劇場公開日 2023年11月23日

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首のレビュー・感想・評価

全536件中、381~400件目を表示

4.5笑いました!

2023年11月26日
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エンタメ作品でした!!!!!
真面目な時代劇作品を求めている方には合わないと思いますが、個人的にはめちゃくちゃ面白かったです。
なかなかにグロいシーンが連発するので、グロ耐性無い方も要注意です。

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はち

3.5まあR15ということで暴力的なシーンやグロいシーンがある反面よくそ...

2023年11月26日
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笑える

まあR15ということで暴力的なシーンやグロいシーンがある反面よくそこを日本映画のレベルで上手く映像処理して表現してるなと感心したり
ただ一部史実の部分はあっても男色表現はここ数年のドラマや映画で食傷気味なのでいらないと思った
作品的には鬼気迫る戦国時代の話だけど北野武じゃなくビートたけしらしいコメディというかコント的なとこもあって飽きさせなかった

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赤い馬

4.0最後に救われる

2023年11月26日
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ネタバレしている人もいて、ラストが残念という口コミも読んでから見に行ったけど、私にとってはラスト、終わり方がよかった。あれがなかったら、見てよかったと思わなかったかも知れない。秀吉のお伽衆が出てくるが、落語の始まりと言われるように、この映画も落語のようで、ずぶの素人が落語を演じて、途中聞くに耐えないような下手であったとしても、下げを言うことで、観客は必ずすっきりし、「なるほどね」と溜飲するのと同じ構造になっている。
それにしても、あんなに汚れるとは、よほど皆で取り合ったということなんだろうか。
加瀬亮が好きで織田信長をやるというので、映画館まで見に行ったが、特別に感心するというレベルまでは行かないものの、逆に全然好きじゃない中村獅童の農民の得体の知れなさが良かった。得体の知れない男なのに、結局思った通りの結果になってしまうのが残念で、うんと出世したなら、もっと良かったろうに。
なお、くすぐろうとする箇所があるけど、特にキム兄の小噺は本当に何を言っているのかすらわからなかった。フランス人はいったい何を笑うのだろうか?

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いわし

3.0(๑>◡<๑) 首チョンパ全開

2023年11月26日
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難しい

幸せ

信長の首を探し出せず滅んだ光秀と死んだことがわかれば首なんていらないと言って天下を取った秀吉を対比的にシニカルに描いているんでしょうかね?
戦国武将って男色全開の人物が多く信長もそうそうだったのでしょうが、武将同士があんな関係だなんてぶっ飛び説全開ですね。狂気の信長を演じる加瀬亮さんは一見の価値ありでしょう。特に能を見学する信長は名演でした。何かメッセージ性があるのかといえば?どうなんでしょうかねぇ?ギャグ映画が20%入っているので中途半端だったかなぁ?
名優を贅沢に配置した割には?今ひとつだったか?もっと真面目に撮って欲しかったか?

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おにっち弐号

酷すぎる。駄作の一言では片付けられない。

2023年11月25日
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本当に気持ち悪いし不愉快極まりない。何一つ良い要素がないどころか、未だに怒りが収まりません。

歴史上の人物が、実際どのような人であったのかは誰にも判るものではないとはいえ、私たちはその先達の築いた礎の上に生きているわけですから、その先達に対して、あまりにも不敬不遜。創作だからと言って許されるものではありません。

監督はもちろん、出演のオファーを受けた全ての役者が嫌いになってしまいました。

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HALU

2.5信長の狂人っぷり

2023年11月25日
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日本史に明るくないため登場人物の把握に一生懸命だった。とにかく首が飛ぶ飛ぶ、、、バイオレントな描写は北野監督らしいけど、実際あの時代はあんな風に多くの血が流れたのだろう。
信長ってもっとカリスマ性ある人物だったと思ってたけどアレじゃただの狂人、、誰もついていかんわ、、でも加瀬亮くんが頑張って演じていたのでよしとしよう。
残念ながら登場人物の誰にも感情移入できなかったせいか盛り上がりにかけた印象で終わってしまった。観終わった後に特に感情に残るものがなかったのが残念。でもキャストは豪華。

