ほつれるのレビュー・感想・評価
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どっちもどっち? 不倫だらけの上品な昼ドラ
不倫相手の事故死をきっかけに夫に不倫がバレたので離婚した。ひと言で言えばそういう話だ。
主人公の綿子と木村はダブル不倫、そもそも綿子と夫の文則の関係も不倫始まり(と確かさらっと言っていた)、実は文則も過去に不倫と、不倫だらけの話なので、フィクションだろうが不倫をするやつの内心なんか見たくないという人は見ない方がよい。
そういう内容なので後味はよくないが、門脇麦と田村健太郎の絶妙にリアルな冷めた夫婦の空気感を「こんな感じありそう、あるある」と覗き見するような気分で楽しめる(すみません)ことは請け合いだ。会話の言葉遣いやリズムも妙に生々しい。
本作の加藤拓也監督(30歳、若い)が書いた舞台劇「綿子はもつれる」が物語のベースになっている。観劇した方のレビューで読める範囲で舞台版のあらすじを見たが、設定や基本的な話の流れはある程度共通である一方、構成はかなり変えられているようだ。
本作の文則役で登場した田村健太郎が舞台にもキャスティングされているが、舞台ではなんと綿子の息子の中学生を演じている。文則のモラハラの気配と雰囲気だけの誠意が混じった感じがとてもいい匙加減で、ハマり役だと思っていたので驚いた。あの喋り方の癖や、墓場の綿子に電話して同行者を確認する場面のねちっこさなど、観ているだけで生理的にうわあ……とくる感じの出し方が上手い。
作品サイトには、監督の言葉として「この作品では当事者性を感じることができない、またはしないで、向き合うことを諦めている一人のもつれが描かれています。」とある。
確かに、綿子は小さな岐路に立つたびに、問題の本質に向き合うことから逃げているようにも見えた。
彼女には、夫の母親と彼の別れた妻との息子が家の鍵を持っていて勝手に上がり込んでくる環境など、同情する点もある。
その状態を最近まで解決出来なかった夫と、話し合いくらいはしたのだろう。だが、愛想を尽かして別れるといった二人の関係の範囲で解決するような手段は取らず、木村との不倫で気持ちを紛らわせている。
不倫という大元の原因に目を瞑れば、愛する人を死によって突然失ったのに誰にも感情をさらけ出せない、という状況の苦しさも想像はつく。しかし彼女は、その木村が車に轢かれたのに、夫に不倫がバレては困るので、119番への通報を途中でやめてその場を立ち去った(つまり反射的に木村よりも夫との生活を守ろうとした。あるいは自分の過ちを隠すことを木村の命より優先した)。それでいながら木村への未練から指輪が捨てられず、かといって夫に見られてはまずいものなのに管理も疎かだったため、結局木村の父親と妻、文則にも不倫がバレてしまった。
一方で、監督がテーマを語る言葉がいくらかっこよさげでも、それを表現するためのモチーフが不倫で、なおかつ主人公が何かを発見したり変わったりすることのないまま終わるのでは、世に数多ある不倫体験談と痴話喧嘩をただ見せられたような気持ちになってしまう。その辺に転がっている話よりドラマっぽいのは木村の死んだタイミングだけ。
確かに、綿子は木村の死によって予期せぬ感情に晒されたり、真実を知った木村の父や妻と対峙したりすることになったが、全て受け身だ。ラストも不倫バレして逆ギレからの悶着がこじれた勢いで離婚。ここにも主体性を感じない。
綿子が夫に新しい財布をもらって、指輪を収納した財布の中身を適当にひっくり返した時に「これはあの指輪が夫の手に渡って修羅場だな」とわくわく……もといドキドキしたり、木村の父が「依子さんに言わないというのも……」と言い出したところで「これは妻との修羅場が来る」とハラハラしたりはした。だが、そういう昼ドラ(絶滅)的面白さだけを期待して観に来たわけではないのだ。予告の何か深い話っぽい雰囲気に期待していたのだが、不倫する人たちの自業自得感が目につきすぎてしまった。
また、木村の父が、車に轢かれた瀕死の飼い犬を楽にしようと首を絞めた、という話がどぎつかったが、木村も彼の父も他の描写が少ないので、その話が物語上何を意味するのかもよく分からず、ただ悪目立ちしたような感じだった。死んだ夫の不倫相手に、冷静にセックスの話をする木村の妻との会話は、そこだけ非現実的で浮いていた。
映画館で私と同じ列の5席ほど離れたところに座っていた60代くらいと思われる一人客の男性は、中盤ごろからこちらに聞こえてくるほどの声で「別れたらええねや……はよ別れや……」とつぶやき続け、離婚が決まったら静かになった。
夫婦喧嘩は見応えある
救急車を呼ぼうとしてやめる嫁、執拗に電話代わってもらおうとする夫、全く顔が見えない不倫相手の嫁、このあたりは名シーン。特に夫の理論的な詰め方、話し方が真っ当なことを言っているんだけど、いちいち気に障る。演技、演出力が極めて高い。
