カンダハル 突破せよのレビュー・感想・評価
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ヘルファイア…恐るべし‼
イランの核施設を破壊するも、捉えられた仲間の仲間が情報を渡してしまい…イランは勿論あらゆる周辺国のヤベェ奴らから逃げることになる男の物語。
お馴染み、バトラー氏のアクション作品ですね。
題材自体はシンプルに見えるが、敵の種類が多すぎて、今は一体誰と闘っているのやら⁉状態に。
ラスボスがそいつ?だったり、最後まで共にするパートナーは彼でもなく彼でもなくその人?みたいな印象もあったが、中東の複雑なお国事情も絡まり、激しいアクションも相まってとても面白かった。
そして、ワタクシこのテの作品でいつも思うのですが、核施設って爆破しちゃってよいの?
トップガンのときも思ったが、それこそ引火じゃないけど、とんでもない悲劇とかにならんのだろうか??
あんこのきっしり尻尾まで詰まった鯛焼きのように、本作はラストのギリギリまで、手に汗を握る逃亡劇が繰り広げられる、密度の濃いスパイアクション劇です。
ジェラルド・バトラー主演で、アメリカ国防情報局の職員ミッチェル・ラフォーチュンがアフガニスタン赴任時に体験した実話をベースに描いたアクション。
「エンド・オブ・ステイツ」「グリーンランド 地球最期の2日間」につづき、バトラーと3度目のタッグとなるリック・ローマン・ウォーが監督を務めます。
●ストーリー
MI6所属ながらCIAへレンタルされた工作員トム・ハリス(ジェラルド・バトラー)は、アフガニスタンの敵地深くで立ち往生していました。
任務自体は、イラン国内に潜入し、核開発施設の破壊工作に成功。その直後にCIAの内部告発が発生し、内部の機密情報が漏洩。全世界に所属工作員の正体が明かされてしまったのです。自分の正体と任務が露呈した彼は、即刻ミッションを中止し中東からの脱出を目指していたのです。
イランからトムが目指したのは、アフガニスタン南部のカンダハルにあるCIA基地。30時間後に離陸する英国SAS連隊の飛行機に乗らなければ、生き残るチャンスはありません。イランの精鋭集団・コッズ部隊のほか、パキスタン軍統合情報局(ISI)も絶好の「金づる」になりうるトムの捕獲に乗り出し、さらに、タリバンの息がかかったゲリラ、金次第で敵にも味方にもなるウォーロード率いるタジク人(イラン系)の軍閥など、トムの行く手にはさまざまな勢力が立ちはだかります。そして敵味方の入り乱れる壮絶な死闘へと追跡劇が繰り広げられるのでした。トムは、迫りくるエリート特殊部隊の執拗な追跡から逃げながら、アフガニスタン人の通訳(ナヴィド・ネガーバン)とともにカンダハールの脱出地点を目指します。無事カンダハルに辿り着くことができるのでしょうか?
●感想
あんこのきっしり尻尾まで詰まった鯛焼きのように、本作はラストのギリギリまで、手に汗を握る逃亡劇が繰り広げられる、密度の濃いスパイアクション劇です。
敵の攻撃は執拗で、各シーンにトムの絶体絶命となる追い詰められるシーンがありました。例えば逃亡開始直後に、敵戦闘ヘリに見つかり、乗ってきたトラックが破壊されてしまうシーン。運良くトラックから脱出したトムと通訳は、生身で戦闘ヘリと対決します。岩陰に身を寄せながら、戦闘ヘリを挑発して、至近距離に誘導するトムの戦い方は、迫力満点でした。
以前の作戦でトムと友人関係となっていたタジク人の軍閥に身を寄せたあと、ISに見つかりトムと通訳は捕まって、ISの砦に連れていかれます。
そのISの砦が対立するタリバンの襲撃を受けてゲートが突破され、ISの戦闘員が次々皆殺しにあってしまうのです。危機は拷問部屋に監禁されていたトムたちにも迫ってくるのでした。(このシーン、ネタバレしませんが、訳ありで助かります。)
この砦を巡る戦闘シーンも、爆破と銃撃が半端なく、大迫力でした。
そしてカンダハル基地のゲート直前で、エリート特殊部隊のカヒル(アリ・ファザル)に追いつかれてしまったトムたちは、そこで激しい銃撃戦をしているうちに、敵の軍用シープ50両に周りをすっかりかこまれてしまいます。一方脱出用の戦闘機は、予定の刻限が近づき。トムたちを見捨てて、飛び立つ準備を始めるのです。このラストのシーンは、喝采したくなるほどの圧巻であり、開放感に包まれました。
一方、本作ではアフガニスタンの複雑な勢力状況を浮き彫りにします。トムとかなり親しげだったタジク人の軍閥の本心は、ただトムを通じてアメリカに稼がせて貰っただけの関係だったのです。用済みとなったいま、一見トムと友情を交わしつつも、平気でISの所在を売り飛ばしてしまうのでした。そのISの砦が襲撃されるシーンも一癖ありました。
アフガニスタンの国内は、ベテランでも地元のゲリラ勢力でも誰を信じるべきか、あてにできない裏切りが横行する地域だったようなのです。
もう一つアフガニスタン人の通訳が抱えた複雑な事情です。彼は家族をアメリカに亡命させた身返りに、通訳としてアメリカ軍に協力しているのです。しかし祖国の人たちは彼を裏切り者と断罪します。ISに捕まった時も、もっぱら拷問を受けたのは通訳の方でした。そして彼自身も、自らを祖国を裏切ったという自己処罰に思い悩みます。そんな通訳の気持ちを繋いでいたのは、トムとの友情でした。トムは以前家族同然に付き合っていた通訳を見殺しにしてしまったことを、深く後悔していて、今の通訳もやはり自分の家族のように大切に思っていたのです。