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Ran

4.5北野流の人間模様の解釈に満足

2023年11月25日
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怖い

興奮

感想

日本ではテレビを含めて本能寺の変前後の信長を扱っている戦国時代作品は多く制作されており、今回は北野監督が戦国物を監督した、という事で余り期待せずに鑑賞。

映像としては作品名のまま、歴史的事実そのものの論功行賞の証明としての首実検の慣習、切腹、衆道など当時の行動そのものを、素晴らしい俳優陣の演技、また優れた視覚効果技術により表現しており、えげつないほどのそのありのままの映像が、逆にこの作品全編に流れている戦国期の人の業(ごう)、念、残酷さ、恐怖、焦燥感を増幅させている。◎

俳優陣はお馴染みの演技巧者ばかりだが、今回特に、加瀬亮さん、中村獅童さんは最高の演技だった。◎

脚本は思わず唸るほど素晴らしい出来映え。北野監督の人間観察表現の集大成と感じた。登場人物として元噺家で忍の曽呂利新左衛門を時代の変わり目の狂言回しとしたところが秀逸であり、新左衛門の目線が北野監督そのもので時代を、人を、俯瞰していると思われてならない。

新左衛門が秀吉、官兵衛から光秀の動静を調べるように依頼された時、秀吉から新左衛門に「おまえ、死ぬけどな。」と言い放つシーンが忘れられない。

当時の諸行無常の世俗がありのまま表現されており、権謀術数の数々、人間臭さ、武士以外の茂助に代表される市井の人々の姿。行き場のないストレスや、抑圧されたエネルギー発散の、良い意味で荒削りの、味のある構成で、往年の若き日の大担でギラギラとした、黒澤の時代劇作品を彷彿させるものがあった。

秀吉、秀長、官兵衛の会話などアドリブなのかと感じさせる部分もあり、その時の、思わず笑ってしまう、人間らしい反応に期待をかける演出もリアルさを増したと思う。

全て監督の経験値と緻密な計算により生み出された作品だとという事を察し、日本映画史上に残る傑作がまた出来上がった事を心より称賛し拍手をおくりたい。

IMAX鑑賞

⭐️4.5

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Moi

4.0サディスティックなコメディ

2023年11月25日
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楽しい

単純

 戦国好きな僕は当然戦国武将のほとんどがゲイだということは知っていた。あの有名な蘭丸が信長の愛人だということも、武田信玄が少年に愛しているという手紙を送ったことも、宣教師が坊主同士の恋愛に拒否反応を示して寺から追い出されたことも元々知っていた。それが、とうとう映像化されたことは、戦国好きとして、なんだか爽快だった。
 各々が現代では巧みに隠している汚い部分まで、出し尽くさないと生き延びられない凄い世の中はこの映画では“笑い"に昇華されてた。何度も声に出して笑ってしまうくらい色々酷かった。
 映画館で観た映画の中で一番笑った映画かもしれない。
 戦記物としてみれば正直期待してたほどではなかった。映像は普通だった。黒澤明がいかに優れた映像作家か理解できた。映像に関しては黒澤に対して勝ち目は全くない。でも、それでも凄く笑えたから良かった。そもそも、自分で傍流と言ってる人なのでなんか納得した。それにしても、こんなにサディスティックなコメディ映画は観たことがない。凄いファニーだった。命が軽すぎる。
 初めて観た北野武の映画だが、正直期待してたほどではなかったので、他の作品を観てみる。
 唯、OPの黒澤映画的な演出は最高にカッコよかった。間違いなくあそこは黒澤を超えてる。

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HAL2005

2.5 ん〜

2023年11月25日
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 衝撃的なしーんが多くあった、
たけしさん独特のブラックと乗ってるギャグ、
無慈悲で残酷な、それが普通の時代の表現とストーリー、それで星2。
 で、最悪なのはキャラクターの設定。
ノリノリはいいけど、時代劇をなめてる。
北野さんの真骨頂はいいけど、とことんギャグかアウトレイジ風の無惨系なら良かった。
 確かに、表現は独創的だけど、悪いほうに流れていた。
それが評価されるかどうか解らないけど、
筋書きが画期的なのは解るけど、
時代劇として鑑賞するなら、
個人的にはとても残念でした。

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しおくん

2.5これはブラックコメディ?

