グランツーリスモのレビュー・感想・評価
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完走するためにレースに出てるわけじゃない!
世界一過酷な夢への挑戦、って予告の時点でかなり興味を惹かれた作品!
期待を超えるほどの胸熱作品でした!
誰もが無理、ゲームとリアルは違う、しょせんはゲーマー、親からは将来を真面目に考えろ、と否定され続けた主人公。それでも自分はいつかレーサーになる、レーシングが好きなんだ、自分にはセンスもあると夢を追い続け、日産のプロジェクトに抜擢。
主人公側の子供からの夢と主催側の世界8000万人のユーザーに夢を与え火を点けるって目標と、レーサーを引退しこれ以上金持ちのボンボンに小間使いされてたまるかっていうエンジニアの思惑と、3者の目的が合致し誰もが無理だろ、って言われることをやってのけていくストーリーはイイ!!
ゲームもレーシングも興味なくても熱くなれる作品なので是非劇場で!
文句なしの良作です!!!(^o^)
大迫力のレースシーンとヒューマンドラマ
実話に基づいてるというところがすごい。レースシーンも迫力があって見ごたえがある。
主人公がとにかく天才的で凄いという描かれ方をするんだが、たくさん練習してるのは他のレーサーも同じな筈で、主人公の何が凄いのか、何故早いのかをもうちょっとしっかり描写して欲しかった。そういう意味ではゲームのファンやレースファンが見ると物足りなく感じるかもしれない。
総じて物語はシンプルなサクセスストーリーであまり予想外なことは起こらない。安心して見れる。
絶対映画館で聴くべき作品
ストーリーはいたってシンプルなスポ根もの。
ゲームは未経験だけどスカッと爽快感が漂う良作。
加えてど迫力のエンジン音、タイヤの音、ミッションの音。
どんなに素晴らしい音響設備と防音環境をお持ちの方でも、自宅では楽しめない作品です。
一聴の価値あり。
マーベリック並みと言う話を聞いて観に行きました!
レースシーンはゲームじみた所もあるが、メカの動くシーンを挟み、細かいカット割りでカッコいい!
ただ、ワンシーンが意外と短かく、直ぐに色々と起こるので、じっくりと車が走るシーンが堪能出来ないかな? トレーニングの場面はあるが、苦も無く早くなってしまう主人公だか、若いための葛藤や家族との行き違いなどが絡んでくるのでそれほど気にならない。
(最初から主人公が天才なのでしょうがない?)
日本の描き方が自然で良かった!
時間も気にならず楽しめました。 鑑賞して良かったです!
でも、マーベリック並みと言うのはどうかな?
戦闘機が飛ぶシーンをガッツリ観せた上、あの完璧な脚本! 申し訳ないが、完成度は段違かと…
バーチャルがリアルへ、夢が現実へ。
ド直球のスポコンもの。才能ある主人公が選出されたアカデミーでライバルたちと互いに競い合い、その中で友情を育みながら、レーサーとなり幾多の試練を乗り越えて成功を手にするというお約束の内容。
また、うだつの上がらないゲームオタクがリベンジとばかりに成功してゆく様は最近ヒット作がなかったニール・プロムガンプ監督の姿とも重なる。
ゲームによって本物のレーサーにスカウトされるという発想は昔「スターファイター」という映画でもあったネタ。田舎町のゲーセンに置いてあったシューティングゲームで記録を出した主人公が銀河帝国と戦う戦士としてスカウトされるという。
ただ、本作は実話ベースなだけにディティールも凝っていて全然リアリティーがあった。父と子のエピソードにも泣かされた。
長年ゲーマーとしてレーサーへのあこがれを抱いていたヤン。しかしいくらゲームで記録を出そうがそれは所詮ゲーム、家族や周りからは冷たい目で見られていた。両親からは大学復学を勧められるもその気はない。そんな時、日産社内で企画が立ち上がったことから彼は真のレースドライバーへのチャンスをものにする。
