劇場公開日 2024年2月23日

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落下の解剖学のレビュー・感想・評価

全451件中、401~420件目を表示

3.5【興味深かったよ❗️】ただし、刑事裁判の本質はついてるが ❓❓❓の嵐  【面白くはなかった。】

2024年2月23日
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知的

昔から 私が シロウトである 映画の世界においては
「潜水艦ものと 法廷劇 に不作なし」と聞いている【伝聞】

その意味に於いて 観客は 法廷劇を観に来ている知的大人だから 本作は期待に応えている。
まあ 興味深かった。知的 人間のドラマ

ただ、申し訳ない 俺 刑事法裁判捜査関係 シロウトでは無いから
【ただし フランス司法制度は知らんがな❗️】
はてな❓❓❓の描写が多すぎ。

ただし 刑事裁判の本質はついている
つまり guilty or not guilty というのは 実は現行犯でも無い限り 神様しかわからないのだ。
ただし 客観的証拠及び 裁判で証拠認定される供述調書 等を通じて ほぼ蓋然性が高い
場合に コレは有罪を選択が妥当 と判断するのだという事

だから 私は 再審請求事案等で いきなり 悪人から無実の可哀想な人 に書き換えるマスメディアに不信感大きい。

それって 蓋然性or疑わしきは被告人の利益に だから と言いたい❗️
つまり 本作中 裁判に勝った負けたと言及セリフあるが

実はそれは 刑事裁判の本質なのね❗️その意味でこの作品は好作品

ただし 捜査手法 身柄 等細かい点は❓ 自由の国フランスよ それで良いのかい❓良いのかカモ🦆

気になったのが 法廷で 主観ばっか議論してた❓
まあ その点は 皆さん 作品を映画館で観てご判断下さい。映画ファンの方必見。ただし 堪え性はある程度必要

でも ワシの最大の感想は パルマドック賞🏆あるの❓だかのボーダーコリー中型犬が 不細工だけどカワユし😍
最後に この作品は動物に危・・を の 邦訳字幕欲しかったがな❓
いずれにせよ 中型犬 大型犬イッヌ様 🐕 は 綱吉公並に大好物❤️なのだ❗️パルムドックって有料🈶パンフ記載
メッシちゃん❗️

あとどうでもイイけど 主人公サンドラ役をドイツ🇩🇪出身の【ザンドラ🟰有料パンフ表記】
旦那役サミュエルをサミュエルさんが 演じてたズラ。 弁護士役は違った。
夫の職業 教師❓主夫❓なんやねん というのは言わないお約束

またLGBTQですか わかってますよ 多様性ね❓と言いかけたが まあ観客それぞれ見方があるよね

予告編動画は英語ですが 多言語 そこも注目点
音楽大音量 セゲン 女衒【検索🔍してください】有料パンフ🈶受け売り

羅生門とか 桐島くん 想像するかも でも【似て非なる作品】だから ネタバレでは無いよ。
意外と 耐えきれた152分
それだけ 秀作 ということカモ🦆でも ホアキンさんのボー と違って
わざわざ3連休初日に本作観にくる知性派は 覚悟が違うから とも言えます。
有料🈶パンフは コラムとコラムらしきもの合わせて4本で論点明快❓知性派ならコラムも読まんとね❓
【皆さんの自己判断、or 懐具合によりますね❗️】

多分 秀作なんだけど 私の結論は お犬様🐕かわゆい😍【小型犬は適用除外】でした。

法廷劇に不作なし【伝聞】かどうか❓皆さん確かめてみて❗️上映回数少ないけど❗️
結構 お客さん入ってて 知性派の熱気ムンムンでした。
【ハイキュー】とは客層違うかも でも 【大人の意地で「ハイキュー観ない」】だけで
俺的には ハイキューの方が愉快だったかも と衝撃🫨の本音 で 悦に入るジジイであった。
ハイキューと鬼滅と ウルトラマンブレザー【綴り違ってたら見逃して】3連チャンで観たい❗️と未練を残し
劇場を去るジジイであった。明日も 俺一人で行くよ っていうか家族から放任されてる 最近

