劇場公開日 2023年11月23日

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首のレビュー・感想・評価

全548件中、401~420件目を表示

4.5北野流の人間模様の解釈に満足

2023年11月25日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

感想

日本ではテレビを含めて本能寺の変前後の信長を扱っている戦国時代作品は多く制作されており、今回は北野監督が戦国物を監督したという事で余り期待せずに鑑賞。

映像としては作品名のまま、歴史的事実そのものの論功行賞の証明としての首実検の慣習、切腹、衆道など当時の行動そのものを、素晴らしい俳優陣の演技、また優れた視覚効果技術により表現しており、えげつないほどのそのありのままの映像が、逆にこの作品全編に流れている戦国期の人の業(ごう)、念、残酷さ、恐怖、焦燥感を増幅させている。◎

俳優陣はお馴染みの演技巧者ばかりだが今回特に、加瀬亮さん、中村獅童さんは最高の演技だった。◎

脚本は思わず唸るほど素晴らしい出来映え。北野監督の人間観察表現の集大成と感じた。登場人物として元噺家で忍の曽呂利新左衛門を時代の変わり目の狂言回しとしたところが秀逸であり、新左衛門の目線が北野監督そのもので時代を、人を、俯瞰していると思われてならない。

新左衛門が秀吉、官兵衛から光秀の動静を調べるように依頼された時、秀吉から新左衛門に「おまえ、死ぬけどな。」と言い放つシーンが忘れられない。

当時の諸行無常の世俗がありのまま表現されており、権謀術数の数々、人間臭さ、武士以外の茂助に代表される市井の人々の姿。行き場のないストレスや、抑圧されたエネルギー発散の、良い意味で荒削りの、味のある構成で、往年の若き日の大担でギラギラとした、黒澤の時代劇作品を彷彿させるものがあった。

秀吉、秀長、官兵衛の会話などアドリブなのかと感じさせる部分もあり、その時の、思わず笑ってしまう、人間らしい反応に期待をかける演出もリアルさを増したと思う。

全て監督の経験値と緻密な計算により生み出された作品だとという事を察し、日本映画史上に残る傑作がまた出来上がった事を心より称賛し拍手をおくりたい。

IMAX鑑賞

⭐️4.5

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Moi

4.0サディスティックなコメディ

2023年11月25日
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笑える

楽しい

単純

 戦国好きな僕は当然戦国武将のほとんどがゲイだということは知っていた。あの有名な蘭丸が信長の愛人だということも、武田信玄が少年に愛しているという手紙を送ったことも、宣教師が坊主同士の恋愛に拒否反応を示して寺から追い出されたことも元々知っていた。それが、とうとう映像化されたことは、戦国好きとして、なんだか爽快だった。
 各々が現代では巧みに隠している汚い部分まで、出し尽くさないと生き延びられない凄い世の中はこの映画では“笑い"に昇華されてた。何度も声に出して笑ってしまうくらい色々酷かった。
 映画館で観た映画の中で一番笑った映画かもしれない。
 戦記物としてみれば正直期待してたほどではなかった。映像は普通だった。黒澤明がいかに優れた映像作家か理解できた。映像に関しては黒澤に対して勝ち目は全くない。でも、それでも凄く笑えたから良かった。そもそも、自分で傍流と言ってる人なのでなんか納得した。それにしても、こんなにサディスティックなコメディ映画は観たことがない。凄いファニーだった。命が軽すぎる。
 初めて観た北野武の映画だが、正直期待してたほどではなかったので、他の作品を観てみる。
 唯、OPの黒澤映画的な演出は最高にカッコよかった。間違いなくあそこは黒澤を超えてる。

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悠

2.5 ん〜

2023年11月25日
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 衝撃的なしーんが多くあった、
たけしさん独特のブラックと乗ってるギャグ、
無慈悲で残酷な、それが普通の時代の表現とストーリー、それで星2。
 で、最悪なのはキャラクターの設定。
ノリノリはいいけど、時代劇をなめてる。
北野さんの真骨頂はいいけど、とことんギャグかアウトレイジ風の無惨系なら良かった。
 確かに、表現は独創的だけど、悪いほうに流れていた。
それが評価されるかどうか解らないけど、
筋書きが画期的なのは解るけど、
時代劇として鑑賞するなら、
個人的にはとても残念でした。

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しおくん

2.5これはブラックコメディ?

