劇場公開日 2024年1月26日

哀れなるものたちのレビュー・感想・評価

全489件中、41~60件目を表示

3.0そんなにエロくないんですよ

2024年3月19日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

ものすごく古くさい小説を脚色したグロ映画。女性解放モノといろんな解説で言われておりますが、今どきのコンプラに忖度し過ぎた解釈ではないかと思いました。
エマ·ストーンあんまり好きじゃないんですよね~
ハンナ·シグラのマダムは貫禄ありすぎて、びっくり。

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カールⅢ世

2.0お金かかってますね

2024年3月18日
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鑑賞方法:映画館

萌える

残念ながらこの世界観には全然乗れませんでした。
単純に面白くなかったとも言い難いのですが、撮り方から芝居から美術からメイクからテーマも含めて、全編ずっと「考察してます」感を押し付けられてると辟易してしまいます。
ヌードシーンでさえ熱を感じられず、もっと製作者側の熱っぽさを感じられる映画であってほしかったですね。

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ゆか暖房

4.0ていうかさディズニーの名でこんな作品を配給するなよな・・・

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

2024年映画館鑑賞18作品目
3月16日(土)イオンシネマ新利府
ハッピーナイト1300円

ヨルゴス・ランティモス監督作品初鑑賞
脚本は『クルエラ』のトニー・マクナマラ

製作はTSGエンターテインメントなど
配給はアメリカがサーチライト・ピクチャーズ
日本はウォルト・ディズニー・ジャパン
いずれもディズニーの子会社
ディズニーも買収を重ね幅広くなったからな

制作には主演のエマも携わっている

英国米国アイルランド合作18禁エログロSFロマンスコメディ

外科医のゴッドによって生み出された実験体1号のベラ
ゴッドの屋敷で隔離された生活にうんざりしていたベラは弁護士のダンカンに唆され駆け落ちし世界旅行へ
なんやかんやでゴッドの屋敷があるロンドンに帰ってきたベラは婚約者のマックスと結婚することに
その会場に現れたヴィクトリアの夫に対しなぜ母が自殺したのか確かめるため彼の家に同行した

脳移植なんてゴッドはまるでブラックジャックみたいなことをやらかす
手塚治虫の世界だ
だが奇妙な合成動物たちは天才バカボンのある回で見たような記憶がある

『哀れなるものたち』は芸術映画だ
アート驚く為五郎
リスボンの建物風景やアレキサンドリアの荒城は特に好き
馬車型蒸気自動車好き
豪華客船のデザインも好き
不協和音を駆使したBGMも良い
台詞は文学だ
ビアズリーの作品の世界観をカラフルにした感じだが何の狙いか『哀れなるものたち』は一部モノクロになっている

そういえばエマ・ストーンの太眉はフリーダ・カーロを彷彿させる
顔ヂカラがハンパない
オッパイは最初観た時「男かな女かな」と脳内のあぁ~しらきが連呼したが下半身はおちんちんがなくやっぱり女だった
広末奈緒の『人間廃業』的展開

そういえばおちんちんがボカシ無しだったがいつからセーフになったんだ
たしかにダビデ像だってOKだからな
白人のオチンチンはセーフなんだろう
ディック・マードックも試合中によくお尻を出していたからな
ギャラが弾めばオチンチンも出してたかもしれない
それを思うとエマはヘアどまり
とはいえマグリットの『陵辱』だってヘアどまりだもんな
だがしかしそれに納得できないのはろくでなし子画伯であろう

『哀れなるものたち』に比べるとエマが巻き込まれたアジア系差別の記事なんて安っぽくてありふれていてくだらない
こっちは1800円でも払う価値があるがあっちはカネを払う価値はない

あえて苦言を呈するなら胎児の脳を移植したのに随分と理屈っぽいね
破綻はしているが面白いからまあいいや

これこそ海外産の高級なコントなのかな
悪趣味なポルノ映画と解釈すると楽しめない
コメディの一種と捉えると楽しめる
滝沢カレンはブルーになったらしいけど
これもまた楽しめるのは限られているのかもしれない

エンドロールは海外作品としては珍しいタイプ

ちなみに例によってイオンシネマで入場する際に渡される今回の粗品はベラの後ろ姿10体
アートだがこれってなに?

