四月になれば彼女はのレビュー・感想・評価
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ちょっとモヤモヤ感が残るかな
婚約して結婚式を上げる直前で彼女が家を出て行ってしまったお話。
3人の主人公たちが皆情緒不安定なせいなのか、全体的に恋愛感情がかなり抽象的で意思表示がどうもはっきりしない。
劇中、好きとか愛してるというセリフは一言も無く、各々の恋愛感情が分かりにくい。
好きなのか、嫌いなのか、どちらでも無いのかも良く分からない。
そして弥生が家を出た理由もよく分からない。
ちょっとモヤモヤ感が残る映画かな。
ストーリーとは関係無いですがセリフがところどころ聞き取りにくかったのも気になりました。
劇中のペンタックスってニックネームだったんですね。個人的にはカメラのブランド名のイメージしかなかったので劇中「ペンタックス」の名前が出てきた時は???でした。
また、「藤代さん」を「藤さん」と略すから最初はてっきり富士山??って思ってしまいました。
ウユニ塩湖は私も一生に一度は行ってみたいです。旅行先の風景は綺麗でしたので星+0.5です。
前半の高台の朝日の場面は横浜市の金沢自然公園ですね。
2022年公開の「耳をすませば」でも同じ場所が使われていました。
予告篇の
カルピス
愛を終わらせない方法
それぞれに不器用な3人のありようが、等身大の人間を代表しているように見えました。
ただ、人の気持、特に女性の気持を掴めない自分にとっては、
・なぜ春は学生時代、そっちを選んだのか
・最後に弥生は自身の気持をどう整理したのか
といった部分についてもう少し丁寧に見せてほしかったなーと感じました。
また、自身のモヤモヤを解消するために女性は相方の元カノに会いに行きたくなったりするんでしょうか。
それでも、幸せな瞬間に不安を覚えるという点にはすごく共感できました。
愛を終わらせない方法は、「その瞬間瞬間を大事に過ごすこと」ということへの気付きが描かれましたが、「手にしないこと」という謎かけのような問いかけにも考えさせられるものがありました。
「百花」のとき同様、器用な長澤まさみさんの活躍が少しもったいなかったかなーと感じました。
ちなみに日本では、2月29日生まれの人を考慮して、誕生日の前日に歳を重ねるという考えをもとにしていると聞いたことがあります。そのために4月1日生まれの人までが早生まれとされるとか。
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