか突然「これは住居侵入罪を構成する」というあたり、「行政書士以上の資格持ちですか?」という状況で、やや不気味というかヘンテコな状況ではあります。
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ホラー版水戸黄門 なのかな?
配信やDVDで一部好事家に大人気という「コワすぎ」の映画版を観に行きました。過去作品の中で最も面白いと評判らしい「 FILE-04真相!トイレの花⼦さん」を事前に予習した上での本作の鑑賞となりました。
2作品しか観てないので、もしかしたら他にも異なるパターンがあるのかも知れませんが、本作と「トイレの花子さん」を観ると、
①一般人が怨霊らしきものが映った映像を撮影する
②その映像を主人公の工藤の映画製作会社に持ち込む
③工藤たちが現地に行って怨霊の撮影をし、その映像を販売して巨万の富を稼ごうとする
④現地で怨霊に襲われる
⑤時空が歪んでタイムリープしたり瞬間移動したりする
⑥霊能力者などの力を借りて怨霊を退治する(ないし鎮める)
⑦エンディングでまたアクシデントが降りかかる
という流れが確立されているようでした。言ってみればホラー版の水戸黄門みたいなものでしょうか。この辺りのパターン性が人気の源泉なのかなと思ったりもしたところです。
また興味深かったのが、霊能力者が決まって不動明王の真言(「ノウマク サンマンダ バサラダン センダン マカロシャダヤ ソハタヤ ウンタラタ カンマン」)を唱えるということ。この辺のステレオタイプには、結構笑いがこみ上げて来てしまいました。
積極的に評価出来るところとしては、タイムリープや瞬間移動の場面のどんでん返しが、中々見事だったこと。低予算で製作されていると想像されるところですが、それを克服しようという職人的なカメラワークと編集作業には、大いに敬意を表すべきところと感じたところです。
あと、ホラーとしての主題とは全く関係ありませんが、工藤・市川コンビのコント的なやり取りは面白かった。工藤のセクハラ・パワハラに対して、市川がカウンターで制裁するというパターンは実に面白かったです。この辺りのコメディ要素も、人気の秘訣なのかも知れませんね。
最後にストーリーですが、正直「トイレの花子さん」の方が、出来栄えが上だったかなと感じました。特にオチの部分で登場した怪物は、蛇足だったように思えました。
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