BAD LANDS バッド・ランズのレビュー・感想・評価
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原田眞人監督を偲んで 3本目
2023年公開作品
原田眞人監督の遺作になった
映画館で観る予定だったが仕事が忙しく優先順位で惜しくも観ることができなかった
グズグズしていて最終日に間に合わなかった
サブスクで配信されていない
地元のツタヤで置いていない
地元のゲオには置いていた
貸出中だった
イオンシネマ石巻に映画を観に行ったついでに石巻のツタヤで借りた
原作は『後妻業の女』『破門 ふたりのヤクビョーガミ』『文福茶釜』の黒川博行
監督と脚本は『日本のいちばん長い日(2015)』『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』『ヘルドッグス』の原田眞人
ロケ地
滋賀県彦根市
とばや旅館
滋賀県大津市
BOAT RACEびわこ
大阪市浪速区
ジャンジャン横丁
串かつてんぐ
大阪市西成区
動物園前一番街商店街
飛田本通商店街
粗筋
大阪で特殊詐欺のメンバーとして働く橋岡煉梨
少女の頃に焼き殺した継父にかつて殴られたせいで鼓膜が破れ左耳は聞こえない
刑期を終えたばかりの血のつながりがない弟の矢代穣を新メンバーとして迎えた
ジョーは継父の連れ子でネリは母の連れ子
ジョーは仕事先で古風な賭博にハマってしまい借金を作ってしまう
ヤクザ相手の仕事に失敗し逃亡したジョーは急遽詐欺グループの上司でNPO法人理事長でネリの実の父親である高城政司を拳銃で恐喝し金庫に眠る大金を強奪する計画を立てた
しかし高城に反撃され大ピンチ
それを目撃したネリはジョーを助けるため高城の背後からナイフで刺し殺してしまう
遺体は青いビニールシートに包み込みベンツで運び遠くの山林に埋めた2人
この映画は特殊詐欺詐欺グループVS大阪府警がメインではない
ネリが上司であり父親の高城を殺してしまうその後がメイン
江口のりこの出番が思いのほか少ない
『太陽にほえろ』でいえば石原裕次郎的ポジションだからだろうか
先頭に立って聞き込みはしない
捜査をするのは佐竹湯川酒井
捜査会議の時には登場する
このポジションの人は普段職場で何をやっているのだろう
岡田准一が長めのチョイ役で登場
贅沢
毎年のように二桁勝利してくれる左のエースをワンポイントリリーフで使うようなもの
天童よしみも出演
「なめたらあかんで」は笑える
あのCMのせいだ
監督の息子がまた出ている
最後の最後まで親バカである
監督が最後にやりたいことやってそれを詰め込んだもので脚本としては良くない
関西弁のやり取りは面白い
ちなみに原田眞人監督は静岡県沼津出身
やっぱり安藤サクラはこういう役がよく似合う
朝ドラの笑顔は気持ち悪い
まあそこそこ楽しめた
配役
特殊詐欺の「受け子」指示役の橋岡煉梨に安藤サクラ
出所したばかりの煉梨の弟の矢代穣に山田涼介
オレオレ詐欺の「名簿屋」で貧困ビジネスのNPO法人「大阪ふれあい事業推進協議会」の理事長の高城政司に生瀬勝久
特殊詐欺グループの受け子の教授こと宇佐美に大場泰正
巨大企業ゴヤ・コーポレーションの代表取締役の胡屋賢人に淵上泰史
胡屋の秘書の車田千春に縄田カノン
新しい秘書候補の糸井に桃
半グレの強盗犯の残間均に前田航基
均の兄の残間徹に大沢直樹
「BAD LANDS」のオーナーのシワサラに鴨鈴女
高城の仕事相手で道具屋の新井登茂子に天童よしみ
ネリの友人で元ヤクザの曼荼羅/上松に宇崎竜童
賭場の帳付の林田にサリngROCK
林田の部下の卓也に山田蟲男
亥誠組の組員の徳山英吾に伊藤公一
ボクサーの江川に福重友
ホームレスのガミに齋賀正和
ホームレスのガミに木野本啓
ホームレスの島袋に旭屋光太郎
特殊詐欺グループの掛け子の平岡/小沼英二に杉林健生
掛け子グループのリーダーの青木亮に永島知洋
平岡の元恋人の崎田ゆりに田中沙依
特殊詐欺特別班の刑事の佐竹正敏に吉原光夫
佐竹の相棒刑事の湯川優に山村憲之介
特殊詐欺特別班の新人刑事の酒井に田原靖子
特殊詐欺特別班の班長の日野に江口のりこ
刑事の米村に静恵一
日野の上司に谷仲恵輔
日野の上司にこんばやし元樹
特殊詐欺の被害者の井上幹子に一本木貴子
信託に興味がある椋樹に野田普市
老老介護に悩む五十子に中道裕子
矢代に発砲する警官に原田遊人
月曜日に走っている巫女に土屋玲子
アロハ姿のヤクザに岡田准一
大阪弁はうまいんだけど、聞き取りにくい。
この映画は、最初から、難点とぶつかる。
「何を言ってるのかわからない」
ひょっとしたら、大阪弁のせいなのかな?とも思ったが、
大阪人の私ですらセリフが聞き取れないので、
それだけではないのでしょう。
それはおいといて、テーマがテーマなので、
登場人物に共感できないし、全編に漂う暗いムードで、
あまりいい気分になれない映画ですね。
キャスティングはいいのにね。あと、ちょっと長いです。
もうクライム系を撮らせたら、日本一って感じだね
テンポがよく楽しめる
犯罪者グループのメンバーが主人公であるが、なぜか応援してしまう。 ...