2023年11月25日
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迫力ある合戦シーン、豪華な俳優陣の画力、いつ誰が死んでもおかしくない緊張感。
天下取りを目論む猛者たちの腹の探り合い首の取り合いは、見応えのあるものでした。

が、楽しめなかった…なんだか物凄い長く感じてしまった…。
シリアスな政に差し込まれるギャグがノイズに感じ、同性愛はとってつけた感。
残虐な描写やグロさも上手く機能しておらず、信長のサイコパスぶりなどは役者の技量に因るものだと思う…。

もっと直球の戦国バトルが観たかったなー。

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まだまだぼのぼの

3.5良かったところ 贅沢過ぎる程の役者使い、あの人も出てるー!とかワク...

2023年11月25日
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良かったところ

贅沢過ぎる程の役者使い、あの人も出てるー!とかワクワクしました!
グロさが逆にリアルで、戦国時代の人はこんな残酷な殺し合いをしたんだと想像出来ました。
ちょいちょい挟んでくる笑いネタがホッとできるし、皮肉っぽさのある笑いがたけしさんらしくて面白い!

残念だったところ

テンポが良すぎて話しについて行くのが大変だった。
登場人物多くて誰のこと?となる事がある、
(歴史に疎い私なので、頭の良い方はそんな事無いと思います!)
タイトルでもある首、もう少し重さがあった方が…。
軽そうでしたよね?作り物感が妙に出て気になってしまった。

残念なところはあくまでも個人的意見ですので。

中村獅童さん最高でした♪

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コチョ

2.5あれを期待してたんよ

2023年11月25日
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今なぜ本能寺の変をやるの?ある程度ストーリ読める状態で視聴することになると思っていたが、30年の構想ということで、時代に応じたびっくりがきっとある!と期待していたのになにもなく。

個人的に見たかったのは裏切り、駆け引き、騙し合いなんよ!

はい、監督の映画をアウトレイジでしか知らないにわかファンです笑

今作はもちろん関係ない、むしろ進化するのを前提として、、でも話の構造はそうかなと期待してた!

たけしに秀吉は合わないというレビューもあるけど、番宣ではあれ大友に近い秀吉でしょ笑

私利私欲の裏切り、緊張感ある駆け引き、想定外の騙し合いは皆無でハラハラドキドキはありませんでした!
なんなら展開があっけなさすぎて重要シーンの信長、光秀の最期に感情移入もできず。

まあ俳優陣は素晴らしい!

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nanoeeee

3.5やっぱり痛かったです。

2023年11月25日
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加瀬亮さんの信長最高でした。
痛い、狂気が満ちていて…
柴田理恵さんも良い味出てました。

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jiemom

4.0どんな偉人も人間。人間はみな情けない。

2023年11月25日
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登場人物が全員、とても強いクセに溢れている。
それぞれの演技を楽しむことが出来たし、随所に散りばめられたユーモアはグロテスクなシーンが多い本作においてシリアスにならない絶妙なバランスをとっていた。
どんな偉人も、もれなく人間であり、それぞれの情けない部分も存分に描かれており楽しめた。
加瀬亮の信長を観るだけでもお金を払う価値のある作品だった。

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モトコ

4.0命の軽さ、安さを伝える映画

2023年11月25日
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興奮

実際はこうだったのだろうか・・・と思いながら鑑賞しました。
自分の命以外はゴミ同然で、出世のためなら味方はもちろん、身内にも手をかける。
そんな世界は悲惨ではあるが、当の本人達は能天気で笑いながら邪魔者の首を落とし、外から見たその様子は喜劇のようにも見える。

