キリエのうたのレビュー・感想・評価
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アイナジエンドさんという才能の塊。
レビューで好みが分かれるって言われてるのを見て、自分はどうか確かめたくて観に行った。
この映画の公開前にたまたまYouTubeで岩井監督の過去作の配信やってるの見つけて、リリィシュシュのすべてを見たけど、そこまでハマらなかったから、またハマらなかったら嫌だなーと思いつつ。
けど、始まってすぐの歌声に完全に心掴まれた。
割と引き込まれてたから3時間も長く感じず。
映画館で観てよかった。
オリジナル曲ほとんどアイナさんが作ってるの純粋にすごすぎる。BiSHを全く知らなかったから、凄い才能に圧倒された感じだった。
他のキャスト皆さんよかった。脇がうまいからアイナさんが引き立ってる感じ。けど、いちばん気になったのはルカの子役さん、可愛いのはもちろんだけど歌声がなんだか耳に残る感じ。よかった。私は初めましてだったけど、ミュージカルに出たりされてるみたい、これからもっと見れるかな。
総じて、私は好きだった!
広瀬すず&松村北斗くんが良かった
岩井俊二監督の最新作ということで見に行きました。広瀬すずちゃん、イッコと真緒美の演技分けがすごく良かったです。
松村北斗くんも直接的なセリフがなくても、心情がすごく伝わってきた。特に希の家に行って路花の異邦人を聞いている所。本当に産んでほしいと思ってるのか?自問自答してる感じ、良かったです。
感動したことはなんといってもあなたの歌ですよ
歌は歌えるが上手く声が出せない路上ミュージシャンのキリエは奇抜な服装の女性イッコと出会い、マネージャーとなったイッコの元、話題の路上ミュージシャンとして有名になっていく。
そんな彼女には悲しい過去があった。
運命に翻弄された4人の男女の13年に及ぶ群像劇。
私の愛が溢れるばかりにめちゃくちゃ長文Love Letterになってしまっているから覚悟しな!
敬愛する岩井俊二監督最新作だったが、最近は映画への熱も以前ほどではないため、公開前に期待値を上げるということはしなかった(その方が映画を楽しめるし)。
予告もほとんど見なかったし、アイナ・ジ・エンドがキリエとして色々な場所で楽曲を披露していてもなるべく観ないようにした。
そうして臨んだ3時間の岩井トリップ。
鑑賞直後「ありがとう」その言葉しか出てこない。
もうね、いいですか語彙力を失いますよ。
はい、はい、はい。大きく頷いて深呼吸。
余韻を噛み締めながら帰途に着いた。
それからレビューを書くためにも思いを巡らせて、気付けばキリエの楽曲を聴きつつ常に映画のことを考える毎日。
鑑賞から3日経ってようやくちゃんと言葉に残すけれど、とりあえず言いたいのは岩井美学の最高傑作だということ。
好きな映画って語りたいけど語りたくない、語る必要もないとさえ感じる。
とりあえず観ろ!(語るけど。)
他の人のレビューとかもざっと観ていると賛否両論あることが分かる。
そりゃあって当たり前。賛否あるための映画だから。
だってこれはリリイ・シュシュじゃないか。
賛の意見はもちろんだが、否の意見も物凄くよく分かる。
特にレイプシーンやラストシーンへの言及なんかが多い。
評価をしてくれていることだけでも感謝したい。
そもそも今作は評価されなくていい。
もちろん評価されてもいい。
何を言っているんだ。
まあ、ともかく評価云々の前に映画として存在してくれたことに意味があると思う。
冒頭で岩井美学の最高傑作と述べた。
だが、岩井映画の最高傑作だとは思わない。
それぞれの心に残る岩井映画はそれぞれ違うだろうけど、正直この作品が1番っていう人はあんまり多くないんじゃないかな?
