「無関心妻」関心領域 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
無関心妻
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1943年、ナチスドイツの将校で収容所所長のルドルフ・ヘス。家政婦を雇い、妻ヘートヴィヒと子供五人とともに豊かで平穏な日々を過ごしていた。収容所と家とは、塀を隔ててあった。
物語は、何も知らないと全く面白みがありません。子供が見ている歯や妻が選んでいる服は、ユダヤ人から奪ったもの。川に流れてくるものや庭園の肥料として撒かれているのは、遺灰だろうか。夜も四六時中煙突から出る煙は、焼却され続ける死体のため。暗視野のシーンがよくわからなかったけど、家政婦がこっそりやった行動とのこと。現場にいるルドルフはストレスで疲弊しているが、今の環境に満足している妻が恐ろしい。妻の母は、逃げだしたのに。ラストの現代に資料として、大量の遺品が展示されていて声が出ました
制作にドイツが参加していないのは、右傾化する懸念への警告なのか。
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