哀れなるものたちのレビュー・感想・評価
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哀れなひとたち 96点
いや〜これはすごい作品でした。面白くはないが凄い作品。まずは主演エマ・ストーン、そして監督がとにかく凄い。エマ・ストーンの演技、まるで子供かのような演技するのに苦労したんだろうなぁと思うぐらいぎこちない感じがまた不気味である。
また好奇心の塊の様な主人公なのでいまの現代人も見習わないといけないかもしれない。
そして監督もまた新たな変人監督を見つけた感じ。ベネデッタよりも変態監督かもしれない。
編集について、前半は画面がモノクロ、後半からカラーに変わり主人公の世界観が変わるという意味なのか分かりませんが、面白い見せ方だなと思いました。
ただ長すぎなのかなぁと思ったのでマイナス点数。
とにかくセックス!セックス!セックス!金!セックス!ずっとアクション映画ばかり見ていたのでたまにはイカれた作品観ると面白いですね!
無知な美女を愛でたい男VS自立したい女
面白かった!というよりも、現代においてもまだ女ってこういう扱い受けがちだよね〜(苦笑)ってなりました。もちろん、苦笑で終わらせてはならないんですが、嫌がる男性は居そうとも。あとマンスプ気味な(特に)男性からすると絶対面白くないし意味不明だろうなとも思いました。
開幕手術シーンがあったりしてウワと思ってたんですが、最後はめちゃくちゃ集中して見てたので星4.5。満足度はめちゃくちゃ高いんですが、グロテスクなシーンがあるので-0.5にしてます。
煌びやかな無知無知大冒険だと思って見たら寧ろ真逆で笑いました。というか予告の段階でアッこれは違うやつだ〜…ってなってました。
めちゃくちゃざっくり言うと、前世から男に散々振り回されまくった女が自立する話、という感じ。
自立してほしくなくてもがく男たちが滑稽でした。いるよね、女が自立してるのを嫌がる男。
時代設定が謎
でも多分そこに重きを置いてないんだろうなというのもわかる。たぶんこれまでずっとこうで、これから変えていかねばならない主題だからね。
あと急に手術のシーンやセックスシーンが出てくるのでびっくりしました。血みどろが苦手な人は気をつけてください。
英題「POOR THINGS」、邦題「哀れなるものたち」なんですが、これは誰のことなのかな〜と考えてみたらやっぱり出てくる男たちのことかなと。まあ、「物」なので違うかもしれないですけど。
個人的にラストの庭のシーンが一番好きです。化け物と罵っても結局同じことやってるのが最高に皮肉ですね。あの使用人の方々が幸せな未来を進んでいることを祈っています。もちろん、お洋服を着たワンちゃんも。
それから、wiki見たら「SFラブコメ」って書いてあって、コメディだったことを知りました…コメディ…?
1/31追記
「代金30フラン」、鑑賞時はあまり考えずに相場がへえそんなもんなんだと思っていたし「随分安くないか」というセリフでそうなんだ〜と思っていたんですが、1フラン170円としたら5000円くらいみたいで、そりゃエクレアだけで終わるわけだよと思ったし、ベラ(というより無知な人)も知っていればまた違う言葉が出てきたんだろうなと思って恥ずかしくなった。様々な事を知ろうとしなかった結果が上記の様な「へえ」であり、知っていれば「安すぎる」と思えたのかなと。凄く恥ずかしい。知識を蓄えたり見識を広めたいなと思う。
エマの将来を(勝手に)心配…
La La Landで好きになったエマ・ストーン。
これからの女優人生が心配になるほどの、さらけ出しっぷり。
胸チラくらいならまだしも…。
ということで、この作品は問題作です。
エマ・ストーンの将来を(勝手に)憂いてます。
アカデミー賞主演女優賞は間違いなし!
ですが…
女性解放ですか?これ
最初のシーンに 人造動物が出てきた時 何か嫌な予感がしましたが 的中!
ヨチヨチ歩きなのに 性には目覚めるって?
