春画先生のレビュー・感想・評価
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北香那さん出まくってる理由がわかる
若い女の子に春画の見方を講義する。
どうなるんかなと気になってた。
日本文化とか言いながらエロエロ設定。
内野聖陽の手取り足取りの解説が有る意味一番いやらしい。
いい感じに軽くエロで良かった。そこに北さんピッタリ。
日本ていい意味で健全にリミット外れてる。
本当にそれでいいのですか?
いやはやなんとも…
最後のほうの結着ですが、本当にその方向で良かったのですか?
であるならば、はじめからR18にして、もっと振り切って仕舞えば良かったのに‼️
中途半端な倒錯は〝ただの変態趣味〟にしか見えない。
というか、前半で示された春画の芸術性が終盤の展開でdeleteされてしまい、後半はちょっとエッチなVシネマ⁉️のようでした。
【性のタブーに嵌る人達。”春画先生ったらヒドインんです。アタシの性癖を見抜いて春画の魅力に嵌らせて、自分好みの女にするために色んな事をさせてたんです・・。”ウーム、性は奥深いなあ・・。】
ー イキナリ、宇野鴻一郎氏の官能小説の様なレビュータイトルになってしまい、申し訳ない。
だって頭に浮かんでしまったんだもん・・。-
■夫と半年で離婚し、喫茶店のウエイターとして退屈な日々を送る弓子(北香那)は、ある日喫茶店で春画先生と呼ばれる研究者の芳賀(内野聖陽)と出会い、春画の持つ魅力に嵌りつつ、芳賀への想いを抱いて行く。
◆感想<内容に思いっきり、触れています・・。>
■芳賀家に代々務める不愛想な家政婦の絹代を、日本を代表するポルノ女優だった白川和子さんが演じられていた時点で”これは、もしや・・。”とその後の展開を予想してしまったよ・・。
・芳賀が弓子を連れて、春画のギャラリーに行った時に無礼な客から”春画先生は睦会いながら春画を書いた歌麿ですか、睦まずに描いた北斎のどちらですか?”と弓子の方をチラリと見ながら問われる。春画先生は軽妙洒脱な話術でそれを受け流すが、その際の弓子の怒りを帯びた眼を見逃さなかった・・。
ー 春画先生、流石である。
そして、弓子を亡き妻と同じ気性を持つ女にしていく仕掛けがコミカル且つエロティックに始まるのである。あー可笑しい。-
■伝説の七日間のお籠り
ゴックン・・。
春画先生と亡き妻が奈良の山中で偶然出会い、七日間ずっとまぐわっていた・・。
その後、春画先生は妻を失った後、女断ちをしていた・・。
・春画先生担当の編集者辻村(柄本佑)は、弓子を連れ、バーに行く。憤懣やるかたない弓子をなだめつつ、辻村はそのまま酔った弓子とベッドイン。
ー ナント、辻村は弓子と交わっている時の彼女の喘ぎ声を春画先生にスマホで聞かせていたのである。勿論、春画先生の願いである。ホテルの部屋の中、それを聞く春画先生の後ろ姿。ハッキリ言って変態である。ー
・更に別の場で二人が偶然会った、春画先生の亡き妻の双子の姉、一葉(安達祐実)の妖艶な瞳。絶句する春画先生。
そして、春画先生は”或る名画”と引き換えに弓子を”ある人物”に一夜、差し出すのである。それを受け入れる弓子。
目隠しをされて連れて行かれた洋館には、一葉が鞭を持って待っており、弓子に対し飲尿行為(中身は安いワインとビール・・。)を強要し、飲み干す弓子。
更に、ベッドの下には縄を打たれた春画先生が・・。
ー えーっと、この辺りで
”私は何を見させられているんでしょうか?”
状態になるが、面白いので鑑賞続行。-
・弓子は、鞭をバシバシと春画先生に打ち付けながら”私は最低の豚野郎です!と言ってみな”他ここには書けないドSの本性丸出しの言葉を浴びせ、春画先生はそれに従うのである。
ー ウーム、成程ね。春画先生の亡き妻は双子の姉と同じくドSで、春画先生はドMだったんだね!-
<いやあ、今作、春画をネタにして奔放な性を愉しむ人たちを描いた映画でありました。
”伝説の七日間のお籠り”
凄いんだろうなあ・・。
故、檀一雄は愛人と「山の上ホテル」等で、部屋から一歩も出ずに、まぐわっていたそうであるが・・。
僕は未だ最長3日・・(以下自粛)
マダマダダナア・・。
イタタタ、石を投げないで下さい!>
リスペクトが…
面白いっちゃ面白い、恋愛映画としては。
特に北香那は良い。口許が特徴的だが感情表現が豊かだし、眼の力が強い。化粧なのかなんなのかわからないが、頬の上気した感じなど、実に色っぽい。この作品に合ってる。
が…
これ恋愛映画なんだっけ?「春画先生」とは言うが、春画に対するリスペクトなくない?始めっから、春画じゃなくて先生が好きだったよね?いや、登場人物としてはそれでいいんだけど、映画としては看板に偽りない?