2023年11月25日
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迫力ある合戦シーン、豪華な俳優陣の画力、いつ誰が死んでもおかしくない緊張感。
天下取りを目論む猛者たちの腹の探り合い首の取り合いは、見応えのあるものでした。

が、楽しめなかった…なんだか物凄い長く感じてしまった…。
シリアスな政に差し込まれるギャグがノイズに感じ、同性愛はとってつけた感。
残虐な描写やグロさも上手く機能しておらず、信長のサイコパスぶりなどは役者の技量に因るものだと思う…。

もっと直球の戦国バトルが観たかったなー。

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まだまだぼのぼの

3.5良かったところ 贅沢過ぎる程の役者使い、あの人も出てるー!とかワク...

2023年11月25日
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良かったところ

贅沢過ぎる程の役者使い、あの人も出てるー!とかワクワクしました!
グロさが逆にリアルで、戦国時代の人はこんな残酷な殺し合いをしたんだと想像出来ました。
ちょいちょい挟んでくる笑いネタがホッとできるし、皮肉っぽさのある笑いがたけしさんらしくて面白い!

残念だったところ

テンポが良すぎて話しについて行くのが大変だった。
登場人物多くて誰のこと?となる事がある、
(歴史に疎い私なので、頭の良い方はそんな事無いと思います!)
タイトルでもある首、もう少し重さがあった方が…。
軽そうでしたよね?作り物感が妙に出て気になってしまった。

残念なところはあくまでも個人的意見ですので。

中村獅童さん最高でした♪

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コチョ

2.5あれを期待してたんよ

2023年11月25日
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今なぜ本能寺の変をやるの?ある程度ストーリ読める状態で視聴することになると思っていたが、30年の構想ということで、時代に応じたびっくりがきっとある!と期待していたのになにもなく。

個人的に見たかったのは裏切り、駆け引き、騙し合いなんよ!

はい、監督の映画をアウトレイジでしか知らないにわかファンです笑

今作はもちろん関係ない、むしろ進化するのを前提として、、でも話の構造はそうかなと期待してた!

たけしに秀吉は合わないというレビューもあるけど、番宣ではあれ大友に近い秀吉でしょ笑

私利私欲の裏切り、緊張感ある駆け引き、想定外の騙し合いは皆無でハラハラドキドキはありませんでした!
なんなら展開があっけなさすぎて重要シーンの信長、光秀の最期に感情移入もできず。

まあ俳優陣は素晴らしい!

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nanoeeee

3.5やっぱり痛かったです。

2023年11月25日
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加瀬亮さんの信長最高でした。
痛い、狂気が満ちていて…
柴田理恵さんも良い味出てました。

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jiemom

4.0どんな偉人も人間。人間はみな情けない。

2023年11月25日
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登場人物が全員、とても強いクセに溢れている。
それぞれの演技を楽しむことが出来たし、随所に散りばめられたユーモアはグロテスクなシーンが多い本作においてシリアスにならない絶妙なバランスをとっていた。
どんな偉人も、もれなく人間であり、それぞれの情けない部分も存分に描かれており楽しめた。
加瀬亮の信長を観るだけでもお金を払う価値のある作品だった。

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モトコ

4.0命の軽さ、安さを伝える映画

2023年11月25日
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興奮

実際はこうだったのだろうか・・・と思いながら鑑賞しました。
自分の命以外はゴミ同然で、出世のためなら味方はもちろん、身内にも手をかける。
そんな世界は悲惨ではあるが、当の本人達は能天気で笑いながら邪魔者の首を落とし、外から見たその様子は喜劇のようにも見える。

信長はサイコパスそのものだが、隠すか隠さないかの違いだけで、他の人物も内面では他人の命はどうでもいいと思っている。
温健に見える家康もただ臆病なだけで、自分を守るために影武者をいくらでも犠牲にする。
唯一まともそうに見える光秀も、自分の欲を「天下のため」と言い換えて、必要とあらば愛人でも斬る。

たけし監督がインタビューで言っていた「近頃の大河ドラマなんかじゃ戦国大名を英雄みたいに扱っているが、実際は戦国大名なんてロクなもんじゃないですから。」の言葉通り、従来と違う視点の戦国時代が見れて、価値のある作品だと思います。