誰よりも長い走行時間をこなしてきた彼はライバルたちを蹴散らしてライセンスも取得し、リアルレーシングの世界に身を投じてゆく。
しかしすべてが順調に思われた時、ドイツのいわくつきコースで不運にも事故に見舞われる。彼自身のけがは大したことはなかったが、観客が事故に巻き込まれて死亡してしまうのだ。
たとえ不可抗力による事故だったにせよ自分が人を死なせてしまった現実。ゲームの世界では決してありえないその現実に大きなショックを受けるヤン。もはや復帰は絶望的とも思われた。
コーチであるソルターもかつて才能を嘱望されながら事故で夢をあきらめた過去があった。事故によって背負った十字架はレーサーとして復帰しようが諦めようが死ぬまで背負い続けなければならない。
夢をあきらめて十字架を背負い続けるか、夢を実現させて十字架を背負い続けるかの選択を迫られるヤンは後者を選ぶ。この時初めて彼はゲームの世界からリアルレーシングの世界に足を踏み入れる覚悟を決めたのかもしれない。ともすれば命が失われる「リアルな現実」に。
見事にルマンでの表彰台に登った日産チーム。この偉業はヤンの才能だけでなくこのシュミレーションを開発した山内氏、そしてダニーのアイディア、ヤンたちをサポートしたソルターはじめとするクルーたちによって成し遂げられたもの。
ゲームなんてと、なかなか馬鹿にはできない。いくらリアルではないとはいえ、レーサーとして要求される反射神経、動体視力などはそれで養うことができる。後はGに耐えうる肉体づくり、持久力を養っていけばいい。まさにモータースポーツのすそ野を広げようという山内氏の思いが実現した、男たちの熱い情熱が実を結んだ物語だった。
ちなみにダニー役の俳優、オーランド・ブルームに似てるけどこんなに老けてないだろと思ってたら本人だった。吹き替え版で観たから最後まで気づかなかった。あの美男子が…。
ひねくれ者の感想
ゲームやりません。
全く情報なして、知人のレビュー(ここも高評価ばかりだが)を見て観に行った。
最近ずっとドラマを観てたせいか、2時間強に詰め込まれたストーリーが薄っぺらいものに感じてしまった。
長ければいいってものじゃないんだけど。
身体を作るにしても、恋愛のエピソードにしても、事故のショックから立ち直るにしても、全てが早くて感情移入全く出来ず。
でも、実話なんだよね…。
なんていうか、ゲーマーが長年苦労してスキルを身につけてきた職人に勝ってしまうところがね、世の中甘くないんだぞ、という結末を心のどこかで求めているのかも。
シムレーサーに対する世間の目が厳しかったのと同じように。
でも、実話だもんね…。
そもそもそういう素質もあったんだろうな。
と、思いたい。
コースを頭に叩き込むにはシミュレーションが大事ってことだね。
NISSANの134分版CM
まず、将来車を買うなら僕は日産の車を買うでしょう。
これが実話なのであれば、もちろんヤンやジャックはすごいの一言に尽きるが、それに企業としてチャレンジした日産もまたすごい。
まさに「やっちゃえ日産」。
ストーリーはシンプルなサクセスストーリー。
難しい演出もないからスッと入っていけるし、右ストレートを喰らって素直に胸が熱くなる。
そして、やっぱり映像技術ですよね。
ゲームの世界と実際のレースをリンクさせる演出はありそうでなかったし、全然すべってない。
予告にもある、ゲーミングチェアがレーシングカーになるシーンは興奮が止まらなかった。
唯一の残念ポイントはIMAXで観なかったこと。
これから観る人は同じ後悔をしないでほしい。
大興奮!!
グランツーリスモのゲーム画面のクオリティーが高いせいか、映画を見ているのか、ゲームを見ているのか不思議な感覚で、ハラハラドキドキ!見終わった後も興奮が止まらず!面白かった!
酔うかな?と思って止めたけど、4DXで観ればよかったと後悔…
これ本当に実話!?
予告面白そうで見に行ったけれど、想像以上!!!実話って聞いたからそんな期待していなかったが最高だった!