ていうかさディズニーというブランドでこういう作品を配給するなよな・・・
まあいいけどさ・・・

配役
生存していた胎児の脳を母の脳と取り替え蘇生されたベラ・バクスターにエマ・ストーン
飛び込み自殺した妊婦のヴィクトリア・ブレシントンにエマ・ストーン
ベラを誘惑し駆け落ちする放蕩弁護士のダンカン・ウェダバーンにマーク・ラファロ
ゴッドこと外科医で研究者のゴドウィン・バクスターにウィレム・ディフォー
ゴッドの助手を務める医学生でベラの婚約者のマックス・マッキャンドレスにラミー・ユセフ
パリで売春宿を取り仕切るスワイニーにキャサリン・ハンター
ベラと仲が良い売春婦仲間のトワネットにスージー・ベンバ
ゴッドの家政婦のプリムにヴィッキー・ペッパーダイン
ゴッドによる2番目蘇生実験体のフェリシティにマーガレット・クアリー
ヴィクトリアの夫で軍人のアルフィー・ブレシントンにクリストファー・アボット
マーサに同行する皮肉屋のハリー・アストリーに ジェロッド・カーマイケル
船旅で知り合った哲学を愛する老婆のマーサ・フォン・カーツロックにハンナ・シグラ

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野川新栄

3.5エマ・ストーンは凄い!

2024年3月17日
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難しい

観終わってこの作品をどう言えば良いのか言葉が見つかりませんでした。ただ実に興味深い、考えさせられる映画だと思います。皆さんそれぞれ感じ方は違うのでしょうが、人間の奥底の様々な感情を描いているのでしょうね。愚かなるものたちとはそんな人間たちの姿。つまり誰しもが愚かなるものたちになる可能性があると言う事なのかな。それにしてもエマ・ストーンが圧巻でした。本当に全てをさらけ出しての演技。これが女優なんだとまざまざと見せつけられました。色々な意味で難しい作品だと思ったけど、彼女を見るだけでも大いに価値があると思ったのでした

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たつのこ

4.0全て見た後で、じわじわとくる

2024年3月15日
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性的なシーンや台詞には、さすがにドギマギしてしまいましたが、見終わった後は必要なシーンだったと感じました。

男女の関係性を、行動だけでなく考え方についても端的に表現していると思ったのです。様々な関わり方をする男性と付き合う中で、女性はもっと自分を大切にすることが大事だと言っていると感じました。

マーサとの場面が好きです。

貧困に苦しむ人々を見て助けたいと純粋に思う気持ちとそれを騙しとる人間がいる。

ゴッドの親子関係も残酷で、このような身体的なものでなくとも、現代にもありますよね。

ベラが帰ってきて、3人でベットに寄り添う場面では、温かな気持ちになりました。

様々な示唆に富んだ作品でした。

最後のヤギ人間は、ぞっとしました。

追記
原作を借りたのですが、途中で断念。難解でした。

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しじみ

5.0人間讃歌

2024年3月14日
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鑑賞方法:映画館

とんでもない映画を観に来ちゃった、と思いました。
一見綺麗だけど、魚眼レンズに不協和音、つぎはぎの動物、唐突な自慰シーン…違和感ありまくりの映像に、序盤20分で帰りたくなった(笑)
劇場でなかったら最後まで見れなかったと思う。

観客が混乱しているうちに、画面が白黒からカラーに変わる。
ベラの顔つきが、無表情の赤ちゃんから、知性を備えた女性に変わっていく。
エマ・ストーンの演技がすばらしいです。

フェミニズムがどうこう、という論点は置いといて、
シンプルな人間讃歌が良くて、終わった後には爽快感。

でも最後、ヤギ人間にしちゃったのはどういう意味だったんだろう…おとぎ話風な残酷さは際立っていたが。

熱烈ジャンプで笑えるかどうかで、この映画を受け入れられるか分かれそう。エロスではなくて動物の交尾のようだったw
まあ人には気軽にオススメしづらいですね。

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Rui

4.0面白いけど

2024年3月14日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

寝られる

装飾とか衣装とか含めて色々豪華で面白かった。でもそういう芸術の大祭みたいな感じで、物語に対してはあまり共感とか感動とかは無かった。マーク・ラファロの演技には大いに笑わせてもらったが、だったら3時間、彼がみっともなくわめくだけの映画の方がよっぽど痛快かもしれない(笑)。

