劇場公開日 2024年2月23日

落下の解剖学のレビュー・感想・評価

全371件中、261~280件目を表示

4.5人間心理の解剖学‼️❓

2024年2月25日
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少年の心、魂に寄り添い、切なくとも、苦しくて。
さすが、今年最高の脚本と演技です。
裁判の進行と、会話劇、何も浮き沈みの無い展開。
もはや、真実などなんて思う。
でも、最後に、帰宅が怖い、で、二人の罪の深さに慄く。
いろんなことが心に深く刺さりました。
冤罪の生まれ方、罪人が推定無罪で放任される姿、陪審員裁判の功罪、家庭内暴力に苦しめられる男、愛のある暴力妻、盲目の少年が愛を求める姿。
私が少年でも同じ方向性を求めただろうが、これほど冷静に、冷徹に、こなせたとは思えない。
今年、最高の、シナリオと演技でした、是非。

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アサシン5

4.0ミステリーではない

2024年2月25日
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TPO

3.5法廷モノと思ったら

2024年2月25日
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mz

3.5裁判が淡々と

2024年2月25日
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kawa

3.5サスペンス風の法廷劇と家族のドラマ

2024年2月25日
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予告編はサスペンス・ミステリー的な感じで宣伝してるけど、それで結末を期待すると足元をすくわれる。

率直に言って、「裁判の結末なんて」「事実なんて」どうでもいいというのがこの作品のゴールであると言ってもいい。

法廷劇ってヤツは、勝ったか負けたかが物語の結末において重要な要素であるはずなのに、そもそも刑事事件において「勝ったか負けたか」なんて、たいした意味はないんだということに気付く。

そう。
その後も続く日常においては「勝ったからナニ?」なのである。
「負けないこと」にしか意味はないのだ。

むしろ「事実に基づく正しい判決なんて誰も期待していない」のは、我々観客が「おいおい、まだ俺たちをびつさせるどんでん返しがあるんだろ?」と思いながら迎えたラストを期待していたことで、ハッとさせられる。

あ、あの野次馬メディアと俺たち同じじゃん。

「お前達観客が欲しいのは、事実や
正しさではなく、より刺激的な結末なんだろ?」

ただ、それだけだと物語としてはただの肩透かし。
次々に明かされる証拠によって容疑者が二転三転する様なサスペンスに見せかけて、実は用意されたゴールはそんな場所ではない。

この作品はちゃんと家族や夫婦、そして法廷制度やその意義についてのメッセージを投げ掛けて来ていることに、後で気付くんだ。

法廷では本来大きな武器になるはずの「言葉」、それなのにその言葉の意味の曖昧さに自らの人生を委ねなくてはならない脆弱性。
さらには母国語で話すことができない不安。

大事なことは「事実かどうか」や「客観性」ではなく「陪審員たちを納得させるだけの説得力の有無」のみ。

決して主人公の女性は、そういう意味での「清廉潔白」な人物ではない。
エゴと欲望にまみれた俗人。
でも、だからこそ我々は身近に感じることができる。

「あれ、あなたですよ。」
「どーします?」

…たださぁ。
やっぱりエンタメ風味でお客さん誘ってる分、評価は高くならないよね。

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キレンジャー

3.5巧みな演出とキャスティング

2024年2月25日
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マクラビン

3.0描きたかったものは…

2024年2月25日
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数々の賞を受賞、ノミネートで期待値が高かった作品。ミステリーかサスペンスか…むむ、気をつけて、これはフランス映画!
いつもならその言葉にならない感情を映像ににじませるフランス作品を楽しむが、これはちょっと違う。最初の5分で英語なんだ…と思ったが個人的に、最初のシーンで音にストレスを感じ、その後も噛み合わない会話や議論にモヤモヤ、イライラ、ストレスを感じるシーンが多かった。落とし所はどこになるのか…と考えながら見るようになり、まさかとは思ったけど…やはり最後までストレスは解消されず。裁判の運び方や、激しい夫婦の口論も含めてネチッこい議論にストレスが募る。裁判さえ感情的に進められる感じが、複雑と言うより、不快とさえ感じる話の運び。夫婦のことはその夫婦にしか分からない、ってことならばここまでストレス与える話にする必要はないのでは。その個々の感情と価値観をぶつけ合う議論の流れを堪能する作品なのか?
最愛の息子を傷つけるかたちとなり、旦那を亡くし、自分の過去の不貞も暴露されつつ強くあろうとする主人公は立派。作品はともかく、複雑な心情を演じきった主演女優の演技はお見事だった。長かった、そして疲れた。

