枯れ葉のレビュー・感想・評価
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映画愛に心躍らせて
映画愛と驚きと感動の渦中へ!『TOVE/トーベ』でムーミンの作者として魅了したアルマ・ポウスティと、『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』での熱演が記憶に新しいユッシ・ヴァタネンが、カウリスマキの最新作で恋人役を熱演!名前も知らないまま恋に落ち、運命のいたずらを乗り越えようとする二人のストーリーは、まさに心躍るロマンスの極み。
アルマは現代女性の強さと脆さを、ユッシは憎めないダメ男の魅力を見事に表現。ウクライナの現実を織り交ぜたこの作品は、喜劇と悲劇が織りなす現代ラブストーリーの傑作。
また観たくなること間違いなし!🎥💫 #カウリスマキ新作 #アルマポウスティ #ユッシヴァタネン #映画愛 #ラブストーリー #現代映画 #映画レビュー #再観必至 #映画の夜 #ロマンス映画 #映画好きと繋がりたい
幸せはそれぞれ
人物は無機質な感じだが、背景や小物といった周囲はカラフル。
小ネタでくすっと笑わせる。
初デートがゾンビ映画、しかも、ジム・ジャームッシュのあれで、映画館から出てきた訳知り顔の観客のおっさんふたりが、昔の映画を持ち出して格調高く例えちゃって、ゾンビなのに! 「あんなに大量のゾンビがいて警官が勝てるわけ無いじゃん」(うろ覚えですがこんな意味)というアンサの感想に笑った。
映画館のポスターが昔の映画ばかりで、ここは街の名画座だろうか。
テレビもなく、スマホもない。連絡先の交換は、電話番号を手書きのメモの受け渡し。
ファッションからも労働環境からもいつの時代なのか伺えず、唯一分かるのが、ラジオから流れるロシアのウクライナ侵攻のニュース、ゼレンスキー大統領という言葉で、ようやく現代と分かる。
アンサは粉塵が舞う中マスクもせずに働いており、ホラッパの方も似たようなもので労働環境は良くないどころか悪い。ホラッパはその上アル中。ふたりとも短期で転職を繰り返す。いわゆる底辺労働者だが、それでも働いて自力で生活している。友だちもいるしカフェやバーによったり映画を見に行ったりはできる。不満も鬱屈もあるが、そこそこの日常がある。
若くないふたりだが、人生を悟って諦めているわけではなく、人任せでもなく、できる範囲で幸せを探している。
無機質だから人々の内面がわからないけど、よく考えたら人はそんなもので、表情があってもなくても、実は内面はその人本人だけものもで、表したいものだけを外に出す自由が、本人にはあるはず。お互いが相手を分かりたい、分からせたい気持ちが均衡が取れたら結構相性がいいんだと思う。
アンサが引き取った犬が、カラーリングがアンサに似ていて、コーディネートしたみたい。
これもなんかおかしみがある。
チャップリンってなんでかな。ふたりとも昔の映画が好きそうです。
アル中はそう簡単に克服できないようだけど、ふたりの今は、おそらく幸せだと思う。
大して面白いところはないが、味があって好きです。
普段観客が少ない映画館が、席の8割方が埋まっていた。
ここで両隣に人がいるなんて、と面食らいました。
「竹田の子守唄」って、しみじみいい曲ですね。
日本語じゃなくても心にしみしみします。
"Mambo Italiano"
独りより二人の方が良い、ラジオからは仕切りに今起きている戦争のリアルが悲惨な現実でありながら日常を生きる他国民には非現実的にも、寡黙な印象から徐々にズレた男でもあるホラッパの"結婚しかけた"なんて呆気に取られてしまうようなセリフを吐き、電話番号を書いたメモは紛失するし、どんな状況で轢かれたのやら、おまけにアル中で宿無し、とにかくタチが悪過ぎながらも粗野な感じは全くしない、ウィンクをするアンサが全てを掌で転がしているような、そんな余裕が垣間見れて彼女は幸せになれるかも、と、ホッとする瞬間にも思えたり!?
異彩を放つ存在感と不穏ながらも可愛らしい姉妹デュオであるマウステテュトッドの演奏シーンが物語と逸脱しているようで見事にハマっている世界観が素晴らしい、カウリスマキの新作を観てジャームッシュの『デッド・ドント・ダイ』が映る不思議な感覚、久々に観たい気分になったり、独りより二人でいる方が良いそんなシンプルな恋愛映画、どんな形でもその方が良い、それぞれで良いのだけれど。。。
めぐりあい
二人の内面に触れることができる素敵な作品
ロシアがウクライナに侵攻してます!
