「ほつれる、、、こんがらがる」ほつれる だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
ほつれる、、、こんがらがる
淡々と、、、話は進みます。
演技しているのかドキュメンタリーなのか分からなくなるほど、力が抜けた演技と演出。映画っぽくて好きです。
ただ、無言の長回しが多い。多すぎ。何があるのか読み取ろうとするのは結構キツい。映画館でも辛い。何かが見つかったシーンもあれば、なんにも無い?シーンも多い。意味のある長回しなら良いが、「なんにもないじゃん」が続くと、そのうち、「この映画終わるの何時だろう」「帰り何食べようかな?」とか、別のことを考えてしまう。
行間が多い映画は好きです。セリフのないシーンからいろいろと読み取れるのですが、、、この映画はなんだった?というシーンが多すぎる。私にもっと行間が読む力があれば良いのかな?
指輪をめぐって物語が進みます。指輪をはめたり、指輪を外すシーンも淡々と。
いちばんびっくりしたのはエンドロールかな。無音のエンドロールって初めて見た。
○1人だけ映画館に入ればいい余韻が味わえそう。
✕何人か映画館にいると、ゴミを集める音、バックのチャックを閉める音、帰りの足跡、雑音だらけで余韻もあったもんじゃない。
✕今後、配信とかで見る人は間違えなく、リモコンいじるでしょうね。
淡々とBGM無しで進んでいくのは良いと思いますが、何も無いシーンは辛い。最後は、ようやくBGMががあったり、感情が出てくるようになります。そういうことなの?ってちょっとこんがらがる。
コメントありがとうございます。
私は、無音エンドロールは演出の自己満足だと思いました。
普通の映画館であれば、エンドロール終わるまで無音ということはないと思うので。雑音だらけで辛かったです。
それでもなにか意味があると思い、もう1シーンあるのかも期待してしまい、「なんだそれ?」が、この映画の最後の印象です。
今晩は
あのエンドロールは、”貴方はどう思いますか?”と言う問いかけと、監督が舞台の方なので、意味深に思わせたいんだろうなあ、とシニカルな視点で観ていました。
アート・ディレクターや舞台監督の初映画あるあるだと思っています。(結構、シニカル・・。)では。