ただ褒められるのはそれぐらいで上映時間は短いのに何も起きないシーンが多く、退屈な場面が多い。主人公も最後は少し感情をあらわにするが、基本ダウナー系で観てるこっちも気持ちが乗ってこない。
まぁ、どうでも良いか。 そう、考えれば、話がほつれる。
『ほつれる』の対義語は
『もつれる』って何か似ている。
『ホ』と『モ』の違いでベクトルは全く逆。この映画はそれを言っているのかなぁって感じた。
三角関係は『ほつれた』かもしれないが、おかしな事は『もつれて』いる。
ほつれた関係を淡々とオフビートで話が展開しているが、話はもつれている。
早い話が関係が冷めたら、他の異性に乗り移るなんて自主性が無い。こんな旦那なら即刻別れるべきだ。現代の大和民族はマグアウ事しか頭に無いのか?と感じる。同時に都会でこんな贅沢な生活している夫婦はそんなに沢山いない。所謂、一流大学に入って一流企業に就職した新ブルジョワだと思うべき。しかし、それならば、休みにキャンプもどきには行かない。コンサートとか行く文化を身に着けてもらいたいものだ。キャンプ行くなら、せめて2人用のツェルトタイプのテントを背負って、本格的な縦走するとかね。酒だって赤ワインなんて飲まないで、Vodkaとかウィスキー。
都会なんだから車なんか使うなって思う。
お墓なんかやめて、粉にして全部海にまくべきだね。勿論、宗教は自由だが。死んだ人間にこだわる気持ちがわからないし、死んだ男も『彼女さん』一人しかいなかったの?
まぁ、どうでも良いか。
そう、考えれば、話がほつれる。
話がもつれたまま突然終わった。損をしたのは鑑賞者のみ。
これで1900円でしょ。おかしいよ。
抗議したくなる程だが、それでは話がもつれる♥
この映画の優れている点とは
(完全ネタバレですので、必ず鑑賞後にお読み下さい)
結論から言うと非常に面白く見ました。
この映画の優れている場面は、主人公の綿子(門脇麦さん)と夫の文則(田村健太郎さん)とが最終盤まで本質的な夫婦の会話をほぼ行わない所にあると思われました。
ところでその一方で、この夫婦はある水準のリッチな生活をしていることが分かります。
主人公の綿子とその夫の文則は、本質的な夫婦の問題の話には最終盤まで互いに踏み込みません。
だからこそ問題の本質に踏み込まない互いの態度によって、夫婦の高水準の生活を支えていたと思われるのです。
そしてこの(本質的に破綻しているからこそ互いに不倫をしていた)小さな現在の夫婦の物語に見えるストーリーは、実は現在の問題に踏み込まず辛うじて成り立っている日本社会の暗喩になっているとも思われました。
そこがこの映画が(綿子と文則同じ立場に立たなくても)根底のリアリティーを感じさせている理由だと思われました。
主人公の綿子は、自身を精神的に救っていたはずの不倫相手の木村(染谷将太さん)が事故に遭っても彼を助けようとはしません。
そしてそれは、物事の本質に踏み込まない、踏み込まないからこそ成り立っている私達の現在社会の暗喩になっていると思われます。
だからこそ主人公の綿子の行動は表層では理解できないのに、深層では観客にリアリティーをもって迫って来るのだと思われました。
しかし主人公の綿子と夫の文則は、最後は互いの夫婦にとって本質的な場所に踏み込み、そしてだからこそ夫婦関係はそこで破綻します。
私達は、表層で辛うじて成り立っている関係において、本質に踏み込んだ途端に互いに破綻することを根底では理解しています。
だからこそ私達は自らを棚に上げて、関係のない他者を一方的に断罪し続けることで延命していると思われるのです。
そんな現在の私達の(問題の)根底を(意図的かそうでないかは別にして)描いたこの映画『ほつれる』の作品と描いた加藤拓也監督は、やはり優れている作家・監督と言わざるを得ないと思われました。
できれば今後はもう少しテーマの広い作品も見てみたいと僭越に思われました。
不倫体質・・・不倫指輪で2人は何を契約したのか?
綿子の人間性と行動が、最初から間違っている。
100メートル先で、恋人の木村(染谷将太)が交通事故に遭って倒れている。
駆け寄って介抱して救急車を呼び、乗り込んで付き添う。
これが普通のまともな人間のするべき最低限の行動です。
119番のオペレーターと話してる途中で立ち去る?
駆け寄って安否を調べもせず・・・
完全に綿子には屑女の称号をさしあげます。
恋人の木村を見殺し・・・
その時点で綿子はOUT・・・人間失格。
なんの言い訳も許されない。
《正直言って好きな映画ではない》
好きな人が一人も出てこない。
綿子は木村を置き去りにして何から逃げたのだろう?
護るものなんかあっただろうか?
夫の文則との生活がそんなに大事だったのか?
