バジーノイズのレビュー・感想・評価
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爽やかで少し切ない映画
やさしい色味とか殻に閉じこもってた清澄が変わっていくところとか、映画全体に流れる空気が爽やかで観終わった後も心地よい。
重厚な映画を求める人には不向きかもしれないけど、本格的な音楽とやさしさと救いのある世界観が自分にはとてもハマりました。
自分一人でいいと殻に閉じこもる清澄は、コロナ禍を経た今の時代の象徴のような気がして共感できる人は多いと思う。
いい意味で変化を受け入れる、一歩踏み出す勇気をくれる映画でした。
音楽映画
音が重なって音楽になる瞬間にときめいた。
流行りが一瞬で移り変わる今の音楽業界には、リアルにこんなことがおきているのかも知れないと少し怖さを感じたし、色々考えさせられました。確かに潮の言動は破天荒すぎてドン引きするけど、それでも何かになりたいけど何にも持ってない自分に焦ってイラついてもがいて捻くれて。そんな潮に共感してる自分がいました。そしてとにかく演奏のシーンが素晴らしかった。楽器挑戦してみたくなりました。
登場人物の行動が理解できず、取り残される
いくら彼氏にフラれてショックだからといっても、夜中の3時過ぎに見ず知らずの部屋のチャイムを鳴らして音楽が聞きたいと頼み込んだり、それを受けて大音量で音楽を演奏したり、どうやって侵入したのか分からないが、ベランダでサッシの窓ガラスをぶち破ったり、それから2人で海に行って、挙句の果てに、同じアパートで音楽は演奏できないはずなのに、「自由に音楽を作って」と男を部屋に住まわせたりと、エモーショナルと言うよりも、あまりにも非現実的かつ非常識な展開に、冒頭から呆気に取られてしまう。
その後も、主人公が人間嫌いなのは、過去に誰かに裏切られたような過去があり、人間不信に陥っているからなのかと思っていると、自分が人前で演奏するのに怖気づいたからだという理由が分かって、肩透かしを食らってしまった。
それでも、そんな主人公がバンドを組むことにしたのは、他人と一緒に音楽を作る楽しさを知ったからなのだろうが、その相手は以前のバンド仲間と同じ人間で、だったら、その時に、同じような楽しさを味わえなかったのだろうかという大きな疑問が湧いてくる。
主人公を見い出した少女にしても、女性のドラマーをバンドに迎えて、主人公が楽しそうに演奏するのを見ただけで、姿をくらましてしまうという行動には、それこそ「独りよがり」で、到底納得することができないし、あまりの自虐ぶりに同情することもできない。
それで引きこもりに戻ってしまう主人公も主人公だが、自分のせいで引きこもった主人公を、再度、世間に引きずり出そうとする少女も「マッチポンプ」としか思えない。
いかにも今風でポップな音楽はそれなりに楽しめたし、俳優たちのミュージシャンぶり(特に、円井わんのドラマーぶり)も見応えがあったのだが、肝心の「人と関わることは素晴らしい」というメッセージについては、主人公たちの行動原理が少しも理解できず、彼らに感情移入することもできなかったため、残念ながら、まったくと言っていいほど心に響いて来なかった。
表情だけで心が揺さぶられ泣いてしまった
桜田さんの演技力が良かった
音楽に集中して観る映画
テンポ良く見れました。
魂に刺さる
人付き合いが苦手な天才ミュージシャンの孤独から羽ばたくまでのストーリー。人間関係が苦手な方なら誰しも共感できる生き様と、一方それを応援する彼女は、例えるならクラスで1人っぽっちの子に声をかけた先にその子が沢山の友達を作って自分から離れ行くような寂しさ、これもまた誰しもが持ち合わせている感情。
あーこの先の展開をどうやって克服するんだ?この映画は、なんて思いながら観ていたら、、、
ネガティブな私には予想しなかったら前向きな映画に!
いいよ、それでいいよ!それがいいよ!
凄く良かった。素直になるチャンスの時に、ちゃんと素直に!だね。
音楽を通して人間関係やチャンス、生き方、働き方を教えてくれる映画でした。
余談、青春18×2が良過ぎてハードルが高かった後のバジーノイズ、多分イマイチに感じちゃうなーって挑んだのに、良かった。素晴らしいストーリーでした。
桜田ひよりさん、昨年の交換ウソ日記に続き良かった!主演の川西君も歌も演技も上手かった!今後に期待大です。
大人の階段昇る『桜田ひより』
どの世代にも刺さる映画です
主演の方よく存じ上げないんだけど、元々の内向的な性格を物語る言動み...
青春の"青さ"を音と映像で!