まず、映像というか演出も綺麗だしゲームとリンクしてるところは熱い!映像も車視点の時の臨場感や観客目線、、、見せ方も良きでした!
ストーリー展開も、フィクションじゃないかってくらい起承転結あるし感動のストーリー。家族から認められず、自分ひとりで頑張る。夢を掴む可能性が、見えそのために努力する、、、。はじめ上手くいかず、トラウマレベルの事故に挫折もあるが仲間と指導者達と協力し最後には憧れの地で歴史に名を刻む。
最高かよ、熱すぎる展開だわ!
1つ1つ全てのシーンが、必要不可欠で、内容もくどいなぁって所も特になかった。
久々に熱い映画に会えた。ありがとう。
最後に、レーサー?詳しくないけどやっぱ怖いわ、、、
コレ見て尚更、死と隣り合わせの競技なんやって実感。
吹き替え版で半減かも
実話で高評価なのに時間無くて吹き替え版を鑑賞しました。多分、世界で評価される作品なんでしょうね~字幕版が見れたら評価が変わるかも知れません。Wikipediaによるとルマンで大破したシモンセンは死去と記載されています。アイルトン・セナを思い出します。
こんなに興奮した映画は久々
カーレースなんて全く興味がなかったのに、あまりにも口コミが良かったからつい見に行ってしまった。結果、(音楽映画として殿堂入りを果たしたBlue Giantを除くと)今年のダントツ1位を達成してしまった気がする。
レビューの上手な皆様に感謝🙏
実話がベースだから、フィクションにありがちな、わかりやすく良いところで落とすといった展開は無いはずと思って見ていたら、びっくりする位出来過ぎなアップダウンもあり、どこまで実話なのか気になった。
レースのシーンでは、手に力が入りずっとハンカチを握り締めていた。こんな恐ろしい世界、300キロ以上のスピード保ちながら、またそれを24時間やるなんて狂気の沙汰としか思えない。良くゲームの世界から飛び込もうとしたな。やっぱり企画者も相当狂ってる。
でも何より凄いのはそれを実現できた位グランツーリスモと言うシミュレーターの精度が高かったと言う事。そしてそのゲームの中で車のチューニングだけに数時間をかけるような本気のプレイヤーたちがいたこと。何事も突き詰めれば素晴らしい結果になるということを教えてくれる。あら、でもゲームでも3時間とかプレーすんのかしら。それも狂ってる。
主人公は、父親がサッカー選手だったから、ひょっとしたら先天的には恵まれた肉体を持っていたのかもしれない。ただ実態はずっと部屋に引きこもってゲームをしていたのだから、体のトレーニングだけでも想像絶する辛さだったと思う。それに加えて、あんなひっくり返るような経験をした後に復帰できたことを本当に凄いことだと思う。
レースの世界になじみがなくゲームも知らない。そんな一般人にその素晴らしさ面白さ、ドキドキハラハラするこの死と隣り合わせの競技の楽しみ方を教えてくれた。これこそ映画と言う形でなせる最高の結果ではないだろうか。そして日本人としても誇らしく思える。
これは自信を持って素晴らしかったと人に伝えられる映画だと思った。
熱盛!やっちゃえNISSAN!
王道なストリートやけどむっちゃ激アツ!!今年の良い映画TOP5に入ると思う!
でも、やっぱり2020日本公開の「フォードvsフェラーリ」の方がオモロいなぁ。「グランツーリスモ」と「AIR エア」を足したのが「フォードvsフェラーリ」って感じ。
ゲーマーからプロのレーサーになった人がおるってゆうのが普通に凄い!しかも、ル・マン24時間レースで3位取ってるのもスゲ〜。カーレース系の映画のラストでル・マン出てくること多いけどやっぱりル・マンって熱いなぁ。
スポーツカーやレース好きには超お勧め
個人的にテレビゲームやeスポーツには興味もなく否定派だがゲーマーがリアルなカーレースを目指す、と言うことを抜きにしてもレーサーのサクセスストーリーとして十分見応えがありました。
日本の日産ファンには堪らない内容。NISSAN、nismoとGT-Rが全面に出てるのにエンドロールにも日産の文字が無かったのは不思議です。日産も映画のPRしてないし。
レースファンとしては加速の描写や抜きにかかる場面等、現実以上、現実離れ感は否めない。
リアルなレースがゲームに寄ってるのは愛嬌とすれば大満足出来る映画。
¥☆%4〆♪◻︎(言葉にならない)
にわかに信じ難い…これが実話なの!?
