キリエのうたのレビュー・感想・評価
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監督欲張りだね、Charaの次はアイナ?
岩井俊二監督って言ったら『スワローテイル』が好きで
その他は映像の美しさへの主張が強すぎて
海外のファンの好評を博したけど、重みが欠けてて好みじゃなかった・・・
今回は割と?欲張になったか、のようにいろん要素を詰めて詰めてさらに音楽を上手いこと使ってた。
最初の30分にいろんな疑問を抱かせられたせいで、あとで伏線回収に忙しくて全くつまらなさを感じる暇がなかった。
残念なことにテーマ一つ一つがありふれたもので、多くの映画が取り上げてる社会問題ばかり。まさか途中に震災の話が出るとも予想できなかったし。いかにも「王道の日本映画」になっちゃう。それらを全てキリエの「過去」や「現在」に入れて、
彼女の歌と希望と対峙させるのは、不自然じゃないけど....やはり「欲張りだ」、との一言だ。
ただ今回は、キリエの歌が彼女自身またはそれを観る人の感情の出口になってくれて、悲しみを抱きながらも歌って生きること、そんな今が最も大事だとちゃんと伝えたと思う。時間線があんなに縦横往復するにも関わらず。
映画全編を貫く彼女を歌を聴いたら、こんな、映像だけきれいな映画でもいいじゃないか、と。
こんな、「(映画の題材としては)普通な問題」を抱いてる人たちを描く映画でもいいじゃないか、それこそ現実、揺れるカメラと地震と感情と同じく、リアリティそのものであればと。
その歌を聴いて思った。
一生懸命で綺麗な歌だから。
物語性のあるライブを見た気分になった。
ただ長いだけあって、感情が湧きすぎて疲れる...お休みの日に観ることを勧めよう。
描き切れていない部分が…
あらかじめ小説を読んでた者からすると、映画では描き切れていない部分があったような気がする。真緒里がイッコになった経緯とか…。映画を観て、違和感が残った人には小説を読むことをおすすめしたい。
あとは、テーマが「歌」なら、もう少し歌に集中させてほしかった。過去と現在を行き来するタイプの映画は好きだけど、その反面、感情移入したり、歌に感動するのが難しかったような気もする。でも、やっぱりアイナさんの歌声は良かった。演技も自然だったし、誰が演じてもアイナさん以上にはならないと思う。
驚いたのは松村北斗さん。恥ずかしながら、ちゃんと松村さんの演技を観たのは初めてだったが、惹き込まれた。夏彦がキリエに再会するシーンがこの映画の中で最も感情移入できたし、泣いた。松村さんの出演作を漁ってみたいな、と思ったり…。
小説をもう一度読んで、また映画館に足を運ぼうと思う。
憐れめよ
アイナジエンドしかかたん
アイナジエンドのうた
とにかくそれに限る
ストーリーは落とし所よくわからなくて
???
岩井俊二監督作品はよくみてるほうだが
今回何を伝えたかったのだろうか?
キリエとルカは別人が演じた方が良かったかなぁ
なんか夏彦と一緒にいると夏彦が変な人にみえてしまう。
キリエに対する罪悪感とかではなく
キリエと昔から好き通しでフィアンセとかそういう
綺麗な設定にしてくれたほうが
今回の夏彦の行動とか納得出来る
岩井監督のストーリーはいつも少しこういうとこあるが
多分映画での描写不足からくるものかな?
原作では補われて納得できるんだろうな
とはいえ、私は好きな作品でした
最後のイッカさんのオチの展開は予想出来たし
またこのパターンかよってなった
もう少し違う方向とかでお願いしたかったな
ディレクターズカット版とかきたら
すごくみたい
期待。
だって、迷惑だから
「だって、迷惑だから…」夏彦に向けたキリエ(路花)の言葉に号泣する夏彦。唯一登場人物に共感出来たシーンであり自分も涙が止まらなかった。
それにしてもキリエを演じたアイナ・ジ・エンドさんの初めてとは思えない映画主演を見事に演じていたし歌は心に染みた上にめちゃめちゃ可愛かった!すずちゃん目当てだったが一気にアイナさんのファンになった。
もちろん、JKの真緒里やすっぴんのイッコさん、カラーウィッグとサングラスで変装したイッコさんのどれをとってもすずちゃん(広瀬すず)の魅力が溢れていた。
この様な展開になるとは思っていなかったが…
3時間は長いなぁと思ったが名曲を数多く聴けただけでも儲けものだったし以外と長くは感じなかった。
岩井俊二の『青の時代』
Kyrieの歌声をずっと聴いていたい。
Kyrieの青いステージ衣装、イッコの淡い青のウィッグ、岩井俊二が青の時代に突入したのでは、と思うくらい青に彩られたショットはとにかく美しい。
パワフルなハスキーヴォイスに圧倒される北村有起哉の顔には笑ったな。演技じゃないよね、あの表情は。向かい合わせに座った席から、振動が伝わる声量で、魂から湧き上がってくる言葉をぶつけられたら、真剣に聞き入ってしまう。
アカペラのKyrieの歌声に聴き入った後は場面が変わり、村上虹郎が扮するギタリストが加わる。ギターを弾く村上虹郎が、また決まっている。キャップを後ろかぶりで、Kyrieをサポートする姿は、ビリー・アイリッシュの兄貴を彷彿とさせる。
ギターで音の厚みが増したところへ、ストリングスの深みのある音が加わり、トランペットの高音が重なる。そこにKyrieのハスキーヴォイスがオーバラップ。その過程をさりげなくシナリオを組み込むあたりが心にくい。
ほぼ3時間の長さなので、途中で眠くなってしまうのでは、なんてことは全くの杞憂でした。
