「マーティン・スコセッシ監督だからこそまとめられる超大作」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 椎名モモコさんの映画レビュー(感想・評価)
マーティン・スコセッシ監督だからこそまとめられる超大作
昔「じゃじゃ馬億万長者」という大人気TVドラマがありましたが
現実に突然石油が湧いたらこんな事になってしまうという実話です
タイトル通りおぞましい連続殺人事件ですが傷口をえぐるような事はせず
マーティン・スコセッシ監督が優しく語ってくれます
最近は善人の役が多いデニーロですが久々に
善人の顔のまま大悪党マフィアの親分を演じています
デカプリオもまた誠実な顔とろくでもない悪党の2面性を見事に演じています
積極的あるいは気が向かないまま事件に巻き込まれていく悪党たちや
その様々な末路も丁寧に描かれており超大作に相応しい出来栄えとなっています
超長尺ですが昔は3時間を超える作品にはインターミッションが入る
と聞いたことがありカーペンターズが「トイレに行ってくるわ~」って
歌ってましたがどうやらそれはアメリカの話で日本ではぶっ通しなんですね
途中で中座する覚悟で観ましたが無事完走できました
あまり心情を描こうとはせずメカニカルに事実を分かり易く描いていくので
集中力が途切れることなく淡々と見続けることのできる作品です
エンドロールにロビー・ロバートソンの名前が出てきて
あれ?と思ったんですが生前に音楽を担当していたんですね
往年のロックスターがどんどんこの世界を卒業していくのも寂しいものです
コメントする