養成期間がどれくらいあったかまでは描かれないが、エンディングの本人を見るに若く見える。いや、幼いと言ってもいい。F1レーサーになるまでに1年。その1年の間に6戦こなして4位に食い込む。
…嘘だろ?
家庭用ゲーム機で遊んでた子供が、頭のネジが何本もぶっ飛んだ狂人達を抜き去って4位??
それだけでも凄い事だと思う。
作中では前哨戦みたいな扱いだったけど、彼のコレまでを考えると、どれほどの才能と可能性が眠っているのか予想もつかない。
凄い時代になったもんだ…いや、GTってゲームの革新的かつ画期的な使い方を見出したって事なのか?1番最初に声を挙げたやつが1番イカれてる。GTってゲームに新たな可能性を見出した。いや"本来の"なのかもしれないが。
当初、チームエンジニアは言う。
「バカげてる。お前達に可能性がないって事を証明する為に、俺はここに居る」
当然のリアクションだ。彼にもプライドがある。
家でレースの真似事をしてた奴らが通用する程、甘い世界じゃない、と。
だが、彼は生き残った。
自分の可能性を証明し続けた。
このチームエンジニアが素晴らしく…台詞がいちいち味わい深い。
デビュー戦なんかには
「朗報だ。誰もお前に期待しちゃいない。気楽にやれ」とか言うし「メカニックは全員、お前の事が嫌いだ」とか平気で言う。
だが、その目に嘲りや蔑みはない。
むしろ「気負うな」と伝えているようだった。
白熱するレースの描写は素晴らしいし、スピード感を損なわない台詞のカットインは見事だ。俳優陣も抜群の臨場感を与えてくれる。
レース描写だけでも超一線級だと思える。
とあるレースで「前の車と6妙差」って台詞がある。
カメラはコースの真ん中に据えられ、右側を1台目がかっ飛んでく。見た事もない速さで小さくなっていく車体。爆音が遠ざかっていく…チッチッチッ…俺の中で秒針が動いたような気がした。もうすでに車体は見えず、エキゾーストノイズの残響だけが微かに尾を引いて聴こえる。その刹那に左側をかっ飛んでいく2台目。空気を切り裂くってのはこういう事かと直感で理解する。
おそらくコレがレーサーの感じる「6秒」なのだと思う。映像表現なので、実際は4秒くらいのカットだったのかもしれないが、途轍もなく長い。
先行した車を抜き去る可能性など微塵も転がってないような時間が経過する。
俺の中で「GT」と言えば、真っ先に思い出すカットになった。
新人らしからぬ…いや、ゲーマーだった事が信じられず、まるでレースの申し子のような、コースに愛されてるとも思える彼は事故を起こす。
その事故に巻き込まれ観客が死亡する。
想定外の経緯でレーサーとなった彼の真贋は問われプロジェクトは潰れそうになる。
事故ったコースに彼を連れ出すチーフエンジニア。
彼も過去に事故を起こし引退したと打ち明ける。
彼は「俺はそこで自分の才能を確かめるチャンスを失った。諦めたんだ」と吐露する。
お前は諦めるなと、キーを渡すチーフ。
このリハビリとも思える時間が泣けてくる。
「ゆっくり走れ」
ゆっくり走ってる間にどんな会話をしたのだろう?
「いいぞ、スピードを上げろ」
彼の情熱とか本質を再認識させるような温かく静かな時間だった。
作中では復帰戦がル・マンのように描かれてた。
そう、かの有名な24h耐久レースだ。
…コレ、ホントなの??