ラストシーンは やはり そうなりますよね?
耳障りな音のBGM に 奇妙な動物 夢に出てきそう!
久しぶりに胸糞悪い映画でした~
ベラの大冒険
ラ・ラ・ランド以来のエマ・ストーンという以外、
全く予備知識なしで行ったのはいいが・・・
あまりの作品に驚きであった。
自ら命を絶った女性が、天才外科医によりお腹の中の子の脳を移植され蘇生、
見た目は大人だが中身は子供。
成長するにつれ、外の世界に興味を抱き、冒険に・・・
といった、とんでもない設定。
最初は、中身は子供ということもあり、やることなすこと、子供だったのに、
外の世界でいろいろな経験をしながら、少しずつ成長していく姿や
話す口調もだんだん大人になっていくところは、いろいろと思うところはあったが。
でも、あんまり共感はできなかったなぁ。
そして最後のシーン・・・ヤギ?
とんでもないことに。。。
殺したくない、と言ってたけど、そうくる?笑
主役のエマ・ストーン、脱ぎまくってびっくりでしたが、
さすがの演技力でしたね。
原題は「Poor things」らしいけど「Poor pepple」だよね。
個人的にはやはり共感できない。
脳内洗浄2.0
前提、根拠、社会的常識、
凡ゆる思考的な作業を可能な限り取り払った上で純粋に没頭してみることレコメンド。
生後間もない幼児の様に、
見たままに揺れ、響いたままに声をあげ、
この瞬間に、全ての感覚を捧げて潜り込むことが出来れば、
感情と感性の解剖蘇生実験無事完了。
少女の自立とそれを許せない男たち
レビューが消されてる!?(セックスって3回連続で書いたからかな?)
身体は大人なのに、精神や知識が未完成なベラ。
男はそんなアンバランスなベラを自分の力で我が物にしようとするが、彼女が精神的に成長するにつれ、そのバランスは崩れていく。
表現はグロくて、どこまでも美しい。
夢の中のような話ではあるけれど…
少女の自立とそれを許せない男という構図は、現代でも関係として存在する。
今でいう過干渉、愛着障害、そしてDVってヤツかな。
作る人たちが、 すごく大切に作ってるみたいな感じがした 普通じゃな...
作る人たちが、
すごく大切に作ってるみたいな感じがした
普通じゃない題材なので
つっこみどころもなくはないけど、
全体通して好きなストーリー
音楽も良いし、
個人的な映画史の一部になりそう
素晴らしかった
表現と創作に対する踏み込みと覚悟が尋常じゃない。作り込みがすごいしセンスもすごい。そして何よりテーマ性がすごいし、SFとしてすごい。
ゴッドが探求心と好奇心最優先で人間や命をおもちゃにすることに躊躇いがない。とんでもない人で、とんでもなくピュアだ。理屈が感情を凌駕していて、正負の面を常に考える。自分の父親にされた虐待的な行為に対する負の感情と正のもたらされた結果をそれはそれとして考える。割り切りが気持ちがいい。
ベラもゴッドの影響が大きくて、理屈や好奇心が感情を上回る。周囲の人が皆、感情に振り回される。女性的と言ってしまいたいが、差別的なので避けるけど、それは人間として男女で区別できない。時代設定が古いため、女性はなおのこと理不尽に屈服させられるが、ベラは子どものピュアさとゴッドによる理屈があるため屈しない。かっこいい。ゴッドにされたことを知って、許せることではないと言いながらゴッドへの愛情を示す。
ベラが幼児のようながに股でよたよたと歩く。しかしあれは、幼児の股関節や筋肉ができてないからあんなで、大人の肉体があったらああはならないのではないだろうか。しかし分かりやすく幼児的であることを示したのかもしれない。
船で出会うおばあちゃんがいかにも上級で、上級のなりの寛容さでベラに接する。元夫は、ヤギの脳を移植されていたけど、ゴッドの脳を移植するのではと思って見ていた。しかしそれが成立すると拒否反応の問題など、SFとして成立しなくなる。ヤギでよかった。