あっ❗️本作は映画館で無いと、映画館必見。 なぜなら 倍速使ってしまうから【長文お粗末様です。】

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満塁本塁打

3.5最後まで推理できる映画

2024年2月23日
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うみ

3.5ドキュメンタリー映画

2024年2月23日
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悲しい

怖い

難しい

文学作品観たような気分です。
人間模様のドキュメンタリー映画みたいな。
息子と犬が可哀想だったなぁ。
サスペンス好きの私なので、謎解きや真犯人探しとか、そんなのを期待してたので、途中何度か寝てしまいました。
裁判とはこういうものなのでしょうね。
知られたくないことをさらけだされてしまう。
観て損した気分ではないです。

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toko

3.5最優秀助演ワン優賞!

2024年2月23日
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サスペンスかと思っていたらそうでもなく、夫殺害の容疑者となった人気作家の妻の裁判の中で明らかになる夫婦生活の実態は…という内容でした。
裁判シーンが長く、眠くなることもありましたが、夫婦の言い争いシーンで眠気は吹っ飛び、リアルな本音の応酬に愕然という感じでした。

身勝手で見苦しい両親の姿を知った盲目の息子が可哀想で、健気な証言シーンも印象的でしたが、何よりも心に残ったのが家族に寄り添う愛犬・スヌープの名演技です!
瀕死の中毒シーンをはじめ演技にもビックリしますが、表情豊かで愛嬌たっぷり、登場人物も観客も思わず笑顔にしてくれる救いの存在でした!

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かつのじょう

5.0観てよかった

2024年2月23日
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やぎ

2.0サスペンス……?

2024年2月23日
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単純

寝られる

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BAMBi

3.5出演者の演技力は素晴らしいものがある。 ただ、最後があっけなくて、...

2024年2月23日
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知的

難しい

出演者の演技力は素晴らしいものがある。
ただ、最後があっけなくて、今一つ盛り上がらなかったような。

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koji

4.0長めのセリフが多めの会話劇でスクリーンに引き込まれる映画。 本年度ベスト!

2024年2月23日
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本作の邦題が秀逸!
自分は転落死した死体を解剖して事故の真実を究明して行く作品と思って鑑賞したけど全く違った(笑)
だけどタイトルに偽りは無かった!
この邦題を考えた方に座布団10枚差し上げたい(笑)

転落死した旦那の容疑者として妻のサンドラが法廷で戦う感じのストーリー。
視覚障がいの息子と愛犬、弁護人などが加わり終始緊張感のある作風がとても良かった!

本作は裁判で事件の真実を解剖する様に展開する感じ。
裁判で証言する登場人物達のセリフに引き込まれる。
長めのセリフが多めでドキュメント番組を観ていると錯覚する程にリアル。

裁判で提出される証拠品の数々が生々しい。
特にUSBに残されたサンドラと旦那の会話がリアル。
サンドラの隠された秘密が裁判で明かされて行くシーンが辛い。
被告人になるとあんな感じで秘密が皆に知られてしまうのが恐ろしい。

サンドラの子供の演技も素晴らしかった!

事件の真相は究明されずに終わってしまったけど終始スクリーンに引き込まれた感じは最近観た映画の中でも一番かも!

個人的にペットの犬に助演動物賞を差し上げたくなりました( ´∀`)

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イゲ

3.0こういうの、ダメじゃない?

