劇場公開日 2023年10月13日

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月のレビュー・感想・評価

全270件中、21~40件目を表示

3.5ヒトってなんですか?

2025年4月12日
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鑑賞方法:VOD

実際の事件を施設職員の側から丁寧に紡いでいった作品です。もっとセンセーショナルな内容にもできただろうけど、人間ドラマとして丁寧に描こうとしている姿勢には好感を持ちました。ただし絶対に表明できない社会のホンネの部分はあいまいになった感はあります。
内容については鑑賞してもらうしかないので書きませんが出演していた俳優陣には感謝しかありません。この作品が完成し公開された事実こそが大切だと思いました

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虎太郎

3.5機械に奪われない仕事ランキング上位

2025年4月12日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

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ひとさん

1.0気持ち悪い

2025年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

全てがただただ気持ち悪い。セリフ回しも映像もストーリーも。
見なきゃよかった。

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Koji

3.5重度障がい者施設

2025年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

主人公(宮沢りえ)はスランプ中の小説家、人里離れた重度障がい者施設で働き始める。
施設では入所者への暴力が常態化していた。
知り合った若い職員は、この状態に精神的に追い込まれていく。
実際にあった衝撃的な事件をモチーフにしているが、扱い方が難しく、ためらいがちに見えてしまう。

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いやよセブン

3.0作り手の蛮勇を評す。

2025年4月11日
iPhoneアプリから投稿

配信初見。
これを世に問う作り手の蛮勇を評す。
物書きでも全然言葉に出来ない
生命とは、人の世とは、見るとは、か。
輻輳するこの難題を難題のまま問うに
最善の物語の一つではあろう。
上司先輩の低レベルが磯村側を高尚にする虞がある。
劇場で観ねばだった。
確かに狂っているのは世の方だ。

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きねまっきい

2.0観ててシンドイ 障害者は要らない? 社会に隠された本音? 価値観の...

2025年4月10日
iPhoneアプリから投稿

難しい

観ててシンドイ
障害者は要らない?
社会に隠された本音?

価値観の押売り?

一応最後まで観たけど
観なくて良い作品だった。

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ホンマサ

2.5命とは何か。倫理観を問われ、突きつけられる。

2025年4月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

減税して、手取り増やして、弱者も生きていていいんだと思える社会を!、、、というのは立派な考えかも知れないが。弱者は生産性がないどころかコスパ最悪な訳です。全て無くして健常者だけの世の中であれば、とっくに減税もできるしSDGsもLGBTQもある程度解決する面があるのは確かなわけで。人が人である以上、倫理観で許されないがメディアがどんなに命の大切さを謳おうがあの事件の報道を観た多くの人が、いや、どこかでホッとした遺族もいるのではないか?と想像したはず。そうでなければ、なぜ、金だけ払って預けているのか?どーにもならないから?それは施設の職員だって同じことである事実。少なくとも私はフィクションとはいえ、映画の中の犯人の問いに明確な答えは持ち合わせていない。