ウェス・アンダーソン的な絵作りで似た雰囲気だが、あんな空疎で何も描いてないやつとはレベルが数段違う。
最高の歪な世界
自死した妊婦から胎児を取り出し
その脳を母に移植したら。。。
マッドサイエンティストの実験によって誕生した
ベラが辿る数奇な人生を描いた昨品。
男性優位の社会において
現代女性が自分らしさを取り戻す
メタファーの物語ではあるが
ジャンポールジュネのような歪な世界観と
キューブリックのような完璧なショットの連続で
エンタメとアートの両面で存分に楽しめた。
評価が難しいけど☆5
毎年アカデミー作品賞に選ばれるのはなぜか私には合わないものが多かったり、この作品の予告を観ても全然興味がなかったのでスルーしようと思っていたのですが、高評価ばかりなので気になって観ました
観て良かったです
エマ・ストーンの演技、ホントすごいです
ウィレム・デフォーもやっぱり良いし、今作ではカッコ悪かったマーク・ラファロも良かったと思います
大きい袖のベラの衣装がとっても可愛かったです
ベラのように自分の気持ちのままに動くっていうシンプルな生き方って理想
女性の成長がテーマなのかわからないけど、ストーリーが良かったとかそういう言葉では表現しにくくて、でもあの世界に引き込まれてあっという間の142分でした
エンドロール中もまだあの世界にいて、劇場を出てからやっとあの世界から解放された感じでした
好きかと聞かれると好きじゃない作品
二度と観ないと思うけど☆5という作品です
アカデミー賞11部門ノミネートの問題作
絵画のような豪華で美しい画面に目を見張る。しかし、ファンタジーかと思いきや、ストーリーはかなりグロテスク。女性の自立・社会的平等などがテーマのような気がするが、裸、セックスシーン、グロなど強烈。エマ・スト-ンが、演じ甲斐はあったにせよ、よくぞこの役を、と驚く。
アカデミー賞11部門ノミネートの見ごたえはあるが、誰にでも勧められる映画ではない。
映画ってこういうもんだよね
久しぶりに映画らしい映画を見た気がします。
R18指定だからとか言う意味ではなく、自宅のテレビでは見れないというか見る気にはならないけど、映画館だと見ちゃうよねっていう重厚感。
もう少し彼女の人生を見ていたいと思いました。
ヘンとエロを集めて もっとヘンにしちゃった~♪
海外での評価が高いので、アカデミーショー前に観ておこうかと思って、劇場に行きました。
本作は「芸術系大学生の 卒業制作映画」的作品だが、
撮影はプロが行っているようなので、セットや小道具の製作はお金がかかっていて、見事だったが
映画から受ける印象が"チョコレート工場シリーズ"か「バービー」のようで。。。
インパクトだけ、模倣したので、中身は無い。
若すぎる故に、制作者が自己顕示をしたい気持ちは理解できるが、映画の表現に主張と深みがないと、唯のエロ映画になってしまい
鑑賞中はただただ退屈な時間を過ごすだけに成ってしまいます。
衣装・ドレスのデザインは頑張ってはいるが、斬新さはまったく無く、出つくされたレベル。
主役のエマ・ストーンさん、ここ10年間で大変注目されていた女優さんだと思っていたが。。。
もういいや
娼館での字幕訳で「三こすり」と訳される場面があるが、こんな日本語はありません。正しい日本語は「三こすり半」です。
これは「三下り半」からの派生語なので、省略すると、意味不明になります。
更に映画では「one pump chump」と言ったのではなく、
彼女が言ったのは「short 」で、short and short (短少 早漏)の俗語で、ちょっと和訳のニアスが逆に成っており、誤訳です。
彼女の はにかんでの会話ではなく、ベテラン娼婦として、審判したと言う意味なのです。
この映画がイイと、少しでも思うなら、品格あるR指定映画「エマニエル夫人(1~3作)」と比べてみる冪だと思う。
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