キリエのうたのレビュー・感想・評価
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おっ!いいじゃないか!って思いました!
もう一度観たい!!
撮影も大変だっただろうなと思うし編集も大変だっただろうと思います。
長編映画ですがあまり気にならなかったです。
星4つでも良いかと思いますがあえて3.5にしました。
観た人はそれがわかってもらえるかなと思います。
とにかく観てください!!
アイナさんは素晴らしい!
アイナ・ジ・エンドさん、映画初出演&主演なのに一人二役を、それも難しい姉と妹役、と作詞・作曲など大変な努力と素晴らしい才能に圧倒されました。アイナさんの歌を聴くだけで価値のある作品です。
子役の矢山花さんも最高に素晴らしいです。歌もアイナさんに負けじと良かったです。潮見夏彦役の松村北斗も繊細で良いお芝居でしたし、イッコを演じた広瀬すずさんは、こんな広瀬すずが見れて良かったです。
終盤に突然、粗品さんが売れてるミュージシャン役で出て、それなりに自然なお芝居をしているのですが、やはり違和感が強い。本職の良い俳優さんが星の数ほどいるのに何で芸人さんとかキャスティングするんでしょうね(特に大手映画会社が多い気がする)ミュージシャンの人が映画に出ても違和感ない場合が多いのはバラエティイメージがないからでしょうか。
歌がよいね
再び岩井俊二の女の子達が息衝き動き始める
個人評価:4.7
まるで主役の子に当て書きしたかの様な物語。震災への鎮魂歌を下地に、少女の成長と復活を岩井俊二らしい演出で切り取っている。
この年頃でしか出せない儚い美しさ。その一瞬の宝石の様な瞬間を切り取った岩井俊二は流石だと思ったが、主役の子が28歳だとわかり、このアイナ・ジ・エンドという存在を、若く美しいまま映画の中に閉じ込めた事の意義に感嘆する。
路上ライブの音響が凄まじく、まるで目の前で歌ってる様な臨場感がある。おそらく特別な録音をしたのだろう。
鑑賞後に現実世界のアイナ・ジ・エンドのLive映像を見ると、まるで音楽で成功したその後のキリエの姿に見え、映画の物語の世界線が今も続いている錯覚を覚える。それも監督の狙いだろうか。
前作ラストレターで岩井俊二に囚われていた、私の30年の岩井狂を卒業させてくれたと思ったが、あのラストの雪の中の2人の少女の演出。まだまだあの胸の奥をツンと突き上げる甘酸っぱいこの想い。これからも引きずる事になりそうです。
ありがとう。
天下一品(アイナジエンド)こってりスープ3時間注がれっぱなし
徐々に明かされるストーリーが絶妙
歌うことでしか声を出せない路上ミュージシャン「キリエ」の13年間に渡る出逢いと別れを描いた物語。ストーリーが進むにつれて徐々に明らかになっていく4人の関係性。現在から過去に遡って少しずつ紐解いていくストーリーが絶妙で素晴らしい。
キャスト陣は目移りするような実力派が揃っていますが、その中でも主演アイナ・ジ・エンドは映画初主演とは思えない堂々たる演技で彼女の魅力に引き込まれました。広瀬すずもさすがの存在感で2人の相性も抜群に良かった。
点と点が線になる瞬間、キリエの圧巻の歌声が心に響いて胸が熱くなりました。178分の長尺ですが時間の長さを感じさせない魅力的な作品です。
2023-160
いまいち入り込めず
一点突破
長いし、ストーリー的にも疑問点は多い。きっと賛否両論出てくるだろう。
特に、『アレ』がきっかけになった路花/キリエの数奇な運命については、良いのかな、っていうか許されるのかな…?と思いながら観てた。かなり複雑で無理のある流転劇。
広瀬すずも松村北斗もそしてもちろん黒木華も好演しているが、それでも路花/キリエの運命を盛り上げるためだけに創造されたようにも思えるキャラクターたち…
そんなちょっと岩井俊二らしいとも、らしくないともいえるこの映画を、真に生きたものにしているのは、アイナ・ジ・エンドのうたの力だった…
うたの力による一点突破。それだけの力があった。それを観るためだけにでも、劇場に行く価値がある。
tcxは避けた方が。
監督欲張りだね、Charaの次はアイナ?
