首のレビュー・感想・評価
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まあ 北野流解釈で良いのではないでしょうか まあ面白いですよ。歴史エンタメ⭕️
昔の文書は全て為政者のためのものだから 江戸時代以前は 明治時代に
東京帝大の教授陣が 大日本史 とか いくつかの有力文書から総合的に構築した【立花隆さん著述の「天皇と東大」に詳しい】もので、科学的なのだけれども
絶対ではない
中でも 本能寺の変 の真相は 怨恨説、野望説、巻き込まれ説 陰謀説 入り乱れて
よくわからない模様
故に この前 観てないけど似たような 映画上映されたばかりでも
映画制作者の 想像創造 の余地があって面白いのだ。
北野 ビートたけし さんは 映画制作 お笑いエンタメの経験値が大きいから
当然、バイオレンス、アクション 笑わせどころ 満載で 期待どおり面白かった
有料パンフは 紙質のせいで分厚いけど@990にしては 盛りだくさんです。
【本音いうと 飛び石連休で読みきれない】
荒木村重の乱 本能寺の変 中国大返し 山崎の戦い
①武将の目線②農民上がりの中村獅童さんの役 忍びというか芸人の木村祐一さんの役の目線
コレで 北野さんワールドが軽快に展開
事実は意外に呆気ないとか意外性アリの 歴史エンタメ 完全娯楽作です。
個人的には 荒川良々の船上の・・と千利休の絡み方 が首傾げてしまったよ。
あと お約束の「敵は本能寺にあり【江戸時代の創作】」の 急激変化カタルシス欲しかったです。
でも、たけしさん流の 飽きることのない 現代風 歴史エンタメ は面白かったです。
あっ、もしかしたら 家康 秀吉秀長、黒田官兵衛 荒木村重 肝心の明智光秀と信長
誰が演じるかぐらいは 事前の短編人物ごと予告編で確認しとくと快適。
特にそれ以外の予習は不要だと思う
とにかく歴史の事実ではなく 雰囲気を味わえる良作 前4列除いて満員の観客の皆さんも満足げ
織田信長と蘭丸の男色は知ってたが・・・
あっ、重要なこと書くの忘れてた 私🟰役者の ビートたけしさん 北野さん 雰囲気嫌いだった
完全な独善的な好みで申し訳ない【この作品のせいではない】故に星マイナス➖1⭐️
有料パンフ読むのめんどくさくなっちゃった。故に 粘りの無いレビューでした。
珍しく 連れ がいて見たけど やっぱり一人がいいなぁ
本当に首です
今まで観てきたような
歴史で習うような時代劇ではなく
首という、本当に首が沢山出てくる
生々しさのある作品に仕上がったかなと
思いました。
クレイジー織田信長が、本能寺の変に繋がる筋道をしっかりと作っており
今までの記憶の中にいた
織田信長像を、大きくアップデートされました。
なんせ、その前がレジェンド&バタフライの織田信長でしたので
ギャップがすごいです
でもこの作品の織田信長の方が
本物な感じがしました。
信長様がやばい
初たけし映画、さらに信長とか秀吉とか歴史に疎い私は先入観抜きで楽しめました。
まず、意外とお笑い要素が多いなと思いました。予告ではシリアスかつ暴力的なシーンが描かれていたので…。気づいたら割りとずっと笑ってました。
そして各キャラクターの立ち位置、個性が凄く面白く描かれていました。百性と武士の価値観の違いなんかもテーマの一つになってたのかな?それを意識すると、ラストシーンは笑える反面、なかなか感慨深いものがあります。
まぁ、何と言っても加瀬亮の信長様でしょうね(笑)これに関しては予告通り…いや予告以上のものを魅せてくれていました。ほんと、凄い。
総じて、ところどころに散りばめられたお笑い要素はミニコントを観てるようで面白かったし、各キャラクターの価値観が垣間見れて良かったです。あと、首がバンバン切られていくのは画的にインパクトありです。(苦手な人は注意)「首」というタイトルに込められた意味を考えつつ観ると、より一層楽しめるかもしれません。
