バジーノイズのレビュー・感想・評価
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難しかった
生の楽器、特にベースが格好いい
あらすじはオーソドックスな感じ、ただ映し出すものが今どきの若者の多い考え方、一人が面倒くさくなくて楽で良い。
清澄は音楽の才能ありながら一度の失敗から人と関わる事を絶ち、誰かに聞かせるでもなく自分の音楽に没頭して生きてる。
かたや潮は根っからの明るさと人と関わることで自分の存在を確認してる。
そんな二人がお互いに関わりを持つことで変わっていく。
一般論としてどちらが正しいかとかでなく、一人でいて他人と関わらず自分の楽しいことだけしていれば楽なんだろうけど、人間関係含め目の前のことから逃げて楽して本当の楽しさなんて分かるだろうか?
他人と向き合い悩み行動する潮の生き方のほうが楽しいと私は思う。
最近自分の子供や仕事の後輩もよく「面倒くさい」「一人が楽で良い」など自分主義の声をよく聞くけど、人は持ちつ持たれつ、助け助けられ、好きや嫌いにがありそんな感情も関わることがあってこそ。
楽な方に逃げてばかりでは人として成長出来ないだろうし、何より経験値が何事においても自分の糧になることをこの映画から10代、20代の未来ある若者には知ってほしいな。
人との関わりから逃げ、したいことだけする面倒くさがりな人間になると感情はじめ中身が何も無い大人になってしまうよ。
いつも熱い人間になれとは言わないが、たまに熱くなる、ならざる得ない経験をすることで楽しい人生が送れると信じている。
目の前のことから楽しようとして逃げてちゃ本当の楽しみはわからないよ。
悪くはない、けど…
原作未読ですが、人気マンガ作品原作の実写映画の難しさをひしひしと感じました。
他のレビューでも見えましたが、やっぱりいくらエキセントリックな女の子だとしても、真夜中にピンポン鳴らしたり、あげく窓ガラス割ったり、漫画だったらドラマチックでロマンチックで魅力的なシーンになるだろうけど、それ実写でやられると、(いやいや犯罪じゃん普通に…)というツマラナイ大人な自分が顔を出してしまった。アニメならいいんでしょうけどね。
おそらくそれは製作サイドも分かっていて、そういうあまりに非現実的な部分は、もっとリアルに違和感のない他の展開や演出に変えたいだろうけど、なんせ人気の原作だと、改変すると原作ファンには不満を持たれるだろうことは容易に想像できるわけで。しかもこういう派手なシーンは漫画では特に人気の名シーンだろうから、よりカットしづらいですよね。
とはいえ、原作ファンはこの映画を観てどう感じたのだろうか?ガラス破壊シーンやってくれてよかった!と思うのか、実写となると違和感あるから逆に嫌だな…と感じたのか。ご感想をぜひうかがいたい。
かくいう私も小説が好きでよく小説原作の映画を見るが、お気に入りのシーンが実写になったとたん違和感ましましだったり陳腐に見えたりすると切ない気持ちになり、微妙な映画になるくらいなら変えてくれてもよかったのに…と思うこともしばしば。
映画化って難しいですね。
いちばん印象にのこったのは、ベースのリクさん。まず立ち姿がとてもバンドマンぽくて、普通にめちゃくちゃ格好いい演奏で、弾き方も格好よくて、(え?プロのミュージシャンの方?でも演技も自然でお上手だし、楽器得意な俳優さん…?)と思いつつ観てて、どこかで見覚えあるお顔…と思ったから鑑賞後に調べたら、ゴールデンカムイに出ておられた。あの作品でもめちゃくちゃ印象的でした、だからお顔を覚えていました。ほんとベース格好よかった。
若者でなくとも音楽に疎くても
監督が音映画にしたいとの記事を読んだせいか、風の音、木々の音で幼年期の記憶が蘇った。50年以上前、豚の匂いのなか登校していた時代、学校に馴染めない私を癒やしてくれた音たちに想いがあふれた。
そんな音と溶け合う音楽があるんだと、今の時代は素晴らしいと思う。あの頃こんな音楽を聴いて育っていたらどんな自分になっているだろう。と思いをはせる。
川西拓実ファンなので出演がわかってから原作を読んだところ、潮は若い頃の自分と重なる。まちぶせもしたなぁ。ストーカーという言葉もなかったし。
映画では恋愛要素がないとのお知らせで最初は少し物足りない感じもしたが何回目かの観覧で清澄が潮を愛おしく見つめる目、潮が清澄を崇高してる目、愛し愛されてると感じた。
一人で奏でる音楽から二人にそしてバンドにと音楽の彩りと人間関係の広がりがリンクして心地よい。
若い人!?に共感してほしいとのお知らせだったが、そんなものなくても面白いし音楽に癒やさせる。
サントラが公開されて毎日のように聴いているが、DVDが発売されたら流しながら眠りたい。主人公二人の神戸なまりも心地よいから。
原作の漫画の5巻読んでみな!!!