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テン

3.0もっともっと欲しかった

2025年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

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なとやま

4.0少々難し過ぎる

2025年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

何とも表現しにくい作品
作中でもあるが、描いているのが人の心
しかしすべての作品は人の心を描いているものだ。
それ故、わかるようなわからないような難しさが残る。
さて、
月とはいったい何のモチーフなのだろう?
一般的に言われているのが月の重力による地球や動物の変化だが、見えないし感じないこと故、価値があるのかわからない存在ともいえる。
「心がないなら、生きる意味も価値もない」
このセリフを月に見立てたのだろうか?
映像の中で月は、冒頭の暗闇に光る三日月と最後に小さく遠くに薄っぺらい昼間の三日月としてのみ登場する。
実際に太陽の光を反射して光る月は、光の幻影とも取れる。
冒頭にあるテロップ
同じことが繰り返されるという意味
これはかつてそうであって、今でも変わらないことを示唆する。
いつの時代でもなくならない偏見した思考。
作者は、実際の事件をモチーフにしながら、こんな事件はいつまた起きてもおかしくないと言いたいのだろうか?
そして、群像
人は他人の中に自分の群像を見る。
だから反応する。
特に反感は如実に現れた自分像
ヨウコも、陽子も、サト君も、お互いの中に、障害者の中に自分自身を見る。
さて、、
この作品のコントラストは奇妙だ。
そして無力だ。
ヨウコはTVの映像を見て「行かないと 行ってやれることを」というが、やれることはすでにできなかったのではないかと解釈した。
やれる可能性は、夫がサト君と再会した話と、キイちゃんの夢 胸騒ぎがすでに伝えていた。
今さらあの施設でヨウコがやれることなど何もない。
ただ、
「これから先どうなるかわからないとしても、この先も頑張って生きて行こう」
これだけがこの作品の中の唯一の「正しい答え」なのかもしれない。
二人がお互い「好きだ」と確認したことも、二人の人生にとって大切なことかもしれないが、事件とは基本的には関係ない。
むしろサト君とショウコでさえも、お互いに好きだということを確認し合っている。
この二人の記念日が、答えを出す日にした日が事件の日という設定も、いったい何を意味したのだろう?
コントラストにしか見えない。
月とは、いったい何だろう?
そして、
やはり理解できないサト君の思考
施設の障害者の言動を四六時中聞かされることで起きる異常を、彼は訴えた。
最初はヨウコ同様「こんなの間違ってます」と院長に訴えていた。
措置入院によって益々思考が明確になったのだろうか?
サト君は心のあるなしこそ、価値のあるなし、意味のあるなしを決めたようだが、紙芝居を読み聞かせながら「臭くて汚いものって何だろうね?」というあたりは恐ろしさを覚えた。
既に狂っているのは明らかだが、その根底の闇の深さは計り知れない。
同僚はサト君の中にヒットラーを感じているが、この社会によって価値基準が決められることそのものに彼は参ってしまったのかもしれない。
この彼のまったく理解できない思考と、堂島家そして陽子という人物の根本は同じようではあるが、そこから手に取った何かが彼らを大きく異なった存在にしてしまったのだろうか?
そもそも、
この作品が問題にしたことは何だったのだろう?
「心の痛み」
物事ではなく人の命に関する心の痛み
鋭い感性を持つ陽子
彼女が目指す小説家の夢と、才能のない残酷さという現実
嘘が嫌いだという彼女は、ヨウコからもサト君からも嘘つきだと言われるが、自分を隠そうとすれば嘘が出るし、相手の嘘も探したくなるのだろう。
特に陽子がヨウコの内面を見抜いた指摘は的を得ていた。
やがてヨウコは再び書き始めるが、声にできない言葉をどのように表現したのだろう?
「間に合った」のは文藝賞への応募だろう。
サト君がショウヘイに言った「息子さんに見せたかったんでしょ」というのも鋭い視点だ。
この作品が後に賞を取ったのだろうが、サト君の思考が益々わからなくなる。
人の心がわかるサト君
心がわかるからこそ、意思疎通出来ない障害者を価値がないと思うのだろうか?
古来からあった価値と意味という概念
それは他人軸で測られるのものではなく、自分軸で見つけるものだろう。
自分自身を俯瞰すれば、その価値も意味もないように思えることがあるのは事実だ。
でも少し生き生きとしているときには、そんなことは一切考えないものでもある。
自分のこと 自分の価値 自分の生きる意味 勝手に悩み苦しむ自作自演
他人の価値 他人の生きる意味 この領域には踏み込んではいけないのかもしれない。
この作品に感じるコントラスト
そこには自分軸と他人軸の違いが隠されているのかもしれない。
しかし、難しい。
人類が繰り返しているのは何だろうか?
隠ぺい 冒頭の言葉
そして「新しいものは何もない」という言葉
これらは問題提議で視聴者に考えることを促しているが、コントラストが強すぎてどっちかになってしまうようにも思えてしまう。
思考が、簡単に一周まわって考えることを止めさせてしまう。
やっぱり難しい。

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R41

4.0臭いものには蓋をしろ?

2025年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 幻想的な月夜の風景。そして東日本大震災の惨状。心の傷が未だにイヤされてないように思える堂島洋子(宮沢)。東日本大震災を扱った小説で脚光を浴びるものの、それからは全く小説が書けない。夫の昌平(オダギリジョー)は人形アニメーション作家を目差しているが、マンション管理人のアルバイトで食いつなぐ。

 同僚のさとくん(磯村)が危険な思想を持っていた。ヒトラーにも通ずる優性思想。噛み付かれたり、幽閉されている障がい者の実態を見てバケモノへと変化していくさとくん。心がない者はヒトではない。やがて彼は洋子の告発によって精神病院へ入所することになるが、わずか2週間で退院・・・そして実行へ。

 障がい者施設の実態は確かに隠蔽工作があったように描かれてはいるけど、どうせなら税金を使った杜撰な管理をもっと描いても良かったのでは?とも感じる。助成金や闇の事実など、所長のモロ師岡ならいくらでも抱えていそうだ。暴力や虐待などももっと深刻に扱ってもらいたかったところだ。

 重すぎるテーマを中心に様々な闇を抱える登場人物。ちょっと詰め込みすぎとも思うが、生きること、生まれてきたことを上手く表現していた。そして「月」。冒頭の幻想的な三日月やアニメーションの月、そして「月に追いかけられている」と感じるさとくん。井上陽水の「東へ西へ」を口ずさむ様子も彼の心の中を見透かしたようで意味深だった。

 盛り込みすぎの要因の一つ。二階堂ふみ演ずる陽子はクリスチャンの家庭に育つが、旧約聖書も詳しく知っている様子から、ヒトラーとユダヤ人の関連もほのめかしていたこと。回転寿司のタマゴにしたって・・・考えるのはよそう。

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kossy

4.0重たさと温かさが残る誠実な映画。

2025年3月26日
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鑑賞方法:映画館

とても難しい題材を、誠実に映画化した石井裕也監督に拍手。
その上、しっかり映画としての面白さがある。
複雑な思いの中で、綱渡りするような話運び。観客をどこに連れて行くのか、と思いながら見続ける。
感動とは別な気持ちかもしれないけど、重たさと温かさが残る映画だった。見応えのある映画だった。