家と車と夫・・・
マンションもこ綺麗に整えられ、
貧乏くささは感じられない。
働いてないなら誰のお金で旅行に行ったり、ランチしたり、
ふらっと温泉旅館にお一人様で泊まったりしてるのだろう?
夫の文則(田村健太郎)のお金なら・・・
綿子は別に犯罪者ではないから贈収賄ではないけれど、
貰ったもの、夫からの贈り物だって
離婚の時は分配で揉めるんことも有りだから、
無視できない。
ネチネチ夫はもしかしたら慰謝料を請求することだって
可能だと思う。
文則に問い詰められて、「不倫では無い」と言い張る綿子。
それは肉体関係がないから・・・と言う意味なのか?
「木村が好き」
心は夫を堂々と裏切り、身体の関係がないから、
浮気(不倫)では無い?
(それとも綿子は、嘘を平然と吐く性格なのか、)
86分と短いのだが内容が薄いし面白くもない。
心理描写・・・
(大体に私は、綿子や文則や木村の心の中に、
(まったく興味が無いのだが、)
少し面白かったのは、山梨の木村の墓に出向いた綿子に、
文則が電話口に英梨(黒木華)と木村の父親(古舘寛治)と
じかに話すからと、綿子がスマホを渡す所、
《ここまでやるか?・・・普通・・・)
綿子は本当に嘘ばかりついて信用ならない女なのか、
文則役の田村健太郎は良かった。
粘着質でしつこくて、一見優しげに話す男。
声に特徴があり女性的でからめ手で攻めてきて・・・
蜘蛛の糸みたいな男だ。
黒木華がストーリーにもっと絡む、例えば
キーパーソンなのかと期待したが、
そんなことはなかった。
殆ど黒木華の無駄遣い。
若くて美しい(?)綿子が無職って?
そのことが一番驚きだった。
そして綿子と文則の会話の中でしか登場しない
文則の前妻と子供と文則の実母。
その存在が2人の関係に影を落としている。
もしかしたら略奪愛?だったの?
「私も色々と我慢している・・・」
・・・人間誰しも我慢してない人なんて一人もいない・・
木村が綿子と2人用に買った記念の不倫リング。
綿子が無意識に外してソファにそっと隠したのだろうか?
ちょっとした小道具が、綿子と木村の
不確かな愛の執着を
シンボライズ!
シラフのときは冷え切ってる綿子と文則がワイン飲んで酔っ払ってじゃれ...
シラフのときは冷え切ってる綿子と文則がワイン飲んで酔っ払ってじゃれ合う→けど一線はこえない、みたいな感じめちゃくちゃ生々しかった
あと綿子のあの好感度低いリアクション(不倫相手に対しても全体的に塩なリアクション、相手の意図すること絶対理解してるのに「何が?」「何で?」ってわざわざ聞き返す感じ、「私がそう思わせてごめん」みたいな嫌味っぽい感じ)のおかげで、悪いことしてるけどわかる〜みたいな種類の感情移入せずに客観視できました🙆🏻♀️
感想
前置きとして、不倫反対派の感想。
犬注意報!
不倫反対派だけど不快感なく見た。
エンタメ性のない、実録のような静かさの映画。
門脇麦演じる綿子は浮気をしてる。でも、彼女より夫の方がイヤだった。回りくどい言い方で気分が悪い。冷静に話そうとしてて、怒らないように気をつけてるけど不満は漏れてて、自分のモヤモヤを話したくないようなぶつけたいような、わかるけどウザい。
途中まで、彼に落ち度はないように見えてるのに嫌いになる。
綿子の浮気の理由は後半でわかる。
事情を聞くと(最近覚えた言葉→)エンパシーを感じることができた。
浮気性の夫は結婚向いてないと自覚を早く持った方がいい。子供を新しく持つなんてもっての外。今いる子を大切にしろよ。今後も付き合った相手を傷つけそうな男だ。関係維持の努力をしてるようで、犠牲にするのが子供と自分の母親で、誰がよろこぶよ⁉︎幻滅じゃない?
綿子は相手の子供や親への気遣いはあって、思いやりもある。でも浮気の選択肢がある彼女は浮気への抵抗感が低く他の人と出会っても幸せになれないような。
自分が浮気されても関係はすぐ終わらないし、自分もするし。
染谷将太は付き合いが長いから責任とって結婚したのかな。不誠実なら意味はないのだけど、知らぬが仏という考えか。染谷父も何で奥さんに言っちゃうのか。自分が秘密を抱えるのは辛くても、奥さんは死なれた悲しみと裏切られてた事実と、過去の思い出の意味が変わるのと、もういろいろ可哀そうすぎる。それがいっぺんに来るのに。父は自分のとこで食い止めてよ。
浮気をする人たちは上手くいかなくなった。二人に問題があるとき、解決より我慢してしまい浮気で紛らわせても良くはならない。
この夫婦はどちらも浮気歴があり、外で息抜きし何とか続けてる。
最後まで関係の秘密が少しあり、それはダメになるしか結末がなかったような二人だった。
リアリティがある感じで、修復しようとしてもダメになるのを丁寧に描いてると思った。
少し経って考えて…。染谷将太はいい人生だな。
生前は妻にバレず。浮気相手とは恋人のように楽しく過ごして、誰にも責められないし、いざこざも経験しない。死ぬのは悲劇だけど、それまでは、事故死前まではいい。死後に不名誉でも痛くも痒くもなく、気にする人でもないでしょう。
タイトルは、相手の奥さんにも自分のパートナーにも浮気を結局言ってしまい、彼が亡くなった後で解決もない状態で終わるから「ほつれる」ってついてるのかなぁ。あ、気持ちがほつれるの方?