この映画は岩井俊二30年の歴史の集大成だ。
打ち上げ花火であり、Love Letterであり、スワロウテイルであり、四月物語であり、リリイ・シュシュであり、花とアリスであり、リップヴァンウィンクルであり、ラストレターなのだ。
過去作品のセルフオマージュがあちこちに散らばっている。
そして新たな一面も見ることができる。
さらに、未来への可能性も秘めている。
どこまで進化してくれるのか分からないが、この映画が全身を使って岩井俊二のすべてを体現している。
これは岩井俊二の人生そのものと言っても過言ではないかもしれない。
2011年〜2018年〜2023年。
宮城→大阪→北海道→東京。
時間と場所を移して、キリエ(路花)を中心に登場人物のそれぞれの人生が交差するように描かれる群像劇。
原罪を背負った彼女たちは運命に翻弄される。
ある時には運命に導かれて出会い、またある時には運命に見放され引き裂かれる。
自分はキリスト教には詳しくはないが、ルカ、キリエといった名前から分かる通り、根底にあるキリスト教的観念が物語に大きな厚みを持たせているように感じた。
キリエの物語、それは幻想的なファンタジーのように始まるが、現実は残酷に無情に彼女たちへ襲いかかる。
ただその中で歌だけが救いであり、その歌声はどこまでも純粋で真っ直ぐ。彼女の歌こそが福音なのだ。
「キリエ」という言葉は「主よ」という意味のギリシア語らしい。
十字架を背負い、苦しみに耐えながら、希望を込めた歌で人々に光を与えていく。
キリエを名乗り歌うことは、希から路花に与えられた使命なのかもしれない。
これはあくまでもファンタジーだ。
いや、ファンタジーであってくれなければ困る。
それでも何故他人事のように感じられないのかといえば震災を扱っているからであろう。
現代日本人の悲しみの記憶、その最たるものが東北の震災だ。
現在でもあの震災で味わった傷は癒えないし、直接失ったものがあるわけではない自分でさえも、このテーマはタブーにしたいほど辛い。
そんな取り扱いにくいテーマを今作は長尺でしっかりと描ききってくれた。
レイプシーンもそうだが、昨今ではこういった描写を配慮から注意書きをした上で曖昧にすることも多い。
しかし、今作は長尺で描いているのがかなり印象的だ。
批判はあって当然。
ただ、真正面から敢えてヒール役に徹してまで描くこと、それは御涙頂戴ではない。
特に、宮城県出身の岩井俊二監督は非被災者の中では人一倍震災への想いが強いと思う。
だからこそ、あのシーンには命が宿っている。
恐ろしかったし、苦しかった。
生半可なものではない。犠牲となった方々、そして未だ見つからない方々への最大限の鎮魂を込めて。
この映画の最大の功労者、アイナ・ジ・エンド。
後述するが本当にどの役者も素晴らしかった。
ただ、この作品はアイナがキリエをやってこその映画だと思う。
アイナ・ジ・エンドを初めて知ったのはドラマ『死にたい夜にかぎって』の同名エンディング曲。
天才だと思った。
それから少し聴くようになって、BiSHは未だに詳しくないけれど彼女の存在は割と前から知っていた。
自分の悪い特徴の一つで世間的に知名度上がると離れてしまうのだが、アイナの歌のヤバさはそんなこんなで有名になってしまったので少し離れていた。
そんな時にやって来たのがこの『キリエのうた』だった。
何故なのかは本当に説明できないけれど、彼女の唯一無二の歌声を聴くと胸が締め付けられ自然と涙が滲み出る。
今回の悲しみのような、はたまた喜びのような、魂の叫びにも似たキリエの歌声に適した人物なんて彼女以外考えられない。
Chara、Salyuの系譜を継ぎ、新たな岩井映画のミューズに選ばれたアイナ・ジ・エンド。
引き込まれるような演技力も含め、正真正銘のアーティストなのだと実感し、さらに興味が湧いた。
本当に無駄がないのよ。
映画的な側面もそうだが、役者が総じて本当に素晴らしい。
広瀬すずと気付けないほど(衣装のせいではなく)登場シーンからイッコそのものだった広瀬すずの俳優魂。
真緒里もしっかり演じ分けていたし、何より25歳であの制服の違和感のなさは流石としか言いようがない。
それから、松村北斗の適応力。
とても現役アイドルとは思えない俳優としての貫禄。
実力派若手俳優と言っても全く驚かない。
黒木華の安心感、村上虹郎の透明感、松浦裕也のキモさ、笠原秀幸のいい意味での浮き加減……etc