脱出劇の危機の連続の間に見せるふたりの絆の強さにも、きっと感動されることでしょう。
そして本作でも主演バトラーの存在感は凄かったです。
何も考えないで見るのが吉
核保有国であるアメリカのエージェントが、核を持とうとする国であるイランで破壊工作を行い、アフガニスタン経由で帰国しようとするも、途中で様々な障害に遭遇し、最後は追っ手がアメリカの兵器によって一掃され、母国に帰った英雄が家族との再会を喜ぶという、アメリカ万歳!、家族って最高!という、いかにもアメリカ映画って作品です。なにも考えず、作品の中に映されるアクションにハラハラドキドキするしかありません。非常に面白かったです。
ただ、舞台が舞台なだけにひげ面のオッサン率が高く、こいつ誰だっけと思うこともありました。もっとも、英語の訛り具合やペルシャ語、ダリー語、パシュトゥー語、ウルドゥー語(多分ウルドゥー語と思います)といった言語の違いから、イラン人役かアフガニスタン人役か、パキスタン人役かは分かるのですが、絵面は暑苦しいなと思いました。
セリフを聞けば何となく分かると書きましたが、最初のコムのシーンで革命防衛隊の若い隊員がペルシャ語を話した際には、かなりペルシャ語が聞き取りにくく、これはどうしたものかと思いました。コム辺りの方言なのか、役者が下手だったのか......。もっとも、途中から主人公を追いかけることになる、革命防衛隊のファルザード・アサディー大佐を始め、画面によく映る方々のペルシャ語は非常に聞き取りやすかったです。まあ、大佐を演じたバハードル・フーラーディーさんは3歳でご家族と共にスウェーデンに移られるまで、イランで過ごされていたイランが出自の方なので、まさに三つ子の魂、百までなのでしょう。
作品自体は何も考えないで楽しめるのですが、登場人物の名前の表記等、翻訳者の方にはもう少し頑張ってほしいと思いました。例えば、ラスールがラソールになっていたり、ハミードがイメードになっていたり、タイトルについても今どきカンダハルは不勉強ではないか、カンダハールにしてほしいと思ってしまいます。ただ、この表記も、英語様が一番偉い言語なのだから、他の国の地名や人名も英語様の読み方に従えば良いという英語至上主義が、作品のアメリカ至上主義と対をなすように訳しているのであれば、なかなか面白い試みだと思います。
最後に、作品とは関係ないことなのですが、コムの施設の爆発を伝えるイラン国内のニュース番組のテロップが文字化けというか、正しく文字が表示されていなかった気がします。テロップを表示させるのに使ったソフトが右から左に文字を書くのをサポートしていなかったのだろうかなどと、映画を見ながら、関係ないことを考えてしまいました。
「過酷な状況を映画で」
簡単じゃない
戦争は終わらない
スパイ工作員があらゆる国、組織から追われ自国の救出部隊のもとまで逃げるストーリー。
通訳、サポート役の現地人と共に逃げるのだがアクション、戦闘シーンは迫力あり満足できるもの。
サポート役の現地人が受けてきた迫害や差別や恨みなどの中東諸国が抱える問題をバックグラウンドにあらわしているが、簡単な問題でなく平和に生きてる私達には想像すら難しく、啀み合い常に戦闘状態の国々、組織が入り乱れる様は到底日本人には理解出来ないだろう。
同じ地球にこのような国、地域でも日常があり営みがあって生まれてくる子供、戦闘やその被害を受けて命を落とす人、愛する人達を理不尽にも失い悲しみに暮れる人がいることを忘れてはいけないなと思います。
いろんな勢力が出てちょっと混乱
ジェラルド•バトラーさんが出るということで観に行きました😊
CIAの諜報員であるトム•ハリスは相棒のオリバーと共に
インターネット業者に偽り装置を仕掛けます。
工作を確認したCIAは原子炉を爆破しさらなる核兵器開発を阻止します。
あとは帰国するだけでしたが急遽新たなミッションが伝えられます。
気乗りしないものの断りきれず仕方なく引き受けます。
通訳のモーと共にアフガニスタンの国境の町の隠れ家へ向かいました。
しかしCIAの内部告発によって機密が漏洩し工作員の情報がばれてしまいます。
イラン政府だけでなくさまざまな組織から命を狙われてしまいます。
オリバーは殺されトムは安全圏に脱出するためにCIAの基地へ向かうことに。
基地から30時間後に離陸する飛行機に乗らなけば生き残ることは不可能になります。
道中はカーチェイスがあったりヘリに追われたりしますが
昔馴染みの人物の元を訪れ新たな車を提供してもらいます。
しかし裏切りにあってとらわれてしまいます。
そこへローマンが攻撃を仕掛けトムとモーを救出。
3人が乗った車をカヒルが追跡してきます。
銃撃戦の末、ローマンが撃たれてしまい足手纏いにならないように車から飛び降りカヒルに殺されてしまいます。
その後、車も破壊されてカヒルとの銃撃戦になりますがなんとか勝利しました。
ですが周りには敵が集まってきており
なすすべもなくトムとモーは死を覚悟しますが
CIAの最後の手段で空爆を実行してなんとか命は助かり飛行機に乗ることができました。
こうしてなんとか脱出できトムとモハメドは家族と再会して終了!