見終わった後、そんなタイトルだったかと思った。
スジそのものがマクガフィン
門脇麦には惹かれるが舞台出身監督でハマった打率が低く映画COMの評価ももう一つ。不倫物みたいだしどろどろしたらやだなぁと躊躇していたが、良作小品連打のメ~テレ銘柄と知り、ファーストデイ割引で(笑)恐る恐る鑑賞。嬉しい誤算でした。
不倫という以前に、綿子は夫に興味を失っている。木村との会話もそこから始まっていることが後ほど明らかになる。夫は自分勝手な男だが、それでもなんとか修復できないかと努力するが、綿子にはなかなか響かない。ようやく少し響いたかと思われたが、綿子の不注意なロストで全てを失ってしまう。彼女にしてみれば既に終わっていた夫婦関係が公式に整理される。
一体何が面白かったのかはあらすじを追っても分からない。細かな描写や表情、間、セリフ、カメラ位置など基本的な映画の要素が興奮させるのだ。スジそのものがマクガフィンとも言える。
んー。何がどうだとうまく説明できない。
ある意味リアリティ満点
終始煮え切らない夫婦の話。
妻にはその気はないけどとりあえず関係を続けている感じが、ある意味リアルだった。
言葉それ自体が少なく、視聴者に考えさせる系だったから、映画館で見てある意味正解。
でも家で見てたら絶対リタイアしてる。
田村健太郎の演技が素晴らしかった。
様々な顔
もしかしたら、一緒にいたいという気持ちは
永遠には続かないかもしれないと観てる人は
微かに思ったかも。
夫婦関係が冷えきってる夫婦。綿子と文則。
会話もぎこちない。綿子は知り合った木村と不倫。だが不倫相手が突然、帰らぬ人となり綿子
の気持ちが揺れ動くお話。
綿子を演じる門脇麦さんと木村役の染谷奨太
の何気ない会話と表情と仕草が上手い。
勿論、何となく違和感を感じても言葉に出さない英梨役の黒木華さんの表情も。
文則役の田村健太郎さんは監督が意図して
キャスティングしたのか分からないけど、他の方の演技を引き立ててしまう。
不倫からの結婚。そして結婚してからも共に不倫。逢瀬を重ねてる時は楽しいけど、一緒に生活して暮らすと違うのだろう。楽しいだけではないからね。
全体的に静かなシーンの演出がどっしり響いてくる映像。シーンの切り方もスパッと早い。
紅葉の時期イチョウが道端に沢山溢れてる
シーンと門脇麦さんの横顔が多く撮ってるのが
印象的。揺れ動く心を表情で撮りたかったのだろう。
ほつれるというか、絡み合ってひしめきながら乱れた心情。
最後は白いトランクケースに白い車。
黄色→途中の黒色→白色
と見えない物が見えて、やっとほつれたんだね。
不埒
門脇麦さんのファンというのみで鑑賞。あらすじで不倫の話なのかなーくらいで鑑賞しました。
正直、映画としてはパンチが足りず、登場人物のほとんどの性格が小根から腐っているので、そこに不倫という要素が重なったせいか、個人的には全然ハマらずじまいでした。83分という尺でもかなり長く感じてしまいました。
不倫をベースにしているだけあって物語はかなり重めですが、基本的には自分中心の考えの人間たちの責め合い映画だったので、上司やそれに近い関係の人に詰め寄られた経験のある人にはあまり良い気分になれる映画ではありませんでした。それ以前に不倫を扱うには全体的に薄く、取って付けたようなシーンばかりで安っぽく思えてしまいました。
綿子は不倫のことをやましいと思いつつも、何度も何度もやっており、その関係性を楽しんでいるように見えましたし、文則との舌戦になった際もダンマリや逆ギレを繰り返していたり、誤魔化そうとしたりしていたので、配偶者のいる女性としてアウトだなと思いました。木村が交通事故に遭ったシーンでも自分の保身を優先して通報を躊躇いましたし、告別式にも出ないなど、自覚が無いという言い訳を元にしているだけのようで気持ち悪かったです。
文則も詰め方が中々高圧的でしたし、なんなら元妻と不倫をしている事実が明かされますし、そこを言われると逆ギレしちゃったりで、夫婦共々終わってんなーっていう視線で見てしまいました。
木村の奥さんも顔は見えず後ろ姿とセリフのみでしたが、不倫のきっかけを問い詰めるだけのシーンなので良い印象は残りませんでした。
木村父はずっとはっきり喋れや!(胡散臭さ全開なのは良かったです)と思ってしまい、行動もテキパキしなさいよ!と思っていたら、不倫の事実を木村の奥さんにサラッとバラしてしまうなど、正しい行動っちゃ正しいんですが、あんだけモヤモヤしてたのにそこの行動に移すのは早いのかと呆れてしまいました。