2024年2月23日
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ドラゴンミズホ

3.0「神の視点」が入らない。まさに解剖学的法廷劇

2024年2月23日
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「解剖学」から連想するのは検屍解剖。傷の場所、大きさ、深さなどから、いつどのような凶器が使われたか明らかにする。でも、誰が、なぜ、といったことまでは当然ながら解剖所見だけでは踏み込めない。つまり「解剖学」というタイトルをつけた意味は、客観的事実だけ映像化して観客と共有します、そうじゃない部分は映像化しません、中の人たちと同様に推理してください、とメリハリをつける宣言だったのだろうなと思っている。
まず、雪の上の死体。この映画の代表的イメージである。解剖所見などから建物から落ちたことは明らかなので落下死体の映像として出てくる。だけど落下自体は誰も見ていないので落ちるところは映像として出てこない。屋根裏部屋から落ちたのか、3階のベランダから落ちたのかさえ最後まで明確ではない。
そして圧巻が、法廷に証拠として提出される夫婦喧嘩の録音である。録音にのっとりサンドラと夫の喧嘩が映画のシーンとしても再現される。
でも殴る音、ものを投げつける音が出てきた時点で映画のシーンも止まる。どちらがどちらを殴ったのか、誰が何を投げたのかが録音では特定できないからである。
つまり、我々は、法廷の人々と全く同じ情報に基づきこの事件を観ている。
いわゆる「神の視点」で観客だけにもたらされる伏線的情報はない。
そういう意味では枠組みとしては優れた法廷ドラマだったと思う。映画の最後で結審する。そしておそらくは判事や陪審員と同じ判断を、観客も感想として抱くだろう。それを覆すようなどんでん返し的なストーリーも用意されていない。それはそれでよかったと思う。
ただ登場人物の造形については、やや甘ったるい。サンドラと夫の関係やそれぞれの心境は類型的だし、弁護士についても彫り込みが浅い。ダニエルもいい子過ぎるし。
優れた法廷劇だということだけで、カンヌのパルムドールに値するとはちょっと思えないのだけどね。まあアカデミーはじめ賞を取るか取らないかなんてどっちでもいいのかもしれないけど。

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あんちゃん

3.0思ってたんと違かった。

2024年2月23日
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単純

知的

寝られる

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フクメン

4.0小説一冊読み終えたような感覚

2024年2月23日
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笑える

観る側それぞれが、ある結論を持って鑑賞したのではないでしょうか。
それにより見方の変わる映画だと思います。

それにしてもなかなか痛快な法廷劇でした。
あれがフランスの裁判所の姿なら、毎度傍聴希望者殺到です。

私にとっては久々に余韻の強い映画です。
ついつい映画の場面を思い出しながら検証してしまっています。
あのテープ、貼り換えたのでは?とか。

しかし、日々の会話を録音されたら、私も即容疑者Aです。会話なさすぎて。

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モリコ

3.0家族劇です

2024年2月23日
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悲しい

寝られる

観る前は奇抜なミステリーを期待してましたが、その予想と違って法廷で明らかにされて行く家族のドロドロした問題がテーマでした。
映画はほとんどがフランス語、そして苦手な密室法廷劇なので字幕を終始追わなければならず観ていて疲れる、特に前半は苦痛で退屈で睡魔との戦いだった。
しかし後半はサンドラ・ヒュラーの怪演に圧倒されて少しは楽しめたかな。
フランスの雪山が舞台だけどその風景を見て、シャモニーでスキー三昧なリゾート生活を楽しみたいな〜と、映画とは無関係な事を妄想しながら観てしまった。
正直、今年観た中で一番退屈な映画です。

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じゅんぢ

3.0この主題はやり尽くした感

2024年2月23日
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オープニングが圧巻だよね。綺麗な映像で描写して事件が起きる。
それでタイトルまで静止画でつなぐけど、その静止画(写真)のレベルが高い。
映像に気を使う監督なんだろうなと思ったよ。

圧巻なのは、ここまでって感じだったんだよね。

「実験は間違えない。間違えるのは我々が与える考察だ」と著名な科学者が述べたという話を聞いたことがあるんだけど、この作品の主題はそれに近いと思うの。
実験結果だけあっても、どうしようもないんだよね。それに考察がつかないと。それで考察するときに間違えることもあるの。