鑑賞後、原作の最終巻の5巻のみ読んだ。
やっぱり漫画にしかない良さってこれだよなって、読んでてビビビときたし、ウルッときたシーンもあった。
劇中のラストのライブシーンにはまだ続きがあって、潮の言葉にファン冥利に尽きるみたいな、ジーンと胸に来るものがあったよ。
二人の関係の着地点で物語は締めくくられるので、ぜひ読んでどうなるか見てみて欲しい。
映画鑑賞済みのみんななら5巻だけでもかなり満足するはずっす。ぜひ一読する価値あり!!
映画の感想はと言うと、なんだか原作が漫画だからか展開がくっせぇっていうか、窓バリーン!とか、私が見つけた私だけのモノだったのに!とか、みんなで救いにいっくぞぉー!とか、やっぱり漫画の中の演出だからこそ輝くものってあるんだなって思った。
でもその中でも不意をつかれたベストシーンもあった。
いつもの定位置(海の見えるところ)で、潮が音に乗ってクルクル回ったり体で感じているシーンは良いなぁって思った。海の表面に光が反射してキラキラ光ってるような、フレッシュで青くて印象的だった。
そして、陸と恋人の雰囲気もとても素敵だった。
最初はセフレなのかな?って感じの距離感に感じていたのだが、後半の“他人だけど 恋人…”のセリフのところの演技がとっても良かった。絶妙なテンポの掛け合い、こんな素敵な女性がいるんだなぁって、2人がとってもお似合いすぎた。
最後に、これぞ映像の良さが最大に生かされてるなぁと思ったシーンがあって、清澄救出作戦中の3人が、夜の時間帯、信号待ちで横並びに立ってそれぞれの想いを打ち明けるシーン。
横並びがとてつもなくエモい。横並びって何か本音を話しやすい空間ができて、みんな真っ直ぐ前を見て立って、特に陸の立ち姿が好きだった。ズボンの崩れ方とか、バンドマンっぽくて、髪型、身長、金髪、全部含めて最高のプロポーションだったと言える!!笑
蒼い気持ちを思い出させてくれました!
清澄くんは、無垢で、才能ある、引きこもりのアーティスト。
それを世に出したのはファン1号の潮。
2人とも傷ついて、自信をなくし、世の中でどう立っていいかわからない者同士。ある意味モラトリアム中。
でも、その気だるい時間の中で、自分たちの心に響く、蒼い音だけを頼りに、二人とベーシスト、ドラマー、マネージャーたちが繋がり、共鳴しあっていく。
セッションを重ねる中、アーティスト達の感性が殻を破り、爆発する瞬間が何度訪れる。鳥肌!
才能があるって羨ましい。でも気がつくと、ワルイ大人に吸い付かれて、もぬけの殻になったりする。
そうなりかけた清澄の心に、潮と蒼い音の仲間達が殴り込み、清澄は再び自分を取り戻すのだった。ヨカッた!
清澄がミュージシャンとして花開いていく一方、潮は、自分の役割が終わったように感じていた。
自分はどう生きたらいいの?
避けようのない、重い問いが押し寄せていた。
2年後、潮はインテリアデザインの道に進んでいた。清澄の推し活に没頭するでもなく、マネージャーになるでもなく。意外なようで、意外でもない。ピュアな潮が自分に向き合った答えだったんだろう。
もちろん、清澄の一番のファンのまま。
あの蒼くすみわたる、気だるい時間があったから、
自分の心に響く音だけを正直に選び続けてきたからこそ、
皆、今の場所に行けたんだね。
おめでとう!
自分の蒼い気持ちを思い出させてくれました。
爽やかな良作
面倒くさい主人公と面倒くさいヒロインによる天岩戸。
リミットを過ぎたバンドマンに泣きました
*
音がせつなく綺麗
雨の日や海辺で聴きたくなります
青や海の世界観を大切にしている作品
新緑で溢れる季節のなかでの公開は
少しもったいないような気も…
*
個人的に好きな登場人物は陸でした
クールに見えて音楽には熱い心を絶やさない
ベース?の演奏がとても上手で
素人判断ですがテクニック性を感じました
清澄との初セッション
音と音が初めて重なり合ったとき
心臓までも鳥肌が立つようでした…!!