延々と車道を走って新天地へと向かう様子も、長ったらしく感じてしまい、はよエンドロールへ突入してくれと思ってしまいました。余韻を楽しめない人間なのは重々承知なのですが、それでもこの長さはいただけなかったです。
役者陣の演技は本当素晴らしいです。特に田村健太郎さんのいや〜な詰め寄り方や、見せかけの優しさだったり、何かが切れたかのように投げやりにキレまくるシーンだったり、とにかく不快でしたがそれと同じくらい凄いなと思わされたのでここはとても良かったです。
門脇麦さんの無気力からの逆ギレに転じたりの切り替え方はもう流石としか。
映画の中でも数少ない良いシーンとして、不倫が性行為だけでは無いということが表現されていたからです。キスしようとするくらいで、木村との不倫は空港やグランピングと遊びに行く感覚というもので、同世代の異性と遊びに行く事だけでも、配偶者がいれば不倫になってしまうというもどかしさが上手に描かれていました。まぁ不倫はよろしくないと思っているので、冷静に考えてやっぱダメだよなという結論には至ってしまいました。
映画というよりかは文章でじっくり読む方が向く作品なのかなと思いました。不倫というテーマをコメディとしてしか楽しめない自分にはそもそも向いていなかったのかなとぼんやり考えてしまいました。うーん残念。
鑑賞日 9/12
鑑賞時間 20:55〜22:25
座席 F-7
本音を言わない人たちの話?
綿子にも文則にも木村にも共感は出来ません。本作の登場人物は声を荒らげて不満をぶつけたり、怒りをあらわにはしません。その本音で話さない人間関係が、ほころびを生じ、徐々にほつれて、ほどけていきます。その様子は面白いんですが、ちょっと、あれ、と感じるところが幾つかありました。
木村君は同級生かと思ったら違った。妻の事を二人で話していた気がするので、綿子と木村妻は知り合いかと思って観てました。
子供のことで頭を悩ませている英梨に、急に山梨まで運転させた位だから、綿子は免許が無いのかと思ったら、自分の車を持ってる。じゃあなんで友達を巻き込んだ?
指輪を必死で探したのは、浮気がバレるからじゃなくて、本当に大事なものだったからなんだ。
木村の父親のキャラクターも、居そうで居ない感じ。
1年ほど前に、英梨に誘われて行ったパーティーで木村と出会ったというのも、主婦が行くパーティーってどんなの?と思いました。
私には想像できない、裕福な人たちの話?
不倫関係だから優しくなれる
距離感、というか隔たりが印象的な作品だった。
主人公の綿子は、基本的に木村以外に対して壁がある。
喩えば英梨とは、仲はいいけど秘密までは共有しておらず、一定のよそよそしさを感じた。
冷めきった関係の旦那や、不倫関係の家族は言わずもがな。
これには綿子の抱える罪悪感が関係していると思われるが、想いを吐露できる相手はいない。
秘密を抱えるというのは、そういうことなのだ。
文則とプレゼントを交換しあった夜は、関係を修復できそうな気配があった。
しかし、文則には無理におどけている節があり、綿子にもそれに合わせている気配がある。
あれを“本当”にするには、自分を誤魔化すことも含めてあと5歩くらい必要だろう。
結局綿子は木村との思い出を捨てきれず、文則は理詰めでそれを追求し、ふたりは別れる。
不倫が“逃げ場”だったり“発散場所”だったりするから、大切にするし守ろうとする。
逃げるのも発散するのも、本来守るべきもののためだったことも忘れて。
多層的に描かれた“不倫”というものに対し、考えさせられるところがあった。
しかし、結論は“離婚”というありふれたものであり、登場人物たちが何を得たかは描かれない。
唐突に焚き火を見つめる綿子と木村のカットが差し込まれるなど、意図の見えない余計な演出も多い。
委ねる系の結末は嫌いではないのだけど、せめてもう半歩踏み込んでほしかった。
何を伝えたいのか
キャスト、演技、映像、雰囲気など、どれも悪くはなかったのですが、肝心の何でこの作品を映画にしたいと思ったのかは分かりませんでした。
観る側の年代や既婚か未婚かによって感じ方が分かれるのかも知れませんが、私にとってはストーリーがあまりにも平凡というか当たり前過ぎて、観終わった時の感想は「だから何?」でした。いったいこの作品は何を伝えたかったのでしょうか?