まさにカウリスマキ。中年の肉体労働者とスーパーの店員(途中から工員に転職)の恋。ラジオから聞こえてくるニュースはロシアのウクライナ進攻(執拗に繰り返し繰り返し流される。もしかしてフィンランド人カウリスマキはこれをやりたくてこの映像を撮った?)。流れてくる音楽や映像のなかで映される映画(ポスター)が今じゃない、1960年代?アンサが自宅で過ごす様子を映す画像はまるでエドワード・ホッパーの絵画のよう(無機質で古臭くて-50年代?-僕にはとても心地よいわけです)。ストーリーは極めてシンプルで(アル中男なんてあり得ないという人には拒絶だろうけど)底辺で足掻く男と女のハッピーエンドな恋愛。ぐっときました。これまで観たカウリスマキの映画のなかで一番好きかも。
「名前は?」「チャップリン」「ワンッ!」
つつましく、たくましく
小さな幸福の時間が過ごせたと感じられる
枯れ葉よ
ようやく出会えたささやかな幸せ
希望を見失っても絶望はしない。なぜならそのに光は差すから。ラジオか...
いつものやつ
よくこんなつまらない内容のないような貧乏くさいもの延々と作っているよな〜と
だけど画面に惹かれるセンスが鏤められていて、いやセンスの塊とわかるんだけどね
これがくせになっちゃって面白がってハマってる人はあたしだけじゃないんだなと満員の観客席で薄笑い
あ、初めてアキ・カウリスマキ観たのもここジャックアンドベティだった…「ルアーブルの靴みがき」
アキカウリスマキにしたら朝飯前みたいなシンプルな中年のロマンスなんだけどね
ではどうして彼が引退を撤回してまでこのシンプルなひと作品をサクッと作ったのかをはたと考えた
それはロシアがウクライナに対してあってはならない戦いを仕掛けたことを記しておかなければという使命だったのではないかな…
今回の1番のツボはデートの映画が「デッド・ドント・ダイ」だったことwww
あと「妹です・・・・宗教上の」のセリフwwwそして彼女が着ていた水色のコート
お正月に『パーフェクト・デイズ』とこの作品を続けて観たんだけど
どちらも大好きな監督であり
日本人の心情をよくご存じの本当に素敵なふた作品でした♡
自分には合わなかった感じの作品。 本年度ベスト級。
評価も高いし集客も多目。
本作の監督の作品ははじめて観たけど全く自分に合わず。
というか素直過ぎるストーリーに満足度は低め。
生意気なレビューで申し訳ありませんm(._.)m
良作を彷彿とさせる美しい映像は素晴らしかった。
捻りの無いストーリーに感動も共感も無し。
コメディ映画の認識で鑑賞するも、そんな雰囲気も無かった。
お酒を飲みながら仕事をする男。
理不尽な理由でスーパーを外国され仕事を転々とする女。
こんな2人のラブストーリー。
なんの捻りも無いストーリーはストレスフリーなんだけど、何だか物足りない(笑)
だけど映像は一級品って感じ。
映像や音で何が起こるのかが解りやすい親切設計。
かなり古くさい映像なんだけど、ラジオから流れるウクライナ情勢のニュースが不思議な感じ。
本作の監督の事を詳しく調べたくなった。
ラストシーン。
歩く速度がちょっと早くね?
と思ってしまいました( ´∀`)
人生のハーフタイムぐらいの男女、 いちど出会って惹かれるものの、な...
上着を貸してくれ。大事な会合があるんだ。
アル中男とレジ打ち女性のラブストーリー
労働者でも恋愛したっていいじゃない!
ヘルシンキの片隅でひっそり労働の日々を過ごす男女。少し昔の日本なら、絶望自動車工場やヨイトマケの唄の世界。昔ユーミンが「商業学校に通っているような人には聴いてほしくないない」と言ったとか言ってないとか、、、とにかくそんな一見絶望的な世界の片隅に歌と恋愛という素晴らしい花を添えるのがカウリスマキの極上の技。この世は絶望的だけど絶望する必要はない、なぜなら人生はドラマのように素晴らしいという優しいメッセージにあふれています。
個人的には主人公と友人のやり取り「なぜ酒を飲む?憂鬱だから。なぜ憂鬱なの?酒を飲むから」は身につまされます。あと挿入歌のスパイス・ガールズの曲がこの映画にピッタリはまっていて素敵です。
何度でも観る価値がある映画だと思います。
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