さまざまな組織が出てきてちょっと混乱しました笑
この人はどこ所属の人だった?ってなることが多々ありました笑
ですがいろいろ入り混じってて楽しめました!
モーが許したシーンはよかったです…
息子が殺されたのに復讐せず許すして報復の連鎖を止めたのはほんとに尊敬できます
スリリングな展開ながらも人間ドラマもあり
今の起きていることもあいまっていろいろ考えさせられる映画でした
素晴らしい映画をありがとうございました☺️
無知は辛い
イラン🇮🇷情勢疎いし←疎くないものがないw
ISIだのISISだの、パキスタン情報部、タリバン、
アフガン軍だの紛争地域でもあるから
敵が敵同士だし、四方八方から狙われる😨
八方塞がりの中、民間人通訳のモーと
CIA工作員トム(ジェラルド・バトラー)との間に
生まれる友情とバディ、アクションには
ハラハラしっぱなしです。
敵側にも(アメリカ目線)家族があり
愛するもの、守るものがあるという部分も
ちゃんと描かれていたのは比較的珍しい気がします。
そのため、何を憎み、倒すべきなのかを
考えさせられます。てか、考えてさっさとやめてくれ🙏
中東情勢、地理、勢力図などについてのみならず
無知であると映画も楽しみ方が半減するなぁ🤣と
実感した部分も😅
ジェラルド・バトラーの次回作「ロスト・
フライト」も
楽しみです✈️
見知らぬ中東の風景
あぁ、イラン、アフガン、パキスタン…
紛争地区のややこしさをアメリカというかCIAの目線で描いた秀作。国家意識よりも自分たちの集団、部族の利益不利益で行動し、そこに金が絡み、プラス殺された殺したの感情が強烈に入ってしまって、全く収集が付かない神にも、人にも見放された不幸極まれない国、土地の悲惨なストーリー。アクション作品を建前に本音はイスラム地区の複雑さを利用した西側の参入が描かれている。所謂、武器商人とそこに投資する投資家たちの莫大な富を得るためのネタバレ作品でもある。生き延びたジェラール・バトラーよりも犬死にした俳優たちに鑑賞者としての目線は止まる。昨今の映画は強烈なメッセージを伝える。この作品はその最たるものだ。平和を夢物語や絵空事にしてはならない。平和にならない限り、地球という星が終わってしまう。私たちは積極的に考えをあらため、そのための行動をすべき、フェーズに入っていることをこの作品から学べる。
娯楽アクション映画です
大乱戦
迫力の脱出劇
人と人はなぜ争いを起こすのか
途中で今戦っているのはどことだ?となった
イラン革命軍、タリバン、パキスタン軍、アフガン軍閥、ISISと敵がいっぱいいるから、今襲ってきているのはどこなのか、だんだんわからなくなってきた。アメリカ本国は衛星で監視しているだけで、楽しているなあ。で、最後はミサイルで一網打尽って、そりゃ、世界から嫌われるわな…
お気楽には見られないドンパチ映画
80点
基準点 20点満点
面白いか凄いか?
凄い映画
1.派手な絵だったか?(俳優の顔、絵)
20点
サウジアラビアでの撮影。これが1番デカい。CGにしてもあれはでかい画面で観ればより楽しめるはず。
2.ドラマ性はあるか?(主人公の成長、過去、悲しみなど)
16点
もう少しジェラルド・バトラーの家族を見せるとなお、もっと感動したかも。最後にやっと娘が出るくらいで、映画中には奥様の声しか出てこない。。
3.アトラクションの連続だったか?(見ててドキドキしたか?)
18点
何度も何度も敵が追いかけてくる。安心かと思いきや敵が攻めてくる。これぞアトラクション。
4.芸術性はあったか?(ドラマとは違う)
12点 当たり前だが主人公がピンチの時助けが来る。最後の場面も結局それで倒すのかい。早くそれで倒せよと思う。
5.どれだけ期待を裏切ったか?予想と違ったか?
14点 期待以上でした!やはりジェラルド・バトラーの髭が大きいほど面白い映画になる説はありそうである。
熱い友情物語
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