強いて言えば、不倫相手が目の前で交通事故に合い、人命よりも保身を選択するシーンが非凡でしたが、私にはこの作品はよほど人間を否定したいのだろうなと思わされただけでした。
私はこういった類の、ひたすら否定だけして終わってしまう作品は苦手です。
映像化するほどではないね😵
子持ちの理屈っぽい男と不倫の末に結婚して子供の用事と偽られ不倫された女が「じゃー私も」と不倫するという哀れな男女のお話🚻挙げ句の果てに「私は不倫相手の〇〇さんが好き」では身も蓋も無い。
途中から何を観せられているのかも理解不能になる無意味なストーリー。抑揚といったら不倫相手の男の突然の交通事故死ぐらいで伏線も回収もない。
しかも尺が短いので浅い浅い内容で突然強制終了という感じがしました。
門脇麦と黒木華さんの無駄遣い。
お二人に⭐️1.5づつで⭐️3にしました。
気になる方はいるかもですがオススメはしません😵
97
昆虫的思考の行動の果てではあるけど、お前らほとんどめんどくさいぜ!
門脇麦さんは好きな女優さんなので以前からチェックしていた作品を鑑賞しました。
で、感想はと言うと…面白い、面白くない以前に出てくる殆どの奴らが面倒くさいw
門脇麦さん演じる絹子も面倒くさいが夫の文則も木村の父親の古舘寛治さん演じる哲也もちょこちょこと面倒くさいw
早くも亡くなった木村もそれなりに面倒くさいし、木村の妻も姿を見せないけど勝手に入ってくる文則の母親も面倒くさい。
面倒くさくないのは黒木華さん演じる英梨ぐらい。
特に田村健太郎さん演じる夫の文則が凄い。
ねちねちねちねちとすんごい面倒くさい。イラッとさせることこの上無いw
劇中で文則との約束をすっぽかして木村の墓参りに行った際に口では“…別にいいよ”と言いながら、英梨や果てにはたまたま会った木村の父親の哲也にも電話に出てほしいと嘆願するのにはあんぐり。
前妻の息子(多分)がいるけど、自分の母親に預けっぱなしで済まそうとするなんて、もうメンヘラと言うか殆どサイコパスですやんw
でもこんなねちっこい演技が出来る田村健太郎さんが凄いんですよね。
あと、木村の父親の哲也が劇中で語っていた“事故にあい、苦しんでいる飼い犬を楽にさせてやりたい”と首を絞めたと言うくだりは台詞だけでもキツい。
理屈は分かるけど、せめて子供の前ではやらないと言う遠慮と言うか、考慮は出来なかったんだろうか。
これが後々の哲也のねちっこさに繋がると考えると伏線張りはスゴいねw
ネタバレになるけど、結局絹子と文則は不倫がいろんな部分で原因になってるのでもう自業自得と言うか因果応報。
別れた直後に木村の事故を目撃した絹子は声も出さずに救急車を呼ぼうとするが不倫旅行がバレるのを怖れて、結局救急車の要請をしないまま電話を切ってしまう。
そこから告別式の連絡があっても出席しない。
不倫をバレないようにする行動であったとしても正直人としてどうなのかと考える。
あと時、即座に救急車を呼んでいれば木村は助かったのではないか?と言う思いには至らない。それを悔やむ描写もない。
淡々と不倫を隠し、不倫がバレると“木村くんに逢いたい…”と言う台詞がほぼクライマックス。
正直この絹子の描写はちょっと怖いどころではないが、そんなもんかと言えばそんなもんかも知れない。下手に仏心を出して不倫がバレて夫から後ろ指さされるよりかはよっぽど理知的な行動と言えるが人としてどうなのかと言うよりかは何処かに昆虫のような行動思考に思える。
そう考えるとこの作品は昆虫的思考の人たちのお話と言えば腑に落ちるが…そこは人の行いなのでそうはならない。
様々な不倫の末の因果が巡り巡っている訳でそれをうわべだけで済まそうとしているのが気持ち悪いんですよねw
絹子と木村の不倫から物語が始まるけど、それ以前に絹子と文則も不倫から始まっている。
個人的には不倫や浮気は第三者がどうこう言う問題ではなく、当事者とその家族の問題なのでその人達が良しとするならば、それはそれで良いのではと思うんですが、肯定的にはなれないし、やっぱり因果は巡るんですよね。
この作品で良いのは過剰な描写が無いこと。
何処となくお洒落な感じがしなくもなくw、淡々と描かれているのは必要以上に煽ってなくて良いかなと。
また一応オチと言うか、決着もしている点。
ただ、淡々と描いている分起伏が薄い感じで84分と言う上映時間の割りに中弛みも感じるかな。
あと、エンドロールで殆どBGMが無いのは個人的には好きですね。
門脇麦さんと言えば、尖ったと言うか突き破った演技が光る役者さんかと思います。
特に「愛の渦」や「止められるか、俺たちを」は門脇麦さんの演技が光る作品かと。
近年は落ち着いた大人の女性を演じることが多いみたいだけど、まだまだ落ち着く年齢でもないのでもっともっとブチギレの突き破った、エッジの効いた役をやってほしいですねw
例えば、「シド・アンド・ナンシー」のナンシーみたいなと言うか、史実の稀代の悪女のそうなるまでの半生とかを演じたら似合うと思うんですよね~
あと、黒木華さんが出てくるだけで何処か引き締まる感じがするのは凄いね♪
不倫をテーマにした作品は好みがある程度分かれると思いますし、個人的にもそんなに好きではない。
でも、門脇麦さんが出ている作品はやっぱり鑑賞しようと思いますが、不倫肯定的なのはちょっと勘弁。
でも、この作品は殆ど人が昆虫的思考で動いていると考えると妙に納得w
タイトルの「ほつれる」ですが、自分自身でほつらしとるんやないけ~!と思うのは自分だけではないかと思いますが如何でしょうかw
とりあえず、謝っろっか
まず、加藤拓也監督について。
1993年生まれの現在29歳!