終始、首!首!と言いながら、最後に「本人が死んだかどうかがわかれば、首なんてどうでもいいだよ!」って蹴り飛ばすのは笑いました。

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ジュンヤ

4.0おっさんずラブ&コント✖本能寺の変

2023年11月25日
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北野武監督が手掛けた「本能寺の変」。荒木村重や落語家の祖という説もある曽呂利新左衛門の顛末は完全に創作っぽいけど、いつ誰が何をしたという部分では概ね史実に添っており、そこに戦国時代の”常識”であった武将の男色という風習と、たけしらしいコントの要素をふんだんに掛け合わせて独自の戦国絵巻を創り出していました。

秀吉を演じたたけしと、曽呂利新左衛門を演じた木村祐一の2人が、主要登場人物の中でお笑い出身であり、特にたけしの場合、活舌が悪くセリフ廻しが微妙な部分がありましたが、両脇を固めた浅野忠信(黒田官兵衛)と大森南朋(羽柴秀長)とのコントさながらの掛け合いが面白く、中盤以降笑ってしまいました。

また、狂気の魔王・織田信長を演じた加瀬亮の演技は秀逸でした。今年2月に公開された「レジェンド&バタフライ」でのキムタク信長は、当初チャラチャラしたキムタクらしい性格だったのに、途中から突如として魔王にキャラ変してしまい、その連続性の欠如に納得感が得られませんでした。しかしながら本作の加瀬信長は、その狂気が一貫して酷過ぎたがために、村重であり光秀であり、やがては秀吉までもが離反していく物語になっていて、一本筋が通った信長像だったが故に納得感十分でした。そしてそんな役柄を見事に演じた加瀬亮の演技は大いに評価されるべきだと感じたところです。

さらに、内容的には良く言えば斬新、悪く言えば奇天烈にして悪趣味でしたが、それでいて不思議と重厚感があったのは、何と言っても充実したセットだったと思います。予算を掛けないで作った時代劇は、とかく安っぽくなってしまいがちですが、本作の場合、安土城の天守閣から戦場、民草の生活に至るまで、(実際見たことないけど)実によく再現されており、このリアリティというか丁寧な創りのお陰で、もしかしたらこんな信長がいたのかも、と思わせるほどに仕上がっていたのは、流石「世界の北野」と言うべきなのでしょう。

そんな訳で、期待を上回る出来栄えだった本作の評価は、★4とします。

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鶏

4.0戦国時代にはもともと武士道なんてない。武士道は平和な江戸時代にできたもの。だからこの映画はよりリアルで面白い。

2023年11月25日
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時代設定を戦国時代に置き換えたヤクザ映画ですね。跡目争いに端を発した抗争が勃発し、その顛末を悲喜交交画いてます。

しかし人間の欲は果てしないですね、特に権力への傾倒度は何物にも勝ります。

その傾倒具合は色とか金とか、そんなもので代わりなんかきかないし、権力のためたら、大切なものも平気で二束三文にできるし、捨てることもできる。

権力のもつカタルシスはまさに麻薬ですね。

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ちゆう

3.0北野武の本領はニッチ戦略家

2023年11月25日
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凄く久々に見た北野武作品でしたが、特に昔の様な期待はしていないので適度に楽しめました。
日本の歴史小説の場合だと、歴史モノと娯楽モノとに大まかに大別出来てファンも自分の嗜好を外れなく選びやすいのでしょうが、映画の時代劇の場合だと勘違いして嗜好を外すケースは多いでしょう。
例えばNHKの大河ドラマは歴史好きが見る印象が強く、個人的にはそれには興味がなく小学生以来半世紀以上見たことがありません。
なので、本作も歴史ドラマでは定番中の定番の“本能寺の変”を扱った物語なので個人的には余計に期待をせずに、ただ話題作として見ておこうと思っただけの作品でした。
しかし見に行った多くの人は、歴史が好きで見に行ったのか?、娯楽映画を期待して見に行ったのか?又は北野武ファンとして見に行ったのか?、どういう比率だったのかは気になります。
映画サイトの評価もかなり微妙な結果でした。でも、低評価のレビューを読んでも大半は予想力の欠如の様にも思えました。
映画好きの場合は、冷静に今の北野武作品でこの題材だと、どの様な作品になるのかは大体の予想はつく筈なんですけどね。
それでも今までに“本能寺の変”を扱った作品でこんな映画は無かったので、それだけでも大したものだと思いましたよ。