レースがどんなスケジュールで行われてるのか知らないけれど、何となく思うのは1年の間に全てのレースが行われてるって事だ。
いや、ちょっと想像もつかない。
2年と経たない間に、フリーターがル・マンを走るなんて、そんな奇跡のような事があるのか?
レース前に訪れる父親との再会にも涙する。
父と彼は幾度となく衝突する。
そりゃそうだ。大学にも行かずゲームばかりしてる息子の将来を心配しない親がどこにいる。
彼はようやく父の理解を得る。
息子の前で、泣き顔を見せまいと意地張って堪えようとする父の泣き顔が印象的だった。
ル・マンが始まる。
主人公が好んでプレイしていたコースだ。数えきれないくらい、何千回とプレイしたらしい。
チーフエンジニアが彼を認め始めたのも、その何千回に及ぶ経験の発露だ。
ようやく加速のGにも慣れた頃にブレーキの違和感を訴える。一笑にふされるのだが、実際ブレーキはトラブルを抱えてたようだ。
でも、ちょっと待て。
GTってソフトは、そんなものまで再現するプログラムを組んでたって事か??
開発者達の尋常じゃない拘りを感じるエピソードでもあった。エゲツない。
比較的上位をキープするチーム。それだけでも偉業だとは思う…煤に汚れていく車体が時間経過を現す。
レース終盤、ピットでの痛恨のミス。大幅に順位が下がる。13位とかだったかな。
諦めない主人公。超人的な集中力を発揮しだす。彼はZONEの住人なのだ。
「自分のルートで走る」と彼は宣言する。
勿論、止められるのだがチーフエンジニアは「ぶちかませ」と答える。
みるみる順位を上げていく。ピットは熱狂の渦だ。
ここに来てコースレコードを叩き出す!
嘘だろ!?
ル・マンのコースレコード??
世界最速の男…いや、歴代最速って事だろ??
車の性能が違うから歴代最速は語弊があるか。でも、優秀するより難しい事のような気がする。
なんていうか…1番にゴールしたのはA、でも1番速かったのはBって図式が生まれる。
0.01秒の差を競うレースで「最速」の称号ってのは、これ以上ないくらいの栄誉だと思えてしまう。
…実話なんだとしたら開いた口が塞がらない。
実際、俺の口は塞がってなかった。
最終コーナー、競り合うのは初戦から因縁のあるレーサーだ。競り勝ち3位入賞を果たす。
…表彰台じゃん。シャンペシャワーじゃん!
なんて綺麗な伏線回収!1位じゃないところがむしろリアル!!と、書いてはいるが、リアルなの!?とも思っちゃうほどにミラクル!
フラッグが振られた時にチーフエンジニアが「やりやがった」と呟き、ヨロヨロと倒れる。
腰を抜かすってこういう事か!
彼のそのリアクションで、ル・マンで3位って事実がどれほどの偉業だったのかと気付かされる。
やっぱり、この俳優さんは素晴らしい!!
彼はいまだ現役で本作のスタンドインもやったのだとか。不世出の天才じゃないか…。
それを発掘した「GT」って凄ぇな。
今でもこのシステムはあるのだろうか?
あっても無くても「グランツーリスモ」ってソフトはゲーム業界だけに留まらず、どんな進化を遂げているのであろうか?
ゲーム開発者でさえ予想だにしなかった未来。
優れたシュミレーターとしての「GT」それだけでも漫画のような話なのだが、そこに加え主人公の成長や栄光、恋愛もそうだし、家族との邂逅や、ライバルとの衝突、チームエンジニアとのバディ感とか、何よりレースの臨場感!
めちゃくちゃ面白かった!