17歳でラジオ、TVの構成作家をつとめ、翌年イタリアに渡り映像演出を学んだそう。
帰国後に「劇団た組」を立ち上げ舞台演出に関わり、その後数々の賞を受賞した若きベテランです。
22年「わたし達はおとな」
で長編デビュー(脚本・監督)
本作は2本目の映画になるそうです。
(ちなみに↑の主演は、今公開中の
「福田村事件」の新聞記者役の木竜麻生ちゃんです。)
うんうん。若いのにすごいキャリアと才能をお持ちです。
加藤監督の作品は
「わたし達はおとな」しか観た事がないのですが、、
キャストが素晴らしく、絵の撮り方もこだわりを感じるし、何より言わせるセリフが巧い!という印象。
両作共好きなテイストではありますが、登場人物がどっちもどっち感は共通だったかな。。
さて、本作は。
麦ちゃんが舞台挨拶で
「映画好きには今年外せない1本」と語っている記事を読みました。
ん??ほんと??w
これってみんな不倫まくり!のお話しなんですけど、なんだかちょっとサスペンス?!?!
(古舘さんパート)
それから倫理観やモラルについて。
本作ではそこに描かれていない行間を自身で埋めよ!と言わんばかりに鑑賞者に委ねてきます。
なので、こちらの置かれている状況や、今まで培ってきた人生観で、だいぶ見かたが変わる作品なのかなと思いました。
「不倫はいかん!自業自得!」という意見はちょっと置いておいて。。
死んでしまった木村(染谷君)との思い出は、綿子にとってはこれから先も、永遠にきれいなままの思い出として残り続けるんだろうな。
それは良くも悪くもね。
彼女を支配し続けるのだろうな、と思いました。
それと、監督の意図だと思いますが、不倫不倫な物語りなのに、綿子と木村の性描写は描かれず、夫の文則とのチュウは差し込んでくるその対比が面白かったです。
好みが分かれるタイプの作品ですし、余白を委ねるにしたって少々荒削りな気もしますが、、加藤監督の若き才能にはこれからも期待したいです♪
もう3、4本撮ったらすごいの見せてくれそうな予感もするんだよなぁ〜
あと、文則を演じた田村健太郎君は麦ちゃんをも食った演技力でした!
すごーく苦手なタイプの男子だったw
「誰にも逢わないかなぁ?・・・」 「大丈夫でしょう!?」
勿論、好き嫌いのハッキリするベースであり、会話劇というコンセプトも好みが分れるであろう
正直、自分自身もどう捉えていいのか決め兼ねている心情である
構成としては面白い流れだ 大企業勤務なのか相当のサラリーを得ているであろう夫の持ち家のマンションのしつらえ、そして不倫先での場所はグランピング 電車は快適であり、そして帰宅途中の昼食のレストラン 一切の貧乏くささや現実味の有る泥臭さは無い しかしだからといって一昔前のトレンディドラマの様な脳天気の明るさはなく、色設計そのものが淡いダーク掛ったような寒色で支配される 劇伴も音が外れたり転調が所々に配置されている事も含めて、分りやすく経済的裕福さと人間の心情との乖離を演出しているのだと表現している
物語としてはシンプルで、後半の主人公の台詞にもあるように、『不倫中は当人同士は楽しい』というありふれた結論を会話とキャラクター造形で因数分解していく内容で、食事後の唐突の交通事故死による戸惑いと、不倫隠蔽の為に通報を途中で辞め無関係を装う卑怯さ、その卑怯さと突然の喪失感、贖罪としての墓参りと、偶然の相手の父に寄る幼少期の犬の話、現在の夫とも又不倫による結婚、前妻の子供を引き取らない事、そして、又しても夫の浮気発覚、グランピング中にプレゼントされた結婚指輪を模した"不倫指輪"(苦笑)を、財布交換の際遺失し、夫に発見されたこと、そもそも、もう片方の指輪の存在を確かめる為相手の父親を訊ねた際に父親から相手の妻への謝罪を求められた事と実際に妻に逢ったこと・・・ そして最後はその全てを精算すべく、離婚を選択という流れは、あらすじを文字化してみれば、結局、それぞれが自分勝手でだらしなく、心の隙間を常に求めている脆弱で不完全な有り様を抽出しているに過ぎない 夫婦共々その渇きの根本を他者への追求に対してのみ方向性が集中し、自省が分らない状況を印象付ける描き方は、多分こうして文章化したところで、その本質を表現するのは困難だと思う 今作の感想を述べるのに、簡単に綺麗事だけでは評しきれない事は、単に語彙力不足であり、哲学的心理的、もしかしたら広義の宗教感にも精通していないと語れないのではないだろうか? テーマがシンプルなだけに、自分の人生観や価値観が如実に透過され、内省されていくようなサスペンスでもあったりするのは、脚本や演出、演技の説明出来ないさりげない"質の高さ"を受け止めざるを得ない、興味深い作品であった