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まっちゃまる

2.5期待しすぎない方が良いです

2024年2月25日
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脚本 18/40 伏線ガン無視でしょうもないです
映像 9/20 可もなく不可もなく
音楽 12/20
俳優 12/20

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RATM

4.5真実の真実は?

2024年2月25日
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やはり証拠不十分で予想通りの結末でしたね。しかしそれだけならつまらんが検察側と弁護士側の息詰まる攻防がお見事でした。
この映画の場合、検察側が敵になるんだか嫌な感じの検察じゃ無かったなあ。
真実はハッキリしない終わり方だったが見応えあり。

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あらじん

3.5終わった後に残ったものは?

2024年2月25日
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無実の証明って難しい。

非常に客観的に、出来事を淡々と映し出している。大きな出来事が次々と起こるというわけではなく、法廷での大逆転劇が起こるわけでもない。現実って確かにこうやよね。

個人的には、傍観者とはいえ主人公たちの様子を見ているとどうしても主人公に感情移入してしまう。特に車で主人公が泣き崩れるシーンには胸が痛くなった。

真相はどうなのかはわからないが、一つの出来事をきっかけにこんなにいとも簡単にすべてが変わってしまうのか。何かをきっかけに全てが変わってしまうという点については自分にも無関係ではないと思う。単純にこうなりました!よかったよかったとはいえないなんともやりきれない後味が残る。

2時間32分あるので、普段あまり映画を観ない人には結構きつい映画かもしれない。(前述のとおりドラマチックな展開もないので)

他のかたはどう感じたのか鑑賞後話してみたくなる映画やった。

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める

3.0余韻と、余白

2024年2月25日
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知的

登場人物の背景とか心情を全部語らず、絶妙な匙加減でチョイ出しして観客に想像・考察の余地を残し、鑑賞後は議論したくなるような作品でした。
ミステリー要素もありつつ、夫婦や家族の普遍的な問題が、ストーリーが進むにつれ炙り出されてゆく。いろいろ考えさせられましたね。
スッキリしないモヤモヤ感はありますが、主演の女優さんの演技に圧倒されました。フランス語、勉強したくなりました。

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吠えない狼

4.0真実とは、裁判判定とは、

2024年2月25日
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怖い

知的

裁判の判断は
サンドラ無実判決
でも、
息子の話がなければ。。。
映画の終わりにぶさかわ犬が
サンドラと寄り添る姿を見て
無実かな~と感じたり。
裁判が終わっても、
すぐに、息子に会いに行かない性格とかは、怪やし~感じもするし。
真実は、サンドラしか分からないのですが、
それを鑑賞相手と話し合うのが楽しい映画なのです。

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tendo

2.0うーむ…

2024年2月25日
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Chisa

4.0様々な現代テーマが潜むヒューマンサスペンス

2024年2月25日
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長回しの口論シーンは思わず見入ってしまいました。
ドキュメンタリーかと思ったくらいです。

家庭内の役割分担や子供のこと、
夫婦揃って作家だということ(夫は色々と
やっていたようですが)、言葉の壁やLGBTQなど
色んなテーマが絡んでいます。

邦題からサイエンス要素が強いのかと
思い込んでいましたが、ほんの少しだけです。

最後の最後に事件の確信を突くのか、なんて
思っていましたがこの映画はそれを伝えたいわけでは
ないのだと、場内が明るくなってから自分に
言い聞かせました。

良質な作品です。

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Yum

3.5152分いっきみ。

2024年2月25日
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脚本がうまいのか長尺いっきみ。主人公だけでなく父や子供や弁護人など様々なひとたちのたちばや心情がわかりやすく描かれるから話に入りやすい。証言全てが真実とは限らないから闇の中感はあるが見応えたっぷりな作品だった。

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peanuts

3.5それでも彼女の心の奥底に積もる雪解けは程遠いだろうと感じた!