宮沢りえがほぼすっぴんで、皺だらけの顔で熱演。オダギリジョーとの夫婦役がいい味が出ていた。磯村勇斗も良かった。

やっぱり石井裕也監督は天性の上手さがあるというか、物事を外さない力がある。誤魔化さない誠実さも感じる。
「船を編む」がよく出来ていたのは、シナリオが良かったからと思っていたが、あの頃から演出が的確だったんだといまさら思う。

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mac-in

5.0『選別』すれば必要のないものが必ず生まれる

2025年3月23日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

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すけちゃん

3.0終わり方が不満

2025年3月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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ガレ

4.0さとくんの心理は丁寧に描かれていたけど

2025年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

重度障がい者施設で起きた事件をモチーフに書かれた辺見庸の小説を映画化した問題作。
この映画の重度障がい者施設で働く、主人公の堂島洋子(宮沢りえ)と同僚のさとくんと陽子と施設にいる入居者の違いは、洋子たちにはとりあえず夢があり、そのことを人に語れるという、あるとすると違いはそれだけというように映画の前半で描かれている。

この洋子たちの暗い日常世界が描かれる前半部分が、実は後半の事件の部分より見ていて苦しい。本当は施設で起きる事件の場面で苦痛を感じなければならないのに、平穏なはずの日常風景の殺伐とした闇が濃すぎて感覚がおかしくなる。
施設で働く洋子たちも洋子の夫も肉体的には健康だけど、日本の社会から経済活動に適さない不要な人間のように扱われている、本人たちもそういう意識を持っている。

さとくんはこの中で一番正直な人間で、自分たちと施設の入居者に違いはなく、同じ側の人間だと確信してしまった人間として描かれている。
そうでないと、さとくんの恋人が聾啞者ということの意味がわからなくなる。さとくんは自分の恋人は手話で会話が出来るからという理屈で、恋人を殺さないのではないと思う。

さとくんは施設にいる言葉を話せない重症の入居者が日本の社会から侮辱されている、見せしめに生かされているように感じて、その入居者たちと自分が同じ存在のように感じられて、自分もその地獄から救われたくて入居者たちを殺したというように描かれている(感想は人によって違うと思う)と感じた。

だけど、最大の疑問は話せないから施設の入居者たちには心がないという、さとくんの思想で、さとくんも本当はわかっていると思う。日本にはペラペラと大口を叩く自称優秀な人間が山のようにいるけど、あの人たちに心があるだろうか。
さとくんも前半では話せない入居者たちに心を感じていたから、童話を読んであげていたのでは、そのことを忘れるぐらいさとくんは自分を含めて入居者たちが社会から侮辱されていると感じたということなのだろう。

結果として重度障がい者たちの苦しみより、介護している側の人間の苦しみの方が強く描かれてしまった感じがある、ラストの入居者の母親の絶叫だけが救いに感じられた。

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くまぷう

3.0「かつてあったことはこれからもある」

2025年3月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

 作家の堂島洋子は、最近書けなくなり障害者施設で働くことに。夫は彼女を師匠と呼び、夫婦の息子は幼くして亡くなっていた。施設で働くさとくんは、入所者に優しかったが次第に。
 実際の事件をモチーフにした作品。犯人の思想変化と、主人公の出生前診断に関する悩みを絡ませた物語。犯人の変化については少し強引な感じで、事実と異なるんだろうと思いました。心がないから人間ではない、だから殺す、の短絡思考には理解できるはずがない。優生思想と出生前診断については、どうしても割り切れないと考えてしまう当事者の苦悩が理解できます。
 月は象徴的に出てきます。しかしシンプルで不自然なタイトルは、「つくい」をもじったのだろうか。
 宮沢りえが始終辛い顔をしていて、同情してしまいます。

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sironabe

1.5重いテーマ×重いテーマ

2025年2月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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tochi06

3.5なぜさとくん?

2025年2月26日
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りか

4.0ちょっと難しすぎて

2025年2月26日
Androidアプリから投稿

コメントしづらい
とりあえずさとくんの気持ちは分からないけど、1%ぐらいは分かる気もする
だって自分はその現場にいない訳だから
じーさんのあの場面が衝撃すぎた。
でも自分も酩酊状態になるとあんな感じになるから他人事ではない。

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凸子

3.5この事件はニュースでも大々的に報じられたから覚えている。 「障害者...

2025年2月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この事件はニュースでも大々的に報じられたから覚えている。
「障害者は社会に不要な存在だから殺してしまえ」というのは極論である。
だがしかし、「あなたはここの入所者を見て気持ち悪いと思ったことは一度もありませんか」という問いに対しては、答えに窮してしまう。
直接手を下すかどうかの差であって、考え方は彼と似ていると気づかされてしまった。
全体的に重苦しい雰囲気の作品だが、オダギリジョーが磯村勇斗を殴りつけた後、やり返されてボコボコにされていたところは笑った。

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省二

4.0嘘だらけの世界の中で、誤った真実に染まる時・・・

2025年2月21日
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怖い

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ratien
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