そして前座での初ライブ
「大丈夫だよ、安心して。
俺がついてるから楽しもう」
陸が清澄に音で話しかけているようで
最高にクールでかっこよかった…!!!
*
バンドマンは30歳がリミットの世界らしい
陸が前にいたバンドのボーカルの言葉
『最初のライブから今日まで
ずっと見に来てくれているんだ
ああいう子が一人でもいる限り
辞めるわけにはいかないよ…』
事務所からはとっくに見限られている
だけど引き下がるわけにはいかない…
まっすぐ応援してくれるファンのあたたかさと
もう売れないとわかっている絶望感に
やるせない思いがこみ上げて思わず涙…
*
航太郎役の井之脇海さんと
陸役の柳俊太郎さんがとてもよかったです!
この二人がしっかりと脇を固めているからこそ
作品としてカタチになっていると思います
若さについての解釈
原作を読まずに映画館にて鑑賞。
主人公の行動の背景が明らかにならない点やあまりに突破な行動をとるヒロインには驚きましたが、終始わりと穏やかな気持ちで見られる作品でした。
レコード会社の沖さん、最初はビジネスのことしか考えていない嫌な上司役なのかと思いましたが、終盤の潮が清澄の手を握って部屋から連れ出すシーンで口元に笑みを浮かべていたのが印象的でした。
この作品のキーワードは「若さ」にあると思います。「若いのに珍しいね」「もう自分は終わりだけど君はこれから」。人との関わりを避け自分の才能を世に知らしめようとしない清洲のことを中堅社会人やドラマー、旬を過ぎたバンドマンは「若さ」という武器を活かしきれていないと感じています。沖さんも同じことを感じていたのは言わずもがな、加えて清澄の良さは楽曲に命が吹き込まれる瞬間=清澄本人が音楽を楽しんでいる瞬間だと見抜いていたのではないでしょうか。実際作曲家として育てようと部屋に閉じ込めますが、沖さんにはビジネスマンとしての視点と、無類の音楽好きとしての視点があったはずです。だからこそ若くて才能のある清澄には、殻を破ってでも音楽を生かし続けてほしいと思っていたのかもしれません。
そしてこの映画はあらゆるところに「青」が散りばめられています。主人公の服、好きな色、バンド名、さらには主人公2人の名前が氵がつくところまで。どこまでも青や水色に溢れていました。青がつく言葉には「青春」「青年」「青二歳」と若さを表すものが多くあります。これも若さが一つの武器であること、若いうちは好きなことをやってほしいというメッセージの現れだと思います。
映画はストーリーが1番大事だと思っているので今回は3.5で。川西拓実くん目当てだったけど、ひよりちゃんの可愛さに釘付けでした!
期待しすぎた?
silentの監督だと思って期待しすぎていたのかもしれないです、私の好みではありませんでした。まず序盤に夜中3時にピンポンならしまくる→窓ガラス割って来た時点で「え?笑」となりそこから感情移入出来ず、ずっと客観視して見ていました。結局どの登場人物も清澄の才能ありきの関係で、あっちからこっちから声かけられて連れ回されて可哀想とも思いました。結果的に本人が良かったっていうから良いんですけどね……。
デスクトップミュージック(DTM)の、打ち込みや楽曲作りに没頭する...
デスクトップミュージック(DTM)の、打ち込みや楽曲作りに没頭する、内気な男性。
同じマンション内で、音漏れで聞こえてくるのが楽しみだという女性。
周囲の音楽関係者と絡まって、人間模様が複雑になる様子。
人同士のドラマもあるのは知りつつ、何よりも
私的には、何よりも、聞こえてくる音楽に夢中になりました。
出だしは内向的、徐々に周囲の人の影響も音に現れる、
それらが、言葉不要で、音だけで表現されているんですね。
沁みてくる Lo-Fi なビート、ずっと浴びていたい感じすらして。
電子音楽を堪能するための上質な場でした。
p.s.
