「意味不明だけど、なんか面白い。」ボーはおそれている オキシジェンマンさんの映画レビュー(感想・評価)
意味不明だけど、なんか面白い。
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まるで濁流のようにボーへ不運が降りかかってくるので、逆にユーモアを感じる物語でした。
とりあえずホアキン・フェニックスの演技が凄かったです。主人公ボーの不安定な心理状態を、見事に表現していると思います。
幻想的な世界観も良かったです。気づいたら独特な世界に惹き込まれいる感じでした。
印象的なシーンはたくさんあるのですが、一個あげるとするなら、始めボーが謎の手紙に戸惑うシーン。既にもう意味が分からなくて、〝これから意味不明な事が起こる〟ということを示唆しているような感じが怖くて、すごく不気味でした。
しかし個人的には『ヘレディタリー/継承』がアリ・アスター作品では一番好きですかね。
時々ボーの少年時代になったりするので、なんだか良く分からなくなってくるところが多かったですが、結果的に退屈せずに最後まで観ていたので、まんまと観客として騙された感じです笑。
〝悲しみは単独ではなく、大挙して押し寄せる〟─ボーが踏み込んだ森の住人の言葉より
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