劇場公開日 2024年2月23日

「ちょっと違った法廷もの」落下の解剖学 小町さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ちょっと違った法廷もの

2024年2月24日
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鑑賞方法:映画館

「犯人は妻か」の真相を解き明かす法廷ものではなくて、一つの家族のドラマでした
思っていたのと違ったけど、主人公サンドラ演じるザンドラ・ヒュラーと子役の男の子、この2人の演技がすごかったと思います
自分も裁判に参加しているような気持ちでいろんな証言や検察の言い分を聞きながら進むストーリー
物的証拠が出るわけじゃなくて、出てくるのは状況証拠ばかり
だからザンドラも怪しく感じるし、息子の証言も本当の事なのかと疑ったり、みんなが自分の思惑通りに裁判を進めようとしているように思えて真相は何なのかラストまでずっと考えていたけど、そういう終わり方なのか…でした
この作品にはあの終わり方が良かったようにも思います
ストーリーには全然関係ないけど、やっぱり子供にとって両親が仲良いのが一番だとつくづく思いました

小町
トミーさんのコメント
2024年4月5日

コメントありがとうございます。
ダニエルは録音された喧嘩の音声を聞くに堪えなかったでしょうね。目が不自由な分、普段から父母の会話には耳を澄ましてそうで、気の毒でした。

トミー
トミーさんのコメント
2024年4月4日

共感ありがとうございます。
あの家庭は、夫妻が同業格差あり、息子の事故原因に自責の念、夫不能(多分)で妻奔放、息子も自分のせいで両親不和、イヌの食費も馬鹿にならない、と問題だらけ。奥さん、良く夫とは仲良いので・・と言えましたね。

トミー
ゆ~きちさんのコメント
2024年3月21日

共感ありがとうございました。

子供に聞かすには残酷過ぎる喧嘩でした…

ゆ~きち
NOBUさんのコメント
2024年2月24日

今晩は。
 今作を観ていて、仰るように何でサンドラ夫婦は仲良くなれないのかな?と思いながら観ていました。
 私は、離婚経験もないし(離婚を否定するする積りはないですが。)
 結婚記念日と妻の誕生日には随分前から花束準備をして(もう、すっかりフラワーショップのご夫婦とは顔なじみ&私がチョイスする花には精通:欠かせないのは、トルコ桔梗。全体的な淡いピンクの中に白、青を散らした花束が好き。)妻の好きなお寿司を準備して20年以上経ちます。週末はオイラが食事を用意するし・・。
 好きになった女性を思い遣る気持ちが有れば、今作の様な悲劇は起こらないのではないかなあ、と思ったオイラはマダマダ、若輩者なのでしょうか?
 只、今作は極上のミステリーであり、やや長尺ながらもその長さを全く感じさせまんでしたね。(つまりは面白い。)では。

NOBU