よくわからない
おもろ
エンタメ度高めで楽しめる
原田監督は自分には合わず、もう観ない監督に決めていたが、付き合いで本作を観てみた。評価も高くそれなりに期待もしていた。
観ている最中に今まで観た原田監督作品の中で一番面白いのではないかと思った。いや、実際に面白かった。
拡がる勢力、スリリングな展開、度重なるピンチ、魅力的なキャラクター、それらが次々と観る者に襲いかかる娯楽性は、アングラ系クライム系サスペンスの中でも中々の良質さではないか。
しかし、もしかして面白いのは原作であって、原田監督の手腕ではないかもしれないと思った。
そして冷静に、よく考えてみたら、演出はそれなりに退屈だったかもしれないと思い至った。
うむ、いつもの原田監督だな。印象的なショットやしびれるシーンなんかはなかった。いつものように退屈な演出だった。
それでも観ているときは演出の退屈さに気付かないくらい楽しめた。エンタメ度は高い。
クズな安藤サクラ
素材の無駄遣い 良いもの使ってるのに調理が下手の典型かと…
原作は未読
安藤サクラ主演で気になっていたので視聴
まず、あらすじの紹介がマズかったのだろう
「…ネリとジョーがある日大金を手にしたことで命をねらわれる。」
この文を見たせいで、逃走系のクライムサスペンスだと先入観を持ってしまった。
序盤の特殊詐欺の実行と警察のマークから、入りが長いな…とダレてしまった。
いつ大金持って逃げるん?と
途中、あらすじ説明が間違ったパターンと認識し素直にストーリーに入り込むが
気になる点が多すぎて
言うならば、ダークだけどチープ
西成の雰囲気だとか特殊詐欺組織の構造だったり細かいとこのこだわりはわかる。
ただ、設定や伏線がまき散らす割に雑回収
関西弁もまぁ、映画用のちょっとくどいイントネーションは安藤サクラの演技力もあって、聞くには耐えれるレベル
佐竹刑事(吉原光夫)の関西弁がダメ
関西人はせっかちだけど、あの滑舌であんな速度でしゃべる人はおらん!!
もっそい綺麗な発音でスラスラ早いのが気持ち悪すぎた。
ネリの左耳が聞こえない設定を執拗に出す意味がない
警察の捜査、犯人特定の要素では効果あるが、左が全く聞こえなくても右が難聴でもないかぎり、普通の声は指向性音声でなく環境音・反響音なので聞こえるはずです。
ネリとジョーの血の繋がりのない姉弟、過去のこと
ネリが高城の実娘、胡屋の性奴隷秘書だったこと、またその回想シーン
小出しに絡めてくるもののスパイス・ソースには成りえず、分量・入れる順序などを間違えて味がぼんやりしてる
岡田准一は完全にゲスト出演だろうが江口のりこもなの?
警察署内のシーンでちょこちょこ出るものの大した出番はなく…
無駄遣いでしょ
味付けに統一性がないというか、出す順番やタイミングがバラバラなコース料理というか…
「おお」「あぁ」「うーん」という感情の抑揚がなく、終始冷めた感じの「…で?何」みたいな
出てる役者さん、話の素材、良いもの使ってるのに調理が下手の典型かと・・・。
大阪やな〜のところがあるのが良かった!
もっともっと欲しがって∙∙∙
見応えあるクライムサスペンスでした
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