この作品でも、事実は出してくるんだよね。でも、その事実を並べるだけでは何も分からない。
だから色んな人が、その事実を解釈して因果関係をつけようとするんだけど、本当のところは誰にも分からないね。
主人公が殺したか殺してないかは、主人公だけが分かるの。仮に殺してないとして、では旦那が事故で死んだのか自殺で死んだのかは、厳密には死んだ旦那しか分からない。
なのでいくつかある仮説から、信憑性が高いと思うものに決めるしかないね。
ということを、二時間かけて述べる作品かなと思ったの。

それでも、人が不審な死に方をしているから、決着をつけないといけない。
「国家は不審死は看過します」となったら、不審死に見せて殺す人が出るから、国家が混乱するからね。
なので裁判やるね。
それで裁判は、真実を明らかにする場ではなく、ディベートで結論出そうという場なんだよね。
そこが描かれてる気がするの。

裁判って「誰かが罪を犯したら、誰かがその罪を贖わなくてはならない」って考え方だと思うの。罪を犯した人と贖う人が同一なのが最善だと思うけど、国家の安定考えたら、別に同一じゃなくてもいいんだよね。全体の安定のためにある程度の個人の犠牲はやむを得ないという考え方。
そんなのに巻き込まれたら大変だから、ディベートで勝てるように弁護側がんばるの。

夫婦間の事情では、奥さんをバイセクシャルにしたり、ジェンダーの役割を逆転させたりといった工夫もあるんだけど、どの主題も既に語られている感はあったな。
色々と盛り込んで面白くまとめたのはすごいと思ったけど、それ以上のものはないと思ったよ。

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Scott

4.0自殺?事故だったのかも

2024年2月23日
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夫の死因について疑われる妻。夫婦の口論のシーンはリアルで面白かった。お互い許せない部分があった。でも殺したいと思う程ではなかったのでは?怒りを爆発させる夫が自殺するような鬱だった?
いつも息子を見守る犬が、母親にも優しい存在で癒された。

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Olivia

4.0何を信じるかはあなた次第

2024年2月23日
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"人間"を炙り出す家族ドラマ in 法廷モノ=求心力のある法廷家族ドラマ。裁判で肝心なのもストーリーテリングで、一種の"ショー"。そして、本作は視点を変えるとカミングオブエイジ成長モノでもある。
"信頼できない語り手"的な主人公と視点人物となる息子。脚本監督ジュスティーヌ・トリエと主演ザンドラ・ヒュラーの力で引っ張られる、幾分か長すぎるが。夫婦間のパワーバランスに創作や表現できる者とできない者の差、夢で飯を食えない凡人。"子は鎹"ならぬ子は邪魔?いやいや、家族は"赤の他人"ではないが、結局のところやはりただの他人だということを痛感させられるようだった。
真実は一つ、事実は人の数だけ。先入観は禁物だが、物事(世の中)は残酷なほど主観で回っている。個人の感じ方と選択に委ねられた十人十色それぞれの"事実"、その曖昧さ。そこから何を選び取るか?疑いの目と決心。"人生は選択の連続"だとよく言うが、白にも黒にも転ばない灰色の世界を"己の正義"でどちらかに決めきる。少年はそうやって煮えきらない思いを抱えながら、また一つ世界を知っては大人に近づいていくのか。捻りのきいたプロットにある程度予想のできる形の落とし所ではあるが、真実は闇の中…。
"性差"。主人公がバイセクシャルという設定に、ネチっこくてどこか前時代的な"オカマ"っぽさも感じさせる検察官。最近の作品で言えば、同じく今回のアカデミー賞はじめ賞レースに絡んでいるブラッドリー・クーパー監督主演によるNetflix映画『マエストロ』を思い出した(そして更に同じ方向で引いて考えれば『TAR/ター』も?)。つまり、表現者であれば"芸の肥やし"として浮気(不倫)も許されるのか、と。そして、いい言い方ではないが、その中で同性愛も時に利用して。