偶然ですがつい最近、『敵は本能寺にあり』('60)という作品を見たばかりなのですが、こちらは典型的な昔の歴史ドラマ(マスマーケティング)だったのですが、私には全く面白さは感じられず、今まで語り継がれてきた歴史上の内容をドラマ仕立てにしただけの作品でした。
とにかく昔の時代劇は様式に捕らわれ過ぎていてましたので、本作はその部分を崩すことでのギャップの面白さを狙った作品であったと思います。(まあ、その辺りは本人も語ってますが…)
本作の場合(真偽やリアルかどうかは別にして)軍隊の移動方法やら、合戦方法やら、男色の多さやら、歴史的人物像の解釈(下品さ)などは、今までの時代劇では殆ど描かれ無かった部分の面白さはあったように思いました。
だけど、ビートたけしが出ているシーンの大半がコント仕立てになっているのには少し鼻についたので、別の役者を起用した方が良かった様に思えます。
それと、今までの時代劇では当たり前であった時代劇語(私の造語)ではなく、現代風にしているのも(最近は多くなってきていますが)北野武が芸人だからでしょうね。
ただ残念なのは、物語の芯が無かったような気がします。元々は中村獅童(茂助)を主人公としての構想があったと誰かが書いていましたが、私はそちらの方が作品が締まっていたような気がします。
登場人物全員がほぼ均等に描かれていたので、歴史好きの人にとっては「この人は、そう描きますか」って、人物描写自体が面白かったかも知れませんが、私はドラマとしては物足りなさの方を強く感じてしまいました。
私も時代考証の多角的な描写の面白さは感じましたが、それはあくまでもドラマの背景であって、テーマの興味深さではありませんからね。

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シューテツ

3.0なんでこのキャスティングなの?

2023年11月25日
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ちょっと前に観たアナログで北野武の世界観が楽しかったので今作も期待高めで着席。
信長が本能寺で亡くなるまでがメインストーリー。て事は光秀が中心で展開するかと思ったら、主役は秀吉だったかな。
始まってすぐ、あれっ?て思ったのが、信長若い感じなのに、光秀、秀吉、家康など、他は高齢者ばかり。見た目が明らかに年上。それ変じゃね?
本能寺の変までの裏話なんだけど、同性愛?セクハラ?パワハラ?などなどいろんなエピソード満載で、ちょこちょこ笑わせてもらえます。
ただ、それ程楽しめなかったのは、登場人物の誰もがすぐ人殺しをやってしまうところ。戦だらけのところ。あまりにも命が軽い。スパッと首切りまみれ。この作品、何百人死んでんだ?
自分は日本史をそこそこ知っているので、登場人物がどんな奴で何をやるのか分かっていたので楽しめたかな。知らないと訳分かんない奴だらけじゃないかな。

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涼介

3.0歴史的な戦国武将ををメッタ斬り

2023年11月25日
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本能寺の変を題材にバイオレンスと笑いを散りばめながら壮大なスケールで描いた戦国スペクタクル。歴史的な戦国武将をメッタ斬りする内容はさすが北野武監督と思わせる新説・本能寺の変である。

2023-188

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隣組

3.5戦国時代

2023年11月25日
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本当の戦国時代って、こう言うドロドロとした駆け引きや騙し合いが横行していたのでしょうね。北野武監督らしい笑いとドロドロ感のある作品ですね。

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ごっとん

3.0たけしの戦国時代劇スペクタル映画と思い ワクワクして観に行ったら ...

2023年11月25日
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たけしの戦国時代劇スペクタル映画と思い
ワクワクして観に行ったら

なんかねブラックコメディ映画か バイオレンス
映画かな

この手の今までの時代劇はテレビの大河ドラマとか
で綺麗に描いていてそれを見慣れてるから

この映画を観るとたしかに描き方酷いけど
監督がこの時代背景はこういう物だと思い
描いたじゃないかなと思いますが

だけどちょっと同性愛を描いてるのは
嫌ですね

最後のシーンで秀吉が首なんてどうでも
いいと言って光秀の首を蹴っ飛ばす所
たけし映画らしく感じしました。

男性1人向きの映画

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マツサキ

2.0たけしさん" も "、監督&大根役者 で "晩節を汚す"

2023年11月25日
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本年1番の期待映画で、予告編の面白さから、
本作を楽しみに鑑賞をしましたが。。。
本作は「予告編(Official Trailer)」を作る為だけに、本篇を誂えた"超駄作品"だった。