【"フリンフリン物語。そして、彼女は解れた。”夫婦関係って、難しいね。ヤッパリ相手に対して不満に思ってることや、嬉しく思った事は口に出さないと駄目だな、と思った可なり精神的に疲れた作品である。】
■物語の前半、綿子(門脇麦)は不倫相手の木村(染谷将太)と、電車の指定席で待ち合わせ、旅に出る。
綿子は笑顔で、木村の手の上に黙って手を重ねる。
だが、その旅の終わりに突然の別れが訪れる。
綿子と食事を一緒に取り”じゃ、又来週の木曜日に。”と別れた木村が交通事故に遭う。
綿子は遠方で交差点に横たわる木村の姿を呆然と見ながら、救急車を呼ぼうとするが電話を切り、交差点とは逆の方向に歩み去る。
◆感想
・綿子は木村の告別式にも出ない。木村の死を受け入れられず、涙も出ない。家には心が通じない家庭内離婚に近い状態の夫、文則(田村健太郎)が居るだけである。
空虚な生活。
・観ていると徐々に分かるのだが文則は綿子と不倫して、前妻と子と別れ、綿子と結婚したようだ。だが、文則は綿子と一緒になった後も、不倫をしていた。
ー 個人的に、文則の”上っ面だけ優し気な、喋り方”が気持ち悪い。そして、綿子との会話でも文則は、自分の言い分(今作で言えば、家を買うために内覧会に誘うシーン。)を優し気に綿子に押し付けつつ、都合の悪い部分は微妙に論点をずらすのである。ー
・綿子は女友だちのエリ(黒木華)と、山梨県にある木村の墓参りに行くのだが、その日は文則と約束していた内覧会を見に行く日であった。
ー ここで、文則から綿子に電話が入るのだが、文則はエリと木村の父親とも電話で話す。エリが”可なり強引なのよ。”と綿子に言う。
成程ね。文則は表面上優し気な男であるが、実は粘着質タイプで、自分は不倫をしていても、妻の不倫は許せない男なのが分かるのである。-
・綿子は、木村と旅行に行った際に右手の薬指にお互いに嵌めた指輪がない事に気付き、わざわざ山梨県まで探しに行く。
ー で、又、文則から電話である。
家に帰った綿子にネチネチネチネチネチネチと声を荒げずに”何で山梨県まで行ったの?”と言いながら”これ?”と言って綿子が探していた指輪を出すのである。
ホント、文則を演じた田村健太郎さんの演技を見ていると、怒鳴りつけたくなる。(という事は田村健太郎さんのネチネチ演技を褒めてます。)
と、思ったら綿子が堪忍袋の緒が切れたかのように”離婚したい!。ずっと気付かないフリをしていたんだよ!”と文則に言葉をぶつけるのである。
門脇麦さんのそれまでずっと我慢していた怒りと哀しみ炸裂シーンである。ー
・そして、翌日、綿子はスッキリとした表情で荷物をまとめ、部屋を出て行くのである。
<夫婦関係って、難しいね。
今作は、ヤッパリ相手に対して不満に思ってることや、嬉しく思った事は口に出さないと駄目だなと思った、観ていて可なり精神的に疲れた作品である。>
心ここにあらず。
旦那はいるけど他に好きな男が出来てしまった女の話。
不倫旅行をきっかけに…日常、夫婦の関係性が崩れ狂ってくストーリー。
作品観ての感想は不倫最低!って感じ!
しかもW不倫(笑)
いけない恋だから燃える?!
バレたらどうしよう!だから燃える!?
不倫はやめましょう!(笑)
バレたら周りの家族(親、子)も不幸になります!
ただ思うのは不倫した側だけが悪い訳ではなく、結婚、夫婦は互いに思いやり。
一方的な関係性になってしまえば片方は嫌になるし冷めると思う。
あと私が綿子の立場だったら、あの旦那は絶対ムリ!(笑)
優しさが裏目に出てるあの回りくどい感じ、ネッチコイ喋り方、あんな感じの性格、これは嫌われますね!って思いながら鑑賞。
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