褒め出したらキリェがない。
七尾旅人や安藤裕子、大塚愛に石井竜也といったアーティストの積極的な起用も作品に間違いなくプラスに働いている。
そして、ルカの幼少期イワンを演じた矢山花がとにかく素晴らしかった。
教会で天井を仰ぐシーンでの彼女の目は1番印象に残っているかもしれない。
ただ一点だけ。
粗品は粗品すぎた。まあ、苦しい世界でちょっと浮いてるキャラも必要かもしれないが……
この作品への想いはまだまだ書ききれないが、ひとまずこれくらいにしておく。
3時間だからとか賛否分かれてるからとかで避けている人がいたら騙されたと思って劇場へ行って欲しい。
とにかくあっという間だし、どんな感想を持つかは分からないがとんでもない映画であることは間違いない。
岩井俊二の作品を映画館で観る体験を是非して欲しい。
って言っても、もしここまで読んでくれている人がいたら多分鑑賞済みだと思うけど。
上映しているうちにまた観に行きたい。
いやこれはもう一度観に行かないとダメだ。
今年のベストはほぼ間違いない。
あと1ヶ月でこの感動を上回ることは難しいだろう。
予告編の雰囲気に流されての観覧
岩井俊二監督作品は、良い雰囲気の残る映画なんだけど…道中飽きる場面が……、という印象の作品が多いイメージだった為、長丁場どうかな?……との懸念抱きつつの観覧。
ツッコミどこは有るものの、悪くないんだけど…のめり込む要素に欠けてた感じ…。
音楽的にも豪華なキャストだったので、それぞれが音楽家としての色を出し合うのかといった作品かと変な期待も有ったのかも。
石井さんがちょっとハミングしてたけど、せっかくなので石井さんだけじゃなくキリエ母とかにも……などと、ちょっと勿体ない気がした。
音楽をメインとした作品として、アイナの歌唱力を中心として、周りの俳優陣は豪華だった。
相棒イッコ演じるすずの大人ぽさに、アリスに激似!と感じた。(ルカが姉キリエにそっくりな様に)
最後まで観ての雰囲気は悪くないが…
も少し短くしてもよかったかな?
岩井組オールスターキャスト総出演
音楽成り上がり映画と思いきや…新たなミューズが誕生。ピクニックのCHARA、リリィシュシュ思い出した。キャスト全員素晴らしかった。特に喫茶店のシーン歌を歌うところ心にズーンときた。今も心に愛の讃歌が流れます!
岩井ワールド、今回は・・・
まず、震災のくだりが雑というか乱暴な気がしました。あの辺から一気に集中力が削がれ、退屈することに。全体的に散漫と言ったら言い過ぎでしょうか。黒木華さんのキャラは中途半端でしたし、YouTuberや音楽仲間たちも軽薄すぎて。そんな中、広瀬すずさんの存在感は確固たるものがありました。彼女の出番が途切れてから急に映画に彩りが無くなったかの印象すら受けました。別にファンではないのですが、きっと大女優の道を歩むのでしょうね。
あとは哀しみを持て余す異邦人
これまで観た岩井作品の中で1番好き
(因みに当方、リップヴァン~・なぞの転校生→好き ラストレター→面白さ分からず リリィシュシュ→苦手)
そもそも映画館で岩井作品を観たのが初めてだった。
3時間近く及ぶ作品ではあるけど、原作(未読)を端折って端折り尽くした結果なんだと感じた。
一見「この展開必要?」と思う部分も多かったが、原作を読めば納得できるのだろうか。
どうせ長いならイッコを掘り下げて欲しかった。
広瀬すず嫌いだったけれど、違和感しかないあのキャラクターを作品に溶け込ませるあたりは流石だった。ちょっと好きになった。
イッコ・夏彦をはじめ中々の屑揃いな登場人物だけど、憎み切れない描き方が良くも悪くも岩井節を憎たらしいくらいに浴びた。キリエ(姉)はめっちゃ嫌いだけど(笑)
アイナジエンドの演技力は本人の素晴らしすぎる歌唱力とダンススキルに助けられた印象。今後の役者としてのキャリア展望は不明だが、表現者であってほしい。あくまでもその表現の方法の一つに演技があるのみで、歌手として今後の活躍を応援したい。
時をかける少女も撮ってほしい
岩井俊二さんの描く女子高生はとても魅力的です。女子高生主題の映画はこの人が一番かわいくせつなく撮ると思う。ただ、わたしはスワロウテイルみたいなのを今撮ってほしい。
私の思いは
①岩井俊二さんにたくさん映画を撮ってほしい
②岡田准一さんにたくさんアクション映画を撮ってほしい
面白かった。 久しぶりに小説を書きたくなって秘密の場所に向かった。...