信長はサイコパスそのものだが、隠すか隠さないかの違いだけで、他の人物も内面では他人の命はどうでもいいと思っている。
温健に見える家康もただ臆病なだけで、自分を守るために影武者をいくらでも犠牲にする。
唯一まともそうに見える光秀も、自分の欲を「天下のため」と言い換えて、必要とあらば愛人でも斬る。

たけし監督がインタビューで言っていた「近頃の大河ドラマなんかじゃ戦国大名を英雄みたいに扱っているが、実際は戦国大名なんてロクなもんじゃないですから。」の言葉通り、従来と違う視点の戦国時代が見れて、価値のある作品だと思います。

終始、首!首!と言いながら、最後に「本人が死んだかどうかがわかれば、首なんてどうでもいいだよ!」って蹴り飛ばすのは笑いました。

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ジュンヤ

4.0おっさんずラブ&コント✖本能寺の変

2023年11月25日
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北野武監督が手掛けた「本能寺の変」。荒木村重や落語家の祖という説もある曽呂利新左衛門の顛末は完全に創作っぽいけど、いつ誰が何をしたという部分では概ね史実に添っており、そこに戦国時代の”常識”であった武将の男色という風習と、たけしらしいコントの要素をふんだんに掛け合わせて独自の戦国絵巻を創り出していました。

秀吉を演じたたけしと、曽呂利新左衛門を演じた木村祐一の2人が、主要登場人物の中でお笑い出身であり、特にたけしの場合、活舌が悪くセリフ廻しが微妙な部分がありましたが、両脇を固めた浅野忠信(黒田官兵衛)と大森南朋(羽柴秀長)とのコントさながらの掛け合いが面白く、中盤以降笑ってしまいました。

また、狂気の魔王・織田信長を演じた加瀬亮の演技は秀逸でした。今年2月に公開された「レジェンド&バタフライ」でのキムタク信長は、当初チャラチャラしたキムタクらしい性格だったのに、途中から突如として魔王にキャラ変してしまい、その連続性の欠如に納得感が得られませんでした。しかしながら本作の加瀬信長は、その狂気が一貫して酷過ぎたがために、村重であり光秀であり、やがては秀吉までもが離反していく物語になっていて、一本筋が通った信長像だったが故に納得感十分でした。そしてそんな役柄を見事に演じた加瀬亮の演技は大いに評価されるべきだと感じたところです。

さらに、内容的には良く言えば斬新、悪く言えば奇天烈にして悪趣味でしたが、それでいて不思議と重厚感があったのは、何と言っても充実したセットだったと思います。予算を掛けないで作った時代劇は、とかく安っぽくなってしまいがちですが、本作の場合、安土城の天守閣から戦場、民草の生活に至るまで、(実際見たことないけど)実によく再現されており、このリアリティというか丁寧な創りのお陰で、もしかしたらこんな信長がいたのかも、と思わせるほどに仕上がっていたのは、流石「世界の北野」と言うべきなのでしょう。

そんな訳で、期待を上回る出来栄えだった本作の評価は、★4とします。

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鶏

4.0戦国時代にはもともと武士道なんてない。武士道は平和な江戸時代にできたもの。だからこの映画はよりリアルで面白い。

2023年11月25日
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時代設定を戦国時代に置き換えたヤクザ映画ですね。跡目争いに端を発した抗争が勃発し、その顛末を悲喜交交画いてます。