フランス人に媚を売った作品作りのつもりだろうが、
近年の映画業界では 本作の様な残酷シーン等は"映画のレギュレーション・コード"から逸脱し過ぎて、
海外では評価されないし、一般上映館さえも限定されてしまうので、
いくら、著名監督でも 予告編がよくできていても、評価と上映は非常に難しいだろう。

"宣伝映画"なので、
映像美は世界的にも非常に高い次元で行われ、
撮影・カメラ・照明も完璧
炎の音 や 衣服のすれる音 も、丁寧に拾い、
効果音も超高次元
芸術面だけをみれば、黒沢監督作品にも匹敵する"日本最高次元の作品"です。

考証は、各階層の服装や武具は、まずまずだが、武田家の「ムカデ」は伝達役の印であり、武家の指物ではない。
秀吉配下兵の"持ち槍"にカバーを付けているシーンが2か所あったが、このカバーは江戸時代に成って、数十年経ってからです。。。
信長は 桶狭間以降は、信長本人も 月代(さかやき)にし、尾張訛りも控えていたと考えられています。
本作には2つの方言監修が入っていましたが、目新しさを出す為なら、その程度の演出は許される範囲かもしれませんけど
信長と同席できる重臣は ほぼ全員月代ないと、違和感が先にでてしまいます。
キス(接吻)の概念は、明治以降であり、日本人にとって 一般的な愛情表現に成るのは、大東亜戦争後です。
またこの時代の"男色"を、面白半分で、受けを狙って、斜に理解している点も、滑稽でもあった。
電話やメールがない時代、文章・手紙は非常に重要な意思伝達機関であり、
毎日多くの文章が敵味方に飛び交い
戦国大名や重臣達は、その範囲を
部下や重臣、小姓に至るまで広げ、あらゆる人達に対して、絶えず気を配らねば、
いつ寝首を掻かれかねない時代でしたので、
相手の心を 近くに寄せる為に、男女の恋文の様な表現も たえず使っていましたが、
それを 肉体関係と勘違いする生半な研究者や小説家がたまにいますが、それは林を観れない
あまりにも稚拙な解釈者です。

最高な出来の"予告編"でも、秀吉は、大河ドラマ(令和5年)以上の違和感があり、
演技も超ド級の下手で、予告編どおりに ロレツも回っていない。
誰か たけし監督に助言できる人間はいないのか?
主役交代すれば、もう少しましな映画になったかもしれない。

まともな秀吉が観たくなったので、「のぼうの城(2012)」を観る事にします。

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YAS!

2.5あんときの浅草のあんちゃん

2023年11月25日
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秀吉(≒ビートたけし)の根城を、かつての浅草六区周辺、フランス座にしている感があって面白かった。
たけし城内のあの雑多で猥雑な感じが水を得た魚のようでとても作者に似合っていた。
思えば、他はちょっと窮屈そうに見えたが、あっこの一連だけ活き活きしてた。
衣裳も含め信長の人物造形も興味深かった。
ネトフリのじゃなく、是非今度は照れずにホームを描いて欲しい。

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asa

4.0R15+は大正解

2023年11月25日
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野望と狂気、嫉妬と裏切りの戦国にB.L.の味付けをして、更にR15+で大河ドラマなど足元にも及ばないぶっ飛んだ映像を見せらたら、面白くない訳がない。
こんな生々しい戦国が見たかったんです。ホント。
たけしワールドのヤクザ映画の背景は現代だから、「あれっ?ちょっと違うかな・・・」みたいな自分の中の常識と、映画世界とのギャップの微修正が必要だったんだけど、時代劇はその必要がなくストレートに楽しめて気持ちいい。
一つリクエストするなら、織田信長の人望が垣間見えるシーンが欲しかったな。あれではただの狂王。

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ピッポ

3.5当時の性と暴力

2023年11月25日
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信長の狂気だったり、当時普通にあった衆道を正面から描くなど、今までの戦国時代作品が避けて通ってきた部分を正面から描き切ったという部分では面白い作品だと思います。西島さんのような大物俳優が、(テレビで最近似たような役柄を演じているとはいえ)よくこのような役割を演じてくれたなぁという部分でも驚きました。
ただしこの作品を見て、この鑑賞でしか感じない感動だったり、見たことないワクワクといった部分を感じなかったという点で映画としては名作とは言えない点が残念です。本人が役者をやるのはもう卒業して監督一本に専念したほうが良いのではないかなぁ〜。

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岩兵衛