完成披露試写会にて鑑賞。
音楽ものが大好きな私は少しずつ仲間が集まるワクワク感、セッションで音が重なったときの喜び、涙が出そうなくらい輝いて見えました。
登壇時の桜田ひよりさん(W主演 潮役)の言葉にあった「夢を叶える途中の人、夢があった人、夢を叶えた人、みんなに見て欲しい(意訳)」という言葉の通りの作品だった。
今をときめく製作陣で
silentの風間監督、音楽は藤井風などの音楽を手掛けるYaffleさん、ヒロインはアカデミー賞新人俳優賞の桜田ひよりさんをはじめ、今話題の俳優陣。
桜田ひよりさんとW主演を務めたJO1の川西拓実さんは今作で映画初主演、初ソロ主題歌を担当。
ステージ上で見せる"アイドル"ではなく"俳優"として演技に関しても流石のセンスを発揮していた。
初主演とは思えないほどだった。
特に繊細な目の表現を評価したい。
セリフの少ない寡黙な役だったが、繊細な表情がいやらしくなく、自然で"海野清澄"そのものになっていたように見えた。
また、音楽映画とのことで、清澄の感情を表現しているYaffleさんのつくる"音"も素晴らしかった。
下手な言葉よりも音の方がストレートに感情が伝わるのかも…と思い知らさせるほど心が揺さぶられた。
清澄の心の奥底が見えるような目の演技と音が合致したことも相まって、清澄の感情がそのまま流れ込んでくるような感覚だった。
特に最後のシーンは是非劇場で見て欲しい。
劇場で観ないと後悔します!!
しかも、演奏シーンは風間監督のこだわりで完全吹き替えなし。
清澄が、AZURがどんな音を奏でるのか、是非体感してください。
また、全編を通して、
青がテーマカラーとなっているが、
私は夏は陽射しの煌めきで世界が青く見える(と感じている)のですが、その輝く青さや、精神的にブルーになるような燻んだ青があるように
青春の"青"が様々な彩度で描かれていた。
映像も青基調となっていてまるでミュージックビデオを観ているかのような美しさ、エモさがあった。
是非みなさんにも目から、耳から清澄たちの奏でる音を体感してほしいです。
ハンカチは必須です!
観て後悔しない映画です
音楽が素晴らしい
原作コミックで表現されていた泡のような音達が実際の音となって感じる事ができました。
音楽が心地よくリズムに乗ってしまっていました。
原作とは違った良さがある。
それぞれの人間性を感じましたし、清澄の心の機微を感じました。
演奏シーンの吹き替えは一切しないでいく。というので皆さんに頑張っていただきました。と監督のお話もあったのですが、
演奏シーン、とてもかっこよかったです!!
仲間で音をつくるという青春要素とそれぞれの葛藤。
胸が苦しくなって涙が出てきた場面があったので、清澄、潮、陸...誰かの感情と共感して見る事が出来るんではないかと。
きっと同じ気持ちを持ったことや考えたことがあると思うので。
ぜひ一度見て欲しいです。
まさに青春音楽映画
完成披露試写会で鑑賞しました。
原作漫画ファンとして「漫画だから許される無茶な設定」をどう実写化するのか心配もありましたが、原作者のむつき先生が太鼓判をおしていたので、期待しつつ見ることができました。
なるほどこれは確かに満足感のある「音楽映画」だ、と感じました。
内容の濃い原作を119分の映像に詰め込むのは(しかも2次元だから許される事やエモさもある)無茶がある部分もあるのかもしれないが、音楽がもつ説得力がハンパなく、全てをすんなり受け入れられた。
あの演奏シーンを見るためにもう一度見たくなる、そんな作品だ。
またキャラクターのセリフ以上の視線や仕草の細やかな表現力が瑞々しく、若者に共感されるだろうな、と思った。
主人公の川西くんは映画初主演らしいが、セリフが少ない分、表情の演技が素晴らしかったし、音楽表現力が高く、見ながらこちらも体が揺れてしまいそうだった。
また、柳俊太郎演じるキャラクターのベースを引くシーンには痺れた。
これだからバンドマンはモテるのだな、という色気が半端ない。
是非また劇場で見たいと思える作品だった。
川西拓実くん初主演とは思えないくらいよかった!感動した!
試写会にて公開日より少し早く鑑賞させていただいておりましたが、正直回数を重ねれば重ねるほど泣けます( ; ; )川西拓実くんのファンなので、最初は清澄をメインで見るのに必死でしたがキャストの皆様のインタビューなどで各シーンの裏話(努力も含め)も拝見していたので、各シーンでその話が頭をよぎって色んなポイントで溢れる涙を抑えることができなかったです。潮の視点で見てみたり....と登場人物の色んな視点で何回でも味わえて、見れば見るほど改めて魅力的な作品だなと感じました。"音"や"音楽"も音楽映画なだけあって素敵でした。登場人物の心情に寄り添うような音楽が更に目で観るだけでなく耳で聴いて身体で感じるのですごく心に響くというか....ずっと聴いていたいくらい心地よかった。
特に、映画初主演の川西拓実くんは口数は少ない清澄を演じるのに目の表情や仕草だったりで伝わりにくい清澄の心情を表現されていて、圧巻でした。拓実くんのファンなので最初からは拓実くんのカケラを探してしまってましたが、劇中にいたのは完全に"清澄"でした。
演奏シーンは風間監督のこだわりで生演奏だったので、拓実くんもキーボードなどかなり練習されたみたいです。生演奏だからこそ伝わる熱量が眩しかった、かっこよかった( ; ; )絶対劇場で体感していただきたい。あの臨場感は本当に素晴らしかったです!
バジーノイズ、たくさんの方に愛されるべき作品だと思います。これからもたくさん映画館にいきます♩人生で1番大好きな映画になりました(^o^)
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