ピアノ
彼は構想ばかり
勝手に関連作品『マエストロ』『TAR ター』『羅生門』

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とぽとぽ

4.0設定ひとつでこれだけのものが作り上げれる

2024年2月23日
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あらすじにあるように、
旦那の死、疑われる妻。同居人は視力が低い息子と犬のみ。
この設定だけでとても見応えのあるものが作られていた。

余計なものを削ぎ落として削ぎ落として作られた印象で、無駄なものがないから、裁判の行く末にフォーカスして映画にのめり込むことが出来た。

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モトコ

4.0愛犬スヌープ

2024年2月23日
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「裁判は真実を明らかにするものではない」それは解っていても、法廷物の映画やドラマを観ていてその「真理」を巧みに利用している作品に出合うと心が奪われます。
当然、ネタバレは絶対に許されないので書き様に悩みますが、私、結構女性作家や監督の作品の「物怖じのないストレートな感じ」が好きで、本作のジュスティーヌ・トリエ監督、私この方の作品初鑑賞ですが、登場する男性たち(対象複数)に対するキャラクター設定や演出に若干の意地悪さを感じ、それがまた芯を喰っていて(男の私も)むしろ気持ちがいいです。
本作、導入から不穏さを感じさせる状況から始まり、その後に「事(こと)」が起こります。目撃者もなく、物的証拠に乏しいことから疑いをかけられるザンドラ(サンドラ・ヒューラー)ですが、それは鑑賞者から見ても怪しく見える言動が「彼女に対する第一印象」のため、起訴されて裁判に掛けられるところまでは「至ってよくありそうな展開?」かと高をくくりそうになります。ところが、撮影方法なのかそれとも編集なのか、なんだか違和感を感じさせる映像が不意に挟み込まれたりの微細な演出は、あたかもサンドラの心理的な緊張感や動揺が伝わってくるように感じますし、また巧みな脚本はそれぞれの「主観」を交えることで、いつしか反転して「冤罪」を疑い始めている自分に気づくシームレスさにとても夢中になります。
また、本作非常に「重要な役割」を果たす愛犬スヌープが本当に素晴らしい。帰宅して調べればなんとこのメッシ君(ボーダーコリー)、本作でパルム・ドッグ賞(カンヌ国際映画祭で優秀な演技を披露した犬に贈られる賞)を受賞していると。「さもありなん」と納得します。そもそも、作品始まって最初に顔が見えるのもスヌープですから、やはりこういうところにも監督の緻密な計算を感じます。
上映時間152分と、尻込みする方もいらっしゃると思いますが、とても見応えがあり決して「長い」とは感じません。お勧めです。

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TWDera

3.0「40にもなって…」は言うたらアカン!

2024年2月23日
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なんだろう、期待し過ぎていたからなのか?
終わってみれば、普通の映画。

なんか、とんでもない秘密が隠されているのか?
最後に、「あっ!」と言わされる何かがあるのか?

などと期待しなが見ていたら、スンと終わってしまったよ。

しかしながら「40にもなって」云々は、絶対言うたらアカンかった。しかも、成功してる妻から言われるなんて、、、

あんなの、言葉の凶器やで。

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ただの映画好き

3.5真実の行方

2024年2月23日
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友人に激推しされて鑑賞

破綻に向かう夫婦関係の中で起きた夫の死を巡り、自死か妻による殺害かあるいは事故かを明らかにしていく法廷ミステリーでした

久々にストーリーと役者さん(&犬さん)の演技だけで魅せる上質な映画を観たというのがまず最初の感想
映画的な要素(視覚効果や音響)が少ないからかエンドロールも短かった

タイトルからは科学的なアプローチを想起させられましたが、心理面での交錯が印象的
法廷ものという事で1996年の「真実の行方」を彷彿とさせましたが、家族関係というテーマを内包させ、夫、妻、息子、その他の方、誰の視点で観るかで景色が変わる描き方がアカデミー賞脚本賞ノミネートの所以ですかね

緻密な構成に加え、英語と仏語が入り混じる2時間半のため疲れている時に観るのはあまりオススメしません⚡️

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KEN