「映画の後はクラッシュせずに帰りましょう」グランツーリスモ シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の後はクラッシュせずに帰りましょう
ビデオゲームプレイヤーが本物のレーサーになるお話しは、昨年公開の『ALIVEHOON』と同じ設定だけど、こちらはまさかの実話です。始めはビジネスものみたいだけど、レーサー達の友情・努力・勝利とまさにスポ根マンガの王道を行く感じで楽しめます。とは言え、親子愛、師弟や仲間との絆とベタな展開がありきたりで、企業の実名を出しているのなら企業側の葛藤とかあると、ストーリーに厚みが出たかも。レースシーンは世界中のサーキットが出てくるし、レースは大迫力だけど画面の構図等は特に新味はなかったです。『ALIVEHOON』みたいに、ドローンで実車に接近して撮影とか出来たら大迫力だけど、スピードが段違いだし危険過ぎますね。役者では、師匠役のデビッド・ハーパーが昔のジェフ・ブリッジスみたいな渋さがいい感じでした。コスチューム姿でないオーランド・ブルームは久しぶりだけど、ちょっとキャラがブレ気味ですね。
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