岩井俊二監督って言ったら『スワローテイル』が好きで
その他は映像の美しさへの主張が強すぎて
海外のファンの好評を博したけど、重みが欠けてて好みじゃなかった・・・
今回は割と?欲張になったか、のようにいろん要素を詰めて詰めてさらに音楽を上手いこと使ってた。
最初の30分にいろんな疑問を抱かせられたせいで、あとで伏線回収に忙しくて全くつまらなさを感じる暇がなかった。
残念なことにテーマ一つ一つがありふれたもので、多くの映画が取り上げてる社会問題ばかり。まさか途中に震災の話が出るとも予想できなかったし。いかにも「王道の日本映画」になっちゃう。それらを全てキリエの「過去」や「現在」に入れて、
彼女の歌と希望と対峙させるのは、不自然じゃないけど....やはり「欲張りだ」、との一言だ。
ただ今回は、キリエの歌が彼女自身またはそれを観る人の感情の出口になってくれて、悲しみを抱きながらも歌って生きること、そんな今が最も大事だとちゃんと伝えたと思う。時間線があんなに縦横往復するにも関わらず。
映画全編を貫く彼女を歌を聴いたら、こんな、映像だけきれいな映画でもいいじゃないか、と。
こんな、「(映画の題材としては)普通な問題」を抱いてる人たちを描く映画でもいいじゃないか、それこそ現実、揺れるカメラと地震と感情と同じく、リアリティそのものであればと。
その歌を聴いて思った。
一生懸命で綺麗な歌だから。
物語性のあるライブを見た気分になった。
ただ長いだけあって、感情が湧きすぎて疲れる...お休みの日に観ることを勧めよう。
描き切れていない部分が…
あらかじめ小説を読んでた者からすると、映画では描き切れていない部分があったような気がする。真緒里がイッコになった経緯とか…。映画を観て、違和感が残った人には小説を読むことをおすすめしたい。
あとは、テーマが「歌」なら、もう少し歌に集中させてほしかった。過去と現在を行き来するタイプの映画は好きだけど、その反面、感情移入したり、歌に感動するのが難しかったような気もする。でも、やっぱりアイナさんの歌声は良かった。演技も自然だったし、誰が演じてもアイナさん以上にはならないと思う。
驚いたのは松村北斗さん。恥ずかしながら、ちゃんと松村さんの演技を観たのは初めてだったが、惹き込まれた。夏彦がキリエに再会するシーンがこの映画の中で最も感情移入できたし、泣いた。松村さんの出演作を漁ってみたいな、と思ったり…。
小説をもう一度読んで、また映画館に足を運ぼうと思う。
憐れめよ
アイナジエンドしかかたん
アイナジエンドのうた
とにかくそれに限る
ストーリーは落とし所よくわからなくて
???
岩井俊二監督作品はよくみてるほうだが
今回何を伝えたかったのだろうか?
キリエとルカは別人が演じた方が良かったかなぁ
なんか夏彦と一緒にいると夏彦が変な人にみえてしまう。
キリエに対する罪悪感とかではなく
キリエと昔から好き通しでフィアンセとかそういう
綺麗な設定にしてくれたほうが
今回の夏彦の行動とか納得出来る
岩井監督のストーリーはいつも少しこういうとこあるが
多分映画での描写不足からくるものかな?