面白かった。
久しぶりに小説を書きたくなって秘密の場所に向かった。
でもそこも暴き立てられて書くのをやめた。
小賢しくも「わかってる」なんてアピールしなければ
きっと何某かは手に入ったんじゃね?
歌声が沁みる、、、
岩井俊二監督の作品の雰囲気が好きで、是非映画館で観たいと思い鑑賞しました。
全体的にキリエの歌唱シーンが多く、アイナさんの歌声が身に沁みました。
震災がらみの悲しくて切ないストーリーでしたが、岩井俊二監督の映像の撮り方や色使い、音楽の使い方がとても美しくて、心に残る作品だと思いました。
個人的には夏彦役の松村北斗君がとても印象に残りました。
観て良かったです。
そのシーン必要ですか?の連続
つまらない、とにかく3時間が長い
歌は好き嫌い分かれます音割れ?が気になる
必要ないシーンが100分くらいありました
震災扱うならもっと取り扱い考えましょう
音楽映画の中に入れ込む要素としては不適切
岩井監督(俊二)!!
限りなく魅力的な絵を描く、さすが岩井監督!という映画。そしてなんとも魅力的なキリエの歌声。最初は「え、壊れた楽器なの?」と思わせられたあの歌声に、なぜこんなに惹きつけられるのだろう。こういうのを、魂を掴まれるような、というのだろうか。
そして、よきにつけ悪きにつけ、これもまた岩井監督らしい、散文詩のような流れ。今回も、時間の前後こそあれ、しっかりしたストーリーがあるにも関わらず、話の流れを振り返ることをしないというか、そんなことには大した意味がないとさえ思えるんだよね。
自分は詩的な映画よりも、小説的な映画が好きだが、それでも、散文詩と映像が見事に溶け合っているような岩井監督の映画たちは、嫌いではない。そう、まるで美術館鑑賞に行ったか、今回で言えばコンサートに行ったような印象だ。
北海道の高校で親友として過ごし、東京で再び出会った二人。路上ミュージシャンとそのマネージャーとして過ごす二人の姿を、二人がそこに行き着くまでのカットバックをまじえながら描く話。2011大阪、2023東京、2018帯広と時空は前後して進む。
描かれようとしているものはなんとなくわかる。望むでも望まざるでもなく、"よりどころ" が何もない人たちの、ただ、揺蕩う(たゆたう) 二人の姿を描きたかったのだよね。そして、俺は勝手にそこに、"どうしようもない悲しさ" や "強さ" を見たりする…しかしおそらく真に描かれようとしているものはそういった、"方向が定まっているもの" ではないのだろうなあ、などと考え、今度は俺が一人、揺蕩うのであった。こんな感じって、いかにも岩井監督の映画。あ〜、めんどくさ。
おまけ
エンドロールの冒頭が、アイナさん(ジ・エンド) なのは当たり前として、広瀬さん(すず)、堂々と最後でしたね。なんか、感動。この作品で凄いわけじゃないけれど、めちゃ難しい中学生役をやっていた頃 (「三度めの殺人」「怒り」。「海街diary」もおまけで入れとくか) から大女優まっしぐらだなあ、と感じているので、なんか嬉しく、かつ感動でした。
おまけ2
黒木さん(華) を筆頭に、頼れる俳優たち! 村上さん(虹郎) もすっかり、欠かせない役者ですねえ。
おまけ3
ラストの路上ミュージシャン集結ライブのみなさん、めちゃ本物ぽい音楽だったけど、もしかしてみんな本物なのかな?