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TK_Film

1.5悪趣味で陳腐な内容だった

2024年3月14日
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単純

感想はタイトルに集約されている。
なんら目新しさのしない、見苦しい画像だった。

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すんぼむらぶ

4.0「欲に負けない」

2024年3月14日
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知的

今年33本目。

食欲、睡眠欲など欲に負けないのを感じた作品でした。映画後いつも食材買って帰りますが何も買わずに。アカデミー賞主演女優賞でしたね。アカデミーの歴史で一番突出した女優賞だったかも。発表前に見たかったですが一択だっただろうなあと、発表後も見れて良かったです。

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ヨッシー

4.5主演女優賞確実と思った

2024年3月14日
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ある意味動物から人間へと成長していく中で、本能の欲の一つ性欲に特化して進行していく。
女は若く美しくあればよくて知恵などいらんという輩からの求める偶像から、徐々に人間同士と認め合える存在になるまで。性的に消費されがちな女性性ゆえのそういう描き方なのかもしれない。
それにしても濡羽の多さにいささかうんざりもした。エンドクレジットまでシモ系だもの。
とはいえ、ここまで成長したってことね、と思ってるとそれをまた飛び越えて何段階も階段を登っていくのは脱帽もの。
歩いてるだけで成長の差がわかる演技を見せた彼女は、絶対主演女優賞取るだろうと思っていました。予想通りです。

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こまめぞう

3.5映画的な芸術点高し

2024年3月14日
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鑑賞方法:映画館

独特の世界感がとても美しい映像で描かれていた。フランケンシュタイン的お話、予告やポスターのエマ・ストーンも若干不気味という認識で、鑑賞を長らく躊躇っていたが、多くの映画賞を席巻しているならば、やはり見てみないと。そう、冒険は必要なのだ。
スクリーン全編に写し出される屋敷や、街の風景、ドレス、どれもオリジナリティ溢れるデザインが素晴らしい。最初モノクロからベラの思考的成長に合わせて見えている、描かれている風景も変わって行く感じ。
知識と共に精神が育ち、人間は豊かになって行くのだ。
哀れなるものは全てスクリーンに登場する生命達。命に限りはあるから、冒険と経験、向上していこう。最初の印象とは違い、意外にも前向きなテーマを感じ取った、風変わりな作品だった。

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まっちゃまる

4.0第3形態になった時のエマ・ストーンは本当に綺麗

2024年3月13日
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興奮

いやー、とにかく「エマ・ストーンすげぇ」でした。

基本エログロなんだけど、そっちではなくて体も顔も大人のままで成長してるところをちゃんと表現してるのがすごい。
特に、知性と論理的思考を手に入れた時に第2形態になって、ゴッドの後を追い始めた時に第3形態になってるよね。

第3形態になった時のエマ・ストーンは本当に綺麗だった。

それまで散々男どもがエマ・ストーンに対して「綺麗だ」って言ってたのがそんなに納得してなかったけど笑
第2形態からどんどん綺麗になっていくなと思った。

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せんべえ

4.0強い表現と露悪のバランス

2024年3月10日
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鑑賞方法:映画館

父親、パパ、理解ある彼くんの間を行き来しながら、体当たりで成長していく一人の女性・ベラの物語。
ベラの成長は一個人としての心の成長と、女性が歴史の中で権利を獲得していく姿の両方を描いているのだろう。根っからの善人も根っからの悪人もいない、エゴが軋み合うことでバランスが保たれている世界が、シニカルかつ愛情たっぷりに描かれていた。
メッセージで言えば近年流行りの系譜ではあるが、ぶっ飛んだブレない自己とエゴのパワーとを堂々と押し出す切り口は、舞台設定も含め目を惹いた。
正直、過激な表現を用いることがメッセージに対して効果的かどうかは疑問が残るのだが、その過激な表現も、制作陣がこれまでのフィルモグラフィーの中で信頼関係を深めて来たからこそ実現できたものであるとは感じる。
単体の作品としてだけではなく、チームの一つの到達点としても華々しい作品であることは間違いない。

エンドロールで紹介される、背景美術や小道具に隠された小粋なネタを再度チェックしたいと思った。

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うぐいす

3.0不協和感から最後まで飽きずに観る。感情的なところはない。色彩とか演...

