劇場公開日 2024年1月26日

哀れなるものたちのレビュー・感想・評価

全481件中、181~200件目を表示

3.5前半は少し退屈 後半の展開は面白い 着地はまぁまぁ笑

2024年2月5日
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鑑賞方法:映画館

羞恥心がないと人の欲望はどうなるのか?全てを試すように、それこそ実験的でシニカルな内容でした。

ベットシーンが生々しいということだったが、そうでもなかった。あれは、お互いに欲求を満たしあっているだけで、それ以外に何もない。食事をしているのと同じだ。外で食事して見せ合ってることにも恥ずかしさがないなら大丈夫なはずだろう。強いていうなら、不快感があるとしたら、食事にもマナーがあるように、性行為にもマナーを求めているからだろう。おそらく笑

こちらが気恥ずかしく思える時は2人だけの世界観で成立している「愛」というものを感じる時であり。嫌悪感は「陵辱」の時だ。ベラにはどちらも無い。だからそこには行為の分析とそれに伴う快楽があるだけ。

見知らぬ他人と相席できる人なら、概ねの人はたぶん流されるように貪れるだろう、それが好みの容姿であればなおおさらであり、そこに喜びが伴えば、何度でも繰り返す。欲望とはそうしたものだ。心など関係ない。

食事は生きるため、睡眠も生きるためだというが、過剰な摂取や贅沢な品々は本当に必要か?より多くを求めているのは、ほとんどの人がそうだろう。

すべからく、全ての人は、自分の欲望に対してマッドサイエンティストに、もれなくなれるということ。延命治療でさえその一つだ。今生きてる世界とはそういう事で、自然に逆らうとはそういうことだと思う。

なのでこの映画に対しては、心揺さぶられるという事はなく、まぁ、そうかな。というくらいでした。良い点は、衣装とカメラアングルと、エマ並びに俳優陣の美しさだろう。羞恥、それすらも耽美という美なのだ。

人は知らない感覚に惹きつけられる。そして、飽きる。残酷な生き物。それを踏まえて考えるのが理性、そこから始めて、人間として倫理観を歩み始めるのだろう。

映画でファンタジックに表現されている部分は、原作では詳細に語っているとのこと。読んでみようかなぁ。思案中笑

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大粒 まろん

4.0自分の力で幸せになる方法とは

2024年2月5日
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ヨーロッパ的一般常識、キリスト教的社会規範からの開放と女性の自立について、SF的シチュエーションを駆使して表現した作品

基本的にこの監督はアングラで評価されて来たという経緯の持ち主なので、シネコン系エンタメ作品を多くみる人が急にこの作品を観ると拒絶反応を示す可能性が大いにありえる内容の為、注意が必要

ビジュアルと視覚効果、女性の美というものの映像表現に優れた作品である
その一方で、女性の性の開放や社会思想、ヨーロッパ中心の世界観には賛否が分かれるかもしれない

この監督には、今後も興行収入に振り回されず好きに作品をつくって欲しい

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mvlv

4.0単に女フランケンの話かと思ったら

2024年2月5日
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鑑賞方法:映画館

欲求に前向き!
言いたいことは真面目か!
アヒルとブタがいい♡

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れこほた

4.0楽しめました。

2024年2月5日
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鑑賞方法:映画館

何はともあれ楽しめました。
味わい深い映画。教養があればあるほど楽しめる感じがして、ヨーロッパの人たちのほうがぐっとくるんだろうなと思いながらの鑑賞。
ストーリーだけならかなり奇天烈だけど、役者がきちんと演じてるから面白くなるんだろうね。

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khapphom

5.0男なんてろくなもんじゃない、ほんと

2024年2月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

このハードな“女性映画”は、男性の僕が気安く「感動した」などとは言えない。
だけど、ここ何年かでは一番面白い映画だった。
いろんなことを突きつけられる映画である上、笑える小ネタも多くて退屈できない。
撮影、美術、衣装もかなりキテる。
音楽もすごくいい。

体は大人だけど、脳味噌は真っさらなベラは自分の本能、性欲、知識欲に正直で、男性(=世間)に服従せず、期待に応える気も全くない。
成長するベラは人生の軋轢に悩むが、2人の老女(客船の貴婦人や娼館のマダム)との出会いで道を開いていく、というエピソードに考えさせられた。
男との出会いなんてマイナスばかりで何の意味もなく、結局、女性同士の出会いでしか前進できなかったという…。
男なんて碌なもんじゃない、ほんと。

エマ・ストーンの瞳のファンで、もしネトフリの「マニアック」を観てなかったら是非観てほしい。
彼女はクレージーだ。

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Ferma

5.0エログロというクチコミを見て鑑賞を躊躇いましたが、そのような描写す...