原作では補われて納得できるんだろうな
とはいえ、私は好きな作品でした
最後のイッカさんのオチの展開は予想出来たし
またこのパターンかよってなった
もう少し違う方向とかでお願いしたかったな
ディレクターズカット版とかきたら
すごくみたい
期待。
だって、迷惑だから
「だって、迷惑だから…」夏彦に向けたキリエ(路花)の言葉に号泣する夏彦。唯一登場人物に共感出来たシーンであり自分も涙が止まらなかった。
それにしてもキリエを演じたアイナ・ジ・エンドさんの初めてとは思えない映画主演を見事に演じていたし歌は心に染みた上にめちゃめちゃ可愛かった!すずちゃん目当てだったが一気にアイナさんのファンになった。
もちろん、JKの真緒里やすっぴんのイッコさん、カラーウィッグとサングラスで変装したイッコさんのどれをとってもすずちゃん(広瀬すず)の魅力が溢れていた。
この様な展開になるとは思っていなかったが…
3時間は長いなぁと思ったが名曲を数多く聴けただけでも儲けものだったし以外と長くは感じなかった。
岩井俊二の『青の時代』
Kyrieの歌声をずっと聴いていたい。
Kyrieの青いステージ衣装、イッコの淡い青のウィッグ、岩井俊二が青の時代に突入したのでは、と思うくらい青に彩られたショットはとにかく美しい。
パワフルなハスキーヴォイスに圧倒される北村有起哉の顔には笑ったな。演技じゃないよね、あの表情は。向かい合わせに座った席から、振動が伝わる声量で、魂から湧き上がってくる言葉をぶつけられたら、真剣に聞き入ってしまう。
アカペラのKyrieの歌声に聴き入った後は場面が変わり、村上虹郎が扮するギタリストが加わる。ギターを弾く村上虹郎が、また決まっている。キャップを後ろかぶりで、Kyrieをサポートする姿は、ビリー・アイリッシュの兄貴を彷彿とさせる。
ギターで音の厚みが増したところへ、ストリングスの深みのある音が加わり、トランペットの高音が重なる。そこにKyrieのハスキーヴォイスがオーバラップ。その過程をさりげなくシナリオを組み込むあたりが心にくい。
ほぼ3時間の長さなので、途中で眠くなってしまうのでは、なんてことは全くの杞憂でした。
オフコースの『さよなら』、久保田早紀の『異邦人』をKyrieがアカペラで何度も歌うんだけど、歌うたびに歌詞の内容にハッとさせられる。今まで、気がつかなかったのが不思議。
アイナ・ジ・エンドは、歌も演技もダンスもただものではない。全くの初見ですが、トリコになりました。
心の影を破天荒ない行動で覆い隠そうとするイッコ。破滅型の人間の心情をありありと見せてくれる広瀬すずも最高でございました。
震えるほどかっこいいシーン
最初の鑑賞では、ハチャメチャなストーリーと思ったけど…
★2回目の感想(原作既読)
原作を読んでから、もう一度鑑賞してみると、それぞれ切り取られたパートが繋がって、きちんとストーリーが理解できるので、キリエを取り巻く悲しい物語にずっと涙をこらえて観てました😢
この映画は、時間と場所が行ったり来たりするのと、人間関係が複雑なので、一度の鑑賞で理解するのは難しいと思いますね(-_-;)
それに原作を忠実に映画化されてない=大事なところがカットされているので、わからないことが出てきて、ストーリーがハチャメチャに思えてしまうんじゃないかと思います(^^;
最初の評価が🌟二つ半で、2回目の評価が🌟四つ半と高評価になったんですが、こんなことは今まで記憶にないです😅
何はともあれ、主演のアイナ・ジ・エンドという役者さん、演技も歌も、最高に良かったです🈵
2回目の鑑賞では、3時間はアッという間に過ぎました😋
★最初の感想(原作未読)
キリエの独特の歌声は、何とも言えず心に響いて心地よかったし、劇中で歌われる曲も、好きな曲ばかりで、とても良かった(^^)
現在と過去が交錯するストーリー展開も、複雑な人間関係が徐々に解明されていくことを期待しながら観ていたんですが、散りばめられた伏線が回収されないまま、だらだらとしていつの間にか終わってしまった感じです😓
せっかく、いい歌といいキャストといい題材を使っているのに、何とも理解できない脚本で、しまりのない意味不明な映画になってしまった感が強い😥
岩井俊二監督は、この映画で何を伝えたかったのだろう、映画の落としどころはどんな風に考えていたんだろう、私にはさっぱりわかりませんでした😨
私の評価基準の中には、ストーリー、テンポ、落としどころというのがあるんですが、ストーリーはハチャメチャ、テンポは一部だらだらと辛気くさくて、落としどころはさっぱりわからないので、これらを評価すると、🌟ひとつ(10点~20点)の低評価しかつけられないですね (-_-;)
ただ、音楽とキャストが良かったのでこの評価になったということですかね (^^;
いずれにせよ、無駄な描写が多すぎて、肝心な伏線の回収がないのに、3時間は長すぎるでしょ‼️
悲惨すぎるが惹きつけられる
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