2024年3月7日
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不協和感から最後まで飽きずに観る。感情的なところはない。色彩とか演技を観るものなのか。学習の過程を学習はした。

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shinchiki

3.0かつての映画オタク少年でも...

2024年3月7日
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鑑賞方法:映画館

評価が高いので期待値高めで鑑賞。
なるほどね、グロいけどアート性の高い映像表現
かつてのジュネ&キャロやテリー・ギリアムとか
シュヴァンクマイエルとかの系列のやつですね。
80〜90年代に映画少年だった私は、みんな好きで夢中になった監督ですが
今作はストーリーも映像もなんか気分がよくないんだよなあ。
こんな油っこい映画、ミドルエイジにはきついのかもですね。

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すかちん

4.0日本の裁判では大分長期化する

2024年3月6日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

萌える

子供の脳が移植された女が世の中を知ろうとする話。
設定や演出は斜め上ではあるが、物事の本質を穿っている作品。

良い点
・テーマ

悪い点
・意図的にせよ雲や背景が嘘っぽい

その他点
・ラベンダーオイル

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猪古都

4.0こんな映画だったとは…

2024年3月5日
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鑑賞方法:映画館

グロいです。エロいです。
グロくて、エロくて、エロくて…。すごいです。

先に見た「ボーはおそれている」も、さりげなく男性器が映っていたが、この映画はその何倍も映っていた。
ファックシーンも何度も出てきて、接合部そのものはないが、かなりの性描写である。
女性器が映ることはないけれど、ぼかしもかからず、ヘアも映る。
いつのまに、日本の映倫は性描写にここまで寛容になったのだろう?

もちろん、そのことは映画の本質と直接関係はないものの、ヒロインのエマ・ストーンが裸、ファックシーンを厭わずにやっていることが映画の迫力、重みにつながっている。
映画館で予告編を見ているときにはまったく想像もしなかった内容だった。
予告だけ見ると、中途半端なファンタジーのようで、どうして高い評価があるのか不思議だったが、オスカーの可能性がある、というので発表前に見ておきたい、と思って足を運んだのだ。
封切りから1カ月半たち、上映劇場、回数もかなり減っているはずだが、平日昼間というのに新宿ピカデリーにはそこそこ客が入っていて驚いた。

これまでも書いてきたが、僕は事前情報をほとんど入れずに映画を見るので、今回は想像もしなかったシーンが多かった。

作品の内容とは無関係に、そういう場面が「出し惜しみ」なく描かれているというのは、演じる側、作る側の根性も座っている、と感じたのだ。
趣里主演の「ほかげ」について、彼女がまったく裸を見せなかったことについて僕は批判的に書いた。彼女が裸にならなかったのは、はっきり言って女優根性がない、と断じたい。
今の時代にこういうと不適切なんだろうが、そう思う。この映画を見ると、なんと日本映画は演じるほうも、作るほうも、ぬるいことをやっているのか、と思う。

かつて、大島渚らが、日本の性表現の制限にあれだけ闘ったのに、今の映画人はどうなっているんだろうか?