2024年2月5日
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エログロというクチコミを見て鑑賞を躊躇いましたが、そのような描写すら絵画の様な美しさでした。

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khs69

2.0最初の90分は、辛かった。

2024年2月5日
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難しい

最初の90分は、この映画選んで失敗だったーと思ってた。残りは、そこまではなかった。
でも、この不思議な世界観を映画館で見ることが出来て良かったかな。

哀れなるものたちを2時間眺めさせられる映画だった。
登場人物に共感できなくてキッツイ。

ポリコレってこういうことなのかな?
ここまで吹っ切れると、それはそれでいいのかも。

主人公がモンスターどもって言うシーンだけは、凄く共感できて良かった。
この映画への私の感想にぴったりだと思った。

ミイラ取りがミイラになるって話なのかしら。
グロテスクな映画だとおもった。

サイコパスな人たちが怖い、でも、過去・現在・未来において、こんな世界もあるんだろう。偉人とか、医療の進歩とか、少なからず、こういうことの上に成り立っていて、私もその恩恵にあやかっているのだろう。
高尚に見えて底が浅く感じてしまう。こう思うのは、まったく共感できないからかもしれない。私の理解力の範疇外の映画のように思う。

不思議なのは、ハウルの動く城で感じた不思議な感じをたびたび思い出したこと。
ハウルの街並みとかを実写化したらこういう感じなのかな。
(ハウルの動く城は好きです)

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はなはなとみんみ

3.5好奇心と自由とダークファンタジー

2024年2月4日
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鑑賞方法:映画館

広角レンズの多用は少し疲れて食傷気味になるが、
映像への凝り方はかなりのもので、
アメリやシェイプオブウォーターを彷彿とさせる。

設定やストーリー自体はそれほど複雑ではないが、
映像や演出(セリフ)が幻惑的で、
見ていて飽きさせない。
それでも2時間半は長く感じるが、、

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あつん

5.0最後までずっと面白い

2024年2月4日
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映画には中弛みがつきものですがこの映画はラストに向けどんどん面白くなる
フワフワしたファンタジー映画だと思って観るのを躊躇っている人はもったいない
エログロ映画です

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承太郎

4.5旅に出てみたくなりました。

2024年2月4日
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笑える

旅に出てみたくなりました。

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きっぴー

3.5ホラー?コメディー?社会派?

2024年2月4日
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笑える

怖い

難しい

アカデミー賞ノミネート発表前に鑑賞。
のっけから結構なグロ&エロです。
が、笑える部分も多く飽きることなく見終えました。

音楽、映像、衣装、そのどれもが現実とファンタジーのはざまにあり、
もしかして全部妄想でしたなんて結末もあるのではと思ったほどです。

無垢な人間が極めて短い期間で経験と成長を繰り返すときっとこうなります。
経験先行で知識と知恵と感情が伴わないからです。

今思ってもやっぱりコメディー色強いし作者のメッセージについては私には
わかりませんが、この映画に携わり走り切ったすべての関係者に感服です。

お付き合いしたてのカップルでの鑑賞は勧めません^^

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モリコ

4.0みんな哀れ

2024年2月4日
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鑑賞方法:映画館

2024年2月4日
映画 #哀れなるものたち (2023年)鑑賞

ヴィクトリア朝時代、禁断の手術によって蘇った若い女性が冒険の旅を通じて驚くべき成長を遂げて

グロテスクな描写と過激なセックスシーンは意見が別れるところだろうけど、#エマ・ストーン の体当たりの演技は素晴らしい
間違いなく問題作

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とし

4.0狂気の女性のサラ 幸福な物語

2024年2月4日
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怖い

興奮

萌える

この作品がアカデミー賞を受賞したら スゲー。 アメリカの 芸術 感覚に 驚くばかり。

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kubonbich

3.5耽美系エロに見せかけ、しっかりフェミニズム、ポリコレ

2024年2月4日
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知的

寝られる

萌える

友人に誘われて事前情報ほぼ無しで鑑賞。
20世紀初頭の時代設定のようだがかなり独特な衣装やセットでややファンタジー寄りな感じ。
映画の雰囲気はfemme fatale、マダムエドワルダ、悪徳の栄え、ソドムの市、マルキドサド、澁澤龍彦、ハンスベルメール、球体関節人形などのキーワードを連想させる感じで、そういった類の作品を好んで鑑賞していた学生時代の自分なら神作と思ったのだろうけどなーと、昔を懐かしむ気持ちになりました。

主演のエマストーンの裸体やおしゃれコスチュームを着たビジュアルを記録する為の映画なのかと途中まで思っていましたが、一応主人公ベラの怪奇な出自の真相と、それに決着をつける結末にはなっていたので、話の筋は通っています。

個人的にはベラが人間性を獲得する中で有意義なストーリーやベラの苦悩や葛藤が殆ど描かれなかったので、ほぼ共感できず。
またベラが友好的に接するのは自らを蘇生させた、父親から苛烈な虐待を受けた老外科医と、その助手になり、ベラの婚約者となる知識はあるが少々気弱で小柄な男性、知識階級の老貴婦人とパートナーのイケメン黒人男性、娼館で出会う学のある黒人娼婦などのマイノリティで、
ベラが破滅させるのは強権的な白人男性としっかりフェミニズム、ポリコレ主義が描かれており、最近の洋画はそんなのばっかで正直うんざりしていまいます。