2024年2月25日
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悲しい

難しい

幸せ

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The silk sky

3.5愛の欠落

2024年2月25日
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タイトルはオットー・プレミンジャー監督『ANATOMY OF A MURDER(邦題;或る殺人)』からの引用だろう。ジェームス・スチュアート扮する弁護士が、女房を寝とった酒場の主人を殺した軍人の無罪を勝ち取るお話だ。売れっ子作家の女房サンドラが同じく作家の旦那サミュエルを殺したのか、はたまた単なる自殺だったのか、を問うリーガルミステリーという点は共通している。さらにいうと、容疑者が真っ黒にも関わらずそれとは逆の判決が下るというオチもおんなじだ。

しかし、2023年のパルムドールに輝いた本作の場合、事実はどうだったのかが最後まではっきりとはわからない。単なるミステリーとは明らかに異なった余韻を漂わせて終幕するのである。劇中ちゃんと回想シーンが出てくるじゃないか、とおっしゃる方がいるのかもしれないが、監督のジュスティーネ・トリエに言わせるとあれは事実に基づいた回想ではなく、登場人物たちの(曖昧な)記憶らしい。女流作家サンドラ(サンドラ・ヒュラー)の弁護士がこんな台詞を言うのだ。「事実はどうでもいい、周りがどう思うのかが重要なのだ」

この監督の映画を観るのは今回初なのだが、トリエの近作のシナリオは、ほとんど同じ映画監督でトリエのパートナーでもあるアルチュール・アラリとの共同執筆で仕上げているらしい。まさに本が書けずに鬱になっていた(らしい)旦那のサミュエルとサンドラの夫婦とほぼ同じ関係にあるのである。因みに本作の役名とそれを演じる役者の芸名もほぼ同一で、虚構と現実(イメージと事実)を曖昧にぼかす演出効果を狙っているのだろう。

この後、サミュエルが落下した時についた血痕分析、フランス人とドイツ人の経済格差婚問題、サンドラの性癖(バイセクシャル)、ひいては事件が起きていた時に夫が大音量でかけていたインストルメンタルに男尊女卑の意図が隠されているとかいう事件には直接関係ないジェンダー問題まで飛び出し、そのたびに陪審員並びに観客は、やっぱ有罪じゃね、いや自殺だろ、などと監督トリエのイメージ操作によりコロコロと意見を変えさせられていることに気がつくのである。

自分には優しかった父ちゃんの無念は痛いほどわかるのだけれど、問題は起こった事実よりも目の見えない僕にとって今何が必要かってことなんだ。アルベニスのスペイン組曲アストゥリアスを力奏し革命を起こす気満々だったダニエルだが、いつの間にかショパンの葬儀曲に使われたプレリュード第4番を割って入ったサンドラに弾かされてしまうのだ。お父さんの自殺を素直に認めなさいと。初めから誰がこの家のBOSSかってことを最もよく理解していたのは、本作で堂々のパルムドッグ賞に輝いたボーダーコリーのスヌープ(本名メッシ)だったというわけなのだ。

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かなり悪いオヤジ

2.0モヤっとしました

2024年2月25日
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興奮

知的

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はらこ

4.0【落下する映画】

2024年2月25日
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てっぺい

2.5スッキリしないラスト

2024年2月25日
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判決が正しいのかどうかもわからないし映画を観る人に判断を委ねる系の映画なので釈然としない
長すぎるしかなり退屈です
犬の演技力は凄かった

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承太郎