落下の解剖学のレビュー・感想・評価
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『落下の解剖学』を見て
映画.com独占試写会で鑑賞。
雪山に建つ自宅の3階から転落死した夫の死因巡るミステリー。
容疑者となった妻、視覚障害のある息子、妻とは旧知の仲の弁護士、想像逞しい検事など登場人物それぞれの立場からの「真実」の違いを主演のザンドラ・フュラーから息子役のミロ・マシャド・グラネール、そして飼い犬スヌープを演じるワンコまで演じ手たちの熱の入った演技で浮かび上がらせる。
ジュスティーヌ・トリエ監督の前作『愛欲のセラピー』同様に創作と現実の間に生きる人間の哀れさを描いた作品でもありました。
予告を見て想像してたよりも、ずっとスリリングだった
鑑賞者の視点によって変わる真実
結婚とは?家族とは?
ギャガさんの招待で鑑賞させていただきました。
法廷サスペンスを題材に、夫婦の問題がテーマとなるヒューマンドラマ。
2024年のアカデミー賞、作品賞含む5部門にノミネートしている話題作。
“夫の死は、自殺か?妻が殺したのか?”
鍵を握る証人は盲目の息子…。
「落下の解剖学」を観て、「マリッジ・ストーリー」や「ゴーンガール」のように、夫婦間の見てはいけないいざこざ、結婚の闇…を改めて知ってしまったのと同じ気分を味わった。
ただ、上記に挙げた作品と違い、この作品はエンタメ抑えめで、子供との関わり合いという点を含め丁寧に家族の関係や心情を描いている。※その分、上映時間長いですけど。
てか、ほんと結婚って何なんでしょうねー。笑
終盤、息子と妻の関係、そして真実、その先にある未来…。いろいろなことを考えさせれる重厚感はあった。
ただ、このラスト…個人的には、だろうな、という予想通りな展開だった。
最近観た、数年前のとある邦画に近い終わり方、手法だった。正直、この類の結末は好きではないです。
また、一番良かったのは、なんといっても主人公“容疑者の妻サンドラ”を演じたザントラ・ヒュラーの演技の素晴らしさ!
法廷シーンでの、フランス語と英語の2カ国語の使い分けと、感情表現の切り替え巧みさ、そして身振り手振りの細かい動き…凄かったです!
あらゆる伏線を見逃すな!
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