1つ残念だったのは、訛のせいもあり、セリフが聞き取りづらい部分があったこと。字幕付きでもう一回観たいですね。
バカ殿一瞬登場
グロやジャ○ー系エロ苦手な人は閲覧注意。
常に死が身近で運命など重要視しない(できない)時代の雰囲気を描いているという意味で結構リアルかも。
極端に戯画化された登場人物達のなかで、秀吉の邪悪で狡猾な性格設定にはリアリティを感じる。単なる陽キャラでは天下取りできないだろうし。
黒澤オマージュ的シーンを撮りながら、キメどころで「照れ」が出てくるのがいかにもたけし節。
たけしは「定説はともかく、この方が話としては面白いだろ?」とエンタテインメントに全振りしている。だからこの作品を観て、陰謀論支持者なら我が意を得たりと喜び、戦国ヲタクなら全力で突っ込みまくるのだろうが、どちらもたけしに「たかが映画じゃねぇか」と一笑に付されるだろう。
敦盛はちゃんとしてたな。
個人的には某マイナスワンの口直しを期待したが、そこまではいかなかったものの、まあまあ面白かった。
北野武作品というフィルター
がかかったB級映画。
昭和に大量生産されたトンデモSF時代劇映画をコント仕立てにした感じ。
独自の視点で、という触れ込みではあったけど、特に真新しさや意外性のない歴史解釈に、わかりやすすぎる死亡フラグ。
それでもみんな出たいのか、錚々たる顔ぶれの豪華キャスト陣のおかげかなんとか観れるレベル。
たけしが出演しないかせめて脇役ならまた印象は違ったかも。
劇ピンはどこにおったかわからんかった。
迷ったけど結局IMAXにしなくて良かった。。。
お蔵入りしなくて良かった。今に寄せた『北野』作品。
役者『北野武』はどーかな?って思うけど北野武じゃなければこの作品も成り立たない。
自分の使い方を知っている故の作品。
お金使ってるだけあって合戦等なかなかの迫力。
バイオレンスに振る撮り方はさすがだなと。
他の監督ではここまでやらないよね。
蘭丸との関係は誰しもが知るところだけど其々が男色に向かうのは…⁈って思うわ。
たけしらしい時代を逆手に取ったアイディアだとは思うけどさ。
残忍さや裏切り嫉妬そしてお笑い等『北野』作品の集大成と言っても良いんじゃないかな?
最後の落とし方は賛否分かれるとは思ったけど。
役者さんみんな生き生きしてた すぐ死ぬけど 今回の映画はジャニタレ...
役者さんみんな生き生きしてた
すぐ死ぬけど
今回の映画はジャニタレが出るべきだったと思います
思いのほか修道が有って監督の精神的ホモに納得しました。
笑える、予告で出し過ぎ
思っていたより笑える場面が多く、サクッと観れた。
構想30年、と予告が盛大なので期待値が高くなってしまった。
予告で良い場面を出し過ぎている気がする。
呆気なく終わった。
信長の演技がなければ退屈だったかもしれない。
でもたけしさんらしい映画かなと思う。
ひどい
だからみんな無理して褒めなくていいよきっと。笑
好みが分かれて当たり前。
なんなら嫌いって、ちゃんと言っていいと思う。
だけどもし、この映画体験を簡単に終わらせなくなかったら、作品の細部を再解釈して考察してって、とことん考えたら楽しいと思う。
観客に任せてくれる奥行きと懐の深さがあるのは、これまでの北野作品にも共通して言える。
私の中では、「ひどいけど、さすがだ」なって。
濃密な作品で、これを製作できるのはすごいなって。
狂気から生まれる笑い
狂気の魔王信長、とことんまで人間くさい秀吉。2人ともビートたけしの分身であることは、長年、ビートたけしのファンである自分にはよくわかる。
狂気を秘めているからこそ、笑いに凄みが出るし、笑いの中にも狂気がある。
登場人物は思いっきりカリカチュアされている。戦国時代が大好きで、武将の性格や背景を知っている自分にとっては、まあ面白い。