我ながら恥ずかしいことに、
原作のマンガがあるということ、青春ジャンルのドラマに括られるだろうことは、
帰宅後に家族に突っ込まれて知りました(汗)
アニメではなく実写でやった意味は...。
原作未読です。前情報なしで観ました。
女の子が深夜3時にピンポンしてきて、その後窓ガラスを割った時点で、「あ、これは漫画原作だな」と分かったのですが、これは漫画だから成立する展開。
原作漫画ではきっと良いシーンなんでしょうし、これをやりたい気持ちは分かりますが、実写でやったらただの犯罪者でしょ...と思ってしまいました。
いきなり男を部屋に連れ込んで同居させたり、禁断症状のように音楽作り出したり、やたらと土下座したり、急に叫んだり、漫画だったら成立するし面白いシーンだとしても、実写でやると違和感だらけで、観ててそわそわしました。
原作漫画に惚れて、そのまま描きたかったのであれば、アニメでやればよかったのでは?と思いました。
実写でやるなら、実写用に脚本を書き直して制作するべきかと...。原作読んでないので、どの程度脚色しているのかは謎ですが。
作品の雰囲気とか全体の世界観は割と好きだったのですが、そういう登場人物のツッコミどころ満載の言動がいちいち気になってしまって、感動まで繋がりませんでした。
音楽全然詳しくないので、主人公の音楽作りの才能とかは全然分からなかったのですが、ベースの人とドラムの人の演奏はなんかすごいなーと思って観てました。
個人的にはフワッとした心地よいチル音楽よりも、魂こもったバンド演奏の方が心揺さぶられるので、ベースの人が抜けたバンドの演奏シーンの方がグッときました。
あと、ライブシーンの観客が毎回若い20代くらいの綺麗めな女の子たちなのがだいぶ違和感満載でした。
おそらく主演の男の子のファンをエキストラで集めて撮ったんだと思いますが、作りもの感満載で興醒めでした...。
ライブシーンはこの作品のキモだと思うので、そういうところでそういう作り手側の事情とか挟まず、しっかりライブシーンを作ってほしかったです。そこが今回一番がっかりでした。
カット割りもなんかドラマっぽくて、映画らしい広がりがないのも残念でした。
映画の中で作られてる、所詮はSNSでバズる程度の小さな世界というか、、、もう少し演出も映像も殻破ってほしかったですね。
惜しかったです。
繊細で柔らかい心を持った人に見てもらいたい
音楽を作ることが大好きな男と、生まれて初めて好きなことを自分で見つけた女性。すれ違いと接近を重ねながら次第に太くなっていく二人の絆の行く末が気になります。
鑑賞直前までノーチェックでした。
ヒロイン役が桜田ひよりさんと知って気になり
作品紹介を読んでみたら面白そうな感じ。 ふむ。
で、気がついたら映画館の座席の上。・_・ マタデス
さあ鑑賞開始。
主演は2人。 …あれ 3人?。 いや 4人かも (…汗)
アパートの管理人(住み込み?)をしながら、夜は黙々と音楽作り
に勤しんできた若い男が主人公。
彼の住む部屋の上に、どこからともなく真夜中に聞こえてくる音楽
が流れてくるのを楽しみにしている若い女性。
管理人と住人なので、朝の挨拶程度には言葉を交わします。
二人とも関西イントネーション。両方とも神戸出身と分かります。
会話のついでに彼女が尋ねます。
” 下の階に住んでいる人、どんな人です? ”
” 聞こえてくる音楽が、素敵なんですよ ”
つい教えそうになるが、会話の中で彼女には彼氏がいると聞いて
しまいます。その事が影響したのかどうかは分かりませんが、
” 個人情報だから ” と下の階の住人の事(=自分の事)は教えず
断るのでした。(えらいっ)
いつも大音量で音楽を再生するものだから、実は何度も近隣から苦情
(騒音クレーム)が入っているのでした。普通管理人は注意する側…。
” 次にクレームが入ったらクビだから ” と管理会社。
部屋からも出て行ってもらう と通告され、しばらくは大人しく
していたのですが、ある日の深夜。部屋のインターホンが鳴ります。
” 彼に降られちゃった ” とドアの外にやってきたのが例の女性。
” 曲を聞かせてほしい ” と、彼にしてみれば迷惑な依頼…。
無視を決め込む彼。
ドアが開くことは無かったのだが…
部屋に戻って涙でマクラを濡らしていた女性の耳に
聞きたかったいつもの音楽が聞こえてきました。
最初は小さく。次第に大きく。
開き直ったかのように、大きな音量で音楽を再生する男。
その表情には、解放感と充実感。
と、突然部屋のガラスが割れる。
大音量へのクレーム? 怒り? 暴挙?