しかし人間の欲は果てしないですね、特に権力への傾倒度は何物にも勝ります。

その傾倒具合は色とか金とか、そんなもので代わりなんかきかないし、権力のためたら、大切なものも平気で二束三文にできるし、捨てることもできる。

権力のもつカタルシスはまさに麻薬ですね。

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ちゆう

3.0北野武の本領はニッチ戦略家

2023年11月25日
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凄く久々に見た北野武作品でしたが、特に昔の様な期待はしていないので適度に楽しめました。
日本の歴史小説の場合だと、歴史モノと娯楽モノとに大まかに大別出来てファンも自分の嗜好を外れなく選びやすいのでしょうが、映画の時代劇の場合だと勘違いして嗜好を外すケースは多いでしょう。
例えばNHKの大河ドラマは歴史好きが見る印象が強く、個人的にはそれには興味がなく小学生以来半世紀以上見たことがありません。
なので、本作も歴史ドラマでは定番中の定番の“本能寺の変”を扱った物語なので個人的には余計に期待をせずに、ただ話題作として見ておこうと思っただけの作品でした。
しかし見に行った多くの人は、歴史が好きで見に行ったのか?、娯楽映画を期待して見に行ったのか?又は北野武ファンとして見に行ったのか?、どういう比率だったのかは気になります。
映画サイトの評価もかなり微妙な結果でした。でも、低評価のレビューを読んでも大半は予想力の欠如の様にも思えました。
映画好きの場合は、冷静に今の北野武作品でこの題材だと、どの様な作品になるのかは大体の予想はつく筈なんですけどね。
それでも今までに“本能寺の変”を扱った作品でこんな映画は無かったので、それだけでも大したものだと思いましたよ。

偶然ですがつい最近、『敵は本能寺にあり』('60)という作品を見たばかりなのですが、こちらは典型的な昔の歴史ドラマ(マスマーケティング)だったのですが、私には全く面白さは感じられず、今まで語り継がれてきた歴史上の内容をドラマ仕立てにしただけの作品でした。
とにかく昔の時代劇は様式に捕らわれ過ぎていてましたので、本作はその部分を崩すことでのギャップの面白さを狙った作品であったと思います。(まあ、その辺りは本人も語ってますが…)
本作の場合(真偽やリアルかどうかは別にして)軍隊の移動方法やら、合戦方法やら、男色の多さやら、歴史的人物像の解釈(下品さ)などは、今までの時代劇では殆ど描かれ無かった部分の面白さはあったように思いました。
だけど、ビートたけしが出ているシーンの大半がコント仕立てになっているのには少し鼻についたので、別の役者を起用した方が良かった様に思えます。
それと、今までの時代劇では当たり前であった時代劇語(私の造語)ではなく、現代風にしているのも(最近は多くなってきていますが)北野武が芸人だからでしょうね。
ただ残念なのは、物語の芯が無かったような気がします。元々は中村獅童(茂助)を主人公としての構想があったと誰かが書いていましたが、私はそちらの方が作品が締まっていたような気がします。
登場人物全員がほぼ均等に描かれていたので、歴史好きの人にとっては「この人は、そう描きますか」って、人物描写自体が面白かったかも知れませんが、私はドラマとしては物足りなさの方を強く感じてしまいました。
私も時代考証の多角的な描写の面白さは感じましたが、それはあくまでもドラマの背景であって、テーマの興味深さではありませんからね。

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シューテツ

3.0なんでこのキャスティングなの?

2023年11月25日
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ちょっと前に観たアナログで北野武の世界観が楽しかったので今作も期待高めで着席。
信長が本能寺で亡くなるまでがメインストーリー。て事は光秀が中心で展開するかと思ったら、主役は秀吉だったかな。
始まってすぐ、あれっ?て思ったのが、信長若い感じなのに、光秀、秀吉、家康など、他は高齢者ばかり。見た目が明らかに年上。それ変じゃね?
本能寺の変までの裏話なんだけど、同性愛?セクハラ?パワハラ?などなどいろんなエピソード満載で、ちょこちょこ笑わせてもらえます。
ただ、それ程楽しめなかったのは、登場人物の誰もがすぐ人殺しをやってしまうところ。戦だらけのところ。あまりにも命が軽い。スパッと首切りまみれ。この作品、何百人死んでんだ?
自分は日本史をそこそこ知っているので、登場人物がどんな奴で何をやるのか分かっていたので楽しめたかな。知らないと訳分かんない奴だらけじゃないかな。

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涼介

3.0歴史的な戦国武将ををメッタ斬り

2023年11月25日
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本能寺の変を題材にバイオレンスと笑いを散りばめながら壮大なスケールで描いた戦国スペクタクル。歴史的な戦国武将をメッタ斬りする内容はさすが北野武監督と思わせる新説・本能寺の変である。

2023-188

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隣組