ゲームが元の話と侮るなかれ、バディ物としても超一級の作品だった。
そして、ふと思う。
巷ではFPSの大会などが頻繁に行われてる。
あの銃を構えて、戦場を戦い抜くゲームだ。
このGTの観点から言うと、アレって…優れた傭兵を養成するゲームなのかなって考えたりする。
…いや、さすがに無理があるかw
臨場感がイマイチ
プレイステーションの人気レーシングゲーム・グランツーリスモのトップゲーマーが、実際にプロドライバーになり、ル・マンなどの国際的なレースに出場するという実話を基にしたストーリーでした。そもそもゲーマーをレーサーにしようという企画は、グランツーリスモを開発したソニー、そして車は日産が担当するという日本企業発のイベントだったようですが、不明ながらこの映画を観るまでこのことを知らず、その点ちょっと驚きでした。私が知らなかっただけなのかも知れませんが、日本国内でももう少しPRしていて良い話だったんじゃないかと思ったところです。
それはさておき映画の内容ですが、実在のプロドライバーであるヤン・マーデンボローの半生記に、創作を織り交ぜているようでした。ただその描き方が、ステレオタイプなスポコン物ストーリーという感じで、新鮮味が欠けていたように思えました。また、「トップガン」がトム・クルーズと一緒に戦闘機に乗っているような臨場感を与えてくれたように、本作でも主人公のドライバーと一緒にレースをしているような臨場感を与えてくれる、自動車レース版「トップガン」を期待していたのですが、残念ながらそうした感覚を得ることは出来ませんでした。車の内外のいろんな角度から車を撮影し、かつピットから支持するコーチの姿などが目まぐるしく入れ替わったせいで、観ている者が車に乗っている錯覚が生まれなかったのが原因じゃないかと思いますが、これはまあ人ぞれぞれなのかも知れません。いずれにしても、こうしたジャンルの映画に必要な高揚感とか主人公との一体感が得られなかったことは、残念でした。
予想を超えてきた
グランツーリスモ→浅い概要は知ってるけどやった事も見た事もない。ゲーム全体的に楽しさ感じないタイプ。
車もの→好き。ワイスピとかトランスフォーマーとか。
予告→へー、実際あった話なんやー(ちょっと興味)。
=興味はあるから観よう、とかるーい気持ちで鑑賞。
レースでドキドキハラハラと
車が分解される描写とかかっこいいー!ってなって
結果、楽しかった感想。
ゲーマーが夢を叶えるだけではない
色々なもの(家族とか恋人とか会社の戦略的なものとか)が盛り込まれてて
内容が単純でなく充実してて見応えがあった
過去は振り返らねぇ!!!!
実話に基づいた話と言えば、つい最近「福田村事件」を見てしまったので、本作は物語の展開が少々淡白に思えて、面白かったけど期待しすぎたかなという感じだった。でも、予想の範囲内で物語が進むのに、こんなにも楽しめるエンターテインメントはそうない。
デビッド・ハーバーが最高すぎる。
「ブラック・ウィドウ」「バイオレント・ナイト」と話題作が止まらないデビッド。毎回強烈にインパクトを残してくれる。彼の演じたキャラクターがもっと深掘りされていたらグッと来ただろうな〜。辛くて振り返りたくない過去を抱えているのが、ひと目でわかる表現力。正直、主人公のヤンより好きです笑
レースシーンの見せ方が秀逸。
4DXで見たおかげか、没入度合いが半端じゃなかったし、ゲームとリアルのフュージョンも完璧だった。ヤンがどれほどまでにグランツーリスモにのめり込んでいるのかが、序盤の数分でしか描かれていないため、もっとレースへの愛が尋常ではないことを見せて欲しかった。だが、演出はスマートでめちゃくちゃカッコイイ。
ラストシーン。これ、すごい。
アドレナリン出まくったし、凄まじく興奮した。分かっていてもこんなにぶち上がるんだから、この衝撃を生で見たらどうなることやら。これをきっかけに背中を押されたレーサーは沢山いるだろうし、納得。実話だなんて信じられない。この企画を考えた人も、通した日産も、本気で立ち向かった人も、まじでやべぇや。
グランツーリスモの映画化として満点の出来。だけど、実在の人物・ヤンを描いた伝記映画としてはかなり粗い。人物描写、そして展開をもっと上手に丁寧に出来ていたら傑作になっただろうな。流石に、スピーディ過ぎるぞ笑 自分は世間よりハマれなかったみたい。でも、めちゃ面白かったです。
全495件中、181~200件目を表示