ビジュアルイメージが個人的にどハマりだったので星3.5にしてますが、2時間半もある割に大した感動も無い映画なので、ストーリーだけなら星1です。

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REO

4.0美術とか不思議な世界観が好きな人におすすめ

2024年2月4日
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楽しい

興奮

難しい

ファンタジーな世界で、色彩やファッションが見ていて楽しい。色のない世界から色彩あふれる興味をそそられる世界へと出ていき、人間らしく知的に成長して行くベラ。美術とか、不思議な世界観が好きな人にお勧めできる作品
ただ、性関連のシーンがとても多いので一人で見た方が良い。
最初の方はほとんど不思議な状態が続くので理性を保てなくなりそうというか、少々頭痛がしてしたほどだったので、家で落ち着ける状態で見た方が良い。だいぶ後半で知性を養えてきたところでやっとこちらの理性が戻って行く感覚があった

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はむいろ

2.0自分は駄目でしたネ…。

2024年2月4日
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笑える

悲しい

怖い

それ程の傑作とは思えなかったし、名演技とも思えなかった。期待し過ぎていた所為かしら?
お金を掛けて奇をてらったエログロもの?
何か哲学的風な意味合いを付けて理屈をこね回すブルジョアの言い訳を聞かされているみたいに感じた。
金持ちが自分達の贅沢に正当性を持たせる為のアリバイ工作とでも言うのかな?
ウィリアム・デフォーが良い人だというのだけは、画面から感じられました。

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わいちゃん

3.5私の身体は私のもの

2024年2月4日
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亡くなった女性に胎児の脳を移植し、蘇らせるという女性版フランケンシュタインのような設定にまず驚く。幼児の自慰行為から性に目覚め、それから言葉や知識を覚え、社会を知っていくという流れも面白い。
テーマとしては、私の身体は私のもの、硬く言えば「性の自己決定権」ということか。後半になるほどフェミニズム的な色合いが濃くなる。
ただ、作品の構えがあまりに技巧的・人工的なので、感情を揺さぶられるという感じはない。美術・装置は凄い。そして衣装。ビクトリア調のようで現代的な独特さに目を奪われる。
映像としては、モノクロになったり、覗き穴から見るような魚眼レンズになったり、色々工夫しているが、それほど効果的とは思えなかった。
エマ・ストーンは、アンダーヘアまで晒しているが、いやらしい感じはしない。ウィレム・デフォーが最初はマッドサイエンティストと思ったが、切なさも感じさせて好演。ハンナ・シグラが出てきたのには驚いた。
観終わってから、タイトルの哀れなるものたち(原題Poor Things)とは何を指しているか考えている。複数形なので、主人公ベラのことではないのだろうが。

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山の手ロック

4.0かわいい子には旅をさせよ!

2024年2月4日
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大人の身体に子どもの脳を移植したら
どうなるんだろう?だなんて考えたことなかった。
前述からしてSFっぽいのかなーと思っていたが、
少女の成長に着目した作品。
設定は非日常的だけど、その成長過程はリアルさを感じた。

あらすじ
胎児を身籠ったヴィクトリアは自殺を試みた。
自殺は成功するも天才外科医によって蘇生される。
しかし、それは完全なる蘇生ではなかった。
見た目はヴィクトリア、脳は身籠っていた胎児の脳を移植されたのだ。
ヴィクトリアとして記憶のない女性は“ベラ”という少女として新たな人生を歩み始める。
急速に成長を遂げるベラの様々な体験の話。

かわいい我が子は
ツラい思いをしてほしくないし、
なるべく危険から遠ざけて
安全な場所で暮らしてほしい…!
みたいな気持ち ちょっとわかるかも(!?)

でもそれは子どもの成長には繋がらないし、
様々な経験をしてこそ、自分という“個”が
確立していくと感じた。

善悪も判断できない年齢の子が、
1人or信用できない大人と外の世界を知るのは危険!
信頼できる大人と共に、
様々な経験を経ていくのがいちばん良いんだろうなと思った。

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トウマ(20代/女)

3.5すごいが苦手

2024年2月4日
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楽しい

知的

難しい

宣伝の"冒険"というのは、よく言ったもので、実に「冒険的」な作品。
18禁のエログロナンセンス描写は強烈だが、芸術性が感じられるのは、タイトル自体にも込められた、人間(特に男性)の弱さ、醜さ、哀れさが真っ直ぐに伝わってくるからかもしれない。
熱演されたエマ・ストーンさんには拍手を贈りたいし、モノクロからファンタジックなカラーへと変化する映像も素晴らしく、賞を取っても納得だが、人間の低俗な面が強調されている印象を受けるので、私の好みではなかった。

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ぱおう

4.0油断してました

2024年2月4日
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鑑賞方法:映画館

ラ・ラ・ランドのエマ・ストーンの主演ということで

なんとなく
爽やかな作品なのかなと

それだけの情報で観ましたが

なかなかの
ヘビー級でした。

映画だからこそできる
世界観やストーリーが

しっかりと爪痕を残しております。

すぐまた観たくなるというわけではないですが

インパクト特大でした。

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れいん 【観る前にレビューは見ない派】