おまけ4
岩井監督が、この映画で一番撮りたかったものは、幼い頃の主人公だったんだなぁと、光が溢れる(こぼれる) 教会のシーンで、俺、確信しました。
キリエ・憐れみの讃歌
私はBiSHファン、いわゆる清掃員でした。
ファンになるのは比較的遅かったですが、6月の東京ドームの解散Liveにも行き、非常に思い入れがあります。アイナ・ジ・エンドはファンになるそのきっかけを作ったひとで、彼女の中からほとばしる表現力と、それにもかかわらず謙虚な人柄(あの歌声を持ちながら、あまりグイグイ前に出ない感じ)を好ましく思っていました。
ダンスが自分のアイデンティティだと思っていたアイナに、この物語の路花が重なって見えました。歌でしか自分を表現できない路花、他の人の気持ちをいつも考えている路花、徐々に周りに歌が認められていくことで少しずつ自信をつけていく(夏彦のセリフ「ちょっと声が大きくなった」がそのことを良く表していると思います)路花、この魅力的なキャラクターは、ひとえにアイナ・ジ・エンドのパーソナリティによるところも大きいと思います。
私は映画好きを周りに話しているような人間ですが、恥ずかしながら岩井俊二作品を観るのは初めてです。いままでなにか食指が動かない(そういう監督、いますよね?)作品ばかりで。。
皆さんのレビューを見てみたら、キャラクターの心情がわからない、物語が理解しづらいというようなレビューもありましたが、時間軸を動かしても入り方が上手いので理解しやすかったですし、キャラクターの心情表現、特に夏彦と希(キリエ)のやりとりは、2人ともその若さゆえに、当然揺れ動く感情だと感じました。慟哭する夏彦に赦しを与える(ように夏彦には感じる)シーンはこの映画の白眉です。
ただ少し、広瀬すずのキャラクターが、あの可愛さがあれば東京で他の生き方がありそうと感じてしまったのでマイナス0.5点です。
3時間と長尺ですが、演出でそれを感じさせない技量を感じました。監督の他の作品も遅まきながら観てみたいと思いました。劇場で観てよかった。
クライマックスのアレについて考えてみた
クライマックスのシーンで感じた違和感。
他の人の感想とかでも同じように感じた人を結構見かけるアレ。
なんで許可証がなくて警察に止められそうになる演出があるのか。
僕も劇場で「うわっ、、何この演出いる?」って思った。
今までの流れが良かった分、ダサい演出に見えてしまったのだけど、なんでこんなシーンを入れたのかを自分なりに考えて僕なりに腑に落ちる自論が出たので書かせてください。
許可証はあった。そして敢えて提出を渋った。
打ち合わせのシーンもあって、キッチンカーまで用意していて、許可証を用意してないとは考えられない。
ではなぜ、警察に疑われるようなことをしたのか。
それは全員が路上ミュージシャンだから。
多くのミュージシャンはSNSでバズって売れるのも今は戦略のひとつである
そして路上ミュージシャンたちのSNSでバズりやすいのが警察に止められる中、歌い続ける姿。
それが路上のかっこよさ。という風潮や考えがある。
なので警察が来た時にチャンスだと思い、許可証を持ってないような対応をして伝説のライブを演出したかったのではないだろうか。
他の共演者もみんな路上ミュージシャンたちなので、その意図を汲み取って演奏を始めたんだと解釈しました。
令和の作品としてあの演出を受け入れるのに僕が一番この考え方が腑に落ちました。
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