あと、ネタバレに気を付けなくちゃいけないけど、いろいろ男目線過ぎない?全般に?そういう性癖の男が求める女性が実現されてるだけにしか思えない…
いやそれ、春画要る…?
話題が話題
だけに、中心はエロティックですが、日本画としての観点での見方は目からウロコでした。北香那さんの演技は、最初の何にもできない感じからの、最後の女王様的感じまでの、一途な女の変貌ぶりが良かったです。
YOUは何しにボストンへ?
近所で変わり者と言われ春画先生と呼ばれる春画研究者と、彼と出会い春画に興味を抱いた女性の恋愛物語。
春画の奥深さがなんちゃら、芸術性がなんちゃらは後付けですけどね。。。なんてことも感じつつ、ほぼ一目惚れの様に始まって行くけれど、出版社の男が登場し、ある意味ドロドロな僻の世界にどっぷりハマっていく様はユニークだしコミカルだし。
そういえば、江戸時代に日本を訪れた外国人が、日本人の性に対する奔放さとか乱痴気っぷりに驚いたというのは聞いたことがあったけどw
そんな秘めたる心の開放合戦が、大袈裟でありながらも的を射ている様で面白かった。
ももいろ。
春画にハマッた女の話。
喫茶店で働く弓子、その喫茶店に客として来てた1人の男、喫茶店内のスタッフの間では「春画先生」と呼ばれてる変わり者、その男が座るテーブルに性行為をする男女が描かれた絵が広げてあり、それを見ちゃった弓子はビビビっと何か感じてしまい…その春画先生に「春画に興味があるなら明日、家に来なさい」と名刺を貰う…ついつい春画先生の家に行ってしまった事から始まる弓子のストーリー。
春画は芸術だ!アートだ!奥深い!位に言ってた春画先生、蓋を開けてみたらただのド変態、癖の塊野郎!(笑)
弓子は春画見てから息荒め鼻息荒め(笑)
あと佑演じる辻本、Tバックからはみでるケツなかなかいいケツしてたね!
個人的に良かったのは安達祐実演じた一葉のドSっぷり!春画先生の好みがわかり豹変した弓子のドSっぷりも良かった!
結局猥褻だけどそれでいいよ!
2023年劇場鑑賞239本目。
春画の魅力に取り憑かれた男の魅力に取り憑かれる女の話。
春画の性器の部分を隠して周りを見ると色んなものが見えてくる・・・なんて話していた時はなるほど、ただのエロじゃないんだな、と感心していたのですが最終的にドエロじゃねえか!
最初からヒロインが品よく言えば色気のある、品なく言えばエッロい顔をしていて、そこに怒りの表情が加わるとめちゃくちゃ怖くなるのですが、先生がその表情を気にいるというのが後の伏線になっていたのですね。面白い作品でした。
描かずに紙の白さを活かし局部を隠して描く
恋愛の形が様々で何が正しいとか何が間違いとかはなくお互いが合意の上幸福なればそれが至上というのを感じた映画でした。
春画から始まり春画を通して互いの時間を共有し求め合っていく様相がよく現れてました。
先生は自分の女断を弓ちゃんに強要しないなんてよく出来た人だと途中思った気持ちを返して欲しくはなりましたけどww
安達祐実さんがめためたに美しかったです。
前半は春画、後半は春画先生の性癖の話
何かに魅入られた専門バカの異常行動は常人には奇異と感じるのは当たり前なのだが、
春画先生は果たして如何なものか?
今日の情報化社会で知るところによると、
この程度では凡人の域を少し越えたところではないだろうか?
話の展開はオーソドックで、
映倫審査ではR15+に指定されたが、
商業映画としては日本映画史上初めて無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品となった様に、話しもすんなりと終えてしまう。
だが、鑑賞後なんだかとっても後味がわるい。
誰がが騙されて犠牲となった様な後ろめたさが余韻を引く…
どうもキャスティングのバランスが嫌味なのだろう⁈
また、安物の日本家屋がチープで品格を貶めているのではないか?