未見の人は、早めに行っておいたほうがいいね。

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町谷東光

4.5映画「哀れなるものたち」が芸術的で最高すぎた件

2024年3月5日
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とにかく素晴らしかった。

映画はここまで素晴らしくなれるのかとさえ思った。

芸術的であり写実的であり、なおかつドキドキさせてくれる映画だった。

# PG18

なぜこの年齢制限なのかと思ったが残酷な映画ではない。暴力表現がバンバン出てくるわけではない。

ただ手術のシーンがグロテスクなのと、あとは性的なシーンが山ほど出てくる。誰かと一緒に観るより1人の方が観やすい映画だと思う。

# モノクロ

誰もが最初は「フランケンシュタイン」とか「オペラ座の夜」を連想するのではないだろうか。

なにせ顔がズタズタに縫合された男が登場する。そして序盤はなんと、この時代に完全にモノクロの映画なのだ。

白黒時代の映画への多大なるリスペクトを感じた気がした。あの時代の映画のリブートなのだと思った。

# 醜い男と美女

先ほど述べた顔がツギハギだらけの老人と、そして少女のような成人女性のような美女が登場する。

きっとこの醜男に女は囚われているに違いない。誰もがそう思うだろうが真実は違う。

醜い男は父親みたいなもので、女はその子供みたいなものだ。食卓を囲み楽しそうに話すのだった。

だが女は子供のようにしか話せない。男は体に障害があり、女は脳に障害がある。

# 女の秘密

女にはとある秘密がある。最初はまるで1歳児のようなのだが、短い日数のうちに3歳児のようになり、それからもすごい速度で成長して行く。

各年代の役を完全に演じ切るヒロイン。怪演である。

醜い男の秘密最初は「モンスターも普通にいるような世界観なのだろうか」と思ったが違った、

男は子供の頃、科学の進歩のために外科医の父親に実験台にされ、体をズタズタにされたのだ。

# カラー

映画はもちろん白黒だけではなくカラーにもなる。

序盤の現在が白黒で、過去がカラー。そして時間が経つとまたカラー。

特に色の使い分けに意味はなくて、白黒映画時代へのリスペクトをどこかに表したかっただけなのかもしれない。

白黒の世界を抜けてカラーの世界に変わった瞬間はとても鮮烈だった。

# 男女の立場の逆転

女は悪い男に連れられて世界に旅に出る。数々の女を泣かせてきた系の悪い男に。

だがその旅の間にも女の知能は発達し続ける。最初は「俺に惚れるなよ」と言っていた男がだんだんと女に夢中になり立場は逆転する。

そして男の葛藤の中、男と女でのダンスシーンがあるのだが、タイタニックのパーティーのシーンみたいで良かった。

# 後半

全体が長いので後半は少し見疲れてきた。エンディングの後にエンディングがあるような構成なので、もう少し凝縮してくれたらとは思った。

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稲浦悠馬 いなうらゆうま

4.0どえらい映画を観てしまった…

2024年3月5日
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怖い

興奮

それが見終わった後の第一印象。観る前は、まぁ「フランケンシュタイン」のヴァリエーションだなと思っていた。でも、それを乗り越えて想像もつかない展開になってゆき、圧倒された。この難しい役柄に真っ裸も厭わず、体当たりでぶつかったエマ・ストーンに拍手! 元ネタと徹底的に違うのは、醜くない。創造者に愛されている。名前もある。やっぱり、それってすごく重要なことなんだろうなと改めて思った。だから、その後の展開もまるっきり違ってくる。ベラの本能のままに行動する姿に唖然とする自分がいた。現実的には絶対無理そうなのに、軽々と進んでゆくベラにもう応援するしかできなかった。映画はどんな終幕を迎えるのか、想像しながら観ていたが、思いもよらない結末を迎えて、呆然とするしかなかった。ベラの肩を強調したドレスは何を意味していたのだろうか。私にはわからなかった。

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瑞

2.5キメラがいっぱい

2024年3月5日
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鑑賞方法:映画館

平日の21時過ぎ終了の回に観たけど、席数も結構多いのにかなり埋まってた
最終だったのかな?

しかし皆思ってた通りの映画だったのかな?wと思った

うーん、何か文学的な映画でも無いし
ギリアムみたいな感じとも違うし…
まあ重苦しいフランス映画みたいになってもしんどそうだけど…

鑑賞後感があまり良く無いと言うか…

何だかんだでずっと白痴とセックスみたいに見えてしまって、それでもまあいいんだけど、意外と面白くならなかったと言うか…

役者さんそれぞれは良かったんですけどね

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mocAgAcom