『天下布武』を掲げる冷徹な戦略家としての信長を切り捨て、第六天魔王の属性だけで信長を再現すると、おそらくああなるだろう。
荒木村重だけは、真実に近い。一族郎党を殺されても茶人として生き延びた情けない武人である村重。遠藤憲一が見せる命乞いの表情は、まさにこうありなん。喜劇として見ないとつらすぎる。
道という漢字は、首を魔除けとして歩いたからだと言われているが、その首がとんでもなくゴロゴロしている作品でございました。
タイトルなし
ヤクザと武士の近さ。武士の方が倫理や教養がありそうだけど、構造や本質の近さをついている。ヤクザの絆の方が性的関係はなかったけど、よっぽどエロスのあるい美しい関係だった。ここには大っぴらにセックスがあるが愛はなく、愛のないところにセックスがある点で、ゲイの表現ではなく、愛とセックスを分ける、ヘテロの男の世界だ。
首に物質性と記号性を掛けてこだわったのは面白い。
トップが最低で無能である表象は前からか。
そして常に敵味方がわからなくなる緊張感ある関係も。
昔のたけしはそんな中で一番仁義のある道をいったけど、ここには全く救いなし。大河的歴史へのアンチテーゼとしてある映画だからだろう。彼の反骨精神は生きている。どんな大河より面白い。
徳川の好きなものをついて殺そうとした件は面白い。
大河なら絶対描けない、武将のセックスシーン、BLなら普通に溢れてる時代なのだろうけど、やっちまうところもすごい。
ただ、内在的表現ではない、アイデアのドラマなので、感情移入はしつらい。
西島のこのキャラは新しくはない。しかし、明智がいいやつ風に描かれているが何を考えてたのかわからない風なのこそ、西島にピッタリだ。
たけしはやっぱすごいとは思った。黒澤にはヒューマニズムがあったし、これがカンヌを取るのは、やはり難しいんだろう。審査委員長が違えば取れたかも。
たけしが本気で大森と浅野を笑わせてたのが見えて面白かった。武士の前で話芸をするところも。芸人や話芸の場の評価でもある。
これまでの映画だと、守るべき女性とかもいたし。高倉健とか鉄板。この話にはそれはないし。
たけしの映画といえば、象徴的なもの、父がない世界で、そんな中で必死に倫理を確立する話だった。戦国武将は武力だけではだめだから、父的なものはあったはず。でも、ここでは、信長、秀吉とも駄目だし、光秀もはっきりしないし、従来の物語をヒステリーのポジションで覆している。
クビ首
ふは!おもろいな、誰でも知ってる戦国三大武将を絵にするとこうだぞ。
信長あんなヤツだったし、家康は頭切れるけど子ずるかったし、秀吉は教育も受けて無い百姓の出だから直感とバカを武器にしてたとか。
たまに憧れるカリスマアンケートとかで信長見かけるけどお前はアレに成りたいんか、アレの部下に成りたいんかと小一時。
この映画冒頭から首がぽんぽん飛ぶんよね、もう人の命石っころですよ、まあ戦国時代だからしゃあないけど、命イコール首ってファーストシーン。
でも後半、首が本人証明、印鑑証明みたいに描かれるんすよね、ゴミ屑みたいな戦国武将がその印鑑証明探すんに必死な後半。
結局そこ蹴っ飛ばすゴミ扱いってソコよ、
北野監督なんだかんだ明大出のインテリやな、信長もどっかの仏教寺院で学び、現代で言う東大卒くらいの学力だったて聞いた事有るわ。
地位持って偉いヤツに着いてっても正解じゃ無いぞって話なんかなw
たけし映画なので躊躇無く観に行った
アドリブかどうかわからない部分もあったが、コントのような脚本と演出、編集の不自然さ、信長のエキセントリックさ、たけしの滑舌の悪さで今ひとつ入り込めなかった。
ただしエンケンさんだけは何だかずっと面白かったw。
「御意!」とか言いそうな顔つきは確信犯だろうか。
死体、首切り、男色などストレートな表現が多いのはたけしらしさがあって良かった。