何れにしても、
春画を芸術として無修正でスクリーンに映写させたことはかなりの功績として称賛したい。
お疲れ様でした。
(^ω^)
江戸文化の裏の華である「春画」に魅せられた型破りな師弟コンビが織りなす春画愛を描いたコメディドラマ。
肉筆や木版画で人間の性的な交わりを描いた「春画」の研究者である「春画先生」こと芳賀一郎は、
妻に先立たれて以来、世捨て人のように研究に没頭する日々を過ごしていた。
そんな芳賀から春画鑑賞を学ぶ春野弓子は、春画の奥深い魅力にのめり込んでいくと同時に、芳賀に恋心を抱くように。
やがて、芳賀が執筆している「春画大全」の完成を急ぐ編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉である一葉の登場により、大きな波乱が巻き起こる。
「きのう何食べた?」の内野聖陽が芳賀、
アニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」やNHK大河ドラマ「どうする家康」の北香那が弓子を演じ、
柄本佑、白川和子、安達祐実が共演。
「黄泉がえり」「月光の囁き」の塩田明彦が原作・脚本・監督を務めた。
映倫審査ではR15+に指定され、商業映画としては日本映画史上初めて無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品となった。
理屈っぽいピンク映画
春画≒映画を通してエロスを解放している印象。かといって、理性で押さえ込もうとしてもエロさが滲み出てしまう。R18指定でやりたい放題できたやもしれないのに。なんと奥ゆかしいことか。爽やかなエロ映画。春画を学ぶというよりも春画を現代版にして春画を動画にして見ていた感覚になった。一寸何書いているか分からなくなってしまった…
「春画」はその後の官能へのとば口
無修正の「春画」が画面に大写しになることから
「R15+」指定なのだと思っていた。
「永青文庫」で開催された”春画展”は観ていないものの、
例えば「藝大」での展覧会では「春画」もさりげなく並んでいたりする。
ほんの少しの注意を添えて。
もっとも、現代アートに於いて
例えば”会田誠展”では
囲われた一角の入り口に、その旨の注記があったりするのだが。
とは言え、本作、
ちゃんとカラミのシーンもあるので、
合わせ技での指定とのことか。
監督の『塩田明彦』は直近では〔さよならくちびる(2019年)〕が快作。
或いは〔黄泉がえり(2003年)〕がヒット作も、
助監を務めた〔神田川淫乱戦争(1983年)〕や
助手の〔ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年)〕あたりが本質ではないかとにらむ。
今回も多くの先達のコラージュをモノし、
時として{小津調}になるバーのシーンでは独り笑っていた。
『春画先生』と近隣でも変人と噂の
『芳賀(内野聖陽)』が喫茶店で『春野弓子(北香那)』にコナを掛けるところから物語りは始まる。
一瞬で「春画」の世界に引き込まれた『春野』だが、
一方で『芳賀』にも興味を持ち、次第にそれは愛情に変化。
また、その感情も捻じれた方向に。
中途から先生の弟子を自認する編集者『辻本(柄本佑)』も絡み、
ストーリーは更にあらぬ方向へ変転。
永く秘め事であった文化を、
江戸時代の大らかな性愛のカタチに戻す啓蒙をする
志しの高い一本と観ていたら、
中途からなんのことはないコメディに転調。
全くの艶笑噺は、しかし爆笑どころは皆無で
微苦笑がせいぜい。
すぱっと脱いだ『北香那』は立派だし、
眉を吊り上げ鞭を振るう『安達祐実』は境地も
全体としては、意気込みだけの空回りに見えてしまう。
「日本書紀」からの『イザナギ/イザナミ』の国造り神話の引用や
『円山応挙』の〔雪松図〕の解説は見事な取り込み。
それに感心していたら、いきなり梯子を外されたような
置いてきぼり感。
肩透かしを喰らったような流れ。
超M変態先生‼️❓超S純愛乙女‼️❓
最後の最後まで、なんて最悪なものを見せられているのだろう、そんな感じでした、編集者の弟子としてるのを聴いて喜んでるなんて。
でも、最後の場面で腑に落ちました。
ああ、出逢いからこれが全てなんだ。
マゾヒストでないと愛せない、それも究極の、絵なんて目眩しなんですね、先生。
で、それで、最高の彼女に出逢いました。
彼女も運命的な出逢い、先生に出逢わなければ死んでたかも。
マゾもサドも致命傷にならない程度なのはご愛嬌。
これほどの酷さで魅力満載な先生は、仁とゆう名作ドラマで龍馬を見事に演じてました、まさにハマり役。
女の子は初めて観たけど、この振り切れた演技と魅力はアカデミー賞級でしょう。
なんとゆうアバンギャルドなラブストーリーなんでしょう。
芸術はあんまり関係ないので肩肘張らずに、是非。
キャスティングはどの役も良かったけど、 北香那の魅力炸裂 この人を...