オフコースの『さよなら』、久保田早紀の『異邦人』をKyrieがアカペラで何度も歌うんだけど、歌うたびに歌詞の内容にハッとさせられる。今まで、気がつかなかったのが不思議。
アイナ・ジ・エンドは、歌も演技もダンスもただものではない。全くの初見ですが、トリコになりました。
心の影を破天荒ない行動で覆い隠そうとするイッコ。破滅型の人間の心情をありありと見せてくれる広瀬すずも最高でございました。
震えるほどかっこいいシーン
最初の鑑賞では、ハチャメチャなストーリーと思ったけど…
★2回目の感想(原作既読)
原作を読んでから、もう一度鑑賞してみると、それぞれ切り取られたパートが繋がって、きちんとストーリーが理解できるので、キリエを取り巻く悲しい物語にずっと涙をこらえて観てました😢
この映画は、時間と場所が行ったり来たりするのと、人間関係が複雑なので、一度の鑑賞で理解するのは難しいと思いますね(-_-;)
それに原作を忠実に映画化されてない=大事なところがカットされているので、わからないことが出てきて、ストーリーがハチャメチャに思えてしまうんじゃないかと思います(^^;
最初の評価が🌟二つ半で、2回目の評価が🌟四つ半と高評価になったんですが、こんなことは今まで記憶にないです😅
何はともあれ、主演のアイナ・ジ・エンドという役者さん、演技も歌も、最高に良かったです🈵
2回目の鑑賞では、3時間はアッという間に過ぎました😋
★最初の感想(原作未読)
キリエの独特の歌声は、何とも言えず心に響いて心地よかったし、劇中で歌われる曲も、好きな曲ばかりで、とても良かった(^^)
現在と過去が交錯するストーリー展開も、複雑な人間関係が徐々に解明されていくことを期待しながら観ていたんですが、散りばめられた伏線が回収されないまま、だらだらとしていつの間にか終わってしまった感じです😓
せっかく、いい歌といいキャストといい題材を使っているのに、何とも理解できない脚本で、しまりのない意味不明な映画になってしまった感が強い😥
岩井俊二監督は、この映画で何を伝えたかったのだろう、映画の落としどころはどんな風に考えていたんだろう、私にはさっぱりわかりませんでした😨
私の評価基準の中には、ストーリー、テンポ、落としどころというのがあるんですが、ストーリーはハチャメチャ、テンポは一部だらだらと辛気くさくて、落としどころはさっぱりわからないので、これらを評価すると、🌟ひとつ(10点~20点)の低評価しかつけられないですね (-_-;)
ただ、音楽とキャストが良かったのでこの評価になったということですかね (^^;
いずれにせよ、無駄な描写が多すぎて、肝心な伏線の回収がないのに、3時間は長すぎるでしょ‼️
悲惨すぎるが惹きつけられる
タイトルなし
3時間は長かったけど、震災の長い地震のシーンなど、エピソードも多かった。
歌の力が中心。
松村君は本当に難しい役を演じたと思う。顔を見せて欲しいといい、謝り泣き崩れる最後の方のシーン。男の方がダメになる、弱い存在だということをDV男に変身する男の描写も含め、よく描いている。
岩井さんの映画は、いつも男と女は幸せにはなれなくて、女の友情が描かれる映画なのか。
黒木さんも珍しく骨太で強い。
キリエの家が漁師でキリスト教というのは、リアリティがあるのかどうか。
キリエの女の子はちょっと賢くない感じがあり、松村君への性的な迫り方とか、2人の関係はいまいち見えない。
警察や福祉の描き方は、ケンローチのよう。リアリティがある。
ホームレスで、路上コンサートの旅をする女の子の設定が力強い。
すずさんは、たいてい、彼女がドラマの枠をはみ出てしまうのだけど。この映画は扮装も含めよかった。松村君のことを好きな複雑な感情の表現もいい。雪の中のオフコース、さよならのシーンもいい。全部歌った。
村上くんは、背景わからなくても存在感だけでいい。
素直に面白いです
正直、予告を見る限り、あまり期待しないで─なんて思っていたのですが、単純に表現しきれない濃密な面白さ満載でした。なにせ3時間近いですからねー。でも、尺の分の意味合いも面白さも展開も、ありました。率直に、すごいお話を考えるものだなぁと思ってしまいます。
絵も、手持ちでテキトーに撮って上手く繋いでいるんだろうと思って油断していると、見事なフォトジェニックがバンバン映し出されて、めっちゃ見入ってしまいました。しかも今回は音楽がいいし。
でも、最初の方は音楽の使い方があまりに劇的過ぎていやらしいのでは─と危惧したんですけど、とことんドラマチックに音楽を魅せていくという終始一貫した演出に嵌まった気がします。
時間軸がかなり複雑に行き来して、混乱を招きかねない構成だったと思うんですが、その複雑な感じもまた深みみたいなものになっているような─
また一つの世界観に魅せられたという思いです。
岩井俊二が撮る令和版『すかんぴんウォーク』
上映3時間だけど頑張って観てほしい
アイナの魅力を上手く引き出しており、想像力が試される映画になっている
震災に運命を翻弄された13年間の魂の記憶の闇と曙光と
アイナ・ジ・エンドがキリエ役で映画初主演を果たし、主題歌「キリエ・...
アイナ・ジ・エンドがキリエ役で映画初主演を果たし、主題歌「キリエ・憐れみの讃歌」を歌唱するほか劇中曲として6曲を制作。「SixTONES」の松村北斗が夏彦、「リップヴァンウィンクルの花嫁」の黒木華がフミ、「ラストレター」の広瀬すずがイッコを演じる。
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