破られたガラス窓の外に立っていたのは、上の階の彼女。
” やっぱり管理人さんや ”
こうして管理人の部屋は窓無しになり
通告された通り管理人は宿無しになる。
仕事も無くした男に、女は自分の想いを伝える。
” 貴方の音楽作りに関わりたい ”
「一人よがり」と評された男の音楽制作が、このとき
「二人よがり」に進化した。
…と、まあ
こんな感じに話は進みます。
細かなところまで練って考えられた脚本だと思います。 ・_・
セリフ・会話・場面展開などなど不自然さを感じる場面が殆どなく
最後までドキドキしながら最後まで楽しめる作品でした。
観て良かった。大満足です。 ・_・♫
◇
改めて、主な登場人物を紹介。
海野清澄 (川西拓実) 音楽制作大好き青年。一人でいる事を好んできたが…
岸本潮 (桜田ひより)彼の作る音が好きな女性。ファン一号。世話焼き体質?
速水航太郎(井之脇海) 女性の幼なじみの音楽プロデューサー。下っ端のようだ…
大浜陸 (柳俊太郎) 昔バンドを組んでいたベーシストの男。今のバンドに不満が…
最初に清澄と潮の出会いがあって
音楽プロデューサーの航太郎が仲間になりたそうで
清澄のかつてのバンド仲間の陸が新たに加わって。
まるでロールプレイングゲームをしているかのように
最初は一人の主人公に、どんどん仲間が加わって
いつの間にかAZURという名のパーティができて。
悪い魔法使いの誘いに乗ってしまい暗黒面に堕ちた清澄を
闇の牢獄から救い出したのは ” プリンセス=潮 ” 。
潮のコトバに自分を取り戻した清澄は光の世界へと帰還。
あれれ。
人物紹介するハズが、妙な作品紹介に…。@_@;
で、この作品。
ちょいワル風な人物は登場するのですが
根っから腐った人間は登場しません。(記憶にない)
そんなところも、私的には良かったです。 ・_・ハイ。
◇あれこれ
■清澄と陸のセッション(?)
再会した二人が久しぶりに音を合わせる場面。
「坂道のアポロン」の演奏シーンが頭に浮かびました。
自由に音を創り出す清澄と、受けて演奏を重ねる陸が
なんとなく" 薫と千太郎 ” に思えて " 良い感じ " でした。
音が次第に重なり合って、より深みの有る音楽へと変わるのが
とても楽しそうに描かれていたように思います。 ・_・♪
■天の岩戸みたいな
中に引きこもった清澄を引っ張りだしたい潮たち。
アマテラスを外に誘い出したのはアメノウズメの踊りですが
この作品の潮は踊りません(汗)踊る代わりに手近な所の
イスをドアに叩きつけて壊そうとします (大汗)
ドアは壊れませんでしたが、恐れをなした(…違うかも)清澄
がドアを開けたので、結果オーライです。 (冷汗)
◇最後に
バジーノイズ。この作品のタイトルです。
日本語にすると ” 賑やかな雑音 ” といった意味でしょうか。
雑音であっても、それはきっと人が生きていく上で必要な音。
何の「音」も無い状態では、人は生きていけないのかも。
そんな気がします。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
何ヶ月も前から公開を楽しみにしているわけでもなく、 ちょっと時間が...
何ヶ月も前から公開を楽しみにしているわけでもなく、
ちょっと時間があるから
映画でも観てみようか、くらいの気持ちで観た映画の中で
わっ、これ凄くいいじゃない!という作品が時々あります。
これはまさにそうでした。
あまろっく、青春18×2と
いい邦画、続いてます。
音楽をテーマにしたコミックの映画化ですが、
コミックということは
そこに実際の音楽は無かったはず。
たぶん、映画化にあたって作られた曲だと思うのですが、
サントラがあったら買いたい!と思うほど良かった。
自分の頭の中に流れてきた音を
PCに打ち込んで音楽にすることに
何よりの歓びを感じている主人公。
誰かに聴かせるわけでもなく、
孤独の中での自己完結。
それがひょんなことから
世の中に出ることになり…
人と関わらなければ、
心を騒がせることも、傷つくこともない…主人公の気持ちはよくわかります。
でも、
ひとりでも十分に楽しいけれど、
人と関わることで得られる楽しさは別物…それもよくわかる。
音楽って
あるときはquietであり、
ときにnoiseにもなり得ます。
でも、noiseに揉まれながらも
そこからも美しいものが生まれる…
そんなことが伝わりました。
主人公のミュージシャンの友人役で
柳俊太郎という若手の俳優さんが出ていたのですが、
ワタシ的に推し!
どこかで見たような…と調べたら、
ゴールデンカムイの双子の軍人役で怪演だった人でした。
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