忍び同士のバトルシーンをもっと観てみたかった。
劇中のお笑い噺(トーク)の難しさを改めて知った。
豪華なたけし組勢揃いにキム兄と獅童が美味しい役どころで加わりたけし映画にも幅が広がったような気がした。
戦国武将は武士の嗜みとして小姓(美少年)を寵愛したと言うのは定説だが、武将同士と言うのは観ていて気持ち良くは無かったが、確かにそう言う解釈はあっても良いのではないかと思った。
以上。
命の軽さを笑い飛ばす=死の匂いに満ちた戦国末期
命を賭けて行動する男はなんて滑稽なんだろうと、簡単に死んで雑に首を切られて最後は豪快に蹴っ飛ばされて、そんなの笑うしかないじゃないか、という映画。
美意識のショットとか、タイトな編集とか、そういう北野映画印ではないエンタメに寄った、でもきちんと北野映画な娯楽作でした。
ひょっとしたら北野映画の美学が好きすぎる、エンタメとして物足りない、とかそういう声もあるかもだしわかる気もすれど、私みたいなライトな北野映画好きにはとても楽しめた映画でした。
全員悪者で全員小物で、豪華役者陣のそういう演技が存分に楽しめます。
加瀬亮、遠藤憲一の最高の男色演技はもう言うまでもないないとして、やっぱり戦国時代の人でなし感をさらりとやってのけた西島秀俊が個人的MVPでした。
ネットの記事で渡辺謙が脚本の出来から出演を断ったとありましたが、このレベルの演技合戦戦国ブラックコメディ、しかも北野武作品、という点で、観てみたかったーーーー、全然ありですよーーー、と言いたくなりました。
少なくともギャレス・エドワーズよりは、ほら、ねぇ?
北野監督の仕事ぶりに感動‼️
権謀術数とか野望とか天才軍略家とか人たらしとか、戦国武将を色々と語る言葉は尽きませんが、この映画では、我々が手の届かないような高いところには、彼らを置きません。
彼らとて所詮は人間、それも有象無象のひとり。
たまたま、そういう機会を得てそういう振る舞いをするチャンスを得ただけなんだよ。
でも、せっかくのチャンスはちゃんと活かそうぜ❗️
さあ、後はノリノリでやってみたもの勝ち‼️
私にはそう見えました。
セットや衣裳、戦闘のグロさも一切手抜き無しでそれを貫いて描き切りました。
北野監督の映画作りにおける手慣れた感と本気度が伝わってきて、実はそこに一番感動しました。
メタ時代劇
2023年。北野武監督。「本能寺の変」前後の武将たちの関係を描く。武士になりたい農民や元忍びの芸人が武士とは異なる価値観で動き回り、さらに中心にいる北野武、大森南朋、浅野忠信の3人が役柄を離れたアドリブ的な空気で混ぜ返す、メタ時代劇。日本映画の古き良き歴史を受け継いだ静かで落ち着いた画面(映画監督による)と、それを照れ隠しのように混ぜ返す画面(お笑い芸人による)が共存しているのが、まさに北野監督映画の真骨頂であり、メタ時代劇であるゆえん。
本作はさらに、武士同士の恋愛が主軸になっていて、メインキャストに女性がほとんどいない。たしかに武士道としての男色は事実としてあったけれども、話を面白くするためにそれを過激化している。大島渚監督「御法度」ではタブーの厳しさとしてしか描けなかった男色が、この作品ではお笑いにできるほどの余裕がある。あきらかに時代が変わったのだし、構想30年と言われれば、そのなかには明らかにビートたけしも出演していた「御法度」(1999年)が影響があり、それを現代的にアップデートしているともいえるだろう。
照れ隠しのように現れるアドリブ場面に鼻白むだろう真面目な映画ファンには、静かで落ち着いた場面に流れる冷酷ともいえる空気の美しさに注目するだけでなく、照れ隠しがあるからこそ生まれる映画作品としての落差を味わう余裕をもっていただきたいものです。
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