キャスティングはどの役も良かったけど、
北香那の魅力炸裂
この人を初めて意識しました
きたさんが舞台挨拶で、
愛すべき変態たちが幸せを求めて突き進むって言っていたけど、
まさにそんな映画でした
(言葉はうろ覚えです)
見た後の気分も良い
R15➕には理由がある それは両極端な意味と感ずる 偏愛ステキな作品。初の春画作品。
本作、予告編では 瞬間映る 柄本佑の青パンツ しか目に入らなかった。
エロティシズム はエロティシズム と 実際の色々な愛の形
愛の形は 飛んだ方向に向かうが そこそこヘンテコで共感。
主人公の 愛の形が遠回りすぎて深い。
春画、浮世絵の美しさは芸術です。コレは2つの意味があると思った。
一つは 古風なエロの上品さ 春画、芸術だよね
一つは 古風なエロの 真っ当さ、つまり
ワシ高度成長期生まれ にとって 江戸時代の服装も髪型も 下の体が反応しない 昔から
もう和服の段階でほぼ 普通
やっぱり本当の肉欲的なエロはモジリアーニの裸婦画ぐらいじゃないと
あっ、江戸時代のエロと 西洋のエロの優劣ではないです。
ただ 現代っ子もやしっ子世代は 着物のエロ江戸時代のエロ は まんま芸術
色欲は一切感じない
だいたい 春画初めて聞いたのは 松本清張の 日本の黒い霧 下山事件の奇術
戦後占領期、GHQに揺さぶられたかと推測される 下山国鉄総裁
貸金庫には 現金と春画が・・という記述
自殺なら処分するのが人情 と松本清張さんは記している・・
ワシは思った 江戸時代の 絵画なら 色欲は関係ないんじゃない 当時はエロ写真ぐらいは縁日や通信販売で手に入ったよねぇって 実際 若干清張さんの主張を受けて 春画 本で見てみたらそのとおりだった。当時はネット検索無いから
探すの苦労した。
でも 幕府は公式には認めてないが いわば放任されてた 肉筆or木版画の春画 庶民【ただし地主】
から大名まで 男も女も 一服の清涼剤 笑い絵 は 表現の自由の素晴らしさなのだ。
内野聖陽が 大人の 落ち着いたエロ 倒錯した状況も好演
北香那さんは 体当たりの演技だけど 基本 サッパリ秋吉久美子みたいで 上品【いわゆる色欲は感じない個人的】
柄本佑は相変わらずの安定感
元祖 エロのパイオニア 白川和子さん 安田顕主演 私はいったい、何と闘っているのか 以上の好演
絵師、彫師 刷り師 の匠の技に感じ入った。
15R➕ というのは ネット全盛の時代 色欲には結びつかないからだろう、高校生見ても安心。
北斎 歌麿 文化的
ただストーリーは 現代の愛の形❤️描いてて ヘンテコリン 二刀流はずるいよね!と思った。
ミディアムテンポの 文化➕昔のエロ➕今では芸術🎨の好作品でした。
春画には日本人のDNAが凝縮されている?
春画の奥深さを味わって、教養を深めたところで、ドS女優競演のクライマックス。これは、予想をはるかに上回る面白さ。
内野聖陽がまじめな顔で春画の素晴らしさを語っているだけで、おかしみが伝わってくる。それに輪をかけて弓子が春画の魅力に取り憑かれて、春画の新たな発見をしていく様は、自分が体験しているようでもある。
円山応挙が和紙の白さだけで雪を表現する技法を春画先生が弓子に解説する。なるほどすごいと唸っていると、今度は、歌麿が春画で同じことをしているではないですか。
歌麿と北斎の違いは、致して描いたか、致さずに描いたか。この説明には、目からウロコ。
明治新政府によって封じ込められてしまった、性へのおおらかさというか、楽しむことへの屈託のなさ。日常に芸術が同居している豊かさ。
そんな日本人のDNAがたんと詰まっている春画を学んで行きたい。いや、楽しみのが先でございます。
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