あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価
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経験値によりストレスを受けづらくなるということ
家出少女が外で寝て起きたら、過去にタイムスリップしていた話。
どうみても夢落ちのようだが。
良い点
・題材
悪い点
・設定だけのぺらぺらな演出が散見される。
・タイムスリップは許されるが、空襲で急に夜になるのは許されない。
・トイレ行ってくるねがどうにも怪しい。ドッキリ仕掛け人の一人なのだろう。
その他点
・昔の女の名前は2文字まで
・雪、霙、・・・雹、雷、竜巻、魚
・今日は寝ましょう(僕と)
・鬼の居ぬ間に家捜し
当たり前の日常に感謝
原作を読み、久しぶりに映画館で観たい!と思っていた作品。ようやく先日、舞台挨拶付きの上映で観ることが出来ました。
この映画の捉え方は人それぞれだと思いますが、やはり観て思ったことはタイトルの通りです。
自分の娘に一度も会うことなく、またきっとそれぞれ家族や愛する人を残して決死していく特攻隊員たちや彼らと共に過ごしてきた人たちを通して、実際にこんな言葉にならない過去があったことの辛さ、そしてきっと百合と同じく、いまの当たり前がどれだけ幸せなことかと改めて痛感しました。
原作と比べるとなど、細かいことを列挙すればいろいろありますが、何よりもこの映画を観て戦争がどれだけ大切なものを奪っていくのかをより多くの人に届いてほしいと感じました。
余談
当日は追い花御礼舞台挨拶とのことで、20回以上観た方もいらっしゃいました!
水上恒司くんは、昭和の純文学に出てくるような役がとても似合いますね。日本アカデミー賞優秀主演男優賞の受賞、おめでとう㊗️そして21回目(だったかな?)の舞台挨拶、お疲れさまでした(笑)
この作品は賛否両論別れると思う
まずこの作品は楽しむために見に行く作品ではなく、戦時中の特に亡き先人達に想いを馳せ偲ぶ映画だと考えて欲しい。時をかける少女を見に行く感じで見に行く作品ではない。私は1月妻と見に行ったが隣の席の客がお菓子をボリボリ食べながら品無く見ており、しかもどこが面白かったのかさっぱり分からなかったとぼやいていた。そのお菓子をむぞうに食べていたのが30代前の女性(カップル)。私の家内は残念ながら集中して見れなかったと泣いていた。後日靖国神社に行き更に先人達に想いを馳せた。その意味でも私はこの作品を鑑賞できとても良かったと思う。どの役者の演技もよく、特に主役の水上さんを始め福原さん、出口さん。皆良かった。本当に今の世の中恵まれていると痛感させられた。亡き先人達にあらためて敬意と祈りを捧げたい
戦争についてより
ラブストーリーな映画。
戦争について考えさせられるよりも、恋愛した相手が特攻隊員でって。
タイム・リープしているのに、その事について受け入れすぎて、現代の事について、言葉や行動が出てこないのにも不自然。
戦時中の事についても詰めが甘いので、まったく戦争を考えたことがない人になら大丈夫かも。
全てのことに物足りなさがあった。
とても意味のある映画
今の時代にどうやって戦争のことを後世に伝えていくのか。
私はこれが戦争映画の大切な意味であると考えている。
正誤が逆転してしまった時代に正しいことが言えず、理不尽な死を受け入れるしかなかった若者たちがこの国にいたという事実。
その点に焦点をあててあることに、とても好感が持てた。
戦争映画にヒーローは要らないし、必要以上に美化することもない。
近年観た戦争映画の中では一番良かったし、若い世代を劇場に足を運ばせたということだけでも大成功だと思う。
ひとりでも多くの人に観てもらいたい作品である。
最後にもう一度言う。
この国に本当にあったことなのだと。
まんまとボロ泣き
実はノーマークだったんだけど、やけに評判がいいので見てみたらまんまとボロ泣きでした。
封切りから2ヶ月も経っているのに客席は結構埋まっていてしかも若い人が多い。これは凄い。
未来に希望を見出せない女子高生が戦時中にタイムスリップして特攻隊員と出会う(この子の適応能力すごいな。笑)
戦争映画は今まで散々見てきましたがこういう取り残される側視点でのアプローチってほとんどなかった気がします。登場人物は食堂のおばちゃんと女子2人と特攻隊員5人の若者だけ。(出口夏季がすごい存在感)
戦争映画にありがちな悲惨さや残酷さを前面に押し出さないので画面がきれいで演出もおとなしめでちゃんと青春映画になっている。「あの花の咲く丘」は天国のようにキレイだし、砂糖をかけたかき氷が雪、蜜をかけた方がザラメ(当時は本当にそう呼ばれていた)ってなんとも粋なネーミングですね。
良い意味で万人受けする見やすい戦争映画(すっごい褒めてます)でも見終わった後に戦争へのメッセージがしっかり伝わってくる今の時代に最適解を示した稀有な反戦映画と言えるでしょう。
戦争なんて間違っている。そんなこと誰だってわかっている。でも今もウクライナでイスラエルで戦争は続いている。軍備費を爆上げしてやる気満々の国もあるしね。戦争がなくなる日は来ないのだろうか?
響くものがありました 映画のつくりは微妙なところはあるっちゃーある...
響くものがありました
映画のつくりは微妙なところはあるっちゃーあるのですが、そういうところはホントどうでも良くなるほど素晴らしい映画でした。
主役二人ほんとによい。
絶妙な視点がこの映画の肝かな~と思います。
生きてこそ。
今の朝ドラで愛助を演じていた水上さんが
出演しているので観てみました。
特攻隊員と時空を超えた女子高生とのラブストーリー
だけど、
特攻に行く若者の心情をもうちょっと深く描いても
良かったかなと思う。
現代から戦時中に来てしまった女子高生なら、
疑問に思っても不思議ではない事柄が、台詞として、
あって、そこは良かったと思う。
ラストの描き方はあれしかないよね。
若い方が今一番見るべき映画
友達に誘われて何気なく見た初めての戦争映画。何の下調べもなく見に行ったので全てが初見でした。タイムスリップと聞いたら大抵の人はうーんとなるかもしれませんが、この映画は未来のことを知っている状態だからこそ見ていて心を奪われるものでした。戦争、特攻隊。ほぼみんなが耳にしたり習うものですが、そこまで真剣に考えたことのある人はそう多くはないと思います。私はこの映画をきっかけに調べるようになりました。また、映画の後に小説を読みましたが、小説はどちらかというと恋愛味の強いものだと感じました。私的には映画を先に見る方が良いと思います。若い世代に一番見てほしいですが、老若男女、全ての人に刺さる映画です。
普通に良かったです
ストーリーは予想通りでしたが戦争の悲惨さを忘れないために時々はこのような映画を見ることは大事だと思いました。水上恒司さん福原遥さん熱演されてましたが私は伊藤健太郎さんと出口夏希さんの演技の方が泣けました。伊藤さんの演技で星プラス1です。
思い出すだけで泣けます
彼氏が自衛隊なんですけど彼氏と重ねてみてしまって、終始涙が止まりませんでした😭でも少しキュンキュンポイントもあってとてもよかったです!!
今は日本で戦争は起きていませんが、これから先絶対にないとは言いきれないと思います。そう考えると生き方をとかを考えさせられました。
政治家とかにもこの映画見て欲しいです。絶対戦争を起こさせないで欲しいです。
大切な人を失いたくありません。
薄っぺらい
例えば漫画業界で「異世界転生モノ」が流行り過ぎて食傷気味を通り越して空気な昨今。
件の本作品は「タイムスリップ×特攻×若者の恋愛」という、今まで何回見せられたか分からない使い古された手垢まみれのネタを恥ずかしげもなくドヤ顔で見せてくる。
時代考証も甘く、主人公の話し方も時代に合わずにいつまでも違和感があるし...
要するに誰もが思いつくようなラノベ的展開でしかないんですよ。
何だろうな、この既視感のカタマリは。
気になる人はそのうちネトフリかアマプラで観たらいいと思います。
これを観るならゴジラを3回観たい。
そして、戦争×悲恋なら「連合艦隊」を30回観たい。
若者が深く考えずに感動するには良いかも。
せっかくならもっと突っ込んでもよかったのに
泣けるというのはこんなに強いものなのか、というくらいお客さん入ってそこら中でズーズーと終盤泣いている。デートで泣く、やはりこれは鉄板。ただ、やはりなぜ泣くのかを考えたい。
ありがちな設定だけどあるようでなかった本作、意外とタイムスリップしてからがここはどこ?わたしは?あなたは?というエクスキューズが少なくすんなり話に入っていく。主な舞台は特攻兵の立ち寄る食堂、という設定が功を奏してコンパクトな青春と恋愛を展開できて、そして、花の咲くお花畑の丘がとても印象的。
また普通に考えて現代に生きる学業優秀な若者としては、もう少し終戦のカウントダウンに反応したり、更にこのあと起きる原爆投下などに怯えてもよさそうなのだけど、特にそういうことはない。要は恋愛映画のヒロインとしての舞台劇的範囲を生きている。一般的には戦国自衛隊的に、なぜこの時代に飛ばされたのか、どうやったら帰れるのか、に思いを馳せることはない。だからヒットしてるのかもしれないが。そこは寂しいとこである。
しかし、後半、切ない別れと共に現代に戻ったヒロインを見た時に、これは夢なのか?夢だったらあの程度の薄さでもいいか、と思ったりしたら最後の特攻兵の記念館で夢でなくやはりタイムスリップだったことがわかる。ただしその頃はもうみんな号泣なのでそんなことはどうでもよくなってはいるが、泣きのアイテムは手紙、であることは間違いない。
特攻兵たちもさわやかで水上恒司も伊藤健太郎もいいが、上川周作はいい。メッセージ性もいい具合なのだけど、個人的にはこの後の現代が薄汚れた政治家によって憲法改定、戦争に向かっているという世の中を反映させてもよかったと思う。劇中、警官が悪いんでもない、何かのせいだ